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やる気のない不信任

政治の世界では菅内閣の不信任決議をいつ行うか囁かれていますが、
菅内閣を妥当したいものの、あまりにこだわると震災を政争の具にしていると批判されるため、
なんとなーく生ぬる~い雰囲気が漂っています。
野党としては菅首相のやぶれかぶれ解散に期待しているという程度なのでしょうか。
まぁ、正直言って、こんなのはどうでもいいというか、
選挙やるだけムダなので、解散総選挙に使うお金を震災復興に回したほうが全然マシです。
一番大変な原発対応大臣に据えようとした菅首相も菅首相ですが、
復興会議に全く参加姿勢を示さなかった野党も野党なわけで、
報道の影響もあって菅首相のイメージの方がマイナスでしょうが、野党も見放されているのが実情でしょう。
直近に選挙があったら、ムダであると分かりつつも、間違いなく白票を投じます。
投票するに値する行動を取っていない。

(追記)
なんか閣内の小沢系議員から造反者が出るとか出ないとか…
一応、誤解がないように強調しておくと「菅内閣の不信任案」です。
間接的にはそうなるのですが、「菅首相の不信任案」ではありません。
昨年の仙石元官房長官らを間接的に辞任に追いやった不信任決議
(あれは参議院の問責決議で法的拘束力はなかったわけですが)とは違います。
つまり、閣内の造反者は自分自身もNOと言っていることになります。
だったら、議員辞めろよ。自分がダメですと分かってるんだろ(苦笑)
…もうムチャクチャです。全く芯が通っていないことばかり。
公然と批判するのは比例選挙で受かった奴ばっか。
民主党の名前で受かっておきながら、党に反対するんだったら議員辞めろよ…
参議院は非拘束名簿方式なので分かるけれど、衆議院の方は特に。


◆ニュースネタ 義援金や東京電力の賠償金をどうするのか?
先日、福島原発の放射能漏れ被害の賠償範囲の素案が発表されましたが、
やはりというか福島県周辺はカバーされるものの、
お茶の葉からセシウムが検出された神奈川県西部の足柄は対象範囲外のようです。
仮にそこまでカバーしなければならないとなると、
賠償の範囲が際限なく広がっていくので致し方ない面もありますが、
少し不平等な印象も受けてしまいます。
観光業の干上がりは相変わらずで、ゴールデンウィークは国内回帰の流れを受けて、
東日本の観光地も一時的に活気を取り戻しましたが、
それが終わるとアジアからの外国人観光客がサッパリなので、再び干上がっているのが現状、
第一次産業だけでなく、第三次産業も救済の対象範囲にすると、とてもじゃないでしょう。
でも、苦しんでいるのは被災地周辺だけではなく、
部品が入ってこなかったり、大企業の休業を受けて仕事が激減した第二次産業も然りで、
義援金や東京電力の賠償範囲内で本当に平等性が担保されるのかは微妙な印象を受けてしまいます。

加えて、義援金の配分において問題になってくるのが大多数に及ぶ行方不明者の扱いでしす。
未だに義援金が配分がなされていない理由にこれがあることは容易に想像が付くでしょう。
政府は今回の特別な対応として、本来は危難から1年経過してから行われる特別失踪による死亡認定を行わず、
震災から3ヶ月経過で死亡認定を行うということなので、
6月11日以降に新たな義援金の配分が決定されるのでしょう。
(ということは、早く義援金を配れと叫ぶ人は、早く行方不明者を死亡にしろ、という意味でしょうか)
でも中には一家全員が行方不明というケースもあるでしょうし、
遺産分割の話とは別に、そういった場合の扱いがどうなるのかは少し気になる所です。

…で、まぁ、色々と考えてみると、本当に公平に配分できるのか疑わしくなってきます。
それよりは復興基金を新たに起こし、ノーベル平和賞で有名になったグラミン銀行のように、
広く震災の影響を受けた人達に融資をする仕組みを作った方が建設的じゃないの、と思ったりします。
問題は誰がそれを実際に運用するかですが…
政府が指名するのではなく、国民の投票で選ぶのがベターでしょうか。
…まぁ、そうなるとソフトバンクの孫会長になりそうな感じもしますが…
解散総選挙をやるよりも、こちらの投票をやる方が何万倍も有意義な感じがしますねぇ…

義援金配れ配れとか言っているのを聞いていて、こんなことを思ってしまいました。


◆プロ野球 交流戦
10試合が終わって、ソフトバンクが文字通りの負けなし… 8勝2分け。
ライオンズは当たるセリーグのチームが決まって不調だったという日程的なラッキーもあって、
8勝2敗の2位タイで追いかけてはいるものの、
交流戦前からパリーグの上位にいたチームなだけに、なかなか追いつけません。
強いなぁ… ソフトバンク…

その強さの秘密は何かといえば、内川選手の加入と先発投手陣の充実でしょう。
打線は川崎・本多選手という足のある1・2番は昨年までも健在でしたが、
あとの打者は一発頼みなところもあり、ヒットのわりには点数が入らなかった印象がありました。
それが今年は3番に内川選手が入り、4割近い打率をマークしていることで、
強力な繋がりのある打線となり、得点力が安定しているように思えます。
下位を打つ松田選手も好調ですしね。
4番以降の打順には疑問がないわけでもありませんが、
それ以上強くなられても困るので、そのままにしておいて欲しいです(苦笑)
そして、先発投手陣の充実、杉内・和田投手の2本柱以上に目立っているのが、
復活したホールトン投手と若手左腕の山田投手の2人。
山田投手は昨年からブレイクの兆しがありましたが、細川捕手が加入したことで一気に伸びましたね。
ホールトン投手も細川捕手から癖を伝えられたとのことで、
2人にとっては細川捕手の加入が非常に大きかったようです。
これに先発に転向した摂津投手と若い岩崎投手で先発が6人、
馬原投手やファルケンボーグ投手がいなくても勝てるわけです。
これで2人が帰ってきたわけですから、投手陣の充実っぷりは相当ですね。

ライオンズも交流戦前から打線が充実し始め、
5月頭から片岡選手が、交流戦に入ってから中村選手が、そして中島選手が復調を果たし、
ヤングライオンズ打線の目玉でもある1~4番の主力打者に当たりが戻ったことで、
安定した得点力を誇るようになってきました。
5番のフェルナンデス選手も調子を上げてきてますし、
銀仁朗選手も最近は大当たりとなってきて、下位打線も充実してきています。
あとは6番の浅村選手の復調と、7番を打つ坂田選手と高山選手の頑張り次第。
浅村選手は下半身を使った打撃フォームのため、疲れが溜まっており、なかなか実力を発揮できず、
痛烈な当たりがフェンス前で失速したりとやや不運もあって成績が落ちてしまっています。
坂田選手と高山選手に関してはもう少し打って欲しいなと。
打撃を期待しているのに2割そこそこでは困っちゃいます。
それでも打線はソフトバンクにひけを取りませんし、この点ではいい勝負かなと思います。

先発投手陣は復帰した岸投手が3試合目でようやくらしいピッチングを見せたことで、
軸として復活を果たしましたので、涌井・岸投手の2枚看板に、
安定した投球を見せているルーキーの牧田投手、
肘の影響が気になりますが登録抹消しなかったので大丈夫と見て左腕エースの帆足投手、
そこにベテランの石井一久投手と西口投手がいるという形で、先発陣も負けていません。
少し若さが足りないだけに、今はリリーフに回っている平野投手や、
ファームで投げている野上投手、菊池雄星投手らが出てくると、その上を行けそうです。

比較するまでもないのがリリーフ陣… この差は大きいですよね…
問題は抑えなわけで、
岡本篤志投手は暫定守護神としてはそれなりに頑張ってくれていますが、
股関節に持病を抱えており、今後も安泰かというと疑問の残るところ。
フロントも外国人投手を探しているようですが、それで名前が挙がってくるのがクルーン投手ってどうよ?
それなら小野寺投手をトレードに出してない。どう考えても岡本篤志投手の方が良いに決まってる。
そう考えていくと、補強も当てにならないのが実情かと…
トレードで獲得した江草投手が化けてくれたらなぁ…と願望を抱いてしまったりもします。
肩を故障していた大石投手がブルペン投球を始めたとのことで、6月中旬には試合で投げられる模様、
まだどちらで調整するのかは分かりませんが、まだ先発として考えているようなのですが、
今のチーム事情を考えると、リリーフ・抑えとしての方がいいと思うんですが…
課題となっていた左腕の方は江草投手の加入で刺激されたのか、
ベテランの星野投手が復調傾向で、登録抹消になってしまったものの若い武隈投手も結果を残し、
2軍では松永投手が好投中、意外にもリリーフ左腕はなんとかなりそうな雰囲気が出てきました。
グラマン投手も一応左腕ですしね。ワンポイントとしては考えにくいタイプではありますが。
せめて抑えだけ決まればなぁ、抑えだけ決まればなぁ、といつもそう思わされます。

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