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なんかもう

「昨夜」と書きたくて「さくや」を漢字変換しようとしたら、
「咲夜」が一番最初に来た俺は人間として終わっていると思う(爆)
「ゆかり」を変換して「紫」になるのは、まぁ、よくある話だと思う(爆)

デーブ大久保コーチの解雇が正式発表されましたね。
大久保コーチは訴訟の構えも辞さないとか。
暴力行為が1選手に対する1件しか発覚していないということは、
他の選手・コーチは暴力行為があったか否かは分からないと考えられるので、
何が決め手となって暴力行為があったと認定されたかは分かりませんから、
大久保コーチの側からすれば納得いかない面も多いことでしょう。
当然といえば当然の反応ですわな。

大方の意見も球団側を擁護するものが多く、大久保コーチを擁護する意見は少ないようです。
報道って怖いですね~
でも正直なところは、夕刊フジのこんなところじゃないの、とか思ったりもしますが。
http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20100730/bbl1007301605006-n2.htm
詳しくは後述しますが、
暴力行為が事実なら十分に処分対象になりますし、処分されて然るべきでしょうが、
その原因となったアーリーワークに対する罰金制度のどこが問題なのかはサッパリ。
結局、手を出した選手(菊池雄星投手)が悪かったね、ちゃんちゃんとなっちゃいますよ。
もうちょっと公平に見て、何が問題で、何が問題でないのかをはっきりさせるべきでした。
もし、仮に、全てに問題があったとするならば、
最終的には、もはや今までの日本のコーチ業は成立しなくなってしまい、
メジャーのように放任主義を基本とするしかなくなっちゃいます。
選手の気に入らない行動はさせられないわけですからね。正直アホかと思います(^^;


今回の事件もあいまって、菊池雄星投手に対する期待度は50を下回りました。
高校生は夏終了から春キャンプまでの練習量で決まりますが、
残念ながらこれは及第点に及ばなかったため、開幕1軍入りは不可能に。
もう一つの目標として、1年目は怪我せず練習に充てるという目標がありましたが、
それも5月からの肩痛で頓挫。
せめてフレッシュオールスターに出場し、終盤戦にはとも思ったものの、それも肩痛で無理に。
もうこれだけで塵となって消えていく超高校級左腕の条件を満たしつつあるわけですが、
それに加えて今回の不祥事、事実上、コーチ一人の首を切っちゃったわけですから…
ダルビッシュ投手のように不祥事をバネにできればいいですが、
一場投手のように不祥事の印象だけを残して終わってしまうのではないかという危惧も…
もう既にかなり追い詰められた状況にあると覚悟して然るべきでしょう。

菊池雄星投手にとって勝負なのは、今年の秋でしょうね。
優勝すれば秋季キャンプはありませんが、2軍は宮崎で試合を行う可能性が高いので、
それまでにきっちり投げられるようにして、2年目への土台を固めたいところです。
それができなければ、ドライに言えば、もう無理でしょう。
一刻も早く解雇して、大家投手のようにメジャーで再生を図らせたほうがマシ。
2年目の春から頑張っても、2年目の活躍は無理。その前の年の秋で決まりますからね。
それまでのことで言えば、練習量が足りない気がします。
肩が痛いなら、涌井投手のように走って走って走りまくることが必要でしょう。
それこそアーリーワークに参加して、朝から走れと。まだまだ練習不足に映ります。
高校時代の時点で総合力では菊池雄星投手と並ぶほど力を持っていた涌井投手でさえ、
1軍では十分に結果を残せず、強靭な下半身を作り上げて2年目の飛躍へと繋げたわけですからね。
現時点で雄星投手はそれ以上に出遅れているわけですから、みっちり練習して欲しいです。

考え方の面で言えば、独善に陥り過ぎのように思えます。
本で得る知識もいいですが、人から得る知識を柔軟に取り入れることも必要でしょう。
まだ若く、教養もあるだけに、理想主義・完璧主義的な面があるのだと思いますが、
世の中には色々な人がいて、成功に至る道も一つではなく様々であることを自覚し、
謙虚に物事に取り組んでいってもらいたいです。
これだけ素質のある選手なんですから、誰も潰そうなんて思ってません。
ましてや選手を使う側のコーチがそんなことは考えませんよ。
指示する練習方法にはその人なりの意味が込められているはずです。
その意味を覚れるようになれば、また新たな道が開けてくることでしょう。


◆プロ野球ネタ 埼玉西武ライオンズ・大久保コーチが解雇(昨夜、夜時点)
球団内の調査結果が公表され、大久保コーチは解雇となったとのことです。
理由は、アーリーワークに対する罰金制度に対して選手会が異議を申し立てた所、
それはある選手が告げ口したからだと決め付けて暴行したため、のようです。
暴行を受けた選手は1人だけのようで、球団は名言しなかったものの、
菊池雄星投手であることが濃厚なようです。

まぁ、コンパクトな報告だなというのが第一の感想です。
公表する必要のあるところだけを抜き出した感じがします。
今回は暴行が問題だったわけで、
その原因となったアーリーワークに対する罰金制度の是非は触れられていません。
一応、問題のあるとの認識なのでしょうが、何に問題があるのか不明です。
罰金制度を設けることそのものに問題があるのか、
それとも、罰金制度の金額に問題があるのか、
徴収した罰金の管理・使用用途に問題があるのか、
自主練習のアーリーワークに罰金制度を設けることが問題なのか、
そもそもアーリーワークと早朝練習はどう違うのか、
アーリーワークに参加すると申告しながらも遅刻した場合の罰金は有効なのか、
どこに違法性の線引きがあるのかサッパリ分かりません。
原因となった出来事の何を問題視しているのかが分からないため、
この問題をどう捉えればいいのか判断に困ってしまいます。

いずれにせよ、告げ口を理由にした暴力行為が許されないことは当然です。
それだけで処分として成立するので、今回の発表となったのでしょう。
でもそれが何で打撃コーチである大久保コーチの管轄外である投手に対して行われ、
大久保コーチが菊池雄星投手が告げ口したと判断したのか、
そこはもう邪推の域を出なくなった感じがしますね。
仮に暴行の相手が菊池雄星投手でなかったら、どうだったんだろうという疑問もあります。
勿論、球団は同様に調査したと言うでしょうが…
そして、当然それが分かっていながら、暴行した大久保コーチに何故という疑問も沸きます。
2人の対立に釈然としないものを感じるのは私だけではないでしょう。

そういった全体の面を考えると、
もう少し原因となったアーリーワークに対する罰金制度に対する考えを、
球団には述べてもらいたかったです。
何に問題があり、何に問題がないのかが明らかでないから、釈然としないんですよね。
ヘルメットを蹴るぐらいは普通にやるだろ。
それがダメならKOされた投手のベンチ裏の八つ当たりも解雇対象にしろよ(苦笑)
そこらの線引きが全く明確にされていない点は残念でなりません。


◆ニュースネタ 民主党政権下で初の死刑執行
死刑反対派の千葉法務大臣が執行証書にサインをし、
さらに死刑に立ち会ったことがニュースとなりました。
この点につき、2点整理しておこうかと。

死刑反対派の議員からは、今回の死刑執行を非難する声が聞こえますが、
これは別に問題ないことでしょう。
死刑を刑罰から外す法改正を求めることと、
現行の法制下で死刑を執行することは矛盾しません。
逆を考えれば分かることで、憲法改正を求めているからといって、
現行の憲法を守らなくていいという道理は当然通りません。
法務大臣の職務として、刑の執行がある以上、
原則として死刑の執行は行われるべきです。
ただ、死刑は一度執行してしまうと、取り返しがつかないだけに、
審議が十分に尽くされ、冤罪がないかを法務大臣の裁量で判断すると考えるべきでしょう。
死刑に反対であるから、法務大臣は死刑を執行しなくても良いとまでするのは、
裁量権の逸脱にあたるように思えます。

そういう意味では、自身が死刑反対でありながら、職務を執行した千葉法務大臣の行動は、
評価されるとしても、非難される覚えはさらさらないように思えます。
加えて、自らが死刑に立ち会うという執行者としての責任を果たす行いは、
実に責任感のある行為だと称えられるべき行動でしょう。
なかなかできることではありません。
書類上での死刑執行ではなく、語弊はありますが、実際に死刑執行を行うということは、
国家の名の下に人間の生命を奪うという行為が、
ごくごく例外的に行われることだという証にもなることでしょう。
現行の死刑制度下で、死刑執行に立ち会った千葉法務大臣の行為は、
非常に尊敬できるものであり、国民の立場に立った行為であると賞賛できるかと思います。

まぁ、個人的には死刑制度には反対ではありますが。
捜査のミス、自白の強要、証言の曖昧さといった冤罪の可能性、
国家の名の下に生命が奪われることを許容する理由は何なのか、
そしてそれを認めるとして、どのような場合に制限されるのか、
そういったことを死刑制度を考える上でのポイントとして考えていって欲しいです。

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