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真っ白

綺麗で良いことだ… 嘘です、すいませんでした…
それにしても、5月上旬は暖かかったと思ったら、また寒さが戻ったり…
個人的な事情でいえば、マンションが修繕中なので、
窓を開けにくい状況が続いていますので、良かったりもするわけですが…
一時は回復した野菜等の作物の生育状況が気になりますねぇ…


◆スポーツネタ 東京六大学野球は慶応大学が優勝。
巨人・中日で活躍し、巨人・ロッテ・横浜などでコーチも務めた江藤省三氏が
監督に就任して注目を集めた慶応大学ですが、
まさか監督就任初年度の春に優勝するとは思いませんでしたね。
早稲田を筆頭に、法政・明治が優勝争いを繰り広げると見られていただけに、
混戦になったとはいえ、慶応が勝ち抜いたのは正直驚きです。

あくまでイメージでしかないので、実際はどうなのか分かりませんが、
体育会系の指導法が崩れてきた証拠なのかもしれません。
監督が頭ごなしに指導するようなトップダウン式では上手く行かず、
選手と監督が対話しながら、頭で理解させる指導が必要とされているのかもしれません。
まぁ、大学生ですので、これを中学生・高校生にも当てはめるのは問題あると思いますが、
スポーツに対する考え方が変わってきたのかなという印象は受けます。
…あー、でも西武・佐藤友亮選手の話だと、
イメージとは違って、慶応の上下関係はかなり厳しかったっていうしなぁ…
それでも2年生投手の抜擢とかを見ていると、
そこら辺も変わってきているのかなという感じもしますね。


◆沖縄の基地問題に一応の結論
鳩山首相が以前から言っていたように、5月末までに一応の結論は出た模様です。
現行案の辺野古周辺への移転から修正されなかったことには肩透かしをくらいましたが、
内閣として普天間基地移転問題の議論に一応の決着を付けたことは評価したいです。
地元の理解は当然のように得ることはできませんでしたが、
それでも沖縄から米軍基地が移転するかもしれないという変更可能性を示したことは、
大きな意義があったかと思います。
沖縄県外の人々が「無視」から「議論」へと向かったことは一つの転機でした。
これが再び「無視」とならないよう努めていかなければなりませんね。

今回の社民党・福島党首の行動に関しては、私個人としては否定的に見ています。
もし、仮に、沖縄に行く前に、消費者担当大臣の職を辞していたら、
大拍手を送っていただろうと思います。
それが沖縄から帰ってきても辞任せず、罷免とは… なんじゃそりゃと。
外務大臣であったり、沖縄開発担当だったなら分かるのですが、
内閣の一人であり、消費者担当大臣が何しに行くの、と。
内閣の方針がほぼ決定している段階で沖縄へとのこのこと向かって反対では…
反対であるならば、筋を通してから行くべきでした。
福島党首にとって消費者問題はどうでも良かったんでしょうか?
内閣の一員としてよりも、社民党党首ばかりが目立つ活動で、違和感を禁じ得ませんでした。
結果的に仕事を投げ出した人にあれこれ言われても…


話を戻しまして、沖縄の基地問題は表層が語られることが多く、
その本質は何にあるのかよく分からなくなっている面があります。
沖縄の基地問題を考える上では、日米安保体制を抜きには語ることができないでしょう。
日米安保条約は集団安全保障体制であり、第二次世界大戦以降の世界が、
大規模な世界戦争に至ることなくここまで来れたのは、
集団安全保障体制と多くの非同盟国の存在があったからに他なりません。
最も大きな集団安全保障が国連の安保理、他にもNATOのような多国間条約、
日米安保のような二国間条約など様々ですが、
日本はアメリカと繋がることで、NATOとも繋がり、
米英仏との繋がりで安保理とも繋がる、同盟の繋がりで平和を維持してきた面があります。
国際政治的に日米安保体制は日本の平和を守ってきたことは否定しがたい事実です。

けれど、日米安保条約は、実質的にアメリカが日本を一方的に守る歪な体制になっているため、
日本での米軍の活動を認めざるを得ないようになってしまいました。
仮に有事が起こった場合に、軍事拠点となれるのはどこか。
それが米軍の統治下に長くあった沖縄なのは間違いないと思われます。

そういう理解の上で、沖縄の基地問題を考えるに、
沖縄から基地をなくすことは相当程度に難しいことが分かります。
現状を維持したまま解決するためには、有事に対応できる沖縄以外に軍事拠点を設けるしかありません。
でもそれが移転先が徳之島とか言っているようでは到底無理でしょう。
今の日本で大規模に土地を接収し、軍事拠点を作るのは事実上無理です。
それこそ実際に戦争になって、どこかが焼け野原にならない限りは作られないでしょう。
そうなると、日米安保を対等なものとして強化するか、破棄するかの2択になります。
日米安保の強化は、自衛隊を軍隊として認め、完全な集団安全保障体制にすることです。
でもこの場合も自国の安全を守る上で、軍事拠点が必要になるでしょうから、
それが沖縄にという可能性は否定できないだけに、問題の根本的解決になるとは思えません。
沖縄から基地をなくしたいならば、日米安保を破棄し、非武装国家になるしかないでしょう。
日米安保を破棄して、自国の安全を自国で守ろうと言っても、基地は必要になりますから、
やっぱり現状で基地の多い沖縄に依存しなければならないのは間違いありません。
自衛権を持っている永世中立国でもダメ、自衛権をも持たない非武装国家になるしかありません。
沖縄から基地をなくす方法は、日本のどこかに大規模な軍事拠点を作ること、
完全非武装国家になること、この2つになってくるように思われます。

この2つの選択がどちらも現実的に取れないから、沖縄の基地問題は難しいわけです。
あー、海底基地とかできればいいんだけどなぁ。
あー、そうすると、海を自由に行き来できる飛行機が必要か。サンダーバードが欲すぃ。

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