« 冷えてきました。 | メイン | 日本シリーズ(2) »

日本シリーズ

プロ野球の日本シリーズは1・2戦が終了して、
埼玉西武と巨人の1勝1敗となりました。
ここで2連勝してしまうと、シリーズが決まってしまうだけに、
面白い展開になったという感じでしょうね。
試合も接戦ですし、一進一退の素晴らしい試合がここまで繰り広げられているように思います。
やや貧打戦かなという印象もあるものの、
それだけ投手陣が良いところを攻めているわけですからね。
やっぱり投手がしっかり投げていると、簡単には点数が入らないということでしょう。

それぞれの試合の感想は野球日記の方で。
2戦目にラミレス選手がサヨナラホームランを放ったことで、
流れは巨人に傾いたと見るのが一般的ですが、
自分としてはそんなに変わらないかなと見ています。
逆シリーズ男になりかけていたとはいえ、第1戦で涌井投手から唯一のヒット、
タイムリーヒットを打っている選手ですし、別に眠っていたわけではないでしょう。
勿論、早打ちに助けられた面もありましたが、
例え2戦目で打っていなかったとしても、3戦目はまた別だったと思います。
むしろ2戦目の最初の方の打席は1戦目の影響が残っていてラッキー程度。
勝負は3戦目からです。

3戦目から鍵を握ると思われるのは、キャッチャーのリード、だと思ってます。
この1・2戦を見ている限りだと、両チームの捕手のリードが対極的。
巨人の鶴岡選手は西武打線の弱点を攻めようと内角一辺倒の大胆な配球、
逆に西武の細川選手は両サイドを散らしながら慎重に慎重を期す配球、
この両キャッチャーのリードが投手陣にどんな影響を与え、
相手打者にどういった影響を与えるのかが一つの見物かと。
確かに埼玉西武の打者は内角に弱点はありますが…
あまりにもそこ一辺倒で攻めているのもどうかと。やはり一発の危険がありますからね。
明日以降はそこを中心に見ていこうと思っています。

埼玉西武の不安要素というと、4番打者でしょう。
中村剛也選手は内角攻めに苦しんで2試合ノーヒット。やや精細を欠いています。
内角は確かに苦手ではあるんですが、それはベルトよりも上の高さであって、
ベルトより下の高さはむしろ長打コースなんですけれども、
それを捉え切れていないところに「らしさ」がないです。
4番ということもあって、多少重圧を感じているんですかね。
コースに関係なく低めの球を狙っていけば、チャンスが出てくると思うので、
3戦目以降は頑張ってもらいたいですね。
あとDHが使えるということもあり、下位打線からの繋がりが重要になってきます。
栗山選手の打点数を見ても分かるように、下位打線から1~3番で点数を取るのは、
ライオンズの得点パターンです。
機能している上位打線の前にランナーを溜められるかが最大のポイントでしょう。

一方の巨人は越智・西村投手のリリーフ陣が好調。
打線はまだ怖さが出てきませんが、ラミレス選手が復調し、
DHで阿部選手が出てくるとどうなるか。
死球を受けた小笠原選手が変わらぬ活躍を見せれば、厚みが出てきますね。
ただ、坂本・鶴岡選手がやや結果が出ず、打線の切れ目となっていただけに、
2戦目のヒットで乗ってこれるかどうか、一つのポイントだと思ってます。
巨人としては4戦・5戦の投手にやや不安があるだけに、
3戦目を取れるかが一つのポイントでしょうね。

あとはシリーズを左右する残りのポイントとしては、埼玉西武の西口投手の使い方。
1戦目はリリーフで投球練習をしていましたが、2戦目は登板せず。
本当にリリーフで使うなら、連投の可能性のない2戦目に投げさせたと思うんですが。
普通に第5戦の先発ということなんでしょうかね?
西口投手の起用法も一つシリーズのポイントになる気がします。

いずれにせよ、勝敗の鍵を大きく握るのは第3戦。
明日の試合に注目したいです。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)