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センバツ優勝校は長崎・清峰

センバツ甲子園大会の決勝が行われ、
長崎の清峰高校が1-0で岩手の花巻東を下し、初優勝を飾りました。
清峰の右腕・今村投手と花巻東の左腕・菊池投手という
150キロ近くを投げる超高校級投手の対決で話題を呼ぶ決勝戦でしたが、
両投手ともに連投の疲れからか本来の出来には程遠く、
全体的に球が高めに浮くなど、いい内容ではありませんでしたが、
それでも味方のエラーなどがあっても無失点で凌いでいく投球は見事でした。
結果的には疲れからリズムを乱して四球から失点してしまった菊池投手に対し、
低めのスライダーを上手く振らせることでピンチを凌いだ今村投手に軍配が上がりましたが、
決勝戦に相応しい素晴らしいゲームだったと思います。

今大会はあまり熱心に見ていたわけではないので、
大会全体がどうだったのかは分かりませんが、
この時期にしては例年よりも寒く、雨に見舞われるなど、
選手にとっては良いコンディションだったとは言えなかったと思います。
そんな中でも各投手が自分の力を発揮し、接戦を戦えたというのは誇っていいことでしょう。
今大会は21世紀枠の利府が準決勝まで残ったりと、
県立高校の躍進も光り、地域格差も少なくなっていることが印象付けられる大会だったと思います。

しかし利府の掛川西中傷事件には驚かされましたなぁ…
まぁ、ちょうどプロ野球の話題がなく、相手が早稲田実業だったということもあるのでしょうが、
あそこまで騒ぐのも、ちょっと大人気ないなぁと。
でもあれが今の若者、10代の感覚なのかと思っちゃうと悲しくなりますよね。
軽い言葉もいいのだけれども、ちゃんとした日本語感覚を身に着けて欲しいです。
進学校のはずなのにアホの高校だと思われちゃいますよ?


◆プロ野球 4月3日に開幕
WBCの興奮が冷めやらぬ中、プロ野球のペナントレース開幕を迎えました。
あくまでオープン戦の結果を見る限りですが、
各チームとも調整が必ずしも順調とは言い切れない面があるかと思います。
WBC組がいなかったこともありますし、ベテランの調整がやや遅れてしまった面も。
この時期にしては非常に寒いという気候も影響しているのかもしれません。
今年はチームの軸を担ってくれないと困るような新外国人選手も多いですし、
例年になく読みにくいペナントレースになりそうですね。

セリーグは巨人を追う阪神と中日がややいまひとつのようにも。
阪神の新外国人選手・メンチ、中日の新外国人選手・ブランコが活躍すれば、
優勝戦線に絡んでくるのでしょうが、未知数過ぎて分からにゃい。
横浜と広島は打線が落ち込んだままオープン戦終了。
広島は投手力が安定しているものの、横浜はまだまだといった印象が強いです。
バランスが取れてきたのはヤクルトでしょうか。
新外国人選手のデントナ、復調のガイエル選手が中軸にどっかり座ると、
非常にバランスのいい打線になりそう。
先発投手の頭数が不足気味ですが、若い投手が多いだけに波に乗ると面白そう。
そんなわけで、セリーグは巨人を筆頭に、阪神・中日・ヤクルトの争いと予想します。

パリーグは昨年日本一の西武の仕上がりがいまひとつ。
打線は昨年と変わらないかそれ以上の働きを期待できそうなものの、
先発投手陣・中継ぎ陣ともに不安だらけ。
野手に比べて投手は育ってきていないだけに、
ベテランの石井一久・西口・岡本慎也投手らに衰えが見られると厳しい面も。
西武を追うのがロッテとオリックス。
ロッテは昨年に比べて中継ぎが整備されてますし、
打線も井口選手が加入したことで、軸が生まれてきたように思えます。
不安要素はバレンタイン監督退任が規定路線にあることのみ、それがどう出るか。
オリックスは外国人選手の補強がプラスと出るかマイナスと出るか。
長打力は文句なしも、返って打線が粗くなってしまい、嫌らしさがなくなる可能性があります。
近鉄時代のような淡白な打線になってしまうと、破壊力も宝の持ち腐れ、それだけに読み難いです。
日ハムはグリン投手やマイケル投手が抜けた穴をどう埋めるのか、
ダルビッシュ投手頼みなところがあっただけに、2番手・3番手の成長が必要不可欠。
2年目の多田野投手やルーキーの榊原投手がどれだけできるか。
楽天は主軸が固まっただけに、1・2番の出塁率が鍵。投手力も上がり、抑え次第。
ソフトバンクはオープン戦好調ではあるものの、若手が思うように伸びたとは思えず。
世代交代中であるだけに、打線は我慢の面も。投手は故障者の回復具合次第か。
そんなわけで、パリーグは全く読めません。予想不能。
今年も混戦、夏場が勝負どころになるのではないでしょうか。


◆プロ野球 今年の埼玉西武ライオンズ
ユニフォームとか球場は抜きにして、純粋な戦力面に関してですが…
投手力に大きな不安を残して開幕を迎えちゃいましたね…
昨年の優勝の原動力だった先発投手陣がオープン戦で大不振。
岸・石井一久・西口投手の3人に共通するのは制球難。
余計な四球や失投によって大量失点という内容、
開幕して初先発を迎えるまでに修正されているのかどうか、最初の6試合が重要になりそうです。
まぁ、岸投手に関しては投げていくうちにある程度修正されるだろうという期待はあるものの、
石井一久投手と西口投手の不安定な投球が年齢から来る衰えでなければいいのですが…
場合によっては先発投手陣の世代交代も必要になってくるかもしれません。
とはいっても、昨年に比べて加わってきそうな投手はワズディン投手ぐらい。
涌井・帆足・岸・ワズディン投手と4人は揃うものの、その後の投手もそろそろ用意しておかないと。
その期待の若手である木村・平野投手といったところがオープン戦で結果を残せなかったのが辛い所。
最初は中継ぎからスタートするであろうルーキー・野上投手に期待といったところでしょうか。

加えて、リリーフ陣は昨年以上に不安だったり。
セットアッパーを期待する小野寺投手が開幕2軍スタート。
オープン戦でも四球から失点してましたし、内容がいまひとつ。
そうなると中継ぎ陣は大沼・岡本慎也・星野・土肥・谷中投手となり、
岡本慎也投手もオープン戦は良い結果は残せてませんでしたから、どうにも苦しい状態。
若手・中堅の長田・山岸・岩崎投手らも結果残せませんでしたし、
今年も中継ぎ陣には苦労しちゃいそうです。
他球団もリリーフ陣は万全とは言いがたいだけに、大きく劣るということはないのですが…
早めに整備できないと連覇は厳しくなっちゃいそうです。

逆に打撃陣は不安要素なしで開幕を迎えられました。
WBC組の片岡・中島選手は試合に出た上で、実績を残して帰ってきましたから、
選手として大きく自信をつけたことでしょう。
今季からはライオンズの顔としてだけではなく、
パリーグ・プロ野球界の顔として引っ張っていってくれるような気がします。
また、プエルトリコ代表で招集されたボカチカ選手は、WBCの試合では結果を残せなかったものの、
WBCが日本の優勝で終わったことで、日本との野球の違いを母国の新聞社からお願いされるなど、
日本でプレーする意味を昨年以上に見出せたように思います。
昨年は20本塁打を放ちながらも、1軍・2軍を行ったり来たりでしたから、
モチベーションの面が心配されましたが、ボカチカ選手にもWBC効果が出てくれそうな感じです。

一方の国内残留組では、中村剛也選手が4番定着を狙って意欲を高めており、
栗山選手もオープン戦首位打者のシュアな打撃にパワーを加えており、
昨年以上にスケールアップしています。
また、控え選手でも原・水田・黒瀬・大崎・高山選手らがWBC強化試合・オープン戦で結果を残すなど、
レギュラーと控えの差とともに、1軍控えと2軍選手の差も縮まってきています。
野手は選手層が昨年以上に厚くなっており、大きな死角が見当たらないのはプラス要素です。

唯一の不安要素は故障からの復帰を目指すGG佐藤選手と、
オープン戦で結果の残らなかった後藤武敏選手の2人。
昨年は5番以降を担当し、長打力を発揮した右打者2人なだけに、
変わらぬ活躍を期待したいのですが…
オープン戦の結果からすると、少し時間がかかりそうです。
その間は石井義人選手や清水選手ら左打者の活躍で打線を支えたいところ。
そうすれば打線のバランスも良くなるでしょうし、昨年以上の打線が組めるようになると思います。

いずれにせよ、不安要素は投手を含めた守り。
交流戦突入までに先発・リリーフともに形を作れるかどうかで連覇は決まってきそうです。
今年は本拠地スタートではないこともありますから、スタートダッシュは我慢するとして、
最初の1ヶ月で戦う形を整え、交流戦以降から勝負をかけていってもらいたいです。
連覇の道は簡単ではありませんが、十分狙える範囲にはいます。
若いチームの更なる成長を期待したいですね。

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