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ロンドン五輪が閉幕

日本はお家芸である柔道が誤算に終わったものの、競泳陣の安定した活躍に加え、
レスリング男女の活躍に、ボクシングでの金・銅メダルの獲得があったため、
金メダルは7個で世界の中で11位ながらも、
銀・銅メダルを含めたメダル獲得数は38個で日本歴代最高の数をマークし、
世界ではアメリカ・中国・ロシア・イギリス・ドイツに次ぐ6位という結果になりました。
競泳のリレーや卓球女子団体に女子バレー、サッカー男女など、
団体競技での好成績が多く、ナショナルトレーニングセンターを中心とした
総合強化策が少しずつ実を結びつつあるように思います。

そんな中で、やっぱり遅れているのが柔道なわけで…
他の多くの競技やデータや科学的トレーニングを駆使している中で、
昔ながらの伝統にこだわっている日本の柔道会はやはり時代遅れと感じてしまいます。
正直、このオリンピックを見ていても、柔道をやろうと思う子どもたちは少ないでしょう。
同じ格闘技ならレスリングをやろうと思うのではないでしょうか。
過去の栄光を捨て、伝統と新しさが共存する日本柔道を確立しない限り、
日本のお家芸復活はないように思えます。
まぁ、逆に考えれば、それだけ柔道が国際化し、世界に広まったということなのですが、
必ずしもその全てが日本柔道の功績だと言えないのが今の柔道界の立ち位置かと。

それと報道では女子選手の躍進を印象付ける報道のされ方をしていますが、
実際は男子21個、女子17個となっており、報道の印象とは異なっています。
団体競技を中心に女子の獲得メダル数が増えていることは確かですが、
男女では世界の競技人口が大きく異なっており、
男子では第三世界と呼ばれたアフリカ・中南米諸国が力を付けてきていて、
その関係で男子競技の順位が落ちているように思えるのでしょうね。

最も印象に残ったのは、メダル獲得はならなかったものの男子サッカーの躍進ですね。
前評判はえらく低く、予選突破も難しいと思われていた中、
初戦でスペインを破るなど、観客を魅了するサッカーを展開し、
ベスト4まで勝ち上がったのは見事だったと思います。
結果的に、メキシコ戦・韓国戦は力尽きてしまい、ピーク調整の難しさを感じさせました。
例えば、女子バレーと比較しますと、女子バレーは最初から中国戦を視野に入れていて、
そこで最高のパフォーマンスを出せるよう調整した結果、銅メダル獲得となりましたが、
男子サッカーの場合は予選突破、初戦のスペイン戦に照準を合わせたことで、
最後まで体力が持たなかった感じがします。
男子サッカーも金メダルを狙えることが分かってきただけに、
次は決勝トーナメントに照準を合わせながら戦っていくことが必要となりそうです。

あとは最後の男子マラソンですね。優勝がウガンダの選手だったのにはびっくりしました。
ケニアの隣国ですが、ケニアとは異なり、経済発展しているとは言い難い国なだけに、
この金メダルが一つの変化の象徴となってくればいいですね。
日本勢では中本選手が6位となり、なんとか日本陸連の顔は立った感じですが、
女子マラソンを含めて、世界との戦い方には課題を残しているのは確かなようです。


◆夏の全国高校野球甲子園大会
高校野球に限らないことなんですが、頭部付近のボールを打者が避けて、
たまたまバットに当たった場合にファールを取るのって、おかしくないですか?
いや、ルール的にはそうなんですけど、なんか理不尽に思えてしまいます。
死球は打者が避けていないとボールになってしまうのに、
打者が悪くもないのに、体付近のボールのリスクを打者が背負うのは変でしょう。
ファールならまだいいですが、フェアゾーンに転がったらピッチャーゴロですよ?
ちょっと理不尽なルールだなぁと思っちゃいます。
中にはグリップエンドのファールなど、スイング中の動作か判断しづらいものもあるでしょうが、
頭部付近の球を避けようとした時ぐらいは、バットに当たってもボール判定にして欲しいです。
今年の甲子園大会でも1回はあったはず。まぁ、レアなケースではありますが。

それとルール的なことで言えば、今日の第3試合の済々黌と鳴門の試合で、
ライナー併殺で3塁ランナーがベースを踏み、アピールプレーをしなかったところ、
3塁ランナーのホームインが認められるケースがあったようですが、
確か漫画の『ドカベン』でも同じシーンがありましたよね。
ドカベンは結構ルールの穴を付くようなシーンがあるんで、そういう面では勉強になります。
こちらは起こりうるプレーなんで、球児の方々には注意してもらいたいです。


で、ここまでの大会ですが、今日の時点で残り5校が出場していないものの、
大体のチームが出揃いましたが、優勝候補等は変わらない印象ですね。
筆頭はセンバツ優勝の大阪桐蔭で、投手力・攻撃力・守備力とトータルバランスが高いです。
追いかけるのが昨夏・センバツと準優勝の光星学院ですが、
城間投手が春より成長したものの、投手力は大阪桐蔭よりも落ちる感は否めません。
大阪勢頼みからも脱却してない感じですし、チームのまとまりという点も気になります。
あとは作新学院、常総学院、神村学園、新潟明訓。
常総学院は2回戦で桐光学園と当たるので、その結果次第でしょうね。
桐光学園は1・2年生が多く、まだ勝ちあがれるだけのチーム力はない感じですが、
松井投手を中心に1戦ごと力を付けていけば、優勝、さらには来年の夏連覇の夢が膨らんできます。

大会3日目~6日目の感想は、再度まとめるのが面倒なので、
メモ書きをそのまま掲載させていただきます。

○大会3日目 第1試合 浦添商-愛工大名電●
愛工大名電の浜田投手は序盤3回が悪すぎた。
躍動感がなく、体が重そうというよりも眠そうな感じに見えた。
守備でも名電らしくないミスが相次ぐなど、だらしない試合をやってしまった。
ただ、4回以降は浜田投手が持ち味を取り戻し、ストレートの球威が上がって安定感を取り戻し、
試合も追い上げる展開としていただけに、立ち上がりの失点が悔やまれる。
勝った浦添商は4番ピッチャーの宮里選手のホームランが大きかった。
右打者ながら右中間へ運ぶホームラン、驚きの一発だった。
浜田投手に関して言えば、ちょっと評価が落ちてしまったかなと。
クロスファイヤーのストレートとキレのあるスライダーは魅力的だが、
もう少しストレートの威力が欲しく、常時140キロ前半が出るぐらいでないと。
センバツ・夏と甲子園大会では力感が足りず、十分な力を示せなかった気がする。
ビッグ3の藤浪投手と大谷投手に少し水を空けられた形で、
左腕という貴重性を考えても、ドラフト1位は難しそう。

○大会5日目 第1試合 龍谷大平安-旭川工●
試合中盤に旭川工がリードするも、平安打線が力を発揮し、
同点に追いつき、延長11回にサヨナラ勝利。
注目の龍谷大平安の4番ライト高橋選手はランナーを置いてからのバッティングが光った。
特に9回の一二塁間を抜くヒットは、それまでの引っ張りの打撃とは違い、
方向に逆らわずにしっかりと打ち返すことができた。
打球も速いし、やはりドラフト候補の逸材なのは間違いない。
気になるのは、ランナーがいない時に、足をぶらりと大きく上げること。
足を上げるなとは言わないが、上げるならきっちり上げないと。あまりにも不安定すぎる。
セットからの投球で少し足を引く程度の方が安定感がある。
そう考えると、長距離砲というよりも中距離タイプで、
今後は逆方向にどう打ち返すかが課題になってくるように思われる。

○大会5日目 第2試合 東海大甲府-成立学園●
なんで東海大系列の学校はプロ野球選手を多く輩出しているのに、
肩の開きの早い速球派投手を量産するんだろうか? 意味ないだろうに。
東海大甲府の神原投手も肩の開きが早く打者から見やすいフォームをしている。
140キロ出てもスピードを感じないのは勿体無い。
成立学園の2年生右腕の谷岡投手は140前後のストレートとキレのあるスライダーが武器。
まだ体ができておらず、たくましさが足りないが、来年が楽しみな投手。

○大会6日目 第1試合 神村学園-智弁和歌山●
神村学園の柿沢投手と平藪投手は安定感があった。
柿沢投手は140キロ前後にシンカー気味のボールと派手さはないが安定感がある。
平藪投手は130キロ後半の伸びのあるストレートとカーブで緩急があり、テンポもいい。
守備も併殺を多く奪うなど、ディフェンスがしっかりとしている。
智弁和歌山投手は最後に投げた蔭地野投手が故障に泣き、8割の回復具合だったそうだが、
4番の柿沢選手に対しては最速144キロのストレートで攻め込むなど、
結果は四球だったものの、良い対決だった。
まだ細身で体ができていないだけに、大学できっちり鍛えれば、将来性は高い。

○大会6日目 第3試合 大阪桐蔭-木更津総合●
大阪桐蔭が順調なスタートを切った試合となった。
大阪桐蔭の藤浪投手はストレートの威力がセンバツよりも増した印象で、
ストレートは150キロ前後、最速153キロのストレートは威力がある。
センバツよりも指にかかったボールが多くなり、威力が抜群だった。
それに対して変化球、特にスライダーのコントロールはまだ荒れ気味。
少しスライダーを投げる時に腕の位置が下がり、
リリースもストレートよりも早い段階で投げており、微妙なリリースの狂いがある。
この悪癖がそう簡単には直らないだろうが、今後の大きな課題となりそう。
攻撃面では1番キャッチャーの森選手がセンバツに続いて大当たりで、
4番ファーストの田端選手が一発を放ち、7番サードの笠松選手も一発を打った。
走塁も積極的だし、トータルバランスはやはり高い。
負けた木更津総合の黄本投手は中日・川上投手のようなバランスの良いフォーム。
綺麗なフォームからストレートは140前後、145キロをマークして力がある。
クイックも速く、トータルバランスが優れた投手。
球数が増して、甘い球を痛打される結果となったが、
大学・社会人で変化球を磨いていけば、将来性も高い。

○大会6日目 第4試合 新潟明訓-県岐阜商●
新潟明訓の竹石投手は140キロ前後の伸びのあるストレートが武器、
ストレートの回転が良く、相手打者がポップフライを打ち上げるほど。
打線も1番センターの金子選手がリードオフマンとして素晴らしい働きで、
バント等の小技が非常に上手い。まとまりのある好チーム。

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