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グーグルマップが怖い

最近は道路沿いをアップにしていくと、ストリートビューで周辺写真が見られたりしますが、
写真の拡大機能って果たして必要なんですかね?
モザイクがかかっているものの、人とか普通に映ってるし…

試しに自分の住所を調べたところ、下校中と思われる小学生の女の子2人と、
自転車に乗っている女子高生が映っており、拡大可能です…
違う! そういう用途で探したわけでは(爆)
ついでに、道路沿いの家で庭仕事をしているお爺さんのズボンもくっきり。
ついでについでに、干している洗濯物の様子までくっきり… 新手の覗きか!?
撮影時の写真しかないとはいえ、道路沿いの家は戦々恐々でしょう…
つーか、学校はこれを放置しておいていいんですかね?
あなたの学校の子ども達、見られたい放題ですよ?
もはや道路沿いに学校を建設してはいけません。変態の餌食です。
怖い怖い、もう素顔を晒して世間を歩けない時代になりましたね(苦笑)

便利ではあるものの、少しやり過ぎな感は否めませんね…
ひょっとしたら、あなたもどこかの場所で写真に写っちゃってるかも?


◆ライオンズネタ パリーグ5球団との対戦を終えて10勝5敗の好スタート
まだ開幕投手の岸投手が勝っていないという不安材料はあるものの、
一通りの対戦を終えて10勝5敗の首位でスタートできたわけですから、
間違いなく好スタートと言えるでしょう。
好調の要因は投打両面ありますが、第一には投手力の安定だと思います。

ここまでチーム防御率はパリーグトップの2.34で、
開幕戦に守備の乱れから5失点したのと、
先週日曜に十亀投手が自身の送球エラーから炎上して10失点した以外は、
全て3失点以内に抑えており、投手陣の安定感が光ります。
正直に言って、今年の打線は3点以上を一気に返すのは難しく、
ホームラン打者の不在もありますが、3点差以上開くと機動力が使いにくく、
相手も前進守備を敷かなくなるなど、長打なしで大量点を取るのは難しいです。
そういう意味でも、投手陣には常に2点差以内に抑えてもらう必要があり、
それがほとんどの試合でできているのが勝てている理由でしょう。

昨年までのライオンズの投手力からすると、多少出来すぎな感もあるでしょうが、
強力な投手陣に生まれ変わった理由は、ドラフト1位の3投手の成長にあります。
2009年ドラフト1位の菊池雄星投手、
2011年ドラフト1位の十亀投手、
2010年ドラフト1位の大石投手です。

一人目の菊池雄星投手は、「みちのくの怪物」として甲子園を沸かせ、
鳴り物入りで入団しましたが、1年目は肩の故障もあって登板がなく、
2年目は後半戦に先発するも打線の助けによる4勝止まり、
3年目の昨年も後半戦からの先発で好不調の波もあって4勝止まり。
甲子園の鮮烈なピッチングからすると、少し物足りない状況が続いていました。
しかし、今年は過去2年の体力強化が実を結んだこともあって、
ストレートに本来の力強さが戻り、先日の試合では9回にプロ最速153キロをマーク、
変化球もスライダーに加えて、カーブ・チェンジアップもカウント球・決め球として使えるなど、
パワー・技術・体力ともに充実し、左腕エースに相応しい投手となりました。
まだ1年間ローテを守ったことがないので、今の状態をどれだけ維持できるかが鍵となりますが、
4年目を迎えて大器が開花しつつあるのは間違いありません。

二人目の十亀投手は、昨年キャンプ・オープン戦前半で結果を残すも、
オープン戦後半で失速して先発ローテを逃し、
シーズン中盤からはリリーフとして5連勝を飾り、最終戦で先発勝利して6連勝としましたが、
チームの期待度からすれば、まだ物足りないものがありました。
それが今年はキャンプ・オープン戦で着実に結果を残して先発ローテ入りし、
初戦はプロ初完封一歩手前で失点したものの勝利して7連勝とし、
2戦目は自身のエラーから大量失点してプロ初黒星を記録してしまいましたが、
3戦目はしっかりと修正して7回1失点の好投で2勝目を挙げるなど、
先発ローテ投手として恥じない成績を残しつつあります。
昨年までは140キロ中盤のストレートとスライダー・シュートの横の揺さぶりのみでしたが、
今年はカーブやシンカーを多めに配するようになり、投球の幅が大きく増しました。
また、同級生で仲のいい同じ先発ローテで2戦2勝を挙げている野上投手の影響も大きく、
低めへの意識が格段に高まっており、昨年までの剛球投手のイメージだけではなく、
しなやかな柔らかいイメージも加わりつつあります。
剛・軟兼ね備えたサイドスロー投手への転進が、先発投手としての成功に繋がっています。

三人目の大石投手は、早稲田大から人気の斎藤投手(日ハム)、実力の福井投手(広島)、
潜在能力の大石投手という評価で、即戦力の活躍が期待されたものの、
大学からの本格的な投手転向とリリーフ中心の起用法による投手経験の浅さがネックとなり、
キャンプ時から体力不足が露呈され、同時に肩の故障や投球フォームの悩みもあって苦しみ、
1年目から活躍した福井投手や、2年目に開幕投手を務めた斎藤投手に大きく引き離されました。
ただ、そこで変に焦らずにマイペースを貫くのが大石投手の精神的な良さで、
1年目は先発転向で体力を養い、2年目の後半からリリーフとして1軍の試合で起用され、
フォームの試行錯誤があったものの、昨秋からテイクバックの小さな今のフォームに定着し、
3年目の今年はキャンプ・オープン戦で結果を残すことで、
当初抑えに予定していたサファテ投手が実戦登板で内容が不安定だったこともあって、
開幕守護神の座を大石投手が掴むことになりました。
大石投手の長所はなんといってもメンタルの強さで、同期の友人の活躍にも焦ることがなく、
勝ち試合でも敗戦処理でも同じ気持ちでマウンドに上がることができ、
カウントが悪くなっても、四球を出すくらいなら真っ向勝負という強い開き直りもあって、
あらゆる面が守護神向きの性格をしています。
今までライオンズに守護神が定着しなかった理由は、
中継ぎでは好投しても抑えになった途端に実力を発揮できなかったり、
四球からピンチを招いて失点するケースが多かったためです。
大石投手にはそういうところが全くないだけに、チームとしても大きな期待がかかります。
もっとも、実力的には時期尚早の感もあることは事実で、
ストレートはまだ140キロ前半止まりで、変化球の精度もまだ上げる必要もあるものの、
それ以上にテイクバックの小さなフォームから回転の良いストレートを投げ込む投げっぷりの良さ、
ストレートと分かっていてもポップフライを打ち上げてしまうボールのキレは見事です。
失点はあるものの、それは初登板で2アウトからフライを野手がお見合いしての適時打で、
プロ初セーブをマークしてからは三者凡退が続いており、着実に結果を残しています。
今後は本格的に守護神としての壁にぶつかることになるでしょうが、
大石投手に賭けたいという「可能性への信頼」がある限り、守護神起用は続き、
真の守護神になる日もそう遠くはないと思われます。

この若い3投手に加えて、涌井・岸投手といったドラフト1位の主力と、
ドラフト2位の牧田・野上投手が強力な先発陣を形成し、
昨年からのブルペン陣であるウィリアムス・長田・岡本篤志投手ら中堅がガッチリ固めることで、
安定した投手陣を形成しています。
若い投手の飛躍がライオンズの好スタートの最大の理由でしょう。
こうなってくると、今年のドラフト1位・増田投手への期待も高まり、
調整遅れから開幕2軍スタートとなりましたが、
じっくり鍛えて夏頃に開花してくれれば、という気持ちになりますね。


第二の要因である打線に関しては、この好調が続くことを祈って、また来週に。
触りだけ書くと、個人的には今の打線をスモールベースボールではなく、
「スマートベースボール」と呼んでいます。
昨年と比べて、随分とスマート(賢く)なりました。
90年代以降、過去最も黄金時代のライオンズに近づいているのではないでしょうか。
渡辺監督のやりたかった野球はこれだったんだという感じがしますね。
長打力がないからこそ、今のライオンズ打線は脅威で、
野球の基本であるライナーでのセンター返し、これを謙虚に行う打線ほど怖いものはありません。
さらに、メジャーへ行った中島選手やキャプテンの栗山選手の影響なのか、
はたまたライオンズの育成がそうなっているのか、そういう選手をスカウティングしてるのか、
「二枚腰」の選手が多く、下半身は始動しつつも腕が最後に動くのでバットが止まる選手が多く、
そこが今年の選球眼の良さに繋がっているように思えます。
あとはランナーを置いてからの多彩な攻撃、昨年よりもスマートになったのは確かです。

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