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GG賞

プロ野球のゴールデングラブ賞が発表され、
パリーグ優勝の埼玉西武ライオンズからは、細川選手と中島選手が選ばれました。
…うーん… GG賞ってチーム成績も考慮されるんですよね?
未だにイメージ先行なんすかねぇ。明確な基準を示してもらいたいです。曖昧すぎ。

投手部門のダルビッシュ投手は活躍度とイメージなんでしょうね。
一度獲得するだけでイメージで行っちゃうからなぁ。
まぁ、今年の個人成績で涌井投手が選ばれるわけはないんですが、
チーム成績が良かっただけに少々残念。
セカンド部門は僅差で負けたのなら分かるんですが、
田中賢介選手が93票、片岡選手が37票という大差は理解不能。
確かに守備率は田中選手が.989、片岡選手が.985ですが、
昨年は片岡選手が守備率上にも関わらず田中賢介選手、
優勝チームだから仕方ないなと思いながらも、今年は逆にならず。ふざけんな。
他のポジションは順当かなと思えるんですが… この2つは納得いかないですねぇ…

ショート部門の中島選手の受賞は驚かされましたが、
今年の各チームのショートは故障者が多く、
最高の守備率を誇る日ハム・金子誠選手は規定打席に到達せず。
他にも川崎・西岡選手らがいるんですが、実際の守備率を見てみると、
川崎選手が11失策.975、西岡選手が10失策.979、
中島選手が12失策.979という結果で、
意外に中島選手の守備率が良かったという事実が判明。
確かに守備は良くなっているなぁと思っていましたが、
他のショートと比べて引けを取らない数字を残しているとは思いませんでした。
悪いイメージを引きずっていて申し訳ない思いです(苦笑)
そういう意味では意外に思える中島選手の受賞も、
チーム成績を考えて西岡選手よりも妥当であるとされたのは順当な結果でしょう。
一時はサードコンバートも言われていましたが…
このゴールデングラブ賞は中島選手の努力の成果でしょうね。
まだ気が早いですが、来季は.980以上をマークし、
守備でも球界を代表するショートになれるよう頑張って欲しいです。


◆プロ野球 巨人VS埼玉西武、日本シリーズのポイント(投手編)
先発投手に関しては埼玉西武が若干上、
リリーフは巨人が若干上かなという印象を受けています。

巨人の先発投手は、上原・グライシンガー・内海・高橋尚投手の4人。
5人目は東野投手が来るんでしょうかね?
交流戦で好投していた記憶もありますし、現時点の調子からしてそうでしょう。
一方の埼玉西武は、涌井・帆足・石井一久・岸・西口投手の5人。
クライマックスシリーズは故障で登板のなかった西口投手ですが、
日本シリーズに間に合い、状態も良さそうなので戦力として十分見込めそうです。
いずれも10勝近くしている投手で、試合を作る能力に長けている印象があります。
先発投手の力は総合的に見て似通っているのではないでしょうか。
5人目が計算できる分だけ、埼玉西武の方が上かもしれません。

この中で抜けた成績を残しているのは、
最多勝に輝いた巨人のグライシンガー投手なのですが、
交流戦では埼玉西武に2試合とも打ちのめされており、
9イニング14失点=防御率14.00という惨憺たる結果を残してます。
ちょうど不調の時期と重なってしまったためでしょうが、
グライシンガー投手は良いイメージを持っていないでしょうし、
逆に埼玉西武からすると名前負けせずに打っていくことができます。
加えて、阿部選手がマスクを被らないことにより、
中日のプレーオフ第1戦で見せたように、バッテリーの呼吸が合わない可能性も。
埼玉西武打線に対する神経、配球に対する神経とダブルで抱え込むことになり、
セリーグ相手に投げていた時のようにはならないのではないかと予想します。
そう考えると、先発投手は埼玉西武が上のように思えてきます。

そういう意味でも、鍵となるのは先発投手のローテーションでしょう。
巨人は第1戦に誰を持ってくるのか。
グライシンガー投手を持ってきて、打ち込まれてしまえば、
シリーズは敗色濃厚になってしまうことでしょう。
巨人の先発投手陣の軸は上原投手と内海投手にするべきでしょう。
1・2戦に先発する投手は、6・7戦に先発することが有力ですし、
1・2戦に誰を起用するかでシリーズの流れが決まってきそうです。

一方の埼玉西武は第1戦の涌井投手先発で決まり。
クライマックスシリーズの安定感からして文句なしでしょう。
問題は第2戦。本当は石井一久投手を持って来たいのですが、
東京ドームでの登板ですから、相性のいい西武ドーム、第3戦でしょう。
そうなると、岸投手か帆足投手か。
帆足投手は変則フォームでタイミングが取りづらく、
振ってくる打者に対してパームは大変有効ですから、帆足投手の方が先かと。
そんなわけで、涌井・帆足・石井一久・岸・西口・涌井・?という順番と予想。
第7戦は2・3戦目の結果次第。
石井一久投手の中4日登板も十分考えられると思います。


リリーフ投手陣は、形が定まっている分だけ、巨人の方が有利でしょう。
巨人は、山口・越智・西村・豊田投手の4人を繋ぎながら、
抑えのクルーン投手に繋ぐという継投でしょう。
埼玉西武は左の強打者が少ないので、セットアッパーは右が基本、
左投手はそれほど要りませんから、この5人で対処してくるでしょうね。
抑えのクルーン投手は不安定ですが、山口・越智投手には安定感があるので、
リリーフ勝負になると巨人の方が有利かなという印象を受けます。

ただ埼玉西武のリリーフ投手陣も劣っているわけではありません。
右の岡本真也・大沼・小野寺・岩崎投手、左の星野・三井投手、
そして抑えのグラマン投手と駒は揃っています。
右のセットアッパー陣はシーズン終盤・クライマックスシリーズと好調で、
日本シリーズでも活躍が期待されます。
問題は左投手。巨人は小笠原・李選手など、左の強打者が多いだけに、
左のワンポイントの登板が大事になってきますが、
星野・三井投手ともにクライマックスシリーズは今一つの結果でした。
星野・三井投手が良い仕事をすれば、継投勝負になっても負けないでしょうね。
あとは抑えのグラマン投手。
シーズン終盤に痛めた膝痛の影響で、ややフォームバランスを崩しています。
クライマックスシリーズ終了後の期間でどれだけ故障が癒え、
調子を取り戻しているのか、そこが一つポイントになってきそうです。
調子が戻っていれば、絶対的な守護神なだけに、大きな存在となるはずです。


投手陣について総括しますと、
先発においてのポイントは、巨人のローテーション、
上原・内海投手を中心に据えられるかどうかだと思います。。
リリーフにおいてのポイントは、巨人のクルーン投手の出来、
埼玉西武の左投手の出来が鍵を握ってきそうです。
両チームともに打線が強力なだけに、投手陣は抑えるのが大変だと思いますが、
勝敗の鍵を主に握っているのは投手なだけに、
両チームのピッチャーの出来が勝敗を決めてきそうですね。

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