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ロストジェネレーション

現在の30代前後+-5歳ぐらいを「ロストジェネレーション」と呼ぶそうです。
もう私たちは生きている化石です。シーラカンスです。保護してください(爆)
就職氷河期に当たってアンラッキーだったね、あんたも残念だよ、という世代のようです。
欝だ、首吊ろう… orz

こうやって世代で区切る考えはあまり好きではないのですが、
人間の思考は環境に左右されることが多いため、
生まれ育った時代の出来事によって、精神が一定の傾向を持つことは十分考えられます。
ロストジェネレーション世代の出来事と言えば、「冷戦崩壊」と「バブル崩壊」でしょう。
そこから見出されるメンタリティは「儚い」かと思われますが、どうでしょうか。

バブル景気に幼少時代を過ごしながら、学生期を一転してのバブル崩壊で過ごした世代、
この間に価値観も180度変わっていきました。
大量生産大量消費の時代が終わり、リサイクル・エコの時代へ。
終身雇用制度が崩壊し、リストラの嵐へ。
それに伴い、学歴社会のお約束の崩壊し、就職戦線へ。
不景気によって女性の社会進出が進み、父権社会から男女共同社会へ。
東西冷戦の終戦によって国家による同盟から、国際社会へ。
国家の枠に囚われないNGO・NPO組織の拡大。
世の中のあらゆる仕組みが180度変わることを、多感な時期に経験しました。
古い価値観で生きることができた人から、新しい価値観にすんなり切り替えられた人、
どちらを選択するまでもなく迷う人、そんな一括りにできない多種多様な世代です。

一般的に言われるような「無気力」というのは儚さの象徴でもあり、
「自主性に欠ける」というのもその一因でしょう。
簡単に言えば、成功への「はしご」を外された世代だと言え、
「はしご」をかけられると突っ走るものの、「はしご」がないと迷い続けるということでしょう。

ある意味で、そういう「幅」のある世代であるため、
メンタリティはわりと自由だったりします。
時代の変化に誰もが暗中模索だったため、特に思想を強要されることもなく、
それ故に空虚と評されるのかもしれませんが、それ故に自由な考えになる傾向があります。


別に世代間対立を煽るつもりは毛頭ないのですが、
そんな世代からすると、所謂「団塊の世代」や所謂「ゆとり世代」は共通の天敵です。
「団塊の世代」の基本は集団のメンタル、
ベビーブームの中で生まれ、集団就職を経験し、栄光と挫折を見た世代です。
個よりも集団が先行し、自己の成功経験を強く認識する傾向があり、
同調による絶対視が進みやすいです。
つまり、自由な風潮のロストジェネレーションから見ると、頑固です(^^;
一方の「ゆとり世代」の基本は個のメンタル、
バブル崩壊以降に生まれ、集団扶助よりも自己責任が叫ばれ、常に個が先行し、
それ故の孤独感から薄い繋がりを求め、依存関係が進みやすい傾向があり、
個人の絶対視が進みやすいです。
つまり、自由な風潮のロストジェネレーションから見ると、融通が利かないと見えます(^^;

面白いのは「団塊の世代」と「ゆとり世代」は、
集団と個人という全く別のメンタリティを持ちながらも、
結局のところは、それらの絶対視に陥りやすいという帰結を得ることです。
相反する印象を抱かせながらも、その実はよく似た人間と言えるかもしれません。

そういうい意味では、ロストジェネレーションの人間性は、
第二次世界大戦を経験した団塊よりも上の世代の人間性に近いのかもしれません。
戦争という命のやり取りの経験こそしなかったものの、
思想の空虚さや虚無感は共通しています。
戦争の経験を語り継ぐことができるのは、下の若い世代ではなく、
ロストジェネレーションなのではないか、そんなことを思ったりもします。

季節はもう8月です。
6日はヒロシマの日、9日は長崎の日、15日は終戦記念日。
戦争を意識する季節になりますから、新しい語り部として、
戦争の経験談を数多く記憶していきたいものですね。


◆家電の話 3D元年?
2010年は3D元年とも言われ、テレビからパソコンまで、
3Dが流行り物として持て囃されていますが、実際はどうなんでしょうか。
家電量販店で3Dの体験コーナーがありますが… 実際、どうなんでしょう?

正直言って、私には3D?ぐらいにしか見えません。
頑張れば見えるぐらいでしょうか。頑張らないと見れないテレビって何だ(^^;
VIERAのサイズで確認したところ、
一番大きいサイズの65Vなら割と普通に3Dに見えます。
58Vで少し首を傾げる程度、50Vで首が横に折れる程度です。
それ以下のサイズでは首が飛んでいってしまいます。

3DパソコンはNECのものはほとんど見えない感じ。
FMVは花びらが3Dに見えるかな程度。
回転するものは最初から映像がブレるから、比較的3Dに見えやすい印象です。

そんな自分からすると、3D…、となっちゃいます。
3D表示のメリットと価格の高さ、色彩の減少分を考えると、デメリットの方が大きい感じ。
本当に3Dは流行るのかなぁと疑問符の沸くところです。

他の人はまた違う感想を持つのかもしれませんが…
まだ実用的な段階には至っていない印象です。

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