薬物使用
アメリカでメジャーリーグの薬物使用に関するリポートが提出されたそうで。
その中にはミゲル・テハダ選手ら大物メジャーリーガーとともに、
元西武のカブレラ選手や阪神のウィリアムス投手、
ヤクルトのリグス選手らの名前もあったとか。
まだはっきりとしたことは分かりませんが、
この報告書自体は名前を挙げた選手らを処罰する目的で出されたのではなく、
今後メジャーリーグでの薬物使用を根絶するという意図で出されたものであり、
名前の挙がった選手は疑わしいに留まる灰色状態でしかないようです。
ですから、この報告書に名前が挙がった→薬物を使用していた→処罰、
と単純にはならないと思われます。
勿論、調査の必要はあるでしょうが、
過去に使用していなかったことも使用していたことも客観的に証明するのは大変でしょうから、
本人が認める以外には確認手段はないでしょうから。
実際に検査で引っかからないことには対処の使用がないでしょうなぁ。
そうそう頻繁にやるのも効率悪いですし。難しい問題です。
とりあえずは静観しておいて、
名前の挙がった選手が今でも使用しているかをチェックするに留めるべきだと思います。
んー、でもカブレラ選手が来日前に使用していたかはともかく、
阪神のウィリアムス投手の名前が挙がってくるとは…
オリンピックにも出ているわけですから、少なくとも常用はしてなかったはずですよね。
まぁ、抜け道なんてものはあるわけですけど… 結局は確かめようがない。
はっきりしたことは分からないんだから、気にすることはないんじゃないのと思ったり。
明確に黒となった段階で厳正な処分をしてもらいたいです。
◆明日の君と逢うために
里佳シナリオクリアしました。
まず行き方としては、他ヒロイン攻略後に6月9日朝に選択肢が追加され、
里佳の部屋に入ればシナリオに突入する模様です。
里佳シナリオは全てのシナリオを終えたことが前提となっているので、
やや略し気味で、シナリオ単体で見ると描写不足の所があったように思います。
まぁ、プレイしている側とすれば、むしろテンポが上がって良かったと思いますがね。
各シナリオの重要ネタバレも早めに披露され、
残されたあすきみの謎を拾う形のシナリオになってます。
一番大きいのは小夜シナリオの補完でしょうか。
小夜シナリオでは分からなかったある人物の想いが少しは感じ取れるかもしれません。
里佳というキャラ単独で考えると、恋愛部分がやや取ってつけた形なので不十分ですが、
あすきみの総括的なシナリオとしては良かったと思います。
以下、里佳シナリオを含む、あすきみのネタバレ感想。
里佳シナリオの一番の盛り上がりは、中盤の咲の幻影との会話でしょうね。
小夜シナリオでは小夜と咲との構図が強く、主人公は完全な傍観者で、
咲に対してプレイヤーが感じる想いはぶつけられることがありませんでしたが、
このシナリオではダイレクトにぶつけてくれましたね。
まぁ、それでも咲の思考はよく分からないわけですが(^^;
いるよね、そういう人も、って理解はできるものの、やはり受け入れられない。
プレイヤー側の小夜や里佳に対する想いが強いだけに、
どうしても納得しかねるものがあります。
「特別」であることや、「非日常」「別の世界」といったものに人は憧れを抱きますが、
ではそれらが「普通」「日常」「この世界」と実際的にどう違うか考えれば、
結局の所は何も違わないと思うんですよね。
日常を不満に思う人は、例え非日常に足を踏み入れたとしても不満に思うのだと思います。
その時の引き留めでりんが言っていますが、「修司は修司」、
人間の本質は世界が変わってもそう変わるわけではなく、
例え世界が環境が変わろうとも、
ごく一時的に新鮮さを得るだけで、それも長続きすることはなく、
得ようとしている新しいものは無条件に与えられるわけではないと考えます。
それどころか、抱いていた憧れは落胆に変わり、また別の世界を求める…その悪循環でしょう。
どんな環境であろうとも、どんな世界であろうとも、
何かを得るのは自分次第で、何を見出すかが重要なんだと思ってます。
日常を噛みしめることのできる心、日常から何かを見出す心、
それを大切にしていこうというのが里佳シナリオのテーマのように思います。
『明日の君と逢うために』、その答えは自分を知り、他人を知って、
そこから絆を感じ取り、前に向かって歩んでいこうという姿勢…
そういった今あることに対する「感謝」が真の明日を掴むために必要なことなんだと思います。
そんなわけで、『明日の君と逢うために』の答えは、
里佳シナリオエピローグの言葉である『ありがとう』なのでしょうね。