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な~んとなく

更新が滞っていました、すいません。
まぁ、ブログではよくあ(以下略)

今日は今月あったニュースネタに簡単にコメントしておこうかと。

◆ニュースネタ 鳩山政権の支持率が急落
事業仕分け第2段も特効薬にならず。
まぁ、個人的には事業仕分けの意味合いがよく理解されてないように思えるので、
無理からぬことでしょうか。

結局、鳩山政権をどこで評価するかというところだと思います。
具体的な政策の成果を考えると、子ども手当てや高校実質無償化が思い浮かぶぐらいで、
政権交代時に思い描いていたような劇的な変化は現れていないと言えます。
それでは政権交代の効果はなかったのかと言えば、そういうわけではなく、
事業仕分けのように行政改革が国民の目に見える形で伝わるようになり、
外交面では核密約の実態が明らかにされたり、
沖縄の基地問題にしてもこれまでは議論の余地さえない形のトップダウン式の決定が議論されるなど、
政策の決定プロセスが見えやすくなったことは確かです。
(まぁ、そういう意味では、小沢幹事長を中心とする陳情一元化は大問題だと思いますが。)
これまでの鳩山政権を一言で称すれば、「議論の内閣」だと言えます。
鳩山首相の決断力がないと言われはしますが、トップダウン式で密室議論を批判していたのなら、
今の現状は実に開かれた議論だと言えるのではないでしょうか。

これまでは行政改革、行政の無駄遣いを洗い出すと口では言っていても、
国民の目に見えてくるものは少なく、実際にメスが入っているか否かは分かりませんでした。
もっとも大きかった橋本政権の行政改革も、独立行政法人までには及ばず、
天下り等の現象に歯止めがかけられなかったわけですが、
今回の鳩山政権は法的強制力はないものの、直接的に国民の目を独立行政法人に目を向けさせ、
その厳しい監視の目によって自主的な変革を促すものとなっており、
より具体的な議論を可能にしたように思えます。

沖縄の基地問題にしても、一般国民レベルでは「仕方ないよね」的な流された議論のみで、
住民がいくら反対したとしても、最終的には県知事・市町村長と国との協議のみで進められ、
実質的には国からの決定内容を通告するという協議のしようがないレベルにありました。
それがどうですか。沖縄とは直接関係のない人も議論に加わり、国民の関心が高まっています。
まだ他人事というレベルを脱していないのは間違いありませんが、
実際に県外移設案が浮上し、基地を持っている県では何らかの議論がされるようになり、
沖縄の基地問題が身近な問題として語られるようになってきています。
これまでは「無視」「黙認」に近かった問題が、これだけ大いに議論されるようになった現状は、
とても民主的であると言えます。
最終的には誰かが割りを食わなければいけない話になるでしょうが、
そうした場合でも当該住民に対する援助等を公に行いやすくなったことは事実です。
コソコソ沖縄開発とかいって金を注ぎ込む必要性もなくなったということです。
堂々と物が言え、それが真摯に受け入れられる現状は、一つの前進ではあると思います。
自民党が言うように進めていた現行案がベストなら、どうして沖縄で反対運動が起こるのか。
むしろ、白紙撤回に怒るのが通常でしょう。それだけ住民を無視していたということです。
どうしてアメリカはやきもきしながらも、静観の姿勢を貫いているのか。
利便性を考えれば、沖縄県内なのは当然ですが、
それ以上に住民の理解を得られずに二転三転してきた現状を憂い、
地域住民の了解を欲しているからです。
沖縄の基地問題が国民レベルで議論されるようになったということは、
この問題に対する真剣な取り組みをしていると評価してもいいのではないでしょうか。

まぁ、勿論、5月中の決着を約束したのですから、
仮に5月一杯になっても何ら方向性が見えてこない場合は、責任を取るのが筋でしょうが、
現状の議論が決断力不足だと言って評価を下げるものだとは思えないです。
それじゃ、アンタはどうすんの、誰も答えてくれません。誰かが割りを食う話だからです。


◆ニュースネタ 自民党が与謝野氏と舛添氏に除名処分
与謝野氏は衆議院小選挙区で敗北し、比例で復活当選していますので、
党の力を使いながら離党とは何事だと言うのは分かるのですが、
参議院の比例代表選挙の非拘束名簿方式でトップ当選した舛添氏を処分というのは…
舛添氏の人気を借りて議席を稼いでいるのだから、持ちつ持たれつでは?
そんなに除名処分にしたいなら、舛添氏の名前で稼いだ得票数分を引いた結果、
議席が割れるようならば、その分の議席を返上するのが筋ではなかろうか。
現実的にはそれは難しいだけに、処分するほど偉いの?とか思っちゃいます。

一応、簡単に解説しておきますと、
同じ比例代表選挙、政党名で投票するシステムを採用していますが、
衆議院総選挙と参議院選挙とでは実施方法が異なっています。
衆議院は拘束名簿方式。
投票者は政党名を記入し、予め政党が用意した名簿に拘束されて上から当選が決まっていきます。
参議院は非拘束名簿方式。
投票者は政党名もしくは政党の用意した個人を書くことができ、
その得票率に応じて名簿順に縛られることなく、当選が決まっていくということです。
だから仮に舛添氏の優先順位を自民党が低く考えていたとしても、
名前で稼いだ得票数が多いため、一番に当選が決まるということです。
したがって、前回の参議院選挙では舛添氏の人気を借りて自民党を票を伸ばしたということです。

まぁ、でも、新党なんちゃら系もよく分かりませんなぁ…
反民主党なのに自民党を袂を分かって離党、色が見えてこないです。
国民は別に保守を期待しているわけではなく、改革を求めているわけで、
国民が求めているのは今の民主党よりもさらにリベラルな路線、
もしくは改革色を強く打ち出せる政党でしょう。
そういう意味では、民主党よりも改革色を強く打ち出しているみんなの党が支持率を上げるのは、
当たり前っちゃ当たり前で、
逆に改革色を打ち出せずに保守に走る自民党は見放されて当然ということになっちゃいます。
しかし、野党の批判も本当にキレがないですよねぇ…


なんか思いの他、長くなったので、時効制度廃止と検察審査会の話は明日以降に。
それと、湊さん、遅れましたが、トップのゆかりんの絵、グッジョブです!

コメント

ありがとうございます(*^_^*)<TOP絵
なんかラフですいませんって出来なんで恐縮です。
紫はすごく久しぶりでした。もっといろんなキャラ描けるといいのですが~。

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