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明日の君と逢うために(8)

例の如く、◆以下の文章は書き溜めたものです。
現在の進行度は、小夜・瑠璃子・あさひ・舞・明日香とクリアし、
最後の里佳をプレイしているという段階です。
どうやら、最初は小夜or瑠璃子、次にあさひ・舞・明日香、
里佳シナリオに入れるのは最後の段階になってからのようです。
シナリオ的にも他シナリオのクリアが前提のようになっている略し方になってます。
とにかくシナリオのネタバレが早い。
そのテンポの早さがクリア済みの人間にとっては心地いいです。
残りあと少し、この感想も今週中には終わることでしょう。


◆ゲームの話 明日の君と逢うために(8)
4回目は舞シナリオをプレイ中。
まだ展開はよく分からず。なんだこのバッドエンド臭は(苦笑)
他シナリオと違うのは、これまで全く反応を見せてこなかった明日香がやきもきしていること。
明日香にとっては主人公が島を離れてしまうというのが何よりも嫌なことなのでしょうか。
舞との雰囲気は非常にいい感じなのだけれど… そこはかとなく複雑模様です。
やっぱり舞は普通に可愛いよなぁ。勿論、性格も。

そんでもって、そのままクリアしました。
うーむ… 人によって評価は分かれるかもしれませんが、良かったっすね。
主人公がヘタレと言えばヘタレなんでしょうが… でもこちらの方が違和感ないです。
他シナリオで薄かった明日香との関係も描かれていましたし、
ちょうど他のキャラクターの反対側を描いたようなシナリオで上手く対比されていたと思います。

いやー、しかし舞はいい女です。いい女だ、うん。
美少女ゲームのシナリオのパターンは、前半は色々あるにせよ、
後半はヒロインの問題を解消することが多く、
視点はプレイヤー側ということもあり、
どちらかといえば主人公が能動的に動き、「ヒロインを幸せにしてあげる」のがパターン。
勿論、第三者の助けがあったり、ヘタレ主人公でグダグだすることや、
ハーレムゲームでヒロインが尽くしてくることもありますが、
主な構図としてはどちらかが「幸せにしてあげる」という感じで作られています。
舞シナリオは後半から舞の動きの方が活発になり、
「主人公を幸せにしてあげる」という構図に一見すると見えるわけですが、
舞が率直に自分の思いをぶつけてくるように、「~してあげる」という雰囲気ではないです。
どちらかというと、「二人で幸せになる」そういった構図のように思えました。
舞が一見引っ張っているように見えて、その立ち位置が2人一緒というのがはっきり分かる、
恋人というよりもベストパートナーという言葉がしっくり来る関係に思えました。
どちらが主だとか従ではない、男を立てるとか女を立てるとかでない、
エンドロール前のCGにも象徴されるように、
2人で歩んでいくんだという姿勢が強く出ていたのは、非常に良かったと思います。


以下、舞シナリオのネタバレ感想です。

上にも書きましたが、舞シナリオはちょうど他のキャラと逆の構図で、
主人公が他シナリオでヒロインにかけた声を、舞にかけられることになります。
他に比べると主人公がヘタレているとも言えますが、
他シナリオのヒロインの想いを感じ取る上でも、大きな意味合いを持っています。
それと、主人公の持っている強さと弱さ、そして舞の持っている強さと弱さ、
それがよく表現されていたシナリオだったと思います。
このシナリオではりんの重要性が低く、奇跡なしで生きていくという姿勢からも、
舞と主人公の人間らしさが上手く表現されたシナリオだったと言えるのではないでしょうか。

それと評価できるのは他シナリオで希薄だった明日香との関係が描かれていることです。
1回目プレイ時にはどのシナリオでも明日香はいなくなるものと思ってましたから。
どのシナリオでもスルーされていたので、このままないのかなと思いきや、
まさか舞シナリオで来るとは、ちょっと意外でしたね。
まぁ、そもそも明日香が居場所を探す上で必ずしも「向こう」の世界に行く必要はないわけで、
やはり明日香がいなくなる展開の方が例外的なのかもしれません。
それでも舞シナリオで触れたことは高く評価したいです。
それにしても最後の展開は良かったなぁ、うん。

『明日の君に逢うために』の本編においてはバッドエンド的な立ち位置にあり、
そこから主人公らがどう立ち直っていくかを描いたのが舞シナリオだと言えます。
そういう意味では最高のバッドエンドだったと思います。

それと舞シナリオ中盤で御風島にやってきた時に、
「神様がいなければそうはならなかった」云々(神隠しを指して)という文章がありましたが、
それはあすきみのシナリオ全般に言えることなのでしょうか。
例えば、瑠璃子の病気の発症だとか、りんの存在が少なからず影響しているのか…
まぁ、そこらへんはさっぱり分かりませんがね。

コメント

幸せは頑張っても必ず来るとは限らない。だが頑張った者は幸せになる可能性はあるんだ。

と思います!