んー
もはや別の星の生物なのかと思ったり…<田母神前航空幕僚長
自説を述べるのも自由ですが、それが周囲にどういった影響を与えるのか、
全く考えないんですかねぇ… ここまでの自信はどっから来るんだろうか。
凄いっすよね、偏った人間の物言いってのは。
まぁ、確かに今回の論文が言論の自由の範囲内だと主張するのも分かるけれども、
言論の自由は無制限に保障されてるわけではないのは当然のことだし、
その言論によって誰かの権利(名誉や生存権等)が害されるならば、
そんな主張が通らないのは小学生でも分かることです。
あの戦争は侵略戦争ではなかったと主張してどれだけの人が報われ、
一体どれだけの人が害されるのか。
…それさえも彼らにとっては常人とは全く異なる答えなのでしょうが。
自衛官が「日中戦争は侵略戦争ではなかった」と発言することの意味は、
軍部の行動の正当化を意味するわけで、
勿論、あれが軍部単独の暴走行為として私は非難するわけではありませんが、
(それに迎合したマスコミや一部政治家、国民にも責任がある)
軍部主導の行動の正当化、文民統制に対する批判とも取れるわけで、
それによって国民が「自衛隊は危険な思想な持ち主だ」と考えるのは必定でしょう。
その意味も分からないような頭なら、切っちゃった方がマシかと。
後の報道によると、統合幕僚学校で「歴史観」なる妖しげな授業を設置したとか。
自衛隊が東京裁判とか教えて何か意味あるんでしょうか?
もう自衛隊なんか無くせばいいのに、とか思っちゃうよな、こんなん。
幹部に捻じ曲がった歴史教育(彼らにすれば正統な歴史観らしいが)をして大量生産、
これが本当なら懲戒免職も已むなしの行為になるんじゃないでしょうか。
論文以上の問題が出てきちゃいましたね…
加えて、気になるのは論文を主催したアパグループとの関係ですよね。
夕刊フジをはじめ、色々と報道され始めていますが…
ひょっとして出来レースだったんじゃないの、と疑っちゃいます。
どうなんでしょうね、その辺は…
いずれにせよ、アパグループは「そういう論文」を求めていたのは間違いないでしょう。
何がやりたいんだろうなぁ… 自分にはよう分からん。
◆プロ野球 オフシーズンの動き
日本シリーズが終わり、FA・トライアウトと動きが活発になってきたようです。
FA組では国内移籍組は残留する選手が多いようで。
ヤクルトの五十嵐投手や広島の東出選手、ロッテの小野投手・サブロー選手等。
FA宣言しそうなのはメジャー挑戦を視野にしている選手が中心みたいです。
巨人・上原投手、中日・川上投手、広島・高橋建投手、横浜・相川選手。
…でもなぁ… 薮田投手や福盛投手を見ていると、どうなのかなと正直思ったり…
メジャー移籍組が増えるにつれ、真新しさもなくなり、もう関係ないや的に。
ファンの活躍が見てみたいという要素が減りつつありますよね。
まぁ、夢のために頑張ってください。
日ハム・稲葉選手のような道もありなんじゃないの、とか思ったり。
トライアウトではヤクルトが元中日の森岡選手を獲得したようで。
他には中日が元西武の河原投手をキャンプ中に獲得したと発表しています。
とりわけ森岡選手はまだ若いですし、新チームで再出発して欲しいです。
河原投手はちょっと心配だけれども、悔いを残さずやって欲しいです。
トレードでは楽天が巨人・小坂選手を獲得したようで。
どちらかと言えば、小坂選手の引き取り手を探していて、故郷宮城の楽天になった模様。
楽天の二遊間は同タイプが揃っているだけに、厳しい争いになると思いますが、
ベテランの経験を伝えていってもらいたいですね。
他には日ハムと巨人のトレードの話があるとか。
今のところ、サンスポ1紙の報道のみなので、立ち消える可能性もありますが…
巨人が二岡選手を出そうとするのは分かりますが、
日ハムがマイケル投手を出そうとしているのは何でですかね?
外国人選手並みの年俸を要求しているから?
そうやって年俸面を考えると、移籍先は巨人となってくるんでしょうか。
だけどあとの2人は謎。そのままの方がよくね?
ライオンズ関連だと、元横浜の土肥投手を獲得する方針だとか。
リリーフ左腕が足りていなかったので賛成です。
あとはどれだけ投げられるか、ですがね。
外国人選手ではグラマン投手は残留の見込み、他球団の横槍が入らないよう祈るのみ。
巨人はクルーン投手がいるので取りにいかないでしょうが、他球団はどうか。
ブラゼル選手は契約更新しない模様。
故障がちで弱点もはっきりしているだけに難しい選手なんですよね。
ただ左の長距離砲は貴重なだけに…惜しいと言えば惜しい。あの死球がなぁ…
ボカチカ選手とキニー投手は未定。
ボカチカ選手は好不調の波が激しいものの、身体能力・長打は魅力的。
ただ右の外野手なのがネック。外野手候補はたくさんいますから、どうしても競争に。
常時出場を希望して日本に来たボカチカ選手が納得するとも… 難航の末…かな。
首脳陣では黒江ヘッドコーチの退団や、
熊沢打撃コーチ補佐の2軍降格が日本一翌日の一部スポーツ紙に出てました。
残留が基本線みたいですが… 実際はどうなんでしょうか。
黒江ヘッドコーチは怒らないという渡辺監督とのチーム方針の違い、
熊沢打撃コーチは若手育成のためだそうですが、
デーブ大久保コーチと指導方針が一部違う所があるためのような気も。
黒江ヘッドコーチは若いチームの中で煩さ型おじいちゃんという感じで、
良いアクセントを出していると思うので、残留希望。
熊沢打撃コーチもデーブ大久保コーチのみでは不安なところもありますからね。
大砲はそれでいいかもしれないけれど、繋ぎの打者には合わない側面もあるだけに、
熊沢打撃コーチなり、他の打撃コーチは必要でしょう。
せっかく日本一になったのだから、首脳陣も変化なしがいいですよね。
ゴタゴタ感が出てきてしまうのは嫌ですから。
◆埼玉西武ライオンズの復活の軌跡
昨年の西武ライオンズは26年ぶりのBクラス転落である5位に終わり、
そこから復活のリーグ優勝・日本一を遂げたわけですが、
この復活劇は単なる偶然や、新首脳陣の指導力だけによるものではなく、
長期的視点に立ったチーム作りをしてきたからこそ、そう思っています。
今のメンバーで江藤・石井一久・平尾・石井義人選手といった他球団からの移籍選手を除けば、
今季の高木浩之選手の引退、田原捕手の戦力外によって、
1998年以前の入団選手は西口投手一人になりました。
そう、この年のドラフトが今のライオンズの基礎を作り上げたと言えます。
98年のドラフト入団組、そう松坂大輔投手の入団です。
当時の東尾西武ライオンズは完全な投高打低のチームではあったものの、
西口・石井貴・豊田投手の若い3本柱を中心に、
松井稼頭央・大友・小関・髙木大成選手ら若い野手を合わせたフレッシュなチームでした。
ただ大砲不足が深刻で、長打力を欠いたチーム編成が毎年優勝争いをしながらも、
97・98年の連覇以外、あと一歩届かなかった大きな理由でした。
そこに松坂投手という新たな軸が加わったことで、
松坂投手を中心とした新黄金時代という中長期的な視点が生まれ、
西武ライオンズのドラフトは大きく変わっていきました。
98年は松坂投手の他に、2位で赤田選手、3位で星野投手を指名。
99年は積極的に高校生野手を取りに行き、
1位で高山選手、2位で日ハム田中賢介選手を指名するも抽選で外し眞山マネージャー、
3位で大島選手を指名しました。
2000年は東尾監督が即戦力投手を希望したため、
大沼・三井・帆足投手と上位で投手指名をするも、
4位で佐藤友亮選手、5位で中島選手を指名するなど、野手の効果的な補強もしました。
01年は自由枠で伊東氏の後釜・細川選手を獲得、
2位で中村剛也選手、3位で栗山選手を指名するなど、今の主力が名を連ねます。
02年は自由枠で横浜高校時代の同僚・後藤武敏選手を獲得、
4位で小野寺投手を獲得。
03年は来季のレギュラー候補・松坂健太選手を5位で、
7位でテスト入団からの指名となったGG佐藤選手を指名しています。
04年は現エースの涌井投手を1巡指名、片岡選手を3巡指名しています。
こうザッと見ても、今の主力選手は98~04年に獲得した選手が中心で、
野手を優先指名しながらチームの根幹を作り上げていったことが分かります。
勿論、中には育成に失敗してしまい、早々に辞めることになってしまった選手もいますが、
2軍でじっくりと育成し、一人前にしていった選手が数多く今のメンバーを締めており、
チーム内の激しい競争にも関わらず、選手同士が結束するチームの土台は、
この2軍からの育成が大きく影響しているように思います。
その2軍育成の大成功例が中島選手でしょう。
高校時代は投手兼外野手だったものの、プロ入り直後からショートへ。
松井稼頭央選手が早々にメジャー希望を打ち出していたため、
その後釜として英才教育が施されました。
2年目には2軍のイースタンリーグでフルイニング出場を果たすなど、
当時から体の強さには非凡なものがありました。
1軍に本格デビューしたのは2003年、本来はまだ育成する予定でしたが、
打線の不振もあって、夏場以降サードで起用するなど、1軍で慣らし、
松井稼頭央選手がメジャー移籍した2004年に一気にレギュラーへ、
日本一を経験するなど、若手の中でも経験をより多く積んでいきました。
04年の日本一メンバーは中島選手以外だと、野手では佐藤友亮・赤田・細川選手ら、
それ以外の若い選手はまだ1軍にあまり顔を出していませんでした。
05年は前年2位・日本一に比べると苦しいシーズン、打線の故障者・不振が目立ち、
2軍から中村剛也選手と栗山選手を抜擢、
中村選手が交流戦でブレイクするなどしましたが、レギュラー定着には至らず。
06年は片岡選手がレギュラーに加わるも、チームはあと一歩で優勝に届かず。
07年の低迷は記憶に新しい所です。
こういった順を追っての育成があったからこそ、今年の大躍進があるように思います。
別に1年でチームが完全に生まれ変わったわけではないわけです。
ゆっくりとした中・長期的な育成の上に、今年のチームは成り立っているのです。
5位から優勝・日本一となると、シンデレラストーリーのようにも思えますが。
そのための準備をずっと続けていた球団の姿勢を高く評価したいですね。
1人のスター選手の獲得がチーム方針を決めさせ、
中長期的なチーム編成を可能とした、そのことを強調したいです。
こういった中長期的な選手獲得と育成、選手起用こそ、各球団は見習うべきでしょう。
勿論、そのためには我慢も必要になってきます。。
伊東監督も渡辺監督も、本当に我慢強く若手選手を使ってくれています。
その我慢の結果として、花が開いたのが今年だった、ということでしょう。
来年以降も素晴らしい花を咲かし続けてもらいたいですね。