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センバツ甲子園

今日の大垣日大と北大津の試合で、センバツ出場チーム全てが試合を行ったことになります。
第2試合からは2回戦、大阪桐蔭と常葉菊川がベスト8進出となりました。

1回戦を見た限りでは、抜きん出たチームはいないように思えました。
優勝候補と言われるチームが軒並み敗れていったのがその混戦に拍車をかけています。
仙台育英、報徳学園、成田、高知… 好投手を擁するチームが次々に破れていきました。
残るのは、大阪桐蔭と帝京の2強。
その後に各地区予選1位だった千葉経大付、常葉菊川、広陵、熊本工と続く感じでしょうか。
とはいえ、2強以外と他のチームの差はあってないのと同じようなものですからなぁ…
どこが優勝するのかはサッパリ分からない状態です。

贔屓目で見ているせいかもしれませんが、面白いのが静岡県の常葉菊川。
仙台育英・佐藤投手に続き、今治西・熊代投手を撃破。
打の方では詰まりながらもセンター前に運ばれましたが、その後抑えてますし、
今日の試合でもドラフト候補を飲み込んだと言ってもいいのではないでしょうか(^^;
どことなくチームの雰囲気が昨年準優勝の清峰に似通ってきています。
むしろ一昨年夏の清峰ですかね。コントロールの安定した左腕投手がいる強みがあります。
強豪校を破ってきている(全国的には)無名校の常葉菊川、
次の大阪桐蔭を破れば、新しい旋風を巻き起こしたと言えるのではないでしょうか。
今の状況で大阪桐蔭を破る可能性を秘めているのは、常葉菊川であるように思えます。

あとは市川に帝京を下してもらえれば…
ドラフト有力候補は軒並み撃破、野望達成です(爆)
波乱の多い今年のセンバツ甲子園、この先の展開が楽しみですね。


◆センバツ甲子園 6日目
昨日の試合は体調不良で観戦することができず。
21世紀枠の都城泉ヶ丘が見事勝利を収めたようで。
やはりセンバツは投手が安定しているチームが強いですね。
2回戦でもハツラツとしたプレーを見せてもらいたいです。

今日の第1試合は大垣日大が7-4で北大津に勝利。
北大津は中盤に追い上げましたが、序盤の失点が大きすぎましたね。
初回は四球・エラーでノーヒットで1点を献上、
2回も四死球連発で3失点、序盤でリズムが乱れてしまいました。
こういう自滅的な試合展開は寂しいですよね。負けた方も悔しいでしょうし。
常に1万人以上の観客がいる甲子園という大観衆の中で、
高校生に平常心でプレーしろというのは酷なことでしょうが、
この大事な機会に感謝してプレーしてもらいたいです。

第2試合で一番目に付いたのは審判のミスジャッジ…
2回裏のスリーバントスクイズは明らかなスイングにも関わらず、ノースイング。
3回表の死球も明らかにグリップエンドに当たっているのにも関わらず、死球。
高校生が真剣に戦っているのですから、しっかりとしたジャッジをしてもらいたいです。
2回裏は直後に石田投手が三振に取りましたが、
3回表の方は判定一つで試合展開そのものが変わってしまいました。
ミスジャッジ死球・四球でランナーを溜めてしまい、中田選手にレフトスタンドへの3ラン。
ここからリズムが完全に乱れて、四球・エラーなど拙いプレーが連続して計6失点。
審判が試合をぶち壊したといっても過言ではないでしょう。
今大会は全体的に死球の判定が甘すぎるように思います。
避けてないケースやグリップエンドに当たったと分かるケースが他にもありました。
ストライクゾーンも時折狭くなりますし… もう少ししっかりと見てもらいたいですよ。
高校生は全体的に広くていいと思うんですがねぇ… 今年はイジワルな感じ。

中田選手の2打席連続ホームランは見事でした。
一本目は内角低めシュート回転ストレートを掬い上げて、ギリギリレフトスタンドに入るホームラン。
二本目は外から真ん中に入るシュート回転ストレートを完全に捉えてレフトスタンドへのホームラン。
一本目のホームランで、単純に内角を攻めれば打ち取れるわけではないということが分かったでしょう。
とはいえ、内角を攻略したとまでは思えませんが…
金属でなければ入りませんでしたし、球速が130後半では入ってなかったと思います。
そもそも内角が来ると思っての打撃でしたから、体の開きも早かったですしね。
ただ今日の一発は勉強になったでしょうから、それを参考に内角球攻略に取り組んで欲しいです。
まぁ、しかし、パワーは凄いですねぇ…
技術的にはまだまだ粗っぽいですが、あのパワーはやっぱり魅力的です。

第3試合は常葉菊川が10-0で今治西に勝利。
この試合はバッテリーの投球の組み立ての差が出たかなという感じですね。
4回までの今治西・熊代投手の投球を見ても分かるように、
状態自体はそんなに悪くなかったように思います。
ただ常葉菊川打線が仙台育英・佐藤投手のスライダーに苦しんでいたことで、
外角のスライダーを上手く利用して、狙い通り三振を取っていたんですが、
それが結果的に外角オンリーの単調な投球に繋がり痛打されることに。
4回の石岡選手の先制タイムリー2ベースなんて完全な狙い撃ちでしたよね。
その後も常葉菊川の打者は外角に踏み込んで打っているのにも関わらず、
内角を狙っての死球があってか、変わらずの外角中心の投球、
力んで高めに甘く入った所を捉えられ、6失点となってしまいました。

一方の常葉菊川バッテリーは、1回戦の右打者内角ストレートで打ち取っていたのを逆手に取り、
外角のストレートの出し入れで勝負、
序盤からストレート中心に三振を積み上げ、2回り目からカーブ、
ピンチと4回り目まではスライダーを使う必要がありませんでした。
相手の狙い球を外す絶妙な組み立てをしていましたし、
今治西の打者を完全に手玉に取っていたように思います。
バッテリーの配球の妙が勝敗を大きく分けましたね。

次の試合は大阪桐蔭と常葉菊川が激突です。
さぁ、来ました、来ました! 3人目のドラフト有力候補を食っちゃいましょう(爆)
まぁ、それは試合が終わってみないことには分からないことですが、
この対戦カードはなかなかの注目カードです。
1つは常葉菊川バッテリーと中田選手を擁する大阪桐蔭打線の対決です。
大阪桐蔭は4番中田選手の前後の3・5番打者が左打者、
やはり4番中田選手との対決に注目が集まります。
コントロール抜群の田中投手が両サイドの揺さぶりで中田選手を打ち取れるか、
それとも中田選手が内角のストレートを見事にホームランにするのか、
中田選手の打撃における技術が問われる試合となりそうです。
2つ目は常葉菊川打線と投手・中田との対決。
今日の試合を見る限りでは、中田投手の投球術以外に常葉菊川打線は封じられないでしょう。
1回戦のような楽をしたピッチングだけで抑えられるとは思いませんから、
中田“投手”の評価も問われる試合となりそうです。
次の常葉菊川と大阪桐蔭の試合は大注目です。

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