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日本シリーズ(2)

第3戦は巨人が勝利、第4戦は西武が勝利、第5戦は巨人が勝利となり、
巨人が3勝敗で王手をかけた形となり、
本拠地の東京ドームでの第6戦に臨むこととなりました。
埼玉西武は第5戦の前半までは有利に試合を進めていたのですが…
主力の細川・中島選手の相次ぐ故障途中交代が響いちゃいましたね。
野球にたらればは禁物ですが、2人が無事に出ていたなら展開も違っていたかと。
シリーズの流れを左右しかねない2人の負傷交代でしたね…

大勢の見解と同じく、ここまで来ると、巨人が圧倒的に有利だと思います。
細川選手は、ある意味では慣れた(?)、肩が外れただけだったようなので、
(肩関節が外れやすいそうで、試合中に外れて自分で入れ直した話もあるぐらい)
第6戦には出場できるでしょう。
ただ中島選手は脇腹だけに、1日置いたぐらいでは回復しないでしょう…
本人は強行出場したいようですが…無理して選手生命を縮めてしまったらそれこそです。
西武としては後がなく辛いところですが、中島選手には勇気を持って休んでもらいたいです。
そうなってくると、打線は調子を上げてきた1・2番と中村選手ぐらいになり、
やや迫力に欠けてしまいます。
中村選手が大爆発すれば話は別ですが、そうでない限り打線の得点力はかなり落ちます。
西武が勝つとすれば、1・4戦のように、
先発投手が巨人打線をほぼ完璧に抑えることぐらいでしょう。
6戦をなんとか勝てば、7戦は岸・涌井投手も行けますから、勝利の可能性が出てきます。
投手の力で西武が6戦を取れるかどうか、注目したいです。


◆ニュースネタ アメリカの次期大統領は民主党のオバマ氏に
今のアメリカの舵取りは非常に難しいと思いますが、
そういった閉鎖状況を打ち破るための変革をアメリカ国民は求めたということでしょう。
黒人初の大統領が生まれたことは、アメリカの歴史の変化が感じられ、
個人的には非常に良かったと思います。
まぁ、共和党としか関係を結んでこなかった自民党政権には打撃、
日本にとっては打撃ではありますが。
今回のことを機に、健全な対等外交関係を築いてもらいたいです。

巷で言われているように、心配なのは暗殺ですよね。
むしろ、今すぐの危険よりも、1年以上経ってからの方を心配しています。
1年経って思った以上の変革が起こらなかった場合、それが最悪のケースでしょう。
ガンジーもキング牧師も、黒幕は別としても、暗殺されたのは同胞の手によるものでした。
変革を期待する支持者の期待を裏切らない活躍を期待したいです。


◆ニュースネタ 前航空幕僚長の論文問題
一部では退職金の自主返納の要求まであるとか。
まぁ、それはさすがに行き過ぎだろうと。
常識はないけれども、犯罪ではないですからね。「アンタはアホや」という話(苦笑)

それよりもショックだったのは、
この論文募集に60人以上の自衛官が応募していたことです。
この懸賞論文が一体どういう趣旨で行われたのか図りかねる所がありますが、
あの論文が賞を取るということは、「近現代史の一方的正当化」にあるように思えます。
そういった論文に自衛官が大量応募していたのは、正直愕然としています。
…もっとも、自分達の母体となる軍隊を肯定したい気持ちも分かるんですが、
主観的視点以外にも客観的視点も必要でしょう。
個人の思想の範囲内とはいえ、それを自衛官という公的な立場で、
客観的視点を欠いた論文を出すというのはいかがなものかと思わざるを得ません。
彼らは侵略戦争史観が国民を自信喪失させてると言いますが、
今の多くの日本国民はそんなこと思ってません。その考えはもう古いです。
むしろ、侵略戦争ではないと言うことのほうが、
自分達の歴史を振り返れない国民という意識を生み、情けない気持ちにさせられますよ。
侵略戦争であることを踏まえて、戦前の軍隊の長所・短所を研究することこそが、
自衛官にとって本当に必要なことではないでしょうか。
自己正当化は必要とされてないし、そんなことをしても恥の上塗りにしかなりません。

世の中には戦争以外にも人の命を奪い合う残酷な行為がいくらでもあるわけで、
日中戦争という1点のみで我々は残酷なことをした、もうダメだ、
なんて考える人は、よほどの世間知らずか、偽善者ですよ。
日中戦争や太平洋戦争は心が痛んで、ベトナム戦争やイラク空爆には心が痛まないのか、
戦争で人の命を奪うことは悲しみ、貧困で命が散っていくことは悲しまないのか。
どちらも起こっていることは同じですよ。正当化と方法が違うだけ。
歴史の1点のみで判断するから、そういった考えに陥ってしまう。
太平洋戦争を考えるなら、最低でも第二次世界大戦全体からも見つめるのは当然の視点です。
こんな論文を出しているようでは、全く精神の鍛錬になるわけがない。
歴史の授業、とりわけ世界史をやった方が鍛錬になるんじゃねーの、とか思ったり。

同視されてしまう他の自衛官の方々には悪いですが、
それだけ今回の事件は自衛官に対する印象を悪くしたように思います。
海上自衛隊のイジメも然り、厳しい視線が向けられていることを感じてもらいたいです。

ただ、一方では、自衛官のガス抜きの場がないというのもあるんでしょうがね。
自衛官の抱えているストレスが今回の論文に出ちゃったのでしょう。
自衛隊がユルユルというのも考えものですが、
もう少し息抜きの場を用意する必要があるんじゃないですかね。
労働組合的な組織の必要性等の自衛官の待遇改善の議論も必要のように思います。

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