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九十九

九十九電機が民事再生法適用だそうで…
清算・倒産というわけではないので、心配は要らないわけですが、
整理店舗や営業方針が変わるんじゃないかという恐れがあるだけに、
ちょっぴり心配しています。
地方でPCを自作している人にとっては、九十九の通販は便利ですからね。
今の営業体制を維持しながら、重石を軽くしていくことを期待したいです。


(追記・補足)
なんかヤフーのニュースとか見ると、「倒産」という文字が出ててドキっとするわけですが、
それはちょっと誤解を与えているんじゃないかとも思ったり。
私は経済の知識があるわけじゃないので具体的な説明は難しいのですが、
所謂「倒産」も「民事再生」のどちらも経営が苦しくて至るのは一緒だと思うんですが、
ちょっと持っているイメージが違うかなと。

巷で言われている「倒産」は、完全なギブアップ状態、
仕方ないので残っている資産を債権者が細々と分け合うというイメージ、
「民事再生」は、まだ営業自体に見込みがある状態で、
そのまま倒産されると債権者としても大損だけれども、
ちょっと我慢すれば少しの損失に軽減されるというイメージ、を持ってます。
勿論、営業の見込みが少なく、
債権者が納得しない場合は「倒産」と似た結論に至るわけですが、
九十九電機のブランドイメージを完全に無くすことは考えにくいですよね。
経営的に行き詰ったけれども、再生の可能性がある、それが「民事再生」。
正確には違うんでしょうが、個人的にはそんなイメージを持ってます。
違ったら、誰か補足しといてください(^^;


◆プロ野球 ドラフト会議
プロ野球のドラフト会議が行われた模様です。
今年は目玉だった日石・田沢投手が早々にメジャーを表明し、
不作と言われていた年だけに、
各球団ともに事前予想とはやや違う結果になったような印象を受けます。
ただ、各球団にとっては予定通りだっただけで、
報道などで漏れ伝わっている情報とやや違ったというだけですが。
イメージ通りだったのは広島ぐらいですかね。他は蓋を開けてみて結構驚きました。

注目の東海大相模・大田選手は巨人とソフトバンクが競合し、
抽選の結果、巨人が交渉権を獲得。
本来なら、不作のこの年、もっと競合しても良かったのでしょうが、
事前に「希望球団意外ならば東海大進学」を打ち出していたため、
希望球団の巨人と、進学だった大田選手をプロ志望に変えた王元監督のソフトバンクと、
入団が見込める2球団のみの指名となったようです。
その影響なのか、早稲田・松本選手と日通・野本選手と野手2人が2球団競合に。
実戦的な野手を求めたということでしょうか。
その一方で、競合必死と言われていた近大・巽投手を1位指名する球団はなく、
ソフトバンクが外れ1位で指名するという意外な結果になりました。
3年生時に比べて4年生で評価を落としたのが響いたのでしょうか。
経験則的にそういう選手は即戦力になりにくい傾向がありますからね。
そこが外れ1位の評価に留まってしまった原因なのでしょうか。

不作と言われている今年のドラフトですが、
高校生は年々平均的に球速は上がっていますし、
飛びぬけた存在がいないというだけで、素材としては各選手いいものを持っているはず。
今年のドラフトは各球団のスカウトの眼と、
球団の育成力が試されるドラフトのように思います。
そんなわけで、成功・失敗はさっぱり分かりませんね。問題はこれから。

どうでもいいけれど、やっぱり「パナソニック」は慣れないっすね…
とりわけ野球だと…最初、どこのマイナー社会人チームなのかと一瞬思った(爆)
やっぱり野球では「松下電器」のイメージが強く残ってますね…


◆プロ野球 埼玉西武ライオンズのドラフト指名選手
1位指名は日南学園の左腕投手・中崎雄太投手を単独指名、
2位指名は神村学園-日産自動車の21歳の右腕投手・野上亮磨投手、
3位指名は大阪桐蔭高校のショート・浅村栄斗選手、
4位指名は函館大の三拍子揃ったスラッガー・坂田遼外野手、
5位指名は福岡大のキャッチャー・岳野竜也選手、
6位指名は隠し玉・甲賀健康医療専門学校の宮田和希投手をそれぞれ指名した模様です。

事前情報では近大・巽投手を1位指名するとのことでしたが、
今朝のスポニチで中崎投手の1位指名が報道、
ギリギリまで迷っていたそうですが、中崎投手の1位指名となったようです。
巽投手は西口・岸投手と細身の投手が育っているということで、
ライオンズを希望球団に挙げてくれていたようなので、
指名を期待したんですが、結果的には中崎投手に。
他に高校生左腕は、ヤクルト1位の赤川投手や、
同2位の八木投手、ソフトバンク3位の近田投手、日ハム4位の土屋投手など、
他にも候補がいたわけで、外れ1位や2位指名でも十分指名できたのですが、
それを押して1位指名したというのは、それだけ評価が高いということなんでしょうね。
将来の左腕エースとして、成長を期待したいです。

2位は日産自動車の野上投手を指名。社会人3年目なので大学生より1歳下。
神村学園の初出場・準優勝時のピッチャーと言えば、覚えている人も多いことでしょう。
高校時代の印象から言えば、指名候補だった巽投手同様に細身の右腕投手、
西口・岸投手と同様にキレで勝負するタイプの投手というイメージです。
ネットで検索すると、高校時代とそう大きく変わっているわけではないようですが、
まだ21歳ですし、今後の成長に期待したいところです。
渡辺監督の話だと、ここまで残っているとは思っていなかったとのことで、
(2位指名は12球団最後のため)
早い段階で出てきてくれればという感じですね。
まずは中継ぎからスタートし、将来的には先発で、という形を期待してます。

3位は大阪桐蔭のショート・浅村選手を指名。
正直、ここまで残っているとは思いませんでしたし、
(大田選手がプロ志望届けを出さなかったら、高校生野手の目玉と言われたかも)
まさかライオンズが指名するとも思ってもいませんでした。
だってライオンズの内野陣はもう完全に固まってますからね。
セカンド・片岡選手、サード・中村剛也選手、ショート・中島選手、
FAでの流出がない限り、年齢的にも10年は鉄板のメンバーでしょうに。
そこに高校生トップクラスのショートである浅村選手を指名するとは驚きです。
それなら、近田投手なり土屋投手なりと、高校生左腕をもう1人指名しろよ、
と個人的には思うものの、そこら辺は来年以降との兼ね合いもあるので、
一概には言い切れませんよね。
浅村選手指名で考えられるのは、中島選手のFAメジャー流出の準備なのか、
30歳を越えた後の守備の負担を減らすためのサードコンバートの布石なのか。
中島選手と浅村選手は8歳違うわけですから、
そういう意味では次世代のショートのための準備という感じなんですかね。
二遊間は補強ポイントの1つでしたが、指名するとしたら左打者だと思ってました。
スイッチ転向が可能なら挑戦して欲しいかなぁ。
守備の評価が非常に高いようなので、打撃・走塁面を鍛えて、
将来のリードオフマンになれるよう頑張って欲しいです。
競争は厳しいけれども、中島選手をサードに追いやる気持ちで頑張って欲しいです。

4位は函館大の坂田遼外野手を指名。
自分は知らない選手だったので、ネットで検索、
強肩外野手で三拍子揃った選手という評価でしたが、
日刊スポーツのスカウトコメントによると、
「左の長距離打者。将来は右の中村、左の坂田となりうる才能を秘めいている。」
ともの凄い高評価。
この評価が当たっていれば、補強ポイントの左の長距離砲が解消されるわけで、
今年のライオンズのドラフトの評価の分かれ目になる選手かなと思われます。
野手育成に定評があるだけに、浅村・坂田選手が育つと大きいですね。

5位は福岡大の岳野捕手を指名。
あー、正直なんでキャッチャーの指名?とか思ったり…
岳野選手には悪いですが、捕手の数合わせ的な指名のような雰囲気が…
ライオンズには細川捕手という正捕手が存在しているだけでなく、
銀仁朗捕手という次代の正捕手が2番手捕手として存在しているわけで、
この2人に割って入るというのは相当に難しいような…
かなりの難関ですが、岳野選手にはその壁を乗り越えるよう頑張って欲しいです。

6位は完全な隠し玉・甲賀健康医療専門学校の宮田投手を指名。
ネットで検索しても、大した情報は出てきません。副部長ぐらいしか分からない(爆)
(今検索したら、早速その野球部が紹介記事を書いた模様。
 投球の写真は嬉しいけれど、現住所とか掲載して大丈夫なのか?)
どうやら左腕投手のようですね。
指名当初は「将来のトレーナー?」とか思っていたけれども、
リリーフ左腕として本気で期待しての指名のようですね。
紹介記事の写真を見ていると、腕の位置が高く、なかなかに面白い投手みたいです。
こうなってくると戦力として期待したいですね。

隠し玉というのも驚きですが、19歳(11月16日で満20歳)の指名も驚き。
専門学校から指名されるというケースがほとんど記憶になく、
前例が思い浮かばないのでアレですが、
専門学校の選手は社会人の指名規定が適用されるわけではないんですね。
社会人は高卒ならば3年、大卒ならば2年経過しないと指名できない規定があるので、
最低でも指名できるのは21歳(3月終了時点で)から、
大学生と同じと考えて、卒業年数でOKということなんですかね。
なかなかに面白い指名だと思いました。
今後、プロを目指す選手で、スポーツ専門学校に入るという選手が増えるかもしれませんね。
高校生の進路先として、大学・社会人、独立リーグとありましたが、
そこに新たな選択肢が加わるのはいいことだと思います。
でも「希望球団以外なら~」に利用されるケースも考えられ、
受け入れ先の大学・社会人側から異論が出てくる可能性も…今後の展開に注目です。
つーか、担当スカウトはいつから目を付けていたんでしょう?
でも高校はよく知らない学校だし…
スカウトに指名を決めた経緯を教えてもらいたいなぁ。


最後に総括です。
指名したのは、右腕投手1名、左腕投手2名、捕手1人、遊撃手1人、外野手1人、
今年も比較的バランスの良い指名になりましたね。
いずれも素材型である感は否めないものの、
最優先の補強ポイントである左腕投手を補強し、
遊撃手の次世代候補、左の長距離砲外野手候補と、
チームの補強ポイントを完璧に抑えた点は、高く評価したいです。
まだ左腕投手が1~2名足りない感じもしますが、それは来年以降でしょうね。
チームの補強ポイントはほぼ埋まっただけに、
来年以降は即戦力投手を中心に、現有戦力の上を目指す選手に徹せます。
そういう意味でも、ポイントを抑えた良いドラフトだったのではないかと。
あとは彼らがどれだけ1軍レベルの選手として成長するかですね。
ライオンズの場合はスタートラインは全て同じ、
各選手の努力で道を切り開いていってもらいたいです。

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