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雇用不安

最近のニュースといえば、「内定取り消し」「派遣切り」「リストラ」と暗い話ばかり。
結局、発足以来、有効な景気対策を打てないでいる麻生内閣の支持率も急落、
国民も政治家も安穏として歳を越せない状況になってきました。
…辛いっすねぇ。もうその一言しかないですわ。

「内定取り消し」と「派遣切り」では2つのケースがあって、
1つが合法な場合、企業が倒産または会社更生法適用になったなどの状況が一変した場合、
派遣契約が満了して更新をしない場合があり、
もう一つが違法な場合、内定取り消しを解雇の一環として使った場合、
派遣契約を一方的に中途解約した場合の2つがあると思われます。
前者はどうしようもないですが、後者はなんとかしませんと。
報道されている通り、「内定取り消し=解雇」ではないと考えている企業の方が稀でしょうから、
分かっててやっているケースがほとんどなのでしょう。
一定の歯止めをかけることが必要でしょうね。
政府が手を子まねているなら… 裁判しかないんでしょうかね、辛い…

一方で企業の方もリストラを進めざるを得ないというのも理解できる所。
企業そのものの体力が失われてしまってからでは手の打ちようがありませんからね。
リストラ策は理解できるのですが… 納得はできませんよね、辛い。
正直言って、リストラをしても一時凌ぎにしかならないと思われます。
その間にアメリカの景気が回復すればいいんですが、時間がかかるでしょう。
リストラをした結果、国内消費がガタ落ち、輸出は回復せずに企業は持ちこたえられずに倒産、
今のままでは遅かれ早かれ、こういった流れになってしまうんじゃないかと。
輸出による回復に頼れない以上、国内消費を復活させる以外に景気回復策はないように思います。

それじゃどうすればいいかと考えると… うーんとなってしまうのが辛い所。
リストラを我慢してくれと言えば、企業は立ち行かなくなる。
それなら銀行がもっと活発に融資をするようにすればとなるのですが…
対策を打ってもアメリカの金融危機による損失補填に回っちゃいそうですよね…
まぁ、でも一か八かでもいいから、積極的に融資をするしかないと思うんですがね。
サブプライムローンよりは安心じゃないのかと素人的には思ったり。

景気対策から雇用対策に話を戻すと、
派遣社員が切られている一方、その分だけ正社員の仕事が増大しているケースも。
切られる派遣社員も地獄、負担が増す正社員も地獄というのが今の状況かと。
(自動車関連産業をはじめ、工場自体がストップするケースもありますが)
結局は正社員と派遣社員の雇用格差に起因しているような気がします。
正社員の負担を減らし、その分を派遣社員から正社員へ、
ワークシェアをしていかないと問題解決に繋がらないような気がします。
政府の取る対策としては、もうとにかく有休を完全に使わせてしまう、と。
病気療養休暇を別途設け、有休は前年度末に次年度有休使用日を申請・調整の上、
あらかじめ設定し、有休を取ることを前提とした職場作りをさせると。
働き方そのものを変えていかないといかんともしがたいように思います。
…って、ずっと言われ続けているのにやらない。つーか、やれないのが悲しい所。

どうなるんでしょうね、日本の経済は…


◆プロ野球 埼玉西武ライオンズの来季首脳陣が決定
大久保コーチの騒動を受けて、なかなか決まらなかった来季首脳陣がようやく発表されました。

渦中の大久保打撃コーチは更迭となり、プロ野球側の編成担当に。
1軍打撃コーチ補佐だった熊沢とおる氏は2軍打撃コーチに。
空いた1軍打撃コーチには2軍打撃コーチだった森博之コーチが就任し、
1軍打撃コーチ補佐として千春夫が(←黒田哲史氏)が新らしく就任。
退団した黒江ヘッドの代わりとして、チーフコーチとして大石友好氏が就任。
あとコンディショニングコーチが新設されたぐらいで、他は今年とほぼ同じとなりました。

大久保コーチの処遇は思っていた以上に厳しかったかなと。
2軍打撃コーチ降格かなと思っていましたから。
そのまま退団とするにしては事実関係が明らかになっていないという微妙な情勢でしたからね。
世論を受けた結果、やや厳しめに処分したということでしょう。
再来年の復帰は事実関係がはっきりしてからでいいかと。報道されているような既定路線ではダメ。

それ以上に気になるのは、熊沢とおる氏の2軍打撃コーチ就任です。
これで今季の1軍打撃コーチが2人ともいなくなってしまいました。
せっかく手ごたえのある打線を作ったのに、そのコーチが2人ともいなくなってしまうのは…
大久保コーチが無理なら、熊沢コーチは残すべきだったと思います。
森打撃コーチに対する不安はないので、大きな変化はないでしょうが、
もしもの時があった場合に、今季の良い状態を知るコーチがいないのは不安要素です。
あと… 1軍打撃コーチ補佐に黒田氏の就任ってのはネタですか?(爆)
熊沢コーチは現役時代サッパリでも、松井稼頭央選手の個人コーチという実績がありましたが、
黒田氏はコーチ経験もなし、現役時代も守備の人という印象でしかなく、打撃はサッパリ。
正直、打撃コーチで大丈夫なのかと思ったり… 指導者としての適正があると思いたい…不安だ…

兼任コーチは断ったらしいけれども、こうなったら江藤選手に期待しますか(苦笑)


◆プロ野球 埼玉西武・三井投手がポスティング移籍を申請
よりによって、今年申請せんでも…
FAの川上・上原・高橋建投手らでさえ、どうなるか分からないのに。
メジャーに挑戦したい気持ちは尊重しますが、入札球団があるとは思えません。
それこそ1円とかで入札されそうだ(爆)
メジャー球団も余計なお金を使いたくないでしょうし、
ポスティング移籍はよほどの選手でないと難しいかと。
自由契約にしてもらっての方が移籍しやすいと思いますが…
最悪の場合はそうするのか、それとも残留するのか。
どちらにせよ、メジャー契約は難しそうに思えるけどなぁ… 心配です。
止めはしないけれども、考え直した方がいいんじゃないか、というのが正直な感想っす。


◆プロ野球 埼玉西武の契約更改
ここまでの感想は、「日本シリーズの評価がやたら高いな」という感じ。
日本シリーズ大活躍の平尾選手にはドーン、出番のあった星野投手もまあまあ増。
逆にシーズンそれなりに投げたけれども、
日本シリーズでは出番の少なかった大沼投手や小野寺投手は微増止まり。
日本シリーズで目立てなかった栗山選手も倍増はならなかったようです。
クライマックスシリーズ・日本シリーズで活躍した選手は期待していいよという評価、
逆にそんなに活躍できなかった選手は例年並み(Aクラス以上)に毛が生えた程度の評価。
優勝チームの評価としては微妙に辛めのような気もしますが、
今までがおかしかっただけで、今の経済状況を選手も考えてみろやと思わなくもなし。

結論的にはシーズン頑張った選手もそれなりに評価してあげて欲しいという感じでしょうか。
+500万円ぐらいは付けてもいいような気がしないでもなし。
評価が低すぎるといった印象はここまでではないです。

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