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なにやら…

SMAPの草薙剛(漢字は脳内変換で)氏の公然猥褻ニュースが巷を騒がせてるようで…
しかし何でこんなに騒いでいるんでしょうねぇ… SMAP故なのか。
トップニュースでやるような内容でもなかろうて。
笑い話で「バカでぇい」で終わらせればいいものを、ここまで騒いでいるのが不思議です。
警察も家宅捜索をして薬物がないかを確認していたりするし、
何でそこまでするんだろうという疑問が先に来ちゃいます。
そんなに逮捕当時の態度が悪かったんですかねぇ… 酔っ払いでは済まないほどに。
何か変な裏を感じずにはいられない報道のように思えます。

しかし芸能人も大変だ。
というか、SMAPに限らずジャニーズ系はいつまでアイドルをやるんでしょうか。
女性アイドルの場合は年齢を経るに連れて自然卒業みたくなるけれど、
男性アイドルはなかなかそうはならない。
SMAPやTOKIOなんかはそろそろ開放してあげたら、と思わなくもないです。


◆ニュースネタ 中川元財務大臣が核武装論を展開
「核武装論と現実的に核を持つことは別問題」という意味がよく分からないんだけれども。
核武装論を議論するにしても、NPTに入っている以上、核武装はできないし、
核武装するために常任理事国入りを目指すとなれば、賛成する国なんて皆無でしょうに。
北朝鮮やイランと同じになりたいというなら、核武装しても構わないでしょうが…
あまり時代錯誤な議論をしてもどうなのかなと思わなくもなし。
国際協調を完全に捨て去る選択肢というのは日本は持ち得ないでしょう。よって論外。


◆ニュースネタ ジャッキーチェンが中国は管理されるべき~発言
発言の真意が何にあったのか分かりませんが、
著作権に関しては管理されるべきかもしれませんね。
そういう意味で言ったと推測したんですが、違うんでしょうか?
まぁ、でもこの発言、一見すると無法者の中国国民を批判しているように見えて、
管理しなければいけないほどの無法状態を放置している中国政府批判とも取れますわな。
発言の真意はようわからんです。
そしてその真意を探ることなしに、独り歩きするインターネットは怖いです、はい。


◆ニュースネタ 臓器移植法の改正案に関して(未完)
何回か書き直したんですが、最終的なまとめが上手くいきませんでした。
後日、もう少し考えてからアップする予定でしますが、
未完状態でもそれなりに言いたいことは伝わってくれるだろうということでアップ。
正直、この問題は語るの怖いですね。両者の立場が立場だけに辛い。


↓以下、本文


先日のニュースにおいて、日本人患者がアメリカでの移植手術を拒否されたことが報道され、
海外での臓器提供・移植が難しくなってきている現状が伝えられたこともあって、
日本においても臓器移植をしやすくしようと臓器移植法の改正の機運が高まっています。
今日はできるだけ簡潔にこの問題のポイントを整理しておこうと思います。
難しい分野なだけに正確かどうかは分かりませんが、何となくの概観だけ掴んでおこうということで。

臓器移植法で問題となっているのは、言うまでもなく、脳死者からの臓器提供です。
現行法では提供者の同意の意思(臓器提供カード)が必須であり、
その同意を自ら意思決定できる年齢ということで15歳以上という取り決めがあります。
これらの厳格な条件が移植を難しくしているとして、改正を求めているのが今日の流れです。

賛成派(脳死者からの臓器提供の条件を緩和させる)の意見は問題ないでしょう。
賛成派は脳死を人の死と考え、
生存する可能性の高い患者に臓器を役立てるとする主張に一本化されると思います。
問題は反対派、大きく分けて3つ観点からの反対理由が挙げられます。
1つは脳死を人の死とせず、心停止を死とする見解からの反対です。
2つ目は宗教・信条からの反対です。
3つ目は社会倫理面からの反対です。
賛成派の議論は1までは容易に到達しますが、
2や3にまでは及んでいないような印象を受けています。

2つ目の宗教・信条からの反対には様々な考えがあります。
輸血や移植自体を禁じる宗教教義がある場合や、
肉体と霊魂を繋ぐ霊糸線が切れない限り意識を共有するという考え、
死者の体は個人の手を離れた神聖なものとする考えなど、色々なものがあります。
どれも科学的根拠に欠けますが、死んでから現世で研究を発表している人はいませんので、
こればかりは死んでみないと分かりませんと言うしかないです。
最終的には個人の信条ですから、それを害することはできません。
そういう観点から本人の同意、意思提供への同意を客観的に表示する必要があるわけです。

2つ目の反対理由に関しては個人の信条次第ということですから、
脳死者の臓器を無条件で移植させるような強制はすることができないものの、
本人の同意が明確な形で表明されているような場合は移植可能ということになり、
条件付きでクリアすることができます。
問題は3つ目。念頭に置いている問題は「臓器売買」です。

かつては人体という全体で1つと考えられていましたが、
今は臓器というパーツで考えられるようになってきている思考の変化があります。
ではどこまでが人間なのか。人体=人間というのに異論はないでしょう。
それでは臓器単体で人間たらしめるのか。とてもそうは思えません。
多少の欠落があったとしても、全体として人間となります。
それでは臓器は個人の所有物なのかという問題が残ります。
臓器の所有権を主張できるのならば、
臓器をどうしようが本人の自由、売ることも自由となります。
それが可能なのかどうかという問題です。

臓器売買の何が問題かといえば、命に関わる可能性があるということでしょう。
臓器売買を認めてしまったら、脅すなり、殺すなりして臓器を奪い合うことが横行することでしょう。
いつの時代かの借金取りのように「腎臓売れ!腎臓」で済めばいいですが、
「心臓売れ!心臓」と脅迫したり、刃物を持って「臓器を出せ!」と強盗に来る社会、
そんな社会は誰だって嫌でしょう。
そういう社会にしないために臓器売買は認めることができません。
麻薬が取り締まられる理由と同じですね。
例え使用は個人の自由だとしても、それに伴う社会不安から取り締まる必要性があるということです。
そういうわけで、臓器に所有権は認められていません。

これらの臓器移植から臓器売買、臓器強盗への流れはそれぞれに飛躍があるのは間違いないです。
でも脳死判定は医者ではない一般人には分かりません。
心停止ならば心臓が止まっていることを確認すれば一般人でも分かるのですが、
脳死はそうはいきません。
それはつまり医師の胸先三寸にあるということ、
もし医師が臓器提供を望むものから買収を受けていたとしたら…
脳死判定できない状況でも、脳死と判定し、移植を進めてしまうかもしれません。
それは殺人以外の何ものでもありません。臓器強盗と変わらないでしょう。

また、本人が臓器移植に反対だったのに、その家族が買収されて移植を許可したとしましょう。
脳死状態で本人の意思が確認できないどころか、生前は反対だったのにも関わらず、
お金に釣られた家族のために臓器を取り出されてしまった、これも臓器強盗と変わりません。

さらに時間差が生じれば生じるほど、問題は根深くなります。
摘出から移植までの時間差があれば、どんなトラブルでも起こり得ます。
紛失することもあるでしょうし、盗難に遭う可能性もあります。
冷凍保存の進化によって臓器を貯蓄して置けるようになれば、
所有権の存在しない臓器は一体誰のものとして扱うべきなのか?
取り出した本人(相続できないけれど遺族のもの)のものなのか、
管理している病院のものなのか、
それともいずれ移植される未来の誰かさんのものなのか、全く判然としません。
そういう状況にあれば、より買収はしやすくなり、直接買うことも容易いでしょう。
これはもう臓器売買以外の何ものでもありません。

以上のように、臓器売買は遠いようで近い問題です。
そういった問題が起きないように臓器移植法では厳格な条件を取り決めたわけです。
医師の脳死判定の厳格さ、明確な個人の意思表示を必要とする臓器提供カード、
そして周囲の大人に左右されないよう自ら意思決定できるであろう15歳以上の年齢設定、
それぞれに意味を持っています。
この条件を緩和させるためには、社会の理解を深めると同時に、
そこに人道的移植以外の何か=臓器売買の要素を完全に排除する方策を練る必要があります。

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