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ベスト8が出揃う

夏の全国高校野球甲子園大会は、今日の試合でベスト8が出揃い、
センバツ優勝の大阪桐蔭、昨夏・センバツ準優勝の青森・光星学院、
奪三振記録を樹立した2年生左腕の松井投手を擁する神奈川・桐光学園の3校を軸に、
栃木・作新学院、岡山・倉敷商、高知・明徳義塾、奈良・天理、山梨・東海大甲府、
という顔ぶれとなりました。
優勝候補は最初に挙げた3校、投打充実の大阪桐蔭、雪辱を果たしたい光星学院、
1・2年生中心で勢いに乗る桐光学園が中心になってくると思います。

そのうち、光星学院と桐光学園が明日の第1試合で激突することが決定。
桐光学園の松井投手は連投になってしまいますが、
今日の浦添商では1・2回と8・9回以外は楽に投げられていたので、
疲労はそれほど大きくはなさそうです。
光星学院は3番田村・4番北条選手と強力な右打者がいますが、
初戦の遊学館の先発・黒萩投手、2戦目の神村学園の2番手・平藪投手と、
左ピッチャーに苦戦する傾向があり、特に北条選手は内角に大きな穴があるだけに、
左の松井投手が速いストレートでどれだけ内角を抉れるかがポイントとなりそうです。
田村選手は外の変化球がポイントになりそうなので、
ここまであまり投げてこなかったチェンジアップが決まれば面白い展開となりそうです。
桐光学園は松井投手にばかり目が行きがちですが、
3番センター水海選手と4番ライト植草選手の中軸を打つ2年生は巧打と長打を併せ持ち、
1年生のショート武選手の守備の動きは軽快で、抜群の守備範囲の広さがあり、
1・2年生主体のチームを6番ファーストのキャプテン・田中選手や、
1番セカンド鈴木選手、2番キャッチャーの宇川選手ら、3年生が活躍してチームを引き締め、
若いチームながらも非常にまとまりのあるチームだけに、面白い試合になってきそうです。


◆ニュースネタ 日本の領土問題に関する私見
日本の領土可能性を順に並べると、
(可能性高)尖閣諸島>歯舞・色丹>竹島>国後・択捉(可能性低)、となります。

北方領土に関して言えば、1956年の日ソ共同宣言からして、
北方4島のうち2島の歯舞・色丹島は日本の領土として認められています。
国後・択捉島に関して言えば、1951年のサンフランシスコ平和条約で、
千島列島の放棄が宣言されており、そこに含まれるか否かは争いがあるものの、
終戦時のポツダム宣言の受諾によって連合国の指定する島以外は放棄となっており、
どちらもソ連は直接的な相手国ではありませんが、
国際社会にそれを宣言している以上はそれに拘束されるのは当然で、
最終的には連合国の一つであったソ連の判断に委ねられることになるでしょう。
アメリカやイギリスが何か言うなら分かりませんが、アメリカも静観していますので、
ソ連の見解が国後・択捉島を含んでいない以上、放棄したと捉えられるかと思います。
ソ連のゴルバチョフ政権下で北方4島が領土問題であることが確認されていますが、
相手方に決定権があるのは間違いなく、最終的には2島返還で妥協せざるを得ないでしょう。
そこら辺は敗戦国の悲しみでしょうね。

竹島に関して言えば、サンフランシスコ平和条約の際にも竹島の放棄は否定されており、
1905年の島根県編入も手続き上の問題はなく、
国際法的に日本の領土であることは明らかです。
韓国側はそれ以前からの領有を主張していますが、それを認める有力な証拠は出ていません。
これは「所有権」とは何かという根本的な問題に通ずるわけですが、
第一義的には「これは俺のもの」という意識ですが、それだけでは不十分で、
「これは俺のもの」だということを周囲の人々が認めることが必要になってきます。
今のところ、韓国側の示す証拠で国際社会の認知を示すものはないようです。
同情する点があるとすれば、こういった領土問題は西欧諸国の帝国主義に起因し、
いち早く近代化した日本と、出遅れて植民地化されるに至った韓国と、
その時代の早い者勝ちで決まってしまうだけに、その点は不運だったと思いますが、
それが国際社会のルールになってしまった以上、仕方ないと言わざるを得ないです。
国際社会が西欧諸国の都合で作られてしまった悲しみでしょうね。

尖閣諸島に関して言えば、領土問題となったのが1970年代とごく最近で、
200海里や海底資源が騒がれるまでは、全く話題となっていなかったので、
中国の強欲と言わざるを得ないです。
尖閣諸島の領有権を認めることは沖縄の中国領有を認めることに等しく、
沖縄が日本の領土である以上は、尖閣諸島も日本の領土です。
北方領土と竹島に関しては領土問題とする余地はありますが、
尖閣諸島に関してはそんな余地は一切ありません。
中華思想で染められた中国国民の悲しみでしょうね。


◆夏の全国高校野球甲子園大会 作新学院の野球部員が強盗容疑で逮捕
毎日、熱い戦いが繰り広げられている高校野球ですが、
そんな中で勝ち残っている作新学院の野球部員が強盗の容疑で逮捕されたというニュースが…
まぁ、負けた学校は既に甲子園を離れていますし、
出場を認めず、負けた学校に代役出場をさせるにしても日程的に無理がありますし、
今回の対応事態は致し方ない面があるのですが…
でも、高野連の発言はぶっちゃけ「甘すぎ」ですよね。

高野連は過去の例として、過去の桐生一や今大会の広島工の強制わいせつで部員が逮捕した件と、
同様の取り扱いをして、大会の参加を認めたようですが、
今回の件が本当に「強盗」であれば、とても同列に扱うことはできません。
「強盗」は重罪です。執行猶予なしの懲役5年以上の重罪なわけです。
強制わいせつと明らかに罪の重みの度合いが違っているわけで、とても同列には扱えません。
しかも、この部員が罪を犯したのが、甲子園初戦翌日の応援へ出かけ、
翌日に群馬県へ戻った後ということは、
同じ部員が頑張っている中で、犯罪を犯したわけで、仲間意識が完全に欠如しています。
通常では考えられない甲子園大会、高校野球を汚していますよ。
大会期間中に犯罪発生という前代未聞な事件を起こしておきながら、
お咎めなしとは正気の沙汰ではありません。
今までのように「個人の問題」として甘い判断をしていたらか、軽く見られてるんですよ。
学校側の個人の管理がお粗末になっている証拠でしょう。
高野連の緩い判断が教育としての高校野球を綻びさせているように思います。

私としても、かつてのような強権的な連帯責任には反対ですが、
今のように個人の問題として部活動としての野球の管理を怠っている状況には疑問があります。
罪を犯した選手はわいせつは認めているものの、金銭の搾取は認めていないので、
そこら辺は今後の捜査次第となりますが、
仮に強盗罪が成立する場合には、厳然たる対処をする必要があるでしょう。
今大会の作新学院の参加辞退や大会成績の取り消し等を行う必要がないと思いますが、
秋の大会の不参加は勿論、対外試合禁止など、厳正な処分をしてもらいたいです。
模範となるべき学校がコレでは、高校野球が犯罪の温床と捉えられちゃいますよ。


◆夏の全国高校野球甲子園大会
「東京ドームの飛ぶボ~ル~ ナゴヤドームの飛ばないボ~ル~
 みんなどこへ行った~ 見送られることもなく~♪」

今年の甲子園大会はセンターから逆方向へのホームランを結構見かけます。
ちょっと飛びすぎじゃねと思うこともあり、思いついたのが↑。

プロ野球で飛ばないと評される統一球が導入されて2年目ですが、
それじゃ3年前まで使っていた球場ごとメーカーの違うボールは、
廃棄されたのかと言えば、当然違うわけで、その行き先が気になります。
高校野球で今の統一球が使われていることはありえず、
そう考えると、いわゆる「飛ぶボール」を使っているのではないか、
そういう風に思えてくるのですが、実際のところはどうなんでしょうかね?


以下は、大会7日目~11日目までのメモ書きをそのまま掲載。
長文になっているので、「続きを読む」でチェックしてください。


○大会7日目 第1試合 明徳義塾-酒田南●
明徳の福投手は小柄ながらも右打者内角のシュートのコントロールが抜群。
ストレートは130キロ中盤ながらも、相手打者からすると厄介だろう。
酒田南の会田投手はストレートが140キロ前後でスライダーのキレが良い。
立ち上がりに四球とエラーで失点したのが悔やまれる。


○大会7日目 第2試合 倉敷商-松阪●
松阪の竹内投手は140キロを越す左腕と聞いていたが、
腕の振りが悪く、最速で135キロ、130キロ前後しか出ていない。
ややフォームが大人しく、コントロール重視で投げている雰囲気。
もう少し腕を振って、体重を前に乗せていって欲しい。
終盤に変化球が甘く入り、守備の乱れもあって大量失点してしまったのが残念。
倉敷商の西投手はシンカーの抜けがいい。
昨年の日大三・吉永投手よりも変化が少ないが、直球との見極めが難しく、低めに集まると非常に厄介。
ランナーを出した時に変化球が甘くなり、痛打を食らってしまったが、その後をしっかりと粘っていた。


○大会7日目 第3試合 秋田商-福井工大福井●
福井の菅原投手は初回に大荒れ。
最速148キロをマークするなど、140キロ後半の球をバンバン投げていたが、
コントロールが定まらず、押し出し等で失点。
ランナーが得点圏にいると、暴投が怖くてナックルカーブが投げられない辺りが、
ソフトバンクの新垣投手に重なる部分がある。荒削りすぎて素材が生かせていない。
他にも左腕でスライダーが特徴の上野投手や、140キロ右腕の菅谷投手など、
投手が揃っていただけに、敗退したのが残念。

秋田商の近藤投手は腕を長く使うスリークォーター右腕。
ストレートは130キロ後半、スライダー・チェンジアップ等。
立ち上がりは腕が振れずに苦労したが、その後は立ち直った。
2番手の阿部投手はサイドから130キロ後半の力のある球を投げていたし、
攻撃も試合巧者で確実に点数を取ってくる。バランスの取れたチーム。


○大会8日目 第1試合 作新学院-立正大湘南●
作新学院の打線の力強さが光った。
3番ライト篠原選手は2試合連続のホームランを放ち、
4番キャッチャー高山選手もホームランを放つなど、パワフルな打撃。
1番ショート石井選手にもヒットが出たし、この上位打線は脅威。
唯一心配なのはセンバツで活躍した2年生右腕の大谷投手の登板がないこと。
大差にも関わらず、今日も出番なし。不調といっても経験があるだけに、今後の連戦の鍵を握りそう。


○大会8日目 第2試合 桐光学園-常総学院●
桐光学園の2年生左腕松井投手は変化球を見せ球にして、ストレート勝負。
1回戦でも思ったがこのストレートの回転数が多く、キレがある。
フォーム的にも元西武の工藤公康氏を彷彿させるストレート。
スライダーが注目されるが、この140前半のストレートも高校生離れしている。
空振りの取れるストレートも魅力がある。
6回には右打者にチェンジアップを投げて空振り三振に。
ストレートとスライダーの中間でやや斜め軌道にスッと落ち、これもレベルは高い。
セットやけん制も上手く、トータルバランスの高さも魅力。
バッティングも悪くはなく、空振りした時に見せるバレリーナのようにスッと振るスイングを見ると、
手首の強さが感じられ、投手らしい打撃という印象を受ける。
コントロールはまだアバウトな面があるが、それでもコースに決まる球が多くなっているし、
現時点で文句のつけようがない理想的な成長を遂げている。
試合は5失点したものの19三振を奪う好投で、
あわや2試合連続20奪三振以上かという投球は素晴らしいの一言。
失点の内容は、6回はそれまでの2打席でスライダーを当てられていた2番高島選手に、
ストレートで2ナッシングと追い込んだものの、
簡単にストレートで行ってミートされて浅い左中間抜かれるタイムリー3ベースと暴投で2失点。
ちょっと安直に行き過ぎた感じがした。
8回は少し疲れが出てしまった感じで、点差もあって盗塁フリーパスにしていたら、
甘く入ったスライダーをセンター前へ運ばれ、ストレートを左中間浅い当たりで3失点。
ややストレートの球威が落ち、制球が甘くなったところを失点してしまった。
しかし、9回は元気を取り戻し、2三振を奪ってゲームセット。問題のない投球内容だった。

チームとしては2年生4番レフトの植草選手は雰囲気がある良い打者、
2年生の3番ライトの水海選手も右の巧打者。
なにより大きいのが6番ファーストの3年生キャプテン田中選手がポイントゲッターになっていること。
1・2年生の多いチームで、3年生のキャプテンが結果を残すことでチームが引き締まる。
上位躍進の可能性が高まってきている。

負けた常総学院は中継プレーのミスで2度失点をしており、
守りから勝つ常総らしくないプレーが目立った。
1・2年生のベンチ入り選手が多かったし、この経験を糧に、新しい常総の伝統を作って欲しい。
目立った選手ではエースナンバーの伊藤投手。
投手としては140キロ中盤のストレートを投げるが、やや荒れ気味。
マウンドの仕草等を見ていると、むしろ野手向きな性格に思える。
足が速く、身体能力が高そうなので、日ハム・糸井選手のように野手転向の方が化ける可能性が高い。


○大会10日目 第1試合 光星学院-神村学園●
光星学院の打線の力強さが際立つ試合だった。
天久・田村・北条選手と少し甘くなるだけで長打・ホームラン。すごくパワフルな打線。
最も怖いのは3番キャッチャーの田村選手。選球眼がよく、ボール球に手を出さない。
インコースも少し甘くなるだけで長打にできるので、投げるところが少ない。
打つ時に左足を大きく上げるので、膝元の食い込むスライダー・カーブや、
外角のスライダー・カーブで体勢を崩したいところだが、そこを振ってこないのが厄介。
キャッチャーとしての守備はいまひとつで、将来的にはサード転向が現実的。
4番ショートの北条選手は先輩の現巨人の坂本選手と比較されるが、
坂本選手はインコースのプルヒッターで、北条選手はアウトコースのプルフッター。
内角は少し甘くなっても打ち損じるだけに、田村選手よりも弱点がはっきりしている。
プロを考えると打撃は厳しく、ショートの守備を売りにして、
率は期待せずに我慢強く起用してくれる球団なら開花の可能性はあるかもしれない。
この打線を抑えるには、右打者のインコースに140キロの速球やシュートを投げきれる右投手、
もしくはインコースをクロスで攻められ、食い込むスライダー・カーブ、
外に落とすチェンジアップを持つ左投手だろう。左投手を苦にしているのは間違いない。

エースナンバーの金沢投手はセンバツよりも良くなかった。
得意のスライダー・カーブが入らず、ストレートが外れだすと修正が効かなくなる。
センバツ時では城間投手より上だったが、今は城間投手の方が上かもしれない。

負けた神村学園はバント守備が抜群に上手かった。
普通なら諦めて1塁に投げそうなタイミングでも、素早く2塁・3塁へ送球、機敏だった。
先輩の現西武・野上投手もフィールディングが上手く、伝統なのだろう。
4番ピッチャーの柿沢選手はストレートは140前後と速いが、変化球がこれといったものがない。
右投げ左打ちで、県大会では3ホーマー、甲子園では巧打を見せるなど、
バッティングを生かして行った方が良いように思う。
そういう意味では今日の試合は良い転機になるのではなかろうか。


○大会10日目 第2試合 大阪桐蔭-済々黌●
大阪桐蔭の沢田投手は140前後の力強いストレートが武器。センバツよりも球威が上がっている。
ただ、今日の試合は全体的にボールが高く、内容的にはいまひとつ。
特に左打者に苦労していて、カットボールが抜けて死球や暴投になるなど、荒れの原因となっている。
それでも自身の勝ち越しホームランからリズムに乗り、後半はスローカーブを交えるなど、
スライダー・カットボールのコントロールも安定、良いピッチングを見せた。

1番キャッチャーの2年生・森選手は今大会NO1キャッチャーだろう。
左打ちの打撃は左右に打ち分け、穴が少ない巧打者。
4回には追い込まれてから左投手の外角ストレート際どいところを2球見送り、
どこを狙っているんだろうと思っていたら、内角低めに来たストレートを完璧に捉え、
ライトスタンドへのソロホームラン。すげーわ。
守備では肩の強さが際立つが、まだまだスローイングは速くなる余地がある。
このまま行けば、来年のドラフト1位も可能なぐらいにレベルが高い。

強力打線の大阪桐蔭だが、課題は6番笠松選手の後。
笠松選手の調子が良いだけに、7番の白水選手が返せないと得点チャンスが少なくなってしまう。

済々黌の2年生左腕・大竹投手は腕を大きくしなって投げるスリークォーター左腕。
ストレートは130中盤でスライダー・カーブ等を投げる。
まだ体ができておらず、これからの投手で、カーブを投げる時に腕が緩むので、
そういった点が改善されてくれば、来年には楽しみな投手になりそう。
課題は変化球のコントロール。スライダー・カーブが浮きがちなのが不安。
それでも左打者は打ちづらそうにしていたので、コントロールされてくると楽しみ。


○大会11日目 第2試合 桐光学園-浦添商●
桐光学園の松井投手は、相手の浦添商が打席をピッチャー寄りギリギリに立ち、
ノーステップでスライダーの曲がる前に当てようとしたため、
1・2回戦とは異なり、三振は少なくなった。
ただ、それだと「当てるだけ」なので、良くとも外野手前までしか飛ばない。
3回から松井投手も意識を切り替え、スライダーで内野ゴロを打たす意図を強く持ったことで、
コントロールが安定し、ストライク先行となったことで却って三振が増える結果となり、
終わってみれば12奪三振と1・2回は三振なしだっただけに、これだけ奪えたのは見事。

8回に照屋選手にフルカウントからストライクを取りに行ったスライダーをホームランにされるも、
そこからエンジンがかかり、130キロ中盤で推移していた球速が140前半へとアップ、
完封勝利がなくなったことで、再び三振狙いへと切り替えられる辺りが非凡なセンスがある。
9回にも宮里選手に甘く入ったスライダーを打たれたこともあり、
今日の試合ではカウントを取る変化球に少し課題が見えた。
反省するのは続く4番呉屋選手への四球、あそこは打たれたスライダーで三振を取って欲しかった。
それでも今日の試合は松井投手の精神的強さが伺える試合で、
三振が取れないとなると切り替えて打たせて捕る、一発を打たれると切り替えて三振を狙う。
そこら辺の気持ちのコントロールやスイッチの入れ替えが非常に上手く、
そういった点もプロ向きの性格だと言える。

今まで松井投手の三振が多すぎて、守備陣が目立っていなかったが、
8番ショートの1年生・武選手のショート守備は凄い。
非常に足の運びが良い。1年生で既に3年生の名手レベル。守備だけで飯が食えそう。
打撃では1番セカンドの鈴木選手が先頭打者アーチに、
貴重な追加点となる左中間への2点タイムリー3ベースと活躍を見せた。
1・2年生中心のチームだが、キャプテンの田中選手とともに、3年生が良い働きをしている。

負けた浦添商は、機動力のあるチームだっただけに、普通に打った方が良かったように思う。
並みの投手なら、三振が奪えずに四球で自滅したかもしれないが、
そうならなかった時点で作戦を切り替えるべきだった。
打力と機動力のあるチームだったので、正面からぶつかって欲しかった。惜しい。
三振を恐れていては何も生まれないという典型例の試合。

それにしても、浦添商のエース宮里投手は何なんだろうか。
どうしてわざと帽子を浅く被り、投げる度に帽子を飛ばすのだろうか?
カッコいいと思ってやってんの? だとしたら、最悪としか言いようがない。
投げる度に帽子が落ちるから、その度にキャッチャーが返球できず、ワンテンポ落ちる。
帽子が落ちるということは、頭が動くということだから、むしろ悪い癖、
それなら、それで帽子をしっかり被ればいいのに、わざと落ちるように乗せるだけ。
意味が分からない。審判も注意しろよ。


○大会11日目 第4試合 東海大甲府-宇部鴻城
東海大甲府の本多投手は、将来性という点では神原投手よりも上かも。
右投げのスリークォーターで、腕を畳んで投げるピッチャー。
ストレートは130キロ後半~140キロ、スライダー・カーブ、
チェンジアップのように落ちる緩いフォークを投げる。
まだ少しバランスが悪く、ボールになることもあるが、
甲子園初登板ながらも落ち着いたピッチングをしているし、今後の伸び白を感じる。

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