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特に

ネタもないんで、相変わらずの野球関係のみでお茶を濁しておきます(^^;


◆プロ野球 埼玉西武ライオンズ・黒江ヘッドコーチが退団へ
日本シリーズ終了時に話が出ていた黒江ヘッドコーチの退団が現実になっちゃいました…
渡辺監督の方針として選手を頭ごなしに叱らないということから、
やや黒江ヘッドの存在感が薄らいじゃったのかもしれません。
加えて、初年度優勝・日本一となったことで、渡辺監督に対する不安が拭え、
お目付け役的なヘッドコーチが必要なくなったという状況もあったと思います。
若いコーチ陣からすれば父親、
選手たちからすればお爺ちゃんというジェネレーションギャップもあったでしょうし、
そういった諸々の事情があっての黒江ヘッドの辞意・退団了承になったのでしょう。

ただ来季は連覇がかかるだけに、経験あるコーチがいないというのは少々不安ではあります。
一番心配なのが気の緩み・慢心、そういう状況では怒る必要も出てくるでしょうから、
怒れるコーチがチームを去るというのは残念です。

加えて、こういう言い方は微妙ではあるのですが、
昨今の社会において「悪役」というのが減りつつあるのが気になる所です。
悪役というのは必ずしも適切ではなく、不満の持って行き場所でしょうか。憎まれ役。
コーチが選手とあまりに仲が良過ぎると、不満は選手を起用する監督に直接行ってしまい、
チームの結束力がなくなってしまうことが考えられます。
誰だって良いカッコをしたいので、最近はどうにもそうやってトップに不満が集中する傾向が…
野球界だけでなく、社会全体にそういった傾向があるように感じます。
そういう意味では、監督との間でクッションになれる煩さ型コーチの
黒江氏がいなくなるのは残念でなりません。
まぁ、その役回りはデーブ大久保コーチに期待ですかね。
選手に対して親身になる一方、言論が自由なだけに厳しいことも言えそうですからね。
見た目といいキャラといい、厳しいことを言っても冗談である程度流せますし、
それを越すと逆に憎まれ役になってクッションにもなりうる、
こういう言い方は微妙なのですが、今後はそういった悪役としての役回りも期待したい所です。
良い子ちゃんだけでは組織はまとまらないんですよね。
その中が感情で動く人間である以上は。

何はともあれ、黒江ヘッドコーチお疲れ様でした。
一人世代が違う中、若いチームをよく取りまとめてくれたと思います。
今後はグラウンド外から選手に厳しい言葉を投げかけてもらいたいですね。


◆プロ野球 阪神が埼玉西武・野田捕手をトレードで獲得する?
デイリースポーツの記事なので当てになりませんが…
阪神は野口選手がFA移籍濃厚になりつつあるということで、
ベテラン矢野捕手に次ぐ2番手捕手がいずれも経験の浅い若手捕手ばかり、
そこでその世代を繋ぐ意味でも経験のある野田捕手に目をつけたとのことです。

野田捕手を放出すること自体には賛成です。
もうライオンズの捕手争いは完全に決着が付いてますからね。
細川捕手が正捕手、銀仁朗捕手が次世代・2番手捕手なのは鉄板です。
3番手捕手ともなれば、2人が故障しない限りは出番がなし、
2軍との行ったり来たりになるでしょうから、
他球団に請われるなら、出してあげた方が本人のためだと思います。
肩は12球団トップクラスの細川捕手、レギュラークラスの銀仁朗捕手に及びませんが、
それでも肩は強いと呼ばれていた方で、キャッチング等は細川捕手とほとんど差はなし、
リードの面でストレート一辺倒になることがあって、正捕手争いを後退してしまいましたが、
今年の日本シリーズを見ている限りでは改善してきた模様。
打撃の方も正捕手争い時は細川捕手よりも上と言われ、
右方向へのしぶとい打撃と、ツボに入ったときの長打力は定評があります。
捕手のリードに甘い他球団ならレギュラーを狙えると思っていましたから、
他チームに出して上げるというのは一つの手でしょう。
でも田原捕手がスタッフになったため、捕手がやや足りなくなる可能性はあり。
上本選手を捕手一本、中田選手を捕手のまま使うというなら話は別ですが。
捕手専任は細川・銀仁朗・吉見選手と新人の岳野選手の4人だけですから、
故障者が出たときのことを考えますと、やや人数が足りない感はあります。

加えて、交換要因で折り合いが付かなさそうなのが最大の悩み。
ライオンズとしては投手獲得が希望、とりわけ左腕投手がベター。
ただ阪神も相次ぐトレードなどで左腕投手の絶対数が激減、
下柳・岩田・江草・能見・小嶋・筒井投手の6人だけ。
この中で、下柳・岩田投手は絶対に出せませんし、
江草投手も貴重なリリーフ左腕であることからトレードはないでしょう。
かといって、小嶋投手は今季2年目の23歳と若く、見切るには早い段階で、
逆に筒井投手は大卒入団5年目ながら1軍実績を作れてないので、交換要因としては微妙。
そう考えると、年齢的にも能見投手しかいないわけですが、
今年のファームでは11S、防御率0.83という飛びぬけた成績を残しているだけに、
後半3投手の中で最も1軍に近いのは能見投手でしょうから、トレードは微妙そう。
江草投手なら大万歳、能見投手で上々といった感じなのですが、
阪神側がそれでウンということはないでしょうねぇ…
そうなると右投手か… うーん、微妙。

阪神は若手野手も足りないようですから、高山久選手や黒瀬選手を加えたら、とか思ったり…
どうもライオンズの若手右打者は飽和気味。
後藤武敏選手ら今年実績残した選手をトレードに出すことはありえませんが、
今の2軍にいる右打者なら活躍の場を提供するためにもトレードというケースもありうるかと。
高山選手は1・2年目に活躍し、将来を期待されましたが、
外角のスライダーに弱点があり、そこを攻められるに連れ年々成績もダウン、
2軍では好結果を残すものの、1軍ではいまひとつ、一時期右の代打として結果を残したのみで、
GG佐藤・後藤武敏選手の外野転向、栗山選手の成長、松坂健太選手への期待等で、
やや1軍から遠ざかりつつあります。
能力はあると思うので、このまま終わらせるには勿体無い選手、
かといってこのままライオンズにいて活路を見出せるのかと思うと…ちょっと微妙になりつつあり…
黒瀬選手は中島選手が五輪に抜けた際にショートを守るなど、
内野を一通りこなせるのが強みですが、どうにも相手が悪いというか…
2~3歳上にショート・中島選手、セカンド・片岡選手、サード・中村選手が集中、
さらに1つ上に左打者で同じように内野をこなせる原選手、1つ下に同様の星選手、
さらにさらに高卒ルーキーで浅村選手が加入することを考えますと…
右打者の重複、同タイプに左打者、かなりハンデを抱えているのが現状だと思います。
他球団なら間違いなく次期レギュラー候補だと思うのですが…
勿論、ライオンズでもそういう位置にある選手ではありますが、
あまりにもレギュラー入りには壁が厚すぎて、入り込むのが厳しい状況です。
それならば、他球団で活躍知れもらえれば…
さすがに同一リーづで活躍されるのは悔しいので微妙ですが、
セリーグで活躍してもらえるのはむしろ嬉しいですし、
交流戦でその勇士を見られるのはまた刺激にもなりますからね。
そういうトレードも個人的にはありかなと思います。

ということで、野田・高山両選手と江草・杉山両投手のトレードはどうでしょうか。
んー、無理ですかね。ライオンズ側としては歓迎のトレードだけれども…
なんだか普通に破談しそうなトレードですねぇ。
でも阪神とのトレードは面白くはあるかも。
互いの補強点・トレード要因がずれているのは大きいですから。

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