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富士山が世界文化遺産登録

ただし、三保の松原は除く!
…まぁ、個人的には仕方がないかなぁという感じがします。
海を挟んでの絶景は綺麗かもしれませんが、
だからといってその場所から見える富士山が一番良いとは決められませんし。
それでいいなら、箱根からでも湘南海岸からでも、東京タワーからでもOKとなっちゃいます。

もっとも、除外された本当の理由は距離が離れすぎているとかではなく、
三保の松原の保存状況が悪く、すぐにでも危機遺産にされてしまう可能性があったことでしょう。
三保の松原の侵食の問題はもう長らく言われ続けていることで、
松林もボロボロなものもあったりと、芳しい状況ではないようです。
観光地としても富士山と一緒に回る性質のものではありませんし、
最終的には除外を呑まざるを得ないように思います。


◆ニュースネタ 松井秀喜・長嶋茂雄氏に国民栄誉章を授与も…
これまで敢えて話題にしてきませんでしたが、やはり政治的意図が強い式典になってしまいました。
なにあれ? 台無しだろ? バカヤローが。
「アベノミクス」に絡めたスピーチもそうですが、
何で審判役なのにジャイアンツの背番号ユニフォームを着る必要があったのか?
何でその背番号が「96」だったのか?
松井秀喜選手のスピーチのおかげで盛り上がった式典を見事にぶち壊しやがってくださりましたよ?

背番号「96」はどうやら憲法96条のことを差しているらしく、
「私は無能な政治家です」と言いたかったようですね。
あまりに調子に乗りすぎな行動が目立ち、腹立たしさを超えて情けなくなってきます。
可哀想な人ですねぇ、頭の中が本当に可哀想なお方…
天皇陛下の政治利用の次は、野球界のスーパースターの政治利用ですか。
えらいご立派な方ですねぇ…


◆ニュースネタ 日本経済の動向
経済は専門外なので、完全に戯言ですが、そろそろピークを超えそうかなという雰囲気を感じます。
いわゆる「アベノミクス」はアメリカのドル安政策の終焉も重なって、
加速度的に円安が進み、利益追求と景気回復の期待が重なって株価が上昇し、
これに財政の崖を回避したアメリカ経済の好調さ(こちらもバブリーだけど)も追い風となり、
ここまで予想以上に株価が上がったように思います。
ただ、日本の客観的な株価水準が1万円ちょっとぐらいなのは変わっておらず、
以前の安すぎた状況もアレでしたが、現在は高すぎる状況が続いており、危険性を抱合してます。

これまでは国民も円安や株価上昇のマジックに踊らされ、景気回復の兆しと喜んでいましたが、
6月から電気・ガス料金の値上げを始め、円安の副産物としての物価上昇が進んでくるだけに、
仮に賃金が多少上がったところで、物価上昇の速さの方が上回ることになり、
結果的に家計負担が上昇して、思ったほど楽になっていないどころか苦しくなることに気づき始め、
その景気回復の減速感が株価の利益確定に走らせ、株主総会を挟んで売りに転じ、
株価がガタッと落ちる可能性が出てきたように思えます。

結局、「アベノミクス」の成長戦略は何も打てておらず、
メタンハイドレード等は何十年単位の話で、短期的な回復を支えるのには間に合いません。
企業もヒット商品を出すような土壌はなく、
株価上昇と円安による輸出の伸びで業績回復しているにすぎず、
本格的な回復基調に入りそうな雰囲気は未だにありません。
同時に国民は「災害の危機」に対する不安を再度強めつつあり、
楽観視できない状況は続いているように思えます。


◆ライオンズネタ 5月に入って3連敗を喫するも3連勝で5割に戻す
3・4月は2勝1敗ペースで勝ち進んだ埼玉西武ライオンズでしたが、
5月に入ってソフトバンクに3連敗してしまい、一時は心配されたものの、
日ハムに3連勝したことで、5月の勝率を5割に戻すことに成功しました。
いずれも敗因・勝因となっているのは投手で、
ソフトバンク3連戦は牧田投手が余計な失点が響いて敗戦、
2戦目は継投ミス、3戦目は涌井投手の不安定な投球とリリーフ失敗で、
日ハム3連戦では岸投手が不本意な投球だったものの、打線とリリーフが踏ん張り、
2戦目・3戦目は菊池雄星投手と十亀投手の連続完封で勝利した形です。

先発投手に関して言えば、巨人や阪神などセリーグを中心に安定したチームは多いですが、
先発完投の点に絞れば、ライオンズが12球団一であることは間違いないでしょう。
若い菊池雄星投手と十亀投手は馬力があり、終盤でも球威が衰えませんし、
牧田投手はアンダースローでテンポが良く、完投能力が高め、
まだ調子が良くないものの、涌井投手と岸投手も完投能力のある投手です。
あとはこの中から誰がエースになるか、でしょう。
今年はカード頭の初戦を落とし、2戦目・3戦目で勝利することが多いのですが、
それはシーズン序盤で相手の先発投手の層が薄いからできることであり、
今後のことを考えれば、カードの頭を取ることが何よりも重要になってきます。
現状では菊池雄星投手と牧田投手が最有力候補でしょうね。
2人とも修正能力が高く、試合中に投球を立て直すことができ、
安定感と完投能力の両方を備えていますから、エースとして活躍できる素地があります。
足りないのは経験だけで、シーズンの中で精神的にもエースとなることを期待したいです。

ただ、2人はアンダースローと左腕というライオンズのローテでは特徴ある2人で、
他はサイド気味の十亀投手と、本格派右腕が3人という構成になっていますから、
できれば右の本格派2人をカードの頭に持って行き、
牧田投手と菊池投手を2戦目に持ってきてサンドイッチにするのが理想です。
その意味では、調子がいまひとつの涌井投手と、2軍落ちした岸投手の再生が必要不可欠です。

涌井投手の不調の原因は、技術面よりも精神的なものにあり、
一言で言うなら、「勝てる投手ではなくなってしまった」ことです。
最多勝や沢村賞を獲得するなど、メジャーに行ったダルビッシュ投手と双璧の活躍ができたのは、
実力や才能面でも劣っていても、投手としての総合力に優れていたからでした。
7イニングを無失点で抑えるタイプではなく、9回を3失点にまとめるタイプで、
決して大崩れしない引き出しの多い安定感のある投球を見せ、
ランナーを出しても牽制・クイック・バント処理が絶妙に上手く、そこでアウトを稼ぎ、
味方打線が点数を取ってくれると、元気になってその後をしっかりと抑え、
勝てる試合を確実に取ってくる投手、それが涌井投手でした。
しかし、近年は単純に力勝負に行ってしまうことが多く、味方のエラーで崩れたり、
得点直後に失点してしまったりと、勝ちどころを抑えない投球になってしまっています。
どこか自分のイメージと投げているボールとのギャップに苦しんでいるところがあり、
マウンド上でのそういった仕草が涌井投手らしさを消してしまっています。
涌井投手はダルビッシュ投手や楽天の田中投手のような剛球タイプではなく、
牧田投手のように投球の引き出しの多さと安定感で勝負するタイプです。
自分の描くエース像へのこだわりを捨てて、元のゲームメイクのスペシャリストに戻るべきです。
その精神的切り替えができるかどうかでしょう。
牧田投手や先輩の西口投手が同タイプですし、セリーグには横浜の三浦投手らもいますから、
諸先輩に話を聞きながら、本来の自分の投球スタイルを思い出して欲しいですね。

2軍落ちした岸投手の不調の原因は、技術的なものと精神的なものの両方だと思われます。
今年は腕の振りが弱く、ストレートの球速が140キロ前後といまひとつ、
「しなやかな青き刃」の二つ名には程遠く、球速以上にキレを感じる鋭さがありません。
そのため、ピンチになるとどうしてもカーブに頼りがちになってしまい、
初球のカウント球や決め球にカーブを選択することが多いため、
相手に配球を読まれて打ち返されているケースが多いです。
まずはミニキャンプをするなどして、本来のフォームとストレートのキレを取り戻すこと、
それが今の岸投手にとってもっとも大切なことです。
もう一つはカーブへの依存度を減らすことですね。
今年のライオンズの先発投手はカーブを上手く使えるようになって結果を残していますが、
岸投手の場合はカーブ頼みになっていることが多く、配球が単調になりがちです。
チェンジアップを軸としながら、もっとスライダーを多めに投げ、
場合によってはカットボールやフォーク、シュートといった新しい球にも挑戦し、
配球の引き出しを増やす必要もあるでしょう。
今年で29歳の岸投手、30歳が見えてくると投球スタイルを見直す時期になります。
ベテランの西口投手や石井一久投手もそういった変化を乗り越えて200勝近くしており、
彼らの経験談は岸投手にとって勉強になると思いますので、
この先もライオンズのエースとして活躍できるように、
長く活躍できる投球スタイルを身につけてもらいたいですね。
その意味でも、交流戦開始時期の10日間の抹消ではなく、
2週間~1ヶ月みっちり調整してから再登録した方が私はいいと思います。


打線の主な問題点は4番打者であることは間違いありません。
開幕からオーティズ・スピリー・再びオーティズ選手と4番を回していますが、
2人合わせて打率は2割にも届かず、スピリー選手が10打点、オーティズ選手が2打点…
2人とも2軍では3割以上打って格の違いを見せていますが、1軍では結果が残っていません。
それにしても、4番がコレでよく勝ってますよね。4番打たなくとも勝てんじゃん(苦笑)
現状ではファーストを守る浅村選手とライトを守る坂田選手が上であることは間違いなく、
交流戦でDHが使えない場合はオーティズ選手が外れることが濃厚でしょう。
そうなると、4番打者が問題になりますが、個人的には打順をスライドする方向でいいかと。
4番ヘルマン・5番浅村・6番坂田・7番金子・8番炭谷選手という形で、
ヘルマン選手を繋ぎの4番と割り切れば、打線の流れを変えることなく問題を解決できます。
DHが使える場合でもショートに永江選手を入れる方が良く、
右の代打として使う方が良いように思われます。
ただ、数字を見ると、左投手の方が打ててないんだよね、2人とも… なんで?
 1(二)片岡、2(中)秋山、3(指)栗山、4(三)ヘルマン、5(一)浅村、
 6(左)坂田、7(右)金子、8(捕)炭谷、9(遊)永江
あとは右の代打候補として、米野選手か武山選手を登録し、
星孝典選手を岸投手の再生役として一時2軍に行ってもらうのも手でしょう。


明日からはロッテ2連戦とソフトバンク2連戦と上位対決が続き、
ライオンズは牧田・野上・涌井・菊池雄星投手が、
ロッテは西野・藤岡投手、ソフトバンクが攝津・武田投手と予想されます。
両チームとも交流戦の成績は良い傾向にあり、ロッテは千葉マリンの風、
ソフトバンクはリリーフ投手の力があるだけに、期間中の追い上げが予想されるので、
交流戦開始前にできるだけハンデを作っておきたいところです。
明日からもライオンズの活躍に期待したいですね。

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