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明日の君と逢うために(5)

今日もあすきみメインで。
その前にサッと野球ネタに触れておきます。

◆プロ野球 西武が新外国人選手としてキニー投手を獲得
最近は長身の投手が大好きですね、西武は(^^;
実力の方は蓋を開けてみないと分からないのでノーコメント。
ただ先発投手候補を補強するとは思いませんでした。
石井一久投手を獲得したことで、先発に余裕とまではいきませんが揃ってきましたからね。
むしろまだ定まっていない抑え候補を獲得するのかと思ったんですが…
なかなか良い候補が見つからなかったということでしょうか。
日本の抑え投手、しかも福盛投手クラスでもお声がかかる時代ですから、
メジャーから連れてくるよりは日本で育成した方が早いのかもしれませんね。
最悪の場合はグラマン投手が抑えをやれますし、とりあえず先発といったところでしょうか。
…どうでもいいけど、球団社長のギャグが… 寒い(苦笑)


◆ゲームの話 明日の君と逢うために(5)
どうやら2回目は選択肢が追加される模様です。
よく分かりませんが、1回目は小夜もしくは瑠璃子しかクリアできないみたい。
明日香・あさひ・舞寄りの選択肢が追加されることが確認されましたので。
それとキャラクター紹介にりんが追加される模様。
おいおい、いきなりネタバレかよってな感じのが(^^;

そんな流れから2回目は瑠璃子をクリアしました。
予想通りのシナリオ展開でしたが、非常にいい味を出していたと思います。
特に個別ルート中盤の展開が非常に良かったです。
安易な方向に行かず、じっくり目に描けており、内容がありました。
…うーむ、瑠璃子シナリオはネタバレなしじゃ話が弾まないなぁ(苦笑)
小夜シナリオほどシナリオの起伏がなく、爽快感・面白みには欠けましたが、
描写はじっくり目で綺麗風味、内容がありましたね。
面白いとは言いませんが、非常に良いシナリオだったと思います。

小夜シナリオ同様、エンディングは2つあります。
今回はどちらが良いかは意見の分かれる所でしょう。
まぁ、シナリオの流れからすれば、上が推奨なのかなと思ってますが。
下の結論はちょっとご都合主義すぎるかなと。よくある展開。
上の結論もご都合主義と言えばご都合主義ですが、
シナリオの流れを生かした上ですので、納得のいく展開です。
上の結論を用意したことが瑠璃子シナリオの意義だと言えるでしょう。


以下、瑠璃子シナリオのネタバレ気味の感想です。


やはり話の中心はエンディング前後になります。
まず最後の教室での展開は良かったです。
いやー、泣くまい泣くまいと思ってたのですが、思わずウルウルと来てしまいました…
ラストは、中盤の展開からすれば、そのまま死なせても良かった気もしますが、
上の選択肢でそれとほぼ同義を持たせることができましたから、非常に満足。
最後の教室のシーンの必要性もそうですが、
諦めることと受け入れることの違いを描くには、上の選択肢の展開が必要だったと思います。

さて最後の選択肢ですが、人によってどちらが良いのかは見解が分かれると思います。
下の方が未来があるといえばあるので、ハッピーっぽくはあるんですが…
たぶんこのエンドしか用意されてなかったのなら、
世間にありふれた病気モノのシナリオで終わっていたことでしょう。
なんつーか、ALMAとほぼ同じエンディングだったし(^^;
別にALMAのエンディングが悪いと言っているわけではなく、
中盤で命を投げ打とうとした主人公を止めた瑠璃子の場面からすると、
このエンディングはそぐわないように思えます。

瑠璃子シナリオのそれまでの流れを考えると、
終わりのある中でも幸せに生きることを選択したわけなので、
その選択を無に返すようなエンディングは安易なご都合主義のように思えてしまいます。
最後に瑠璃子と主人公は「2人の幸せ」を願うわけで、
リセットするよりも全てを受け入れて生きることを願うのではないでしょうか。
生きたいと望んだ教室での瑠璃子の会話も、
「諦め」から「受け入れた上での希望」と考えれば、納得がいきますからね。
そういう意味では、上の選択肢が瑠璃子シナリオの正統な流れのように思えます。
里佳の伏線もしっかり拾えていますし、基本線はこちらなのでしょう。

私達は五体不満足であったり、短命であったりする人を、
つい、可哀想だとか、不幸だとか考えがちですが、
そういった考え方をするのはその人達に失礼なように思います。
病気であることを踏まえた上で懸命に生きている人に対し、
可哀想だとか不幸だとか言うのは、バカにしている以外の何ものでもないでしょう。
一見、健康に思える人間であっても、潜在的な病を抱えているわけで、
歳を取るにつれて体質や病といったものと付き合っていかなければなりません。
そしていつしか人は死にます。
大事なことは自分の身体と心にどう向き合っていくかであり、
マイナスな厄介ごとも受け入れた上で、どう生きていくかが重要なんだと思います。
ともすれば、受け入れることは諦めることに思われがちですが、
その先を考えること、希望を見出すことがその違いのように思います。
相田みつをさんではありませんが、「幸せはいつも自分の心が決める」と。
幸か不幸かは周りが決めることではなく、自分が決めることのように思います。

瑠璃子は病床に伏せてからは諦めに似た気持ちを抱きましたが、
全般的に言えば懸命に生き、直輝の言うように幸せであったと思います。
それは奇麗事でしかないのかもしれませんが、世界から死や病が消えることないのであれば、
そう考えることもまた真理であるように思います。
最後に瑠璃子は諦めから受け入れとなり、未来を望み、
ご褒美的な延長戦を得るわけですが、
それも延長戦でしかないわけで、比較的に短命であることは間違いありません。
それでも懸命に生きていこうとする姿が輝かしいわけで、
それが人間の生き様というものではないでしょうか。
残念ながら私はあまり上手く言葉にできませんでしたが、
生きることは何なのか、幸せとは何なのかを感じ取れるのが瑠璃子シナリオだったと思います。
率直にいい話だったと思います。

しかし瑠璃子シナリオをやると他のヒロインに行けないなぁ(苦笑)
ん~、小夜シナリオでは瑠璃子はどうなったんでしょうか?
小夜と瑠璃子の会話を普通の先輩・後輩、両思いになった人と片想いに終わった人、
といった構図で見ていたのですが、瑠璃子シナリオをやるとそれ以上の意味が出てくるわけで…
ちょっぴり瑠璃子が可哀想に思え、同時に小夜も心苦しかったろうと思えます。
最初はりんと瑠璃子はリンクしてるのかと思いましたが、そういうわけでもないので、
りんがいなくなったからといって、瑠璃子の体が良くなるわけじゃないと思いますし。
りんの推論を借りれば、想いが通じないことでもう少し生きられるということなのか。
ここらがちょっと複雑なところですね。

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