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この世で

最も信頼できない人間は、弱者に何ら利をもたらさないのに、
弱者の立場にあるような物言いをして、同情を利用して自分の利を貪ろうとする人間です。
ちゃんと弱者に利がもたらされるのならが、いかに偽善であろうとも、
それはそれで価値があると思うのですが、そうでないなら完全なペテン師です。
そんな人間が信用できましょうか、できるわけがありません。
もっともらしいことを言って、自分の本心を隠しているわけですから、信用など出来ません。

東京オリンピックの招致で「震災復興」という文字が出るのにも違和感を感じます。
具体的な利、例えば、一部の団体競技の予選を東北で行うとか、
大会期間中は東北への交通運賃を無料として被災地への旅行を奨励するとか、
そういった具体的な内容が決まっているのなら、大いに価値があり、
「震災復興」のお題目も当てはまると思うのですが、
そういった具体的な利がない以上、無理矢理な感は否めません。
被災者の方、全員にアンケートを取って東京五輪招致賛成というなら分かりますが、
そうでない以上は、同情を利用しているだけのように思えてしまいます。

プロ野球のWBC参加問題で加藤コミッショナーが発言したのもそうです。
第3回WBCに参加することで、具体的に何か被災者に利があるのでしょうか?
予選ラウンドを東北で行うわけでもない、本選は全てアメリカ、これこそ意味ないでしょう。
野球で被災者を元気にする、思い上がるのもいい加減にして欲しいです。
それだけじゃダメなのは当たり前じゃないですか。
被災者を政治利用しようとする姿には反吐が出ます。
説得する側がこれでは話にならないでしょう。WBCは不参加でいいと思います。

そういう意味でも注目が集まっているのがIBAF、国際野球連盟です。
今はU18の国際大会を韓国で行っており、
高校代表チームとして藤浪投手や大谷投手らが報道されていますが、
WBCではなく、IBAFが主催する国際大会に積極参加する方法が注目されています。
かつてはアマの大会で、プロ解禁になりましたが、日本は積極的とは言えず、
WBC後は再びアマ中心の派遣となるなど、非協力的な印象でしたが、
WBCが真の国際大会にならない以上、こちらに情熱を傾けるのも手かと思います。
大リーグの強力を得るのは難しいでしょうが、キューバら他にも強豪国はいるわけですし、
違う道を辿るのも手だと思います。


◆PCネタ クーラーマスターの『Silencio650』が発売へ
今週はこれといったネタがないんですよねぇ…
そんなわけで適当に気になるパーツをチョイス。
PCのミドルタワーケースで、クーラーマスターから新ケースが発売されるようです。

既に発売されている『Silencio550』の後継機で、
冷却重視のクーラーマスターでは珍しい静音ケースでしたが、
機能面充実もエアフローの悪さが少しネックとなっていましたが、
650では標準で3つのファンを搭載し、最大5つまで付けられるなど、
エアフロー面も劇的な改善を見せています。

問題はエアフローをよくした分、今度は静音性が犠牲になっていないかどうかですよね。
そこらは大きな懸念材料です。
あとは価格。550の価格が下がり、7980円という特価も珍しくなくなり、
コストパフォーマンスが非常に高くなっているだけに、そこら辺も悩むところです。
まぁ、実際に発売されて触ってみないと何とも言えないところですね。
価格以上の価値を見出せるかどうか、全てはそこでしょう。

前々から狙っていたケースなので、どちらかを買おうと思っているのですが…
さてさて悩みます。


◆プロ野球ネタ 混戦パリーグの行方は?
セリーグは広島とヤクルトの3位・4位争い以外は、ほぼ順位確定という感じで、
外から見ていると消化試合のように見えてしまいます。
一方のパリーグは西武が一歩抜け出し、日ハムがそこに喰らい付き、
その2チームに食われたソフトバンクとロッテが一歩後退という様相です。

4位のロッテは西武に3連敗したのが響いて、今季最大の5.5ゲーム差に。
優勝は上位が落ちてこない限りは難しいですね。
右のエースの唐川投手を欠いてはいるものの、相対的に怪我人は少ないだけに、
まだチャンスがないことはありませんが、負けられない戦いが続くでしょう。

3位のソフトバンクは首位と5ゲーム差とこちらも危険域に。
明日からの西武3連戦で勝ち越せば、まだ分からない感じですが、
負け越すようだと、優勝は一気に厳しくなってしまいます。
リリーフではファルケンボーグ投手が帰ってきましたが、
野手では松田選手を怪我で欠き、後半戦好調になった内川選手も怪我で万全ではなく、
打線の得点力が上がってこないのが悩みどころ。
それでも昨年優勝するなど、経験のある選手が多いだけに、侮れないチームです。

2位の日ハムは田中賢介選手の今季絶望が響いてますが、
若手の懸命な頑張りで引き離されないように喰らい付いて来ています。
高卒2年目の西川選手の3番はやや荷が重い感じはしますが、
4番中田選手の調子が上がってきただけに、どれだけ得点力を補えるか。
投手陣は谷間の谷元投手や中村勝投手が好投し、総じて安定しているだけに、
抜き去るような力は感じないものの、離される可能性は低そうには見えます。

首位の西武はウィリアムス・長田・涌井投手のリリーフ3枚が安定し、
先発も野上投手と菊池雄星投手の成長で5人きっちりローテで回っており、
投手陣が総じて安定しています。
先発6人目としてベテラン西口投手が再来週の9連戦までに帰れるかどうかがポイント。
打線は主力の中島・中村剛也・秋山選手らが故障を抱えているのがネック。
現段階で栗山選手の怪我を懸命に埋めている状況ですから、
そこでさらに主力が抜けるとチームにとって大きな痛手となるだけに、
主力選手の体調管理が一つのポイントでしょう。

今年のパリーグは主力選手が抜けただけではなく、主力の怪我人も非常に多く、
なかなか安定した成績が残らないことが多いです。
残りは30試合を切りましたが、まだ一波乱ある可能性もあり、
目が離せない展開が続きそうですね。
しばらくは西武と日ハムの直接対決がないだけに、
明日からの西武・ソフトバンクの3連戦が優勝争いのポイントとなりそうです。

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