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真っ黒な日々

黒黒黒。
黒黒。
黒白白白黒黒黒黒黒黒黒黒黒。

……
………埼玉西武ライオンズの7月の成績です…
プロ野球協約上、最大とされる13連戦の9連敗もさることながら、
その前も6連敗、7月は僅か3勝と、真っ黒い日々が続いております。
正直、何でここまで負けが込むのか分からないのが辛いところ。
他球団とは違い、大きな怪我人はなく、片岡選手を欠くぐらい。
戦力的にもそう劣っているとは思えないのですが…
もう野球が嫌いになりそうな勢いです。とほほ…


◆プロ野球 フレッシュオールスターゲーム開催
試合は1回表に西武・秋山選手の犠牲フライで先制し、
その後は両チームのピッチャーが好投するテンポの速い投手戦となったものの、
終盤にイースタンリーグ打線が繋がりを見せ、
終わってみれば、10-0でイースタンリーグが大勝しました。

けれど、一流選手への登竜門とも言えるフレッシューオールスターのMVPが… orz
4番ライトスタメンで犠牲フライ・三振・四球・タイムリー・タイムリー2ベースと、
3打数2安打3打点と活躍した西武・秋山翔吾選手ではなく、
途中出場で、レフトフライ・タイムリー2ベース・タイムリーヒットと、
3打数2安打2打点だったヤクルト・荒木貴裕選手が選ばれました…
確かに、秋山選手の1本目のタイムリーはショート後方に落ちるラッキーなもので、
2塁に行けたのにフライアウトだと思って1塁で止まってしまったり、
荒木選手はショートで好守備を見せたり、なによりも地元・富山出身ということもありますから、
荒木選手がMVPに選ばれてもそうおかしくはないのですが…
…フレッシュオールスターのMVPが、言わば一流選手への登竜門であり、
過去のMVP受賞者が各チームのレギュラーになることが多いだけに、その冠の意味合いは大きく、
MVPが手の届く距離にありながらも届かなかったというのは悔いが残ります。
犠牲フライは評価されなかったんかなぁ…
犠牲フライは簡単に打てるもんじゃねーぞ、とライオンズファンの誰もが思ってる(苦笑)
今日みたいに犠牲フライを打てるなら、後半戦は4番ライト秋山でいいよと思うぐらい。
中島・中村以上の強打者ですよ。犠牲フライの評価が低すぎやしないかい。

普通に成績で考えれば、3打点した選手の方が優先されたはずです。
実際に、優秀選手で秋山選手の名前が呼ばれるまでは、MVPは秋山選手という雰囲気がありましたしね。
もしも、NPBが地元ということを重く見て、
球宴だから別にいいかという軽い気持ちで決めたとするなら、この決定は到底納得いきません。
フレッシュオールスターはもう一つのオールスターとして非常に魅力的だと思うのですが…
なんか、NPBが自らフレッシュオールスターの価値を下げているような気がしてなりません。

はぁ…せっかく9連敗中借金15という暗黒な話題を、秋山選手のMVPで吹き飛ばそうと思ったのに…
こういうのを「持ってない」というのか。人間の悪意しか感じないけどな。
もう、何がなんだか、頭が怒りでぐちゃぐちゃですわ。
そんなにライオンズが嫌いか、と、最近、そんなことばかり思ってしまいます…


…っと、フレッシュオールスターの話題から少し脱線気味になってしまいましたね。
MVPに輝いたヤクルト・荒木選手は、ショートに同年代の川端選手がおり、
なかなかに厳しい競争を強いられますが、まだレギュラー確定というわけではないので、
左右の違いもあって付け入る隙はあると思いますので、
まずは1軍定着を目指して頑張ってもらいたいです。
他には広島の福井投手や横浜の須田投手、楽天の塩見投手ら、
1軍実績のある投手が目立っていましたが、
そんな中でソフトバンクの川原投手が左腕で155キロをマークするなど、
150キロ以上の剛速球をファンにアピールして球場を沸かせました。
2軍の公式戦での登板が少なかっただけに、完全にノーマークだっただけに、
今日の活躍はある種の衝撃でしたね。
まだ体力的なことやトータルバランスは分かりませんが、
高卒2年目、将来が楽しみな投手です。


ライオンズ勢では、前述の秋山選手が活躍してアピール。
1軍では打撃不振気味で、同期の熊代選手に押され気味ではありますが、
今日の活躍をきっかけに再浮上してもらいたいですね。
ただし、4打席目のラッキータイムリーの走塁は×。
1軍では内野の頭を越すヒットが期待されるわけですから、
アウトになりそうでも全力疾走を怠らずに、次の塁を狙って欲しいです。
新外国人選手のマルハーン選手が1塁も守れる外野手ということで、
外野の枠が1つ減る可能性もあるだけに、生き残りをかけて気合を入れて欲しいです。

もう一人のルーキー・林崎選手は途中出場で3打数1安打。
昨日はプロ初スタメンでしたが結果が出ず。
それでも鋭いスイングがアピールできたようなので、1軍戦力となるべく頑張って欲しいです。
片岡選手の回復が遅れているだけに、セカンドスタメンはチャンスです。
攻守にアピールしてもらいたいですね。

ドラフト1位の大石投手は9回の1イニング登板で直球のみで三者凡退に抑えたものの、
球速は140キロ出ず、130後半止まり。
インタビュー等では故障の影響はなく、全力投球もできる状態で、
スピードが出ないことが悩みだと言ってましたが…原因は何なのでしょうか。
フォームも元に戻したそうですし… うーん、それでもフォームに欠陥があるのか。
トレーニングの問題もあるんですかね。
ライオンズの場合はランニング中心でスピードガンよりもキレ勝負なところがありますし。
岸投手も大学時代はMAX152キロという触れ込みだったけど、今は140前半ですしね。
あまりスピードガンの表示にこだわる必要もないのかなぁと思ったりもします。
まぁ、抑えで140出ないというのは微妙な気もしますが(サイド・アンダースローを除く)、
目指しているのは先発なだけに、それはそれで問題ないような気も。
まだ本人もそこら辺の迷いがあるでしょうし、もう少し時間がかかりそうな雰囲気です。


◆ニュースネタ 福島県産牛肉から相次いでセシウム検出
まぁ、予想通りの結果というか、当たり前の結果というか、
むしろ何も考えずに出荷・販売していた畜産農家・小売の神経がすげぇと思ったが。
自己の責任を多少なりとも痛感しているなら可愛げもあるものの、
この時点でもまだ東京電力の責任にして補償だとか言う奴は何なのだろうか。
もはや、風が吹いたら桶屋が儲かるということなのか。
自己の過失責任、というよりもむしろ故意犯なのに…それは図々しいと言わざるを得ません。
タコが自分の足を食ってるのに気づかないで(気づいている癖に)食べるから性質が悪い。
消費者も今こそ福島県産の農産物を買えよ、ほら。風評被害なんだろ、おい。

今回の事件で最も責任が重いのは、国や地方自治体ではなく、
安全神話の上に胡坐をかいて、検査を拒んできた農協や農家の方々でしょう。
風評被害だと騒ぎ立てる前に、自衛の策を講じて、安全を確保しなければなりませんでした。
それを風評被害の一点張りで行ってこなかったことは、根本的な解決策になっておらず、
単に利益確保に走った利己的な行動だったと言わざるを得ません。
生活がかかっていますので、資本主義社会でその責任を追及しようとは思いませんが、
道義的責任は少なからず感じてもらいたいです。

幸いにも、体内への影響がそれほどないセシウムですし、
食べたとしても健康被害をもたらすようなレベルではないようですので、
今からでも遅くないですから、全ての出荷物に対して検査を義務付けるぐらいの方向で動いてもらいたいです。
これでもう完膚なきまでに安全神話は叩き壊されました。
一から安全をアピールしないことには誰も日本の作物は買いませんよ。
厳しい言い方となりますが、それぐらいの失態を行ってしまったことを理解していただきたいです。
日本の農業、オワタ。

あー、そういえば静岡では島田市がお茶以外の作物を含めて検査を行う方針だそうです。
こういった試みが全国的に広まっていくことを期待したいです。


◆ニュースネタ 水戸黄門が終了へ
んー、私は昔から「視聴率」という制度に疑問を感じているのですが、
実際、どれだけ当てになるものなんでしょうか?
例えば、録画機能で撮りダメした番組はカウントされるのでしょうか?
ビデオテープの時代はカウントされなかったと思うのですが、
HDD時代となって放送時間に拘束されないTV視聴が可能になった時代において、
録画番組がカウントされないというのは、もはや視聴率制度が破綻しているような気もします。
加えて、TVが各家庭1台という時代ではなくなっただけに、
言うなれば、毒にも何にもならないような番組がリビングの計測テレビで測られており、
子ども向けや大人・老人向けといったターゲットを絞った番組がサブに回されてしまえば、
コアな番組はそれだけ不利になっていくように思われるのですが… どうなんでしょうか。

仮に、それらの問題点が現行の視聴率制度で考慮されていないとしたら、
水戸黄門のような中高年以上向けの番組に正当な評価は下せないように思います。
昔と比べてとか言い出したら、かつては家主(父・祖父)がチャンネル権を持つことが多く、
必然的に時代劇や巨人戦のナイターといった番組を見せられましたから、
今の多チャンネル・複数TVの時代との比較対象は不可能だと思われます。
かくいう自分も水戸黄門は丸見えやQ様の裏番組になる関係で見ていないのですが、
お年寄りを中心に定番番組としてのニーズは必ずありますし、
年を取ってくると何となく時代劇もいいものだと思える気持ちは分かります。
もう色々な世代に見てもらう方針を取るよりは、
お年寄りにとって見やすい時間、5時台や6時台を狙ってみても良かったようにも思います。
8時半になったら寝ててもおかしくないっすよ。特に農家は。

そういう意味では、番組を面白くする工夫は分かるのですが、
TV局がどうすれば見てもらえるかという工夫を怠っている印象はあります。
面白い番組を作れば、見てもらえるという時代は終わったわけです。
情報量が多ければ、面白い・面白くないは相対的になりますから、
多チャンネル時代で番組が増えてしまえば、そう単純には運ばないわけです。
そこを見誤ったことが水戸黄門終了という結果に繋がったのではないでしょうか。

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