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いや~

ここ最近のニュースというと、鳩山家の政治資金の大きさに驚かされるばかりですね。
小沢一郎氏の疑惑と異なり、現在の所は企業献金等はなく、
母親からのお金ということで、世間的には大きな問題になっていませんが…
なんつーか、それだけ選挙にはお金がかかるのか、と。
大物政治家となれば自分の選挙だけでなく、他の選挙区の応援にもいかねばなりませんし、
実際、どのぐらいのお金が必要となるのか考えたくもない話です。
鳩山家だけが特別というわけでもないでしょうし、
大物政治家となれば、どれだけ政治資金が必要となるのでしょうか。

昔の中選挙区制から小選挙区制となり、選挙区は小さくなったと言われるものの、
それでも選挙区分は人口等で決まるわけですから、
北海道1区と東京1区では移動範囲も違いますし、
沖縄のように島が多い場所ではその負担も違ってくることでしょう。
金のかからない選挙のためには、ネット選挙を解禁し、街頭演説等を廃止する方法もありますが、
それではネットワークに繋げられる環境にいない人はどうするんだという話になりますし、
選挙がなければ僻地に候補者が実際に足を運ぶ機会も少なくなるでしょうから、
政治が中央・中央へと流れる傾向が強まることが懸念されます。
選挙区をなくし、比例代表のみにすると、候補者の顔が見えなくなりますし…
選挙制度改革は難しいですねぇ…


◆ゲームの話 『淫辱心療クラブ』
これってFlyingShineの『ミライシリーズ』の続編だったんですね。
メーカーがLiquidに変わったから、新作なのかと思っていました。
菫の印象もミライシリーズのものとは全く違いますし。
ミライシリーズの舞台よりも1年前、菫の過去を描いた作品だと言えます。

今回の『淫辱心療クラブ』はLiquid系ということでプレイしたわけで、
『ミライシリーズ(アカルイミライ、クライミライ1~4)』は理解していない面があったので、
今回を機に改めて全体のシナリオを読んでみることにしました。
吉里吉里システムはこういう時に便利です。テキスト抽出できるのが楽。
なにせミライシリーズは輪姦が邪魔なだけに、読み飛ばしができますからね(^^;
ざっとではありますが、一通り目を通したことで、ようやくミライシリーズが何か理解できました。

淫辱心療クラブを含めた『ミライシリーズ』は、ダーク版リトルバスターズなのかなと(苦笑)
所謂、ループものです。
アカルイミライ、クライミライ1・2はパラレル的な説明ができますが、
クライミライ3とクライミライ4では完全なループものの説明になっています。
今回の淫辱心療クラブの冒頭もループものを匂わせる文章が使われていますから、
ミライシリーズの主人公「英田征」を中心としたループものと理解するのが妥当でしょう。

ミライシリーズと淫辱心療クラブの位置付けは非常に難しいのですが、
アカルイミライが始まりであり最後であり、
クライミライ1・2・3・4はそれぞれループ+1回数分のクライミライの繰り返し。
そして淫辱心療クラブからがミライシリーズ第2部、
アカルイミライ2の序章の位置づけと私は見ています。

ただ、淫辱心療クラブが単なる成羽菫の過去の話なのか、
それともアカルイミライ2のスタートの話なのかは、まだ評価することができません。
単純に考えれば菫の過去の話なのでしょうが、
クライミライ3における菫の過去の話とは相当程度に異なっています。
大雑把な構図は変わらないのですが、クライミライ3の菫の過去話とは異なり、
つばきと菫の直接的な修羅場は淫辱心療クラブでは存在しませんし、
2人の対立の原因となった男子の印象も淫辱心療クラブのそれとは全く異なります。
淫辱心療クラブの主人公「新見高嶺(ちなみにAleaの新見彩椰の弟らしい)」は、
姉と同じようなサッパリした性格で、陰険さは一切なく、
恋愛には疎い朴念仁的性格が悲劇を生んではしまうものの、むしろ良い奴です。
それに対し、クライミライ3において菫が語った男子は、
淫辱心療クラブにおけるピンクドリルの彼氏みたいな奴であり、
女を利用だけ利用して掃き捨てる最低男、という違いがあります。
加えて、菫の過去像にしても大きな違いがあります。
クライミライ3における菫の過去話は、素直になれない楓に対して、
同じように素直になれなかった野暮ったい女の子の話として語るわけですが、
淫辱心療クラブにおける菫は、素直な恋愛下手早とちりお嬢様、
ミライシリーズで語られる楓のような性格というよりは紫苑の性格に近いです。
立場は同じなのですが、人物像がつばき=楓、菫=紫苑という逆転現象になってます。
これは単に菫が楓寄りに話を入れ替えただけとも考えられますが、
少なくとも結ばれてからの後の転落展開を変更する必要性は全くないですから、
やはりクライミライ3の菫の過去話と淫辱診療クラブの話が異なっているのは明らかです。

この違いが意図的なものなのか、単なる製作側のミスなのかは判断しかねます。
淫辱心療クラブのライターは、ミライシリーズと同じ三宅蒼色氏なのですが、
『アカルイミライ』はまだしも、『クライミライ1~4』は複数ライターですから、
『クライミライ3』における菫の過去話は別のライターによるもので、
細部が異なってしまった可能性は十分に考えられます。
しかし、淫辱心療クラブの冒頭の文章、
「世界を終わらせるための一歩が、始まる……。」は、
クライミライシリーズとは異なる別の展開を予想されるもですし、
何よりもその直後の文章、
『《いわゆる文明への道とは、イリンクス(Ilinx)とミミクリ(Mimicry)との組み合わせの優位を
すこしずつ除去し、代わってアゴン(Agon)=アレア(Alea)の対》
《すなわち競争と運の対を社会関係において上位に置くことである》』(引用文)
この文章の正確な意味を把握するのは現時点で不可能ではありますが、
新たな展開の可能性を感じさせる文章ではあります。

上記文章の単語のうち、「ミミクリ」と「アレア」は馴染みのある言葉です。
「ミミクリ」はピンクドリルの名前が「実栗(みくり)」というのと関係があるのか。
「アレア」は明らかにCALIGULAの『Alea-紅き月を遥かに望み-』を指してます。
(Alea~のシナリオライターは三宅蒼色氏)
つまり、淫辱心療クラブは成羽菫の過去話という体裁を取りながら、
その実は実栗と新見高嶺の関係のスタートによるミライ変化を描いたシナリオのようです。
…つーか、一通りプレイした時はピンクドリルはうざい女としか思わなかったよ(苦笑)
自分で書いておきながら、実栗が実は重要人物だというのは今でも信じられねぇ(爆)

結論。淫辱心療クラブはミライシリーズ完結編(アカルイミライ2)の序章です。
Aleaとミライシリーズ好きにはおススメの作品です。
HシーンはLiquidの他作品に比べれば薄いと言わざるを得ないし、
ミライシリーズほど充実の輪姦というわけじゃないし、ダークな展開でもない。
ミライシリーズよりも純愛寄り、菫がとにかく可愛い萌えHではあるものの、
Hシーンに関しては期待しない方がいいかもしれません。
ミライシリーズというよりはAleaの方がHシーンの系統は近いかもしんない。
菫、かわいいよ、菫。
まぁ、いずれにせよ、主体はシナリオ。
ミライシリーズを知らなくともプレイできるけれども、
ミライシリーズが何かを捉えておかないと話が理解できないかもしれません。

つーことで、淫辱心療クラブを初めてプレイする人のために、
自分なりのミライシリーズの壮大なネタバレを展開します。

以下、続きを読むにて(アカルイミライ、クライミライ1~4、Aleaの完全ネタバレ注意)
◆『淫辱心療クラブ』プロローグ アカルイミライ・クライミライ1~4、Alea

ミライシリーズはループものです。
その第1作目である『アカルイミライ』が全ての始まりです。

●『アカルイミライ』
主な物語はFlyingShineのサイトか、
どこかのレビューサイトでご覧になってください。ここでは解釈のみ提示。
アカルイミライは主人公・「英田征」の世界と、
15年前の世界であるヒロイン・「美甘櫻」との心の交流を描いた話です。
『アカルイミライ』は面白い作品ですから、
淫辱心療クラブに興味がある人はプレイすべき作品なので、
事件の犯人等のストーリーのネタバレはほどほどにしときましょう。

『アカルイミライ』の解釈ですが、
英田征の世界をオリジナル(ループ世界ではない)と考えるかは難しい所です。
私はあの世界もループ世界であると思ってます。
『アカルイミライ』はループ世界の始まりと解決法の一例を提示した作品と見てます。
ループ世界の始まりというのは、15年前に美甘櫻が当時2歳の英田征を助けたこと、
正確に言えばループ世界の始まりというよりも変化の始まりですね。
ループ世界の始まりは美甘櫻の死にあると見るのが適切でしょう。
つまり、15年後の英田征は本来は存在しないはずの人間で、あれはループ1回目です。
(1回目とか限らない。クライミライ1~4の後かもしれないし、最後かもしれない)

分かり辛いので整理すると、本来の世界はこうなります。
15年前に2歳の英田征が交通事故により死亡、その後、美甘櫻が何者かに殺される。
ループ世界がどうして生じたのかは今後語られることになるでしょうが、
おそらく、15年前の事件関係者の後悔と、
15年後に行われる輪姦の悲劇、とりわけ閑谷紫苑の助けを求める声の産物、でしょう。
アカルイミライに至る鍵はいくつか存在すると思われますが、
1つ目の鍵は英田征の生存、2つ目の鍵が美甘櫻の生存ということになります。
真のアカルイミライに至るための鍵が2つ繋がれたという意味で『アカルイミライ』なのです。

●『クライミライ1』
まぁ、基本的にどうでもいい作品ですが、『アカルイミライ』の意味を考えるには重要な作品。
でもプレイしなくてもいいです。体験版とかで登場キャラ等を知っていれば十分。
ただラストはクライミライシリーズの中で一番最悪なんで、
ダークな作品が好きな人はプレイしてもいいかと。
そういうのが嫌いな人はやる必要はないです。俺とか。

『クライミライ1』の世界は『アカルイミライ』による世界変化後と見るのが妥当でしょう。
美甘櫻が教師として登場するのがその証拠です。
だけど『クライミライ1』の世界では早々に英田征が殺されちゃいます。
英田征が欠けたことによって修正されないまま終わるのが『クライミライ1』です。

『クライミライ1』では英田征・美甘櫻に続く第3のキーパーソン「小笠原茅花」が登場します。
小笠原茅花は酷く微妙な存在です。
おそらく、本来の世界には存在しない人間だと思われます(明確に判断できない)。
アカルイミライによる修正で恩原は死亡、その後に琴浦椿の妊娠が発覚、
そうして生まれてきたのが茅花。
出産後にその事実の隠蔽を図るために施設に預けられ、その後は日生の手で踊らされると。
『アカルイミライ』の修正前の世界ではどうだったかというと、
恩原と琴浦椿は結婚しており、子どもがいるらしいということまでは分かっているものの、
それが茅花なのかは明らかにされていません。
普通に考えればそうなのですが、『クライミライ4』における「カリンノミライ」において、
英田征と小笠原茅花の邂逅が描かれており、
そこにおいて「存在してはならない者同士」「世界の異端。欠陥」と語っていることから、
英田征と同様に考えるのが妥当、つまり本来の世界に存在していない可能性が大です。
茅花に関しては謎な面が多いだけに『クライミライ3・4』で後述します。

●『クライミライ2』
どうでもいい話。スルー推奨。
エロ重視で評価が高いようなので、お好きならどうぞ。
英田征が存在しており、死ぬわけでもないけれど、
美甘櫻が稲穂の問題で飛ばされており不在、征が何もしないのでデッドエンドな話。

ストーリーの存在価値はないので、早々にネタばらし。
事件の主犯格は茶屋町水蘭が率いる写真部と水蘭の異母兄妹の佐伯綾目。
気に入ったから、気に入らないから、レイプという頭の悪い話。
最後は陵辱対象だった閑谷紫苑は日本の裏組織の娘でしたとかいう超展開になり、
関係者全員抹殺(英田征を含む)で終了。
ほら、プレイする価値ないでしょ?(苦笑)

つーか、英田征を最初から出さなきゃ評価できたのに。
いないものと考えた方がシナリオの考察としては面白かったはず。
つまり、本来の世界では英田征が存在しないので紫苑は必ず酷い目に会っちゃうということ。
まぁ、いても酷い目に逢っちゃうというのが『クライミライ2』の最大の欠点。

●『クライミライ3』
ここら辺からループものであることを匂わせる文章が続いてくる。
美甘櫻も稲穂もいないということから、たぶん外伝的な『イナホノミライ』と同事象、
つーか、新聞部の顧問が登場しないよね、どうなってんの?
そういう意味では作り込みは甘いし、2同様に見るべきところはないので、
プレイする必要はない作品だと言える。
黒幕の存在もいないし説得力皆無、あまりにヒロイン達が簡単に堕ちるし、
単体作品としての意味合いを全く持たないエロだけ作品と化しちゃっている。
ただ、キーパーソンである「英田征」と「小笠原茅花」を考える材料にはなるので、
それだけ抑えておけばスルーで無問題。

今まではそういった素振りは一切なかったものの、
『クライミライ3』では主人公の英田征が何度となく謎の頭痛に悩まされ、
行動不能にまで陥ってしまい、悲劇的な結末を迎えてしまうことになる。
この話における英田征は過去のフラッシュバックを何度も経験し、
漠然とながらも世界のループを感じている点に特徴がある。
要はプレイヤーにループものなんだよと知らしめるだけの作品だと言える。
まぁ、でも楓・紫苑の個別エンドは味があって好きかも。
一見ハッピーそうな生活に見えながら、そこに存在する虚構間が上手く醸し出さている。
わりとホラーちっく。どんどん増える紫苑の花とか、楓に似てくる娘とか。
それらは全てこの世界が虚構、ループ世界の一端であることの証明なわけです。

ストーリーは2同様に中身がないのでネタばらし。
神目楓の嫉妬心を利用して、成羽菫が心療クラブを使って閑谷紫苑をレイプ。
閑谷紫苑に嫉妬した佐伯綾目が、写真部を使って神目楓をレイプ、
その後に紫苑らを突き落とすって話。
黒幕が不在で、楓と紫苑も簡単に堕ちてしまい、違和感バリバリ。
自分の解釈ではクライミライのループで精神的に疲弊しており、
堕ちやすくなっていると見ますが、それにしてもと思うぐらいに無茶苦茶。
刃物を振り回すぐらいはやって欲しい。やる方もやられる方も小者な駄作。
ラストは前述のように、征と楓が結婚するも庭は紫苑の花で一杯で呪うぞラストと、
征と紫苑が結婚するも娘が楓にうり二つで呪うぞラストと、
楓と紫苑が色情魔になっちゃって頭おかしくなりましたなラスト(801もあるが)。
ほら、どうしようもない話でしょ?(苦笑)

一連の展開として注目すべきは英田征と小笠原茅花の境遇がループごとに変化している点。
『アカルイミライ』における英田征の家族関係は、両親が離婚、父親は蒸発なのに対し、
『クライミライ3』のキャラクター解説においては両親とは別居としか書いてない。
『クライミライ1』における茅花は琴浦椿の娘であり、
奄美花梨は椿の先輩(お姉さま・レズ)の娘なので、2人は姉妹ではない。
けれど『クライミライ3』からは茅花と花梨は姉妹ということになってます。
この変化の理由は『クライミライ4』で語られることになるので、3はスルーで十分。
クライミライの世界はループしているんだなということだけ押さえておいてください。

●『クライミライ4』
クライミライシリーズの最終作、なんだけれども、全く解決しません。
メインのストーリーは無価値。価値があるのはサブ的な「カリンノミライ」のみです。
気が向いたらプレイしてみてもいいかなという程度の作品です。

メインのストーリーは、英田征のことを気に入った佐伯綾目が、
異母兄の茶屋町水蘭をそそのかし、新聞部の部費を止めさせ、
いかがわしいバイトをさせて陵辱輪姦というどうしようもない話。
やっぱり1のように黒幕が存在せず、輪をかけてダメな話になってます。
これだけ聞くと、クライミライ4もどうしょうもない話に思えますが…

真の価値は「カリンノミライ」にあります。
これはメインのストーリーのif(メインのストーリーのループ後)の話で、
英田征が佐伯綾目に話しかけず、綾目が英田征のことを気に入らなかった場合の話です。
同じように新聞部員はバイトをするわけですが、花梨の誕生日祝いのためというホットな内容。
Hシーンも陵辱要素は一切なし、英田征と花梨の和姦のみ。
純愛ってわけじゃないけれど、普通の話です。
まぁ、これだけ聞くと取るに足らない話なわけですが…

注目すべきはカリンノミライにおける英田征と小笠原茅花の邂逅です。
『クライミライ1』における茅花の説明の箇所でも書いたように、
2人は本来の世界にとって「存在してはならない者」「世界の異端・欠陥」であると
茅花は英田征に告げています。
カリンノミライにおける茅花は、世界のループ構造等を理解しているわけではなく、
クライミライ3における英田征の既視感・頭痛と同様に、本能的に察している程度のようですが、
ミライシリーズの全貌をプレイヤーに提示する最重要の場面だと言えます。

茅花の家族関係をもう一度整理すると、
『クライミライ1』『クライミライ3』『クライミライ4』と微妙に異なっています。
『クライミライ1』は恩原と琴浦椿の娘であり、孤児。
『クライミライ3』では奄美花梨と姉妹関係(両親は不明)になり、
『クライミライ4』では同じく花梨と姉妹関係なものの、長女の椿を含めた3姉妹になってます。
4における長女の椿が誰なのかは分かりませんが、
茅花が本来の世界において存在しない人間だと考えれば、
家族関係に共通性は一切ないと考えられるので、
おそらく4の長女・椿というのは琴浦椿(花梨の15歳上の姉?)なのでしょう。
(なんか長女・椿は登場していないという話もあるので、確かなことは分からないけれど。
 それとも、淫辱心療クラブの早島つばきという設定?)
いずれにせよ、少なくとも花梨と茅花の関係は1と3・4とでは明らかな相違があります。

この理由は上述の茅花と征との会話でも語られることですが、
『クライミライ1』において花梨が茅花に素直に接することができなかったために、
茅花に悲劇をもたらしてしまった後悔の念が、
ループする世界の中で修正を呼び込み、
姉として花梨が茅花を守る世界へと変更させたと考えるべきでしょう。
茅花同様に、奄美花梨が現実に存在しているか否かは分かりませんが、
おそらく花梨は存在しており、茅花が存在しない流動的な存在であると考えれば、
花梨の家族に茅花がくっついていると考えるべきでしょう。
『クライミライ4』における茅花は琴浦三姉妹の三女となってますが、
花梨が次女であるか否かは明確に語られていません。
どういう形で花梨と茅花が姉妹になっているのかは定かではないので、
花梨の存在がどうなのかはよう分からんです。

これは完全に邪推なんですが、『アカルイミライ』における英田征の家族に関する独り言で、
生き別れの妹がいたらなぁ(可愛さMAXのツインテール)と言っていたので、
奄美花梨もしくは佐伯綾目は英田征の実妹なのかなとか思ったりもしました。
『アカルイミライ』では英田征の両親は遊び人で離婚という設定ですから、
『クライミライ1』における花梨の母親と共通する面がないわけではない。
佐伯綾目の母親とも共通する面はあるけれども、こちらは父親が決まってるので、
英田征は里子に出されたと考えなければならないものの、水蘭との関係は説明しやすい。
まぁ、でも花梨が無難かな~とか思ったりもしますが、
クライミライ3以降の展開でよく分からなくなった感じもします。
何となくアカルイミライ最終章で茅花がツインテールにして妹役で出てくる気がする…
『クライミライ3』で英田征の母親の旧姓が小笠原ってことになってたから、
ツインテール茅花が妹役になる可能性は比較的高いかも。

●Alea-紅き月を遥かに望み-
こちらはミライシリーズとは直接関係ありませんが、
淫辱心療クラブから、密接に関わってくる可能性が高いので、簡単に解説しておきます。

ストーリーはCALIGURAのサイト等を見てください。わりと面白いです。
純愛ストーリーとダークストーリーが共存しており、結構やり応えがあると思います。
まぁ、でもミライシリーズとは直接関係ないので過度には勧めませんが。

Aleaのネタバレをしちゃいますと、Alea学園というのは大奥です。
Aleaの主人公、宇喜多の家の者は何らかの呪いによって子どもができにくく、
比較的血の濃い血縁者を囲い込んで子作りさせる空間がAlea学園。
シスターメイの存在の謎だとか色々と未解決要素はあるものの、
今後の展開に影響するかは不明なので必要最小限に。

まず、淫辱心療クラブの主人公・「新見高嶺」の姉は、
Aleaに登場する「新見彩椰」のことです。
彩椰の家は裕福だったものの没落、一家離散となり、
姉の彩椰は学園に通い続けるものの宿舎に入らずダンボールハウス生活という設定。
主な対立要因はメインヒロインの蓮との確執にわるわけですが、それは割愛。
トゥルーじゃないエンドで登場する「草ヶ部」はAleaの主人公のSPだったっけ?
男はよう知らん(苦笑)
あと関係するのは主人公の母親の名前が「琴浦ミスズ」といい、
浄化の能力というものを持っている一族らしいということ。
主人公の父親はAlea学園で行われる血の連鎖に嫌気がさし、
琴浦ミスズとともに逃亡、逃亡先で生まれたのがAleaの主人公。
その後、主人公の父親は死に、琴浦ミスズは悲嘆に暮れてしまい、
幼い子どもだった主人公が父親と一緒に連れて行ってと願い、消滅(生死不明)。
琴浦ミスズがミライシリーズに関わりを持ってくる可能性はあるかと。


これぐらい理解しておけば、『淫辱心療クラブ』をプレイするには十分じゃないでしょうか。
今後のことも考えて、『アカルイミライ』は最低限プレイしておいた方がいいです。
『クライミライ1』はダークな話が好きなら、『クライミライ2・3』はスルー推奨、
『クライミライ4』は「カリンノミライ」はプレイしておいた方がいいけれども、
ミライシリーズの内容が分かっているのならばスルーでも可。
『Alea』は現在の所、必要ない感じではあるものの、
淫辱心療クラブをプレイして、三宅蒼色氏のシナリオに興味があるなら推奨。
ストーリーの不明要素は残るものの、内容は面白いです。
ミライシリーズに関してはこんな所ですかね。

そして最後に『淫辱心療クラブ』のネタバレ感想をば。
それに関してはまた明日。

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