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侍ジャパンが2次ラウンド進出決定

まぁ、勝てば官軍といった感じですね…(苦笑)
第3回WBCが開幕し、日本は初戦のブラジルに辛くも勝利し、
2戦目の中国には快勝とまでは行かなかったものの勝利したことで、
今日の試合結果で日本とキューバが2勝、ブラジルと中国の2敗が決まったため、
日本とキューバの2次ラウンド進出が決定しました。

しかし、ブラジル戦は本当に危なかったですね。もう負けるかと思いました(^^;
2点目の坂本選手の犠牲フライにしても、同点打となった井端選手のタイムリーにしても、
補給体勢と中継プレーの拙さ、外野守備の深さがあったからこそで、
日本のプロ球団であったらホームクロスプレーでアウトのタイミングでしたし、
決勝打となった阿部選手の打球にしても、満塁だったので1塁手は一二塁間をカバーできるので、
セカンドはセンターラインを固めるか、一二塁間を狭めるか選択することができますから、
配球とポジショニング次第では追いついて併殺という可能性もありました。
ギリギリ勝ったという感は否めませんでしたね。

それでも、初戦は緊張とプレッシャーとの戦いもあるので、
勝つことが最も大事なことは間違いありませんから、大目に見るにしても、
本来の動きができると期待した中国戦も残念ながら快勝とはいきませんでした。
元西武の土肥投手を右投げにしたような技巧派右腕をなかなか捉えられず、
2番手の元西武の大沼投手そっくりになった元西武の朱大衛投手から点を取ったものの、
結局、7安打止まりで、打線の調子を上げるとまではいきませんでした。

とはいえ、中国戦は収穫も大きかったことは間違いなく、
調整が遅れていた前田健太投手を信じた山本監督の判断は大当たりとなりました。
練習試合や壮行試合での投球では球威不足が懸念されていましたが、
本番では140キロ中盤をマークし、力のある球で三振を奪うなど上々の内容で、
一躍、田中投手に代わるジャパンのエース候補へと躍り出ました。
心配された先発陣ですが、前田投手という軸ができたのは大きいですね。
4番手の沢村投手も150キロのストレートで完全に振り遅れにするなど、
素晴らしい内容で、今後への期待を膨らませてくれました。
投球フォーム改造でグラブの位置を肩より高く上げる打者の構えみたいなフォームでしたが、
それを元に戻して自然な形にしたのが良かったように思います。

最後に山口投手が失点してしまいましたが、ボール自体は問題がなく、
事実上、ワイルドピッチによる失点ですので心配は要らないでしょう。
つーか、銀ちゃんは最初のワイルドピッチは仕方ないにしても、
2度目のワイルドピッチでホームインを許してしまったのは大問題。
ミスした球を敢えて続けたわけですから、死んでもボールを前に止めないといけません。
レベルアップした守備の中で唯一気になっているのが、コレなんですよね。
柔らかくクッションのようにして前に止めるようにしないと。
硬すぎてボールを強く弾いてしまう辺りはいただけないです。


投手陣は田中投手以外はそれほど心配はなく、
失点した杉内投手は久々の実戦でしたから、今後も調子が上がってくると思いますし、
攝津投手はずいぶんと緊張があったようで、珍しいシンカーの失投を打たれただけで、
2イニング目からは立ち直りましたから、心配は要らないでしょう。
能見投手と牧田投手、内海投手らも良かったですし、
前田投手が復活した分だけ、大会前よりも厚みが増した感じがします。

逆に打線はいまひとつの感は否めず、打順変更の必要性を感じます。
「恐怖の9番」と言われている松田選手ですが、9番は一番打順が回ってこないだけに損、、
普通に1番打者として起用する方がチャンスが増えるように思います。
坂本選手はランナーを還す役回りにした方が良い感じがします。
内川選手は変わらずに好調で、糸井選手が復調してくれたのは大きいです。
ブラジル戦のタイムリーは真ん中低めの絶好球で、ここしか打てないという感じでしたが、
その一本で完全に吹っ切れたのか、中国戦では糸井選手らしい打撃が見られました。
中国戦で2安打した中田選手に関してはまだ何とも言えず、
タイミングが遅れ気味なだけに、スピードのない中国投手陣には対応できましたが、
速い球を投げる投手が増えてくるとどうなるか、まだ計算できない面があります。
長野選手と稲葉選手はどん底といった感じで、長野選手は打順を下げるべきで、
稲葉選手は代打待機の方がいいように思います。
あとは阿部選手次第。膝の状況は本人でないと分からないので、何とも言えません。
無理だけはして欲しくありませんが…

1(三)松田、2(二)松井・井端、3(右)内川、4(指)阿部、
5(遊)坂本、6(右)糸井、7(一)中田、8(捕)相川、9(中)長野


2次ラウンド進出が決定しましたので、キューバ戦は調整の場でいいと思います。
B組は実力が拮抗しているようなので、どこのチームが出てくるか全く読めませんし、
それよりは2次ラウンドをストレートで突破する方法を考えるべきでしょう。
調整の最後の機会となりますし、使っていない投手を小刻みに繋ぎながら、
打線は今までにないパターンも試していって欲しいです。


◆ライオンズネタ ここまでのオープン戦
とはいえ、先週はオープン戦は組まれておらず、散発的に練習試合をやっただけですが。
投手陣は主力が順調であるものの、若手の岩尾投手が大炎上で2軍落ち、
2年目の左腕・小石投手も結果を出さないと危うい感じです。
やはり左のリリーフが手薄な感じは否めず、武隈投手と松永投手の早期復帰が待たれます。
ここまでアピールに成功しているのは、岡本洋介投手と藤原投手の2人でしょうか。

打線は打ったり打たなかったりの日が続いていますが、
その中でも新外国人選手のスピリー選手に当たりがでてきたのが好材料でしょう。
まぁ、相手も探る意味で打たせている面もあるでしょうが、
全く結果が出ていないようだと外国人枠を巡る争いにも勝てないだけに、
結果が出ないよりは出た方が断然いいです。
ショート争いはまだこれからで、本命の浅村選手に攻守に安定感が欲しいところ、
永江選手は一歩後退で、金子選手がアピールしていますが、
いきなりショートのレギュラーになるとは考えづらく、1年みっちり鍛えてからでしょう。
いずれにせよ、期待以上に結果が残っていることは間違いなく、今後の成長が楽しみです。
野手でアピールに成功しているのは、トレード移籍の山崎選手と武山選手でしょう。
山崎選手は内野をどこでも守れますし、繋ぎ役としても良い働きをしており、
内野の控えの座は確実で、ショート・セカンドのレギュラー争いにも加わる勢いです。
武山選手は打撃面で結果が残っており、捕手としてアピールできれば第3捕手のチャンスです。

今週からオープン戦が本格化してくるだけに、各選手の結果が気になるところですね。

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