決勝は、大阪桐蔭と光星学院
事実上の大阪対決、と言うのは野暮というものか(^^;
野球留学が正式に認められ、数が制限されているとはいえ、やっぱり多いですね。
主力の田村・北条・城間選手を始め、ベンチ入り7人が大阪出身、
1人が奈良、1人が三重と関西圏の選手が多く、他にも沖縄が1人、神奈川が1人。
青森出身はエースの金沢投手を含めて4人で、宮城が2人、岩手が3人。
半分以上は東北出身者以外ということになるわけですか。
個人的には野球留学は黙認で構わないと思うものの、
「東北勢初の~」という冠が付くと複雑な気持ちに駆られてしまいます。
まぁ、実際に青森で生活してるんだから、それでいいとは思うんですが。
おそらく決勝は今日登板しなかった青森出身の金沢投手が投げると思いますので、
相手の大阪桐蔭・藤浪投手に負けないピッチングを期待したいですね。
一方の大阪桐蔭は1回戦で活躍した4番田端選手が骨折してしまい、
2回戦以降は試合が出られず、打線的には苦しい場面も多かったのですが、
今日ホームランを打った2年生の森選手と笠松選手が活躍し、決勝まで来ましたね。
森選手はキャッチャーとして強肩も披露し、
高校生離れした機動力を誇る健大高崎の足を完全に封じました。
笠松選手は、田端選手がおかわり2世なら、浅村2世といったところか、
思い切りの良い打撃が光っています。
エースの藤浪投手は力が抜けて良いピッチングをするようになってきましたし、
良い試合を期待したいですね。
なお、決勝は悪天候が予想されるため、試合開始は午後4時だそうです。
それもなんか微妙っぽい感じもしますが… 日程的な問題なんですかね。
◆センバツ高校野球 微妙な判定が相次いだ準々決勝
光星学院と愛工大名電の試合は1点を争う好ゲームで、
最後には愛工大名電の浜田投手が力尽きるという試合だったのですが、
この試合の勝負所で微妙な判定がありました。
同点の8回裏1アウト3塁で4番北条選手の打席、
フルカウントからスクイズに行ったのですが、これが足元のボール球となって死球判定。
しかし、スクイズをしに行ったのは明らかで、
映像で見てもバントを空振り後に足に当たるという感じでしたので、
死球と判定したのは明らかにミスジャッジでした。
結果、その次の打者は見逃し三振に取って2アウト1・3塁としたものの、
その次の打者にノースリーとカウントを悪くしてしまい、
飛び込んだセンターが一歩及ばないランニング3ランホームランとなっただけに、
試合に全く影響しなかったとは言えず、勝負に水を差すジャッジとなってしまいました。
次の試合の関東一高と横浜高校の試合は既にご存知かもしれませんが、
1-2で追う横浜高校が5回裏1アウト1・3塁でセーフティスクイズを敢行して成功、
3塁ランナーがホームインし、1塁送球でアウトとし、3塁を狙った1塁走者を3塁手前でアウト、
同点となって2アウトランナーなしと思われたところ、
関東一高がアピールプレーで3塁ランナーがホームベースを踏んでいないとしてアウトに。
得点は入らず、3アウトチェンジとなってしまいました。
色々と写真や映像でも紹介されていましたが、かなり微妙なところだとは思うのですが、
試合を見ていた時には明らかに踏んでいると思われました。
まぁ、見ていた捕手と主審がそういうのだから踏んでなかったのかもしれませんが…
傍目からは踏んでいないようには見えなかっただけに、後味の悪いジャッジとなってしまいました。
その後、横浜高校は一時同点に追いつきましたから、勝敗を決定付けるプレーにはなりませんでしたが…
でも、その前の関東一高の先制ホームランの前にあった柳投手のボークも微妙な判定で…
こういうのが目立っちゃうのは残念ですよね。
いずれにせよ、プロもアマも審判の質が下がっている印象は拭えないわけで、
もう少し頑張って欲しいなぁと思わなくもないです。
せっかくの好ゲームが後味の試合になるのは勿体無いですからね。
最後に横浜高校の渡辺監督が抗議して厳重注意となりましたが、
流れの中のプレーで進行の妨げとなる抗議は慎むべきだと思いますが、
アピールプレーでのアウトだとか、ボークの判定だとかは、
観客から見ても分かりづらいプレーですし、監督の抗議を制限するのは不当かと思います。
選手が代わりに抗議するにしても、単純なアウト・セーフならともかく、
そんな微妙なプレーを正しく理解し、説明することは難しいだけに、
事実上の泣き寝入りになるだけですから、監督が抗議しても良いような気もします。
まぁ、審判が絶対だというのが高校野球の教えだというなら構いませんが。
それに関連して言うと、イニングの合間ならともかく、
時折、試合進行中に審判が投手を注意するような場合があるのですが、それも謹んで欲しいです。
おそらく、2段モーションやボールへつば・泥を付けていると疑われる仕草の注意なのでしょうが、
精神的に動揺することも考えられるので、
明らかなクロと思われる場合を除いて、試合進行中はそのまま流して欲しいです。
◆プロ野球が開幕
パリーグではソフトバンクとロッテが3連勝と好スタート。
ロッテは初戦で楽天・田中投手を叩いたのが大きく、その流れで3連勝となりました。
楽天は現状では戦力が不足気味で、なんとか若手の成長を期待したいところですが…
一方のソフトバンクは選手が抜けても、しっかりと補強し、新たな選手が出てくるなど、
豊富な戦力には変わりがないようです。
新垣投手の復活勝利は、敵チームのファンとしては脅威ですが、
一野球ファンとしては嬉しい気持ちです。
つーか、次はライオンズが当たるのか… 頑張って攻略しないと(^^;
ライオンズは開幕戦を涌井投手の乱調に泣き、2戦目をゴンザレス投手の乱調に泣き、
3戦目でようやく勝利となりました。
2戦目で打たれたゴンザレス投手が3戦目でセーブを挙げましたし、
スタートとしてはボチボチではないでしょうか。
1番のヘルマン選手と5番の嶋選手が当たってきていたいのが心配ですが、
まだ始まったばかりですし、明日からの試合での活躍を期待したいです。
涌井投手に関しては、応援日記でも厳しいこと書いていますが、愛情ゆえです。
ライオンズの選手で誰が一番好きかと言われれば、
高校時代から見続けてきたこともあって、涌井投手が一番好きです。
私から見ると、涌井投手の栄光は常に挫折とともにあるように思えます。
横浜高校の2年時にセンバツ準優勝を果たしましたが、
決勝ではそれまで好投していた当時3年のロッテ・成瀬投手に代わり、
先発のマウンドに立つものの、広陵打線に掴まってしまって大量失点KO。
「涌井でなく成瀬なら」と当時は影で言われていたはずです。
そんな苦いマウンドを糧に、3年で大きく成長し、
3年夏にはダルビッシュ投手と並び称される存在として活躍しましたが、
北海道勢初優勝を遂げることになる駒大苫小牧に敗戦。
プロに入ると、いきなり先発ローテに入ったものの、日ハム打線に捕まりKO。
ダルビッシュ投手が1年目後半から活躍するのを尻目に成長を遂げ、
2年目から先発ローテで活躍し、3年目からはエースとして今日に至ります。
ライバルであり親友でもあるダルビッシュ投手との比較が常についてまわり、
マンガとかでの主人公のライバル的存在というのがピッタリな感じですが、
何度も挫折を味わいながらも、豊富な練習量でそれを乗り越え、
エースとして活躍する姿はカッコいいです。
だからこそ、開幕戦での失敗を二度と繰り返さず、
再びどん底から這い上がり、さらに強いエースとなることを祈っているわけです。
涌井投手の次回登板に期待したいです。