侍ジャパンが決勝ラウンド進出決定!
ワールドベースクラシックの2次ラウンドは、侍ジャパンがオランダ代表に快勝し、
アメリカで行われる準決勝への進出を決めました。
日本では残り1試合を戦い、オランダとキューバの勝者と順位決定戦を戦うことになります。
まずは選手・首脳陣の皆様、準決勝進出、おめでとうございます。
3連覇のプレッシャーの中で、私を含めて外野から色々と言われたでしょうが、
その中でもしっかりとした成績を収めているのは素晴らしいです。
この先はプレッシャーからも開放されるでしょうから、
自分達の名誉のために、大暴れしてもらいたいですね。
順位決定戦の相手が決まってから書き込もうと思いましたが、想像以上の熱戦となっているようで。
キューバが相手なのか、オランダが相手なのか分かりませんが、
1位通過の場合は準決勝を勝ち抜くと1日空きができるため、投手のやり繰りが楽になりますから、
今回ばかりは貪欲に勝利を狙っていってもらいたいですね。
おそらく、決勝ラウンドを見据えた細かい継投になるでしょうから、
先発が予想される大隣投手から田中・杉内・攝津投手らに繋ぎ、
牧田投手らリリーフ陣での逃げ切りを図りたいところです。
◆プロ野球ネタ 侍ジャパンがオランダ代表に快勝
事前報道で鳥谷選手が1番を打つと聞き、「まだノーヒットなのに…」と心配していましたが、
蓋を開けてみれば、打線に勢いを付ける先頭打者ホームランを放つなど大活躍!
いやはや、すみませんでした、鳥谷選手、山本監督…
野手出身監督ならではの野手の勘ってのがあるんですね。
…もっとも、序盤はその勘も外れまくりだったのが苦戦の主要因でしたが…
台湾戦の9回2アウトの盗塁から勘が冴え始めてますね。
試合内容に関しては、6本のホームランは出来過ぎにしても、
オランダ代表がエースを回避した時点で、ある程度、点数が取れる状況になったと思います。
台湾戦を始め、各地域の予選リーグで番狂わせの試合が起こっていますが、
それは投手の出来が試合内容を左右することの現われで、
この時期の各チームのエース級にはそれほど差がないということでしょう。
ただ、それも勝ち進むにつれて日程が厳しくなり、球数制限もあるということで、
勝ち残るためには平均的に投手力が高くなければならないわけです。
そう考えると、苦戦したとはいえ、日本がWBCを2連覇し、今回も準決勝へ進出したことは、
ある意味では必然なのかなと思ったりもします。
その点では打線も素晴らしかったのですが、それ以上に前田健太投手のピッチングが完璧でしたね。
ストレートの腕の振りも素晴らしく、
前回は少なめだったカーブもカウント球や決め球として使えましたし、
WBC球を利用した右打者の膝元に沈むツーシームも素晴らしかったです。
5回を被安打1、9奪三振で抑え、オランダ打線の長打力を封じたのは、見事でした。
まさに日本のエースという貫禄で、次回登板が予定される準決勝の投球も楽しみですね。
最後に登板した涌井投手はストレートの力が戻り始めており、
右打者の内角シュート(ツーシーム系)の制球・威力が上がってきただけに、
右のワンポイントリリーフとして、今後活用が広がるかもしれません。
今後、勝ち上がりが予想されるチームは強力打線揃いなだけに、
ボールの力だけでなく、緩急が要求されるだけに、
前田投手のカーブ同様に、涌井投手の緩いスラーブは効果的になると思われます。
◆ライオンズネタ オープン戦の結果
週末は中日と2試合を戦い、1勝1敗という結果でした。
それでも、先日のオリックス戦から打線が当たってきており、悪くない戦いができています。
投手陣はベテランの石井一久投手が立ち上がりに大量失点してしまったものの、
経験があるだけに、開幕にはしっかりと合わせてくれることでしょう。
菊池雄星投手はやや出入りの激しいピッチングだったものの、
6回1失点にまとめてくれましたから、野上投手とともに開幕ローテは内定でしょう。
ここまで1軍昇格後に結果を残していた藤原投手が一歩後退気味に。
コントロールに課題があるだけに、打者が本番モードに近づくここからが勝負です。
抑え投手はまだ決定に至らない状況ですが、サファテ投手も今回は三者凡退に抑えており、
好投が続いている大石投手との争いになってきそうです。
打者陣では、永江選手が初ヒットを放って以降、連日のマルチヒットと活躍し、
オープン戦の打率が.375にも達しました。
このまま行けば、ショートのレギュラーを狙えそうな勢いです。
金子選手も1番セカンドで安定した活躍を見せており、二遊間争いはさらに激しさを増しています。
次は西武ドームでのオープン戦となるので、片岡選手もそろそろ試合に出てくるでしょうし、
さらに競争が激しくなりそうな雰囲気です。
中島選手が抜けて心配された二遊間ですが、高いレベルの争いになっていることは嬉しい限りです。
ただ、その中で浅村選手一人だけ守備に苦しんでいる状態です。
連日のエラーで土曜の試合は出場せず、日曜の試合もスタメン落ち、
ヘルマン選手が死球を受けて交代したことで、途中からサードを守りましたが、
2失策するなど守りでは精細を欠き、守備に恐怖を感じないか心配になるほどです。
内野の中ではサードが最も守り慣れていないとはいえ… これではヘルマン選手以下でしょう。
1軍では最も経験の多いファーストに戻してリフレッシュを図ることも必要かと思います。
打撃の方ではタイムリーヒットを放つなど、当たりが戻ってきているようですし、
今の打線の中では浅村選手の打力は欠かせないだけに、
早く守備のスランプを抜け出してもらいたいですね。
交流戦や中村選手の復帰後を考えれば、二遊間へ戻すことが必要となってきます。
総合的に考えれば、ショートを永江選手と片岡選手が争い、
セカンドを金子選手と浅村選手が争う形になってきそうです。
他に野手では若い石川選手が準地元で活躍を見せてアピール、
坂田選手もタイムリーヒットを放つなど、結果を残しています。
外野手は栗山選手と秋山選手がレギュラー確定的で、
残りはライトのポジションのみで、DHを含めた外国人選手との争いになるだけに、
内野手以上に厳しい競争になっています。
昨年のレギュラーである大崎選手も結果を残していますし、
熊代選手もこのまま負けてはいられません。
野手転向の木村選手も徐々にヒットが出てきていますし、1軍に残るのも大変かもしれません。
気になる4番はスピリー選手の成績が落ちたこともあって、オーティズ選手に交代することに。
色々と選択肢はあるでしょうが、一度、栗山選手の4番も試して欲しいですね。
ヘルマン選手はやはり1番よりも3番の方が向いている印象です。
もしくは、1・2番次第ですが、3番栗山・4番オーティズ・5番秋山・6番ヘルマン選手と、
秋山選手をクリーンアップに使う方法もあるかと思います。
今後は金子選手を2番に使ってみたり、浅村・片岡選手らを交えた1・2番も試すでしょうし、
もう少し色々な打順の組み方を模索していって欲しいです。