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オープン戦

プロ野球は開幕まで1ヶ月を切り(パリーグ3月20日)、
紅白戦・練習試合といった試合形式の練習が増え、オープン戦も始まりました。
今日のソフトバンク-西武戦からパリーグの主催試合はYahooで動画配信され、
野球を見る機会が少しずつ増えていきます。
そうこうしているうちにセンバツ甲子園も始まるでしょうし、春はもうすぐですよね。
…まぁ、外はまだ鬼のように寒いですが…(苦笑)


◆プロ野球 オープン戦 埼玉西武-福岡ソフトバンク戦
そんなわけで動画配信で西武-ソフトバンクのオープン戦を観戦しました。
両チームの感想としては、この時期らしく、
投手の仕上がりが早く、野手の仕上がりが遅いといった感じでしたが、
今年は開幕まで間もないのに大丈夫なんだろうかと思ったり…
今年もパリーグは投高打低になるのかなと漠然と思いました。


ライオンズに関して言えば、懸念していた打線の方が… イマイチ。
ここまでの練習試合・オープン戦を見る限りでは、
 1(ニ)片岡、2(中)赤田・佐藤、3(一・指)ブラセル、4(遊)中島、
 5(三)中村、6(右)GG佐藤、7(左)松坂健太、8(捕)細川・銀仁朗、9
といった打順になると思われます。
若い選手が多いだけに、既に全員試合に出ているわけですが、
打線の繋がりという意味ではイマイチ、まだ形になっていない感じがします。
片岡・佐藤・中村・細川選手らが打撃フォームを変えてますし、
個人の形も定まっていなければ、打線の形も定まっていないという厳しい状況、
開幕までに間に合うのかなぁと不安になったりします。
まだ実戦は始まったばかりですし、しばらくは我慢、なんですかね。


打線個々で見ると、片岡・佐藤選手は打撃フォームの構えの位置が変わり、
バックスイングをこれまでよりも大きく取るようになったんですが、
やや始動が遅めかな~と思うところがあり、まだ速球には遅れ気味、
仕上がった段階でどうなるのか気になります。様子見。

新外国人選手のブラセル選手はアッパースイングではあるものの、
高めもそんなに苦にしなさそうですし、選球眼も悪くなさそう。
ただ現時点では悪くないという段階なだけに、
主軸として計算できるかは分からず、こちらも様子見。

4番に抜擢された中島選手は振り回しているせいか三振が多めに。
振り回しすぎは若干気になりますが、まだこの時期なので強く振れてる分にはいいかなと。
まぁ、これがオープン戦終盤だとさすがに困り者ですが。
今は強く振ることを心がけ、徐々に合わせていって欲しいです。

中村剛也選手は新フォームが様になっているものの、
捉え損なって打ち上げている打球が多く、主軸としてはまだ物足りない感じ。
確実性をどれだけ上げていけるかに注目したいです。

新外国人のボカチカ選手は…かなり不安。
足は速そうですけど…打撃は完全なプルヒッターで、やや柔軟性に欠けている印象。
ちょっと戦力として計算し辛いかなと思わされます。
ただ外国人選手は実際に蓋を開けて見ないことには分かりませんがね。

若手成長株の松坂健太選手は、高めのグリップの位置から、
ややバッドのヘッドを内に入れた構え(ロッテ・西岡選手風?)から、
力強いスイングを見せてくれました。
特に見ていて気持ちよかったのが、内角を攻められても強気に振っていく姿勢です。
向かってくるボールにも思い切りよく振れているのが心強いです。
今日のタイムリー2ベースは甘い変化球をライト線へ運ぶ当たり、
失投だったとはいえ、追い込まれてから逆方向に打ち返せた打撃内容は評価できるかと。
現時点では一番頼もしい選手のように見えます。

契約が遅れていたGG佐藤選手は昨年と大きく変わることなく、
さすがのパワー・打球速度・粘り強さ、昨年のいい状態を繋いでいます。
これだけ良い状態なのに、なんでクリーンアップに入ってこないんでしょう…
新外国人選手のブラセル選手や、期待の中村剛也選手を試したいのは分かるのですが、
やはり順当に行けば、GG佐藤選手が主軸に入ってきて然るべきかと思います。
栗山選手が開幕に間に合う場合や、ブラセル選手に打率を期待できそうな場合は、
栗山・ブラセル選手が3番で、GG佐藤選手を5番に、
2人がダメな場合には3番中島・4番GG佐藤選手で行くのがベターかと。
いずれにしても、これだけの打者を下位に置いておくのは、
今のライオンズ打線を考えるに勿体無いことかと思います。
ちょっと新チームになってからGG佐藤選手の扱いの悪さ、
とまでは言わないまでも、割を食ってしまっているのが気になります。


投手の方では先発の大沼投手が素晴らしいピッチングを見せてくれました。
3連打で1点を失ったものの、それ以外はほぼ完璧なピッチング。
ストレートは140中盤~150キロ、
ピンチになるまでは制球重視、要所では気持ちの入ったストレートを見せるなど、
総合的なストレートの威力は今年が一番のように思えます。
最後の川崎選手との対戦を注目していましたが、
ボール先行でカウントを悪くしても、外角の速いストレートでファールを稼ぎ、
最後は内角の素晴らしいストレートで見逃し三振、素晴らしい投球でした。
シーズン中にもこういった投球ができれば、
これまでのように四球で自滅するといったことはなくなるように思います。
変化球もスライダー・フォークを中心に低めに来ていましたし、
今日の投球内容ならば、十分先発ローテを任せられそうです。
現状では、涌井・岸・石井一・西口投手の後の、先発5番手に入ってきそうな感じです。
今年こそ本物となるか、大沼投手の成長を今度こそ信じたいです(^^;

2番手の松永投手は逆に物足りない投球でした。
ストレートは以前よりも力があり、内角をきっちり攻めることができているのですが、
変化球がいまひとつ、スライダーが甘いし、得意のカーブも有効に使えず。
カーブで自在にカウントを稼げないことには、松永投手の投球は成り立たないかと。
もう一度武器となるカーブを磨いて欲しいです。
このままだと先発ローテどころか、1軍枠も危うい状況。もう少し頑張って欲しいです。


全体的には、若手を中心に良いチームになる可能性を感じますが、
開幕までに戦う体制を整えられるかに関しては、かなりの不安を感じています。
最低限でもオープン戦の期間は勝敗を度外視して、
戦う体制を整えることに集中した方が良さそうです。
打線の繋がりとかはその後に来てしまうかも。
分かっていたことではありますが、開幕まで時間がないなと改めて思わされます。
オープン戦期間中に各選手の調子を仕上げ、
打線の輪郭ぐらいはできあがればいいのですが…
いやはや、今年は我慢の年になりそうですね。少なくとも4月前半ぐらいまでは。

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