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特に

ネタなし。
無くはないのだけれど、タイトルに持ってくると差し障りがあそうなので、
適当にお茶を濁しておいて本文へ突入。


◆政治ネタ 防衛大臣は玄人であるべき?
前大臣の頃から防衛大臣が素人だ素人だと揶揄されていますが、
それでは逆に防衛大臣の玄人ってのは何なんでしょうか?

防衛の専門家という意味では自衛隊員になるのでしょうが、
ご存知のとおり、文民統制(シビリアンコントロール)が適用されるので、
武官である現役自衛隊員は勿論のこと、
元自衛隊の政治家の大臣就任も議論のあるところです(過去に自民・中谷元氏が就任した例がありますが)。
日本においての文民統制は、当然ながら過去の大戦の反省を意識してのもので、
機動的な意思決定や権力との癒着防止というよりは、軍部の暴走を防ぐ狙いになっています。
そういう意味では、防衛大臣の玄人というのは、
国会内部の衆議院の外務委員会と安全保障委員会、参議院の外交防衛委員会の所属者と言え、
大臣就任前から参議院の外交防衛院長だった田中直紀氏は一応条件を満たしています。
…まぁ、防衛大臣就任以後の発言を見ますと、素人よりの玄人と言わざるを得ませんが…
どちらかといえば、農水行政の方を主体にやってきた人ですしね…

話を戻しまして、防衛大臣は本当に玄人であるべきなのでしょうか?
玄人、自衛隊員は無理でも自衛隊が分かる人間ということになるかもしれませんが、
過去に先の大戦は侵略戦争ではないと公言して問題になるなど、
一般人である私達から見て、自衛隊の考え方は少し異質に思えてなりません。
それに通じるということは、いわゆる鷹派と呼ばれる過激思想家に近い考え方で、
そういう人物が防衛大臣を務めることは、果たして文民統制の精神に反さないのでしょうか?

日本の文民統制は、悪く言えば、素人であることによって軍部の機動性を落とすことで、
良く言えば、その機能を平和利用に限定させる要請です。
平和ボケと言われるかもしれませんが、現代は有事よりも平時の方が圧倒的に多いです。
仮に有事が起こったとしても、その判断は防衛大臣に一任されるわけではなく、
内閣総理大臣や官房長官は勿論のこと、
緊急的な判断でない限りは、与党の信認や国会の承認によって国民の意思決定に委ねられるわけで、
防衛大臣が軍事に精通している必要性は必ずしもありません。
それよりは、むしろ日本の専守防衛を任務とする自衛隊を普通の軍隊に切り替えるか否かが、
国民が関心を持つべき事柄であり、その答えが出ていない以上、
自衛隊を敏に扱う玄人よりは、自衛隊を鈍に扱う素人の方が、国民にとって安全だと言えます。

別に田中防衛大臣を擁護するつもりはないのですが、
ただ防衛の素人だからという理由で批判するのは違和感があります。
その批判は鷹派の理論であり、国民を平和ボケだと中傷しているのと同義じゃないっすかね。

民主党、野田政権に関して言いますと、参議院の方が数的に不利であるために、
参議院側の要望を無碍にすることはできず、配慮せざるを得ないところに苦しさがありますよね。
まぁ、それも国民の意思によるところなのですが…


◆プロ野球 キャンプも中盤へ。実戦開始
それよりも気になるのが産経新聞の記事で、
ダルビッシュ投手のポスティング資金が親会社の日本ハムの赤字補填に使われるって本当なんでしょうか?
別に正式決定したわけでもなく、それで赤字が補填されるからラッキーだね的な記事でしたから、
まさかとは思いますが… 早く火消ししとかないとヤバいんじゃないでしょうか?
このままでは球団に見返りのないただの人身売買となりかねず、
ファンや選手の球団に対する不信感が募る結果になっちゃうと思うのですが…
そういう意味でも早くポスティング資金の使い道を示すべだと思います。

ここまではその日ハムのルーキー・大嶋選手が話題になっていますが、
個人的には昨年まで西武に在籍したGG佐藤選手に被る印象があります。
大嶋選手はソフトボール、GG佐藤選手は独立リーグからと経歴は全く違いますがね。
初実戦でホームランを放つなど、驚かされる面もありますが、
今後、変化球攻めに悩まされるでしょうし、守備位置の関係もありますから、
話題性だけで起用していくことはしてもらいたくないです。
良い物を持っているからこそ、しっかりと育ててから使って欲しいです。

ここまでのキャンプ情報で評価を上げているのはソフトバンクですね。
件のブラッド・ペニー投手と正式契約となり、
まだ実戦登板はないため、評価はできませんが、期待の投手なのは間違いありません。
もう一人の新外国人投手・ピント投手は長身で球持ちが良く、クイックも速いなど、
かなり手強い印象を受ける投手で、活躍する可能性が高まってきています。
そうなると、FA移籍の帆足投手を含め、3人の先発投手が加わることになり、
先発転向2年目の摂津投手は勿論、若い山田・岩崎・大場投手らの成長に期待する所も大きく、
大隣投手や新垣投手の復活も考えられるなど、
抜けた3人の先発投手の穴を埋められる可能性が出てきました。
川崎選手の抜けた穴に関してはまだ何とも言えないところですが、
今年もパリーグの優勝争いに絡んでくる戦力を持っていることは間違いなさそうです。

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