« パリーグ順位予想 | メイン | 彼岸なので。 »

明日、パリーグが開幕

いよいよ、今年のプロ野球がスタート。
期待半分、不安半分の今年のペナントレース。
パリーグ6球団には熱い戦いを見せてもらいたいものです。


◆プロ野球 08年の埼玉西武ライオンズ
昨日はパリーグ6球団について客観的に分析したので、
今日は敢えてライオンズファンとしての視点から今年の埼玉西武を見てみようかと。
それにつけても下馬評は低いですね(^^;
まぁ、当然かもしれませんが。自分も昨年オフにはそう思ってましたし。
ドラフトでソフトバンクに大場投手、楽天に長谷部投手、
オリックスがカブレラ選手らを補強した時は、おいおいどうすんだよと思いましたが、
キャンプ・オープン戦を経るうちに各チームが思いのほか上手くいってないとなり…
混戦になれば意外と行けるんじゃないのかという期待感が増してきました。
そういう意味では下馬評の低い西武がパリーグを引っ掻き回し、
混戦に持ち込んでいかなければならないということでしょう。
各球団の戦力が整っていない間に、一歩リードを奪っておきたい所ですね。


オープン戦開始時にはチームとして仕上がるのか不安だったライオンズですが、
オープン戦終了時になると意外なほど戦えるチームになってたのは驚きでした。
大きかったのはブラゼル選手が4番にどっかり据わったことでしょうね。
中島選手が4番ショートで振り回している時はどうなることかと思いましたが、
ブラゼル選手が結果を残してくれたことで、
中島選手は今までどおりの役回りに戻ることができました。
これが打線の形を作り出しましたよね。
9・1・2番打者が出塁し、3番中島選手のヒットでランナーを返し、
4番ブラゼル・5番GG佐藤選手の長打でさらに加点、
6番中村剛也選手の一発が出ればビッグイニングという、
一つの得点パターンができあがったのは大きいです。
仮に1・2番が出塁できなくとも、
中島選手が出塁して、ブラゼル・GG佐藤選手という長打を秘めた打者がいるだけに、
一振りで得点に繋げられるのが大きな特徴となりました。

問題はそのブラゼル選手がシーズンに入ってもやるかどうかですが…
まぁ、弱点はそれなりにありますよね、確かに。
膝元の変化球と高めのストレートボール球に手を出すことの2点。
ここを上手く攻められた時にどう対応するかはやや未知数。
それでもちょっと甘く入っただけでも長打にできますし、
失投を確実に捉える能力はかなり高いように思えますから、
それなりに対応してくるんじゃないかなという思いもあります。
それにしても、良い打者を連れてきてくれました。正直ここまでとは。
長距離打者の割にはあまり振り回さず、スイングがシャープ。
噂されていたような引っ張り一辺倒の打撃ではなく、広角に打てる対応力の広さ。
どんな球にでもバットを出せる器用さ。
これだけの打者が今まで眠ったままだったのが不思議なぐらい。
考えられるとすれば、それ故の選球眼…なんでしょうかね。
ただ、そんな選球眼が悪いとも思えませんでしたが。
まぁ、これは明日以降の試合で分かることですよね。
最低でも.260 30本塁打を期待。
上手くやれば、.300 40本塁打近くは期待できるのではないでしょうか。

打線の問題は散々言っている通り、主軸よりも1・2番の出塁率。
当面は片岡選手と栗山選手の1・2番で決まり…なんですかね。
片岡選手の打撃の状態がまだ分からないものの、
足は健在ですから、出塁すれば2塁を奪えるというのは大きな魅力。
栗山選手はオープン戦序盤に比べると打撃の状態が上がってきてますが、
2番の仕事という意味ではオープン戦であまり試す機会がなかったのが残念。
個人的な意見ですが、栗山選手にはあまり2番の仕事を押し付けない方がいいかも。
勿論、大事な場面での送りバントは必要だと思いますが。
2番栗山というよりは、もう一人の1番打者と考えた方がいいかもしれません。
今年から福岡ドームのクッションが弾まなくなりましたが、
西武ドームはどうなんですかね、こちらはまだ確認してませんが。
クッション性が増したという話なので、以前よりも弾まなくなったのかも。
そういう意味では長打が増える。2塁打・3塁打が増える。
パリーグは全体的に球場が広いですし、
ランナー1塁でも長打で得点できるというケースがかなり増えてくるかと。
現にオープン戦でランナー1塁から長打で一気に生還というケースは、
かなり見られましたからね。
そう考えると、是が非でもランナーを進めるよりは、
ただ出塁してくれればいいとも考えられるわけで、
そこが近年の野球の変化なんでしょうか<2番に左打者の起用とか
まぁ、ちょっと寂しくもありますが。
勿論、繋ぎの打撃ができるにこしたことはないので、
栗山選手にはそのうちにチームバッティングもできるようになって欲しいですが。
当面はダブル1番という感覚で、この1・2番を見つめていきたいです。

フェンスの話に関して言えば、外野手の脚力と肩がさらに重要になるんですよね。
ライオンズの守備力はそう高くないから、少々心配。
それでもセンターが赤田選手だけだった所にボカチカ選手が加入するなど、
多少守備面での選手層の厚さが出てきたのは救いです。
赤田選手もボカチカ選手も問題は打撃ですよね。
どちらかがある程度は打ってくれないと… 外野守備を考えても少々厳しい。
まだ守備に不安のある松坂健太選手や栗山選手がセンター、
とかならない展開を期待したいところ。
松坂選手の守備が向上するのが一番いいんですけどね。それは来年に期待かな。
赤田選手も当初は酷いものだったし(苦笑)
打撃は勿論のこと、守備にも向上心をもってやってもらいたいです。

あと野手陣で気になるのは選手層の薄さでしょうか。
何だかんだで結果を残した若手は松坂健太選手ぐらい。
あとは守備要員で開幕1軍になった水田選手。
あまり出番がなかったものの、使われた所で結果を残した大島選手、ぐらい。
それ以外の若手・中堅選手はいまひとつ。
オープン戦でほぼ毎試合出場した片岡選手、中村剛也選手、GG佐藤選手、
それと栗山選手といった所が確固たるレギュラーになりませんと厳しいですよね。
もう少し1軍半・2軍の選手達には頑張ってもらいたい所です。


投手陣はわりと順調に来ているのが嬉しい限り。
リリーフ陣は本当に層が厚くなりました。
岩崎投手だけでなく、山岸投手までもが開幕1軍に残れないなんて。
ちょっと考えられなかったことです。
グラマン・小野寺・三井・岡本真也投手で既に4枠ですからね。
あとは左のワンポイントとロングリリーフ、星野投手と大沼投手で終わり。
まぁ、でも長いシーズンを考えると、岩崎・山岸投手は必ず必要になるかと。
勝ちパターンの4人は全員が良い状態だとは言えないでしょうから、
そのうち3人が元気でやれていればいいかなと。

先発陣も涌井・岸・西口・石井一久・帆足・キニー投手と6枚揃いました。
でもまさかキニー投手がローテ入りするとは。正直予想外。
シーズンに入ってキニー投手が活躍できるのかがきにーなりますね…寒い…
不安要素は昨日も書いたように、全員が総合力で勝負するタイプということ。
力でねじ伏せる投手でない分、連敗した時にちょっと怖いです。
多少力強くなった涌井投手がさらに力強くなれば…
涌井投手が絶対的エースになれるかどうかが先発陣の鍵となりそうです。
それとともに岸投手の更なる成長ですよね。
2人が切磋琢磨して伸びていくことが、
ライオンズ先発陣全体の成長に繋がります。
あとは細川捕手のリード次第。腕の見せ所っすね。


明日の開幕戦はオリックスバファローズとの対戦。
相手は金子投手ですか。なんか西武とは因縁があるんだよなぁ…
一番最近のだと、継続中の先発転向後の6連勝は西武戦が始まりですよね。
年を越されて連勝されると面倒なので、
始めた張本人としてはキッチリ止めたい所ですよね。
良い投手なのは間違いないでしょうが、好球必打で崩してもらいたい所。
あとは涌井投手の投球次第。
主軸に一発を食らわないよう攻めの投球で抑えきって欲しいです。
今年こそはガンバレ、ライオンズ!!

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)