空梅雨が一転して
梅雨入り宣言後、東海・関東地域ではほとんど雨が降らないという状況が続きましたが、
台風3号に押し上げられる形で梅雨前線が北上する可能性が高く、
今週の週刊予報は雨マークが続いています。
雨が降るとジメジメして嫌ですが、降らないと水不足が心配になるだけに、
適度に雨が降って欲しいところですね。
できれば一日置きがいいな(^^;
◆ニュースネタ 職務発明が会社の特許に? 安倍内閣が閣議決定
こちら
研究設備を持っている企業からすれば、ありがたい話でしょうが、
研究者からすれば、とんでもない話ですよね。
常に結果が問われる中で、なんとか研究を形にしても、
自身の成果を全て資金援助をしているスポンサーに取られてしまうわけですから。
完全に企業のおいしいとこ取りですねぇ…
これじゃ誰も企業で働こうと思わないよ。大学で研究してれば満足だと思っちゃうよ。
自らの研究に自信がある人は、海外の企業で研究したいと思うだろうし、
結果的に自らの首を絞めるだけでしょうに…
青色発光ダイオード訴訟やノーベル化学賞の田中耕一氏らの功績によって、
ようやく社員が泣き寝入りせずに、研究成果を堂々と掲げられるようになったのに、
再び政府が社員を泣き寝入りさせようということなのでしょうか。
研究者が欲しいのは、金でも役職でもない、「名誉」なのですから、
その最も大切な「名誉」を奪おうというのだから、酷い話です。
そんなアホみたいなことを考える前に、もっと考えなければならないことがあるでしょうに。
アメリカやヨーロッパでは、アップルら多国籍企業の節税対策が話題になっているのに、
日本の政治家からはそういう話が全くといっていいほど聴こえてこない。
現時点で同様の手法を取っている企業があるのか分かりませんが、
法人税がアメリカやヨーロッパよりも高い日本ですから、
今後同様の手口を真似ようとする企業だってあることでしょう。
そういう話がどうして出てこないのか。政治家がどっちを見ているかは明らかですよ。
安倍内閣に限らず、今の国会は社会統制的な動きを強めており、
庶民や一般大衆は窮屈にひっそりと暮らせということなのでしょうか。
あまりにも目に余る動きです。
◆ライオンズネタ 貧打で5連敗を喫し、リーグ4位転落…
交流線縮小どころか、もう交流戦をなくしてくれ(苦笑)
他のパリーグのチームが勝っているだけに、離れていく一方…
パリーグの中で唯一勝てていないチームだけに、西武の独り損状態ですね…
5連敗の原因が打線の不振であることは明らかで、問題はその原因でしょう。
各打者の調子が落ちていることもありますが、ヒット自体はそれなりに出ているも、
決定打を欠く「タイムリー欠乏症状態」で、最近4試合は適時打なし、
ホームランや内野ゴロの間の得点となっています。
チャンスで打てない理由も結果から明白で、
初球の外角ボール気味のストレートや外角の変化球を打ち損じることが多く、
チャンスでの積極性が完全に裏目に出てしまっています。
その原因を推測するに、「配球の読みすぎ」にあると思われます。
何故、初球からそんな難しい球に手を出すのか?
「狙い球を絞れていない」ということもあるでしょうが、
相手投手はピンチになると外角でカウントを整えたくなりますから、
打者の読みとして、そこを狙い打ちにいった結果、ボール球に手を出したり、
フォーク等の難しい変化球を打ち上げてしまっているように思えます。
難しい球でも狙って打てるだけの技術があるのならば話は別ですが、
今のライオンズは若手中心なだけに、そこまで技術のある選手は少ないです。
もっとシンプルに「打てる球を打つ」、それでいいはずなのですが、
打線が不調ということもあって、考えすぎている節がありますね。
相手チームの立場からすれば、ライオンズの打者は積極的に振ってくる打者が多く、
ストライクからボールになる際どいコースを打たせればOKと思っているでしょうから、
逆にそこに手を出さなければ、ボール先行で打者有利のカウントとなります。
チャンスで積極的に振りにいく勇気は必要ですが、逆に相手はそこを狙ってくるだけに、
1ストライクまでは振りにいくゾーンを狭めて待ち、
2ストライクまでは積極的にヒットを狙いに行き、
追い込まれたらファールで粘って四球で出塁すると、シンプルに割り切っていけば、
打線の不振も解消できるように思います。
それ以外の点で交流戦の戦い方で気になったのは、セリーグ本拠地の試合の戦い方ですね。
まず第一に、「ご当地選手に配慮した選手起用」が目立っており、
これが必ずしも好結果に繋がっていません。
例えば、5月26日の中日戦は勝ち頭の菊池雄星投手が投げてもおかしくない状況でしたが、
地元の愛知での試合ということで、リリーフから先発に戻った十亀投手を先発させ、
リリーフでは1軍に戻ってきたばかりの三重出身の岡本篤志投手を使ったり、
6月8日の広島戦では右の中崎投手が先発だったので、通常なら左の鬼崎選手を使うところを、
かつて広島に在籍していたこともあって、山崎浩司選手を使うなど、配慮を強く感じます。
そういった渡辺監督の配慮は嬉しい反面、果たして必要なのか?という思いもあります。
これが西武主催ではない地方球場の試合ならば、1年に1回あるかどうかではなく、
10年に1回あるかどうかの貴重な機会なので、そういった配慮はあって然るべきでしょうが、
賛否両論はあれど、現時点で交流戦は相手本拠地で2試合確保されているのですから、
そこまでご当地選手に配慮する必要性を感じません。
現にそういった配慮を示しているのはライオンズぐらいで、他の球団はそういったことが少なく、
埼玉出身や西武出身の選手だから使う、そういう采配はほとんど見かけません。
そういう首脳陣の配慮の姿勢が、逆に交流戦を「お祭り気分」にしているように見え、
通常のペナントレースの試合と明らかに違っていることが成績不振の要因のように思えます。
もう一つは「DHが使えないことによる下位打線」の問題ですね。
主な打順編成は、7番ショート(鬼崎・山崎浩司選手)、8番炭谷選手という流れでしたが、
5番ヘルマン・6番大崎選手がチャンスを作るも、7番打者が打てずに、
炭谷選手が敬遠され、9番打者として投手が打席に立って凡退する、
こういうパターンが今シーズンは非常に多くありました。
ある意味では交流戦の宿命みたいなところがあるのですが、
点数が取れそうで取れない展開が続いていただけに、今季は非常に目立ってしまいました。
リリーフの枚数が足りないから、先発投手に代打を送れない、それは分かります。
それならば、守備重視で起用している7番ショートに積極的に代打を送ったり、
6番の大崎選手に送りバントをさせるのではなく、打たせに行ったり、
先発ローテに余裕がある時は先発要員を第二先発としてスタンバイさせておき、
早めの継投に徹するなど、色々と手は打てたはずなのですが、完全に無策でした。
挙句の果て、先日の試合では1アウト満塁で十亀投手が打席に立つまでは良くとも、
見逃し三振を指示すればいいのに、内野ゴロで併殺阻止の全力疾走で1塁に残り、
味方の得点が入らないまま、次の回にマウンドに立って失点したりもしました。
あらゆる意味でDHが使えない試合の戦い方が「未熟」に思えましたね。
そういう意味では、交流戦のセリーグ主催試合を5勝7敗で負け越してしまったのも、
当然と言えば当然でしょう。
野手の選手層が薄く、これといった代打がいなかったこともありますし、
お世辞にもあまり良い戦い方ができたとは思えませんでした。
交流戦に入ってからは、やや渡辺監督の采配も迷いがあるかなと感じています。
ただ、残りの4試合は本拠地でDHを使うことができますので、
もう一度、リーグ戦の戦い方を思い出し、
なんとか交流戦の借金を返済・勝ち越せるように頑張ってもらいたいです。
今週は天気が心配ですが、西武ドームでの試合ですから、その点も大丈夫でしょうしね。
あまり良いイメージがなかった今年の交流戦でしたが、
最後ぐらいは良い形で終われるようにして欲しいです。