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北京五輪・野球メンバーが決定

北京オリンピック・野球のメンバーが決定した模様です。
こちら
基本的に昨年末のアジア予選を戦ったメンバーが中心のようです。
そこに故障者・不調選手と入れ替えで、若い選手が入ったという感じがします。

メンバーに特に問題はないと思いますが、
投手が先発投手に人選が偏り、野手ではショートが多く、外野が手薄になったのが気がかりです。
思ったよりも先発投手を選んだなぁと。妥当な人選ではありますが。
何人かがリリーフに回ると思うので、その投手がどれだけ安定した投球ができるかでしょうね。
最も若い田中投手と、左の先発3人(成瀬・和田・杉内投手)のうちの1人が、
リリーフに徹することになると思われますから、彼らの活躍次第でしょう。

…あれ? 下の記事見てたら、楽天・岩隈投手の名前がない。何で?
左投手やリリーフ兼務との兼ね合いなんだろうけれど…
それならダル友人枠で選ばれた涌井投手と入れ替えでも(爆) よう分からん。

野手は新井選手と稲葉選手の状態が気がかり。
特に稲葉選手が守れないとなってしまうと、外野手は3人だけになるので非常事態です。
そのうち森野選手は内野と兼務になるでしょうし、もう一人、外野は欲しかったかも。
おそらく荒木選手が外野と兼務になるんでしょう。
難しいのは中島選手の使いどころ。
ショートは川崎選手がいるので無理。他にも宮本・西岡選手が二塁兼務でいるし。
サードを視野に入れているのでしょうが、村田選手もいますし、
場合によっては外野をやる準備も必要になってくるのかも…
故障者と本職ではないポジションを守る選手の出来が試合を決めてきそうです。
万全ならば、何にも心配要らないメンバーなんですが… そこ、ですよね。
そういう意味では、オリンピックに合わせて準備しているキューバや、
マイナーの若手中心とはいえ、準備期間のあるアメリカが手ごわく見えてきます。
何はともあれ、選ばれた選手には、体を万全にして頑張ってもらいたいです。


◆プロ野球 パリーグのペナントの行方
現在のパリーグは、首位の西武と日ハムが1ゲーム差、
首位と最下位のオリックスと差も7.5ゲームしかない、大混戦状態に陥りつつあります。
これだけ接戦になっていることを考えると、北京五輪の1ヶ月というのは非常に大きいです。
各チームの抜ける選手を整理してみると…

西武  涌井、中島、GG佐藤
日ハム ダルビッシュ、稲葉
ソフト 杉内、和田、川崎
ロッテ 成瀬、里崎、西岡
楽天  田中
オリ  なし

西武・ソフトバンク・ロッテから3人ずつ、日ハムから2人、
楽天から1人、オリックスはなし、となりました。

最も痛手なのは西武でしょうね。
中島・GG佐藤選手の両軸を取られるのは痛いです。
代役として、黒瀬・後藤武敏選手を使い始めるなど、用意はしているんですが、
打撃・守備の両方を埋めるのは大変です。
打線としては栗山・ブラゼル・中村剛也選手らが今まで以上の働きをしてくれないと厳しそうです。

次に日ハム・ソフトバンク。
日ハムは投打の軸を奪われるのが痛いです。
ただ田中賢介選手の成長やスレッジ選手の復調、若手打者の成長もあるので、
打線への影響はシーズン前に予想したよりも少ないかなと。
交流戦期間に主力の故障者が続出しても、成績を落とさなかった経験が生きそうです。
軸のダルビッシュ投手の穴は大きいものの、先発投手なので打者ほどの痛手はなさそう。
ソフトバンクは安定感ある左腕2人と、チームを引っ張る川崎選手がいなくなるのは痛いけれど、
馬原投手や多村選手といった故障者も帰ってくるので、今より少し落ちるぐらいかも。
五輪期間のために、シーズン当初にパウエル投手を補強した(今どうしてる?)ことですし、
それなりの備えと戦力はあるということでこの位置。
斉藤和巳投手が今季絶望なことだけが誤算でしょう。

ロッテは3人選ばれたものの、このチームはあまり戦力とか関係ないんで…
チームに勢いが付くかどうか。
そういう意味ではムードメーカー的な里崎・西岡選手と取られるのは痛手と言えば痛手。
それでも代わりになる線種はいるので、2人が抜ける前のチーム状態が悪くない限りは、
1ヶ月をそれなりにたたかっやいそうな気がします。
調子が上がってきただけに、五輪期間をどう戦うかよりも、
今の勢いを五輪前までキープできるかがポイント。

楽天は予想に反して岩隈投手が選ばれず、これは大きいですね。
田中投手は良かったり悪かったりなだけに、
勝ちを確実に計算できる岩隈投手が残ってくれたことの方が嬉しいでしょう。
他のメンバーは選ばれていませんし、初のAクラスに向けて追い風が吹きそうです。
つーか、何で選ばれなかったんだろうか。オリ以外の他球団ファンからすればマジ凹む。

オリックスは選手選出なしのフルメンバーで戦えます。
監督も大石代行に変わり、戦力を生かした戦い方ができるようになってますので、
五輪期間のオリックスには要注意です。
戦列を離れていた平野投手や岸田投手も帰ってくるでしょうし、
後半戦のオリックスは台風の目になることでしょう。
五輪とは関係ないけれど、問題となってきそうなのが清原選手の処遇。
1軍に上げるタイミングを間違えると、良くなりつつあるチームに水を差すかも。

こうやって見ていくと、下位の楽天・オリックスが絶対的優位。
今以上の混戦になることが予想されます。
今は首位の西武も、場合によっては最下位転落なんてこともありうるかも。

…ただ、ファンとしてはそれだけは絶対避けて欲しいですけど。
最低でもクライマックスシリーズは戦いたいんで。
まぁ、しかしライオンズファンは頭が痛くなりそうだなぁ… 今のうちに頭痛薬の準備を。
中島・GG佐藤選手がスタメンで出てくれるなら、頭痛にならないどころか喜びに変わりそうだけれど、
ベンチに座っているのを見ちゃうと、「返せ!」とか叫んじゃいそうだなぁ(苦笑)
んー、後半戦は受難が続いちゃいそうで今から心配です…とほほ…

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