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日米野球開幕

今日から日米野球が始まりました。5戦行われる模様です。
直後にアジアシリーズが開幕する過密日程や、
故障等の理由で辞退者が相次ぐなど、色々と言われている日米野球ですが、
始まってみるとやっぱり見ちゃいますね~^-^;
…日本シリーズはほとんど見なかったのに(爆)
昔は日本の野球がどこまでメジャーに通用するのかを中心に見ていましたが、
今は名前は聞いたことあるんだけど見たことないメジャーリーガーのプレーを
純粋に楽しむようになってきました。
例えば、イチロー選手の報道でいつも名前の挙がっていた首位打者・マウアー選手。
名前は何度も聞きますが、地上波でMLB中継がやるのは極希ですし、
それも日本人が所属するチームが中心なので、
狙ってみないことにはなかなか見る機会はありません。
そういったスポーツ紙の情報で名前しか知らなかった海の向こうの有名選手を見ることが、
今の日米野球の楽しみになっています。
いやはや、涌井投手から打ったレフトフェンス直撃打は参りました。
やはり良い選手の良いプレーは、人種・リーグを問わず良いものです。

日米野球が色々と言われていますが、
そういった感じでもっとシンプルに考えるべきだと私は思います。
沢村VSベーブルースといった当初はそういった感じもあったのでしょうが、
いつしか日本の野球がどこまでベースボールに通用するかといった色彩が強まっていき、
スポーツそのものの醍醐味が薄れていった気がします。
もちろん、真剣勝負はスポーツの醍醐味で挑戦することは良いことなのですが、
それは相手が真剣でないと成り立たないわけで…
残念ながら、かつての日米野球からはそういった印象をなかなか受けることはありませんでした。
どこか常にメジャーの胸を借りる雰囲気が付きまとい、引け目のある大会だった感じがします。
それが日本人メジャーリーガーの活躍やWBCでの優勝により、
アメリカ側も本気になり、日本側も今まで持っていた引け目がなくなり、
対等な勝負(完全なとは言いません)ができる環境になってきました。
お祭りというのとは違う、一番適しているのは「交流戦」でしょうかね、
そういった新鮮味のある真剣勝負が見られるようになったように感じています。
確かに日米野球の意義は変わってきたと思いますが、それは悪い変化ではないような感じがします。
人種や国家、そして劣等感といった絡みがなくなった日米野球、
良い選手による良いプレーを満喫する大会になってきたように思います。

そういった意味では、ファンが一番変わってきたのかなと感じます。
昔ならば、王さんの55本塁打のシーズン本塁打記録に
バース・カブレラ・ローズ選手といった外国人選手が並ぶと、
必ずといっていいほど「日本人じゃないと嫌だ」といった意見が聞かれました。
結局、それは劣等感の現われであって、
常に日本のプロ野球はメジャーに劣っている、
外国人選手よりも日本人選手の方が劣っている、そんな感情が付きまとっていました。
それがWBCの優勝により意識が大きく変わってきました。
そういった劣等感から開放され、純粋に野球を見ることができるようになった、
そう感じています。
良いプレーは日本人であれ、外国人であれ褒め称える、
敵チームのプレーであっても感嘆する、
独善的な見方を脱却し、野球というスポーツの醍醐味を味わえるようになってきました。
野茂投手のメジャー挑戦から10年、
私を含めてようやく日本の野球ファンが成熟してきたのかなと感じています。

で、つまり何が言いたいかというと、
四の五の言わずにファンが見たいと言っているなら、引き続きやってくれということです。
今年で終了する静岡でのパリーグ東西対抗にしてもそう、
ファンが見たいと思っているのなら、引き続きやって欲しいです。
後者の場合は楽天が年に2~3試合はやってくれるので、
パリーグの試合が全く見れない状況というのが回避されましたから、
公式戦がその分だけ増えてくれるなら文句なしですが、
日米野球の方はそうはいかないでしょう。
日本でメジャーの開幕戦をやってくれたこともありましたが、その1年だけでしたし、
今後日本でメジャーリーガーのプレーが見られる機会もそうそうないでしょう。
ファンの希望があるならば、できるだけ続けていってもらいたいです。

試合増で文句言っている選手会には「ファンが見たいんだ」の一言で(爆)
今のプロ野球界で試合増に文句言えるのは阪神・金本選手一人だけでしょう。
フルイニング出場だけでなく、全試合出場でさえ、リーグで数人という状況。
休んでるなら、試合増えてもいいじゃんとか思っちゃうんですが(^^;
まぁ、まだ「レギュラーなら全試合出る」という古い体質が残っていることは否定しませんが。
別に各球団30人しか選手がいないわけじゃないですし、
レギュラーの休養が定着するようになれば、そう負担でもないように感じるのですが。
ファンが見たいと思ってる限り、やってくれというのが本音です。
採算性の問題こそありますが、増えた分を地方試合に回せば大義名分も生まれるでしょうに。
地方に分散したとはいえ、まだプロ野球は「地方都市」のものでしかありません。
本当の意味で拡大を図るなら、全国47都道府県で毎年1試合以上できるぐらいになりませんと。
これだけ高校野球が発達していて、各地に球場があるというのに、
その目標であるべきプロ野球の試合が各県で行われないというのも変な話でしょう(^^;

色々と言われていますが、
今回の議論を機にさらにプロ野球が発展していくことを望みたいです。


◆ニュースネタ 未履修救済策が決定
晴れて我が母校もこの中に加わりました。ぱちぱちー(爆)
70時間の補習が基本とはいえ、50時間まで短縮可能と言われたら、
普通は50時間しかやりませんよねぇ…
元々、受験のためにズルした高校なんですから。
さらにセンター後に補習をやる場合には出席できない場合もあるでしょうし、
最低限としている50時間さえも守られるかどうか定かではないです。
「とりあえず」的な雰囲気は拭えないです。
なんつーか、「ちゃんとやりましたよー」という方便だけのような印象(^^;
各地の教育委員会が監督できるのかどうか不安も残ります。
50時間出席必須が徹底されるなら、仕方ないかなとも思えるのですが。

学習指導要領に関しては、本来なら義務教育ではないんですし、
各高校の裁量内で授業を行っていいように思います。
実態に合ってないというなら、変える必要があるかもしれません。
結局、高校が何のためにあるかということでしょうな。
大学のための予備校ならば、普通に主要科目のみを教えればいいんですし、
準義務教育とするならば、幅広い高等知識を修得させることに重点を置くべきでしょう。
今の教育体制がどっちつかずになってしまっているのが、現状を生んだ原因であると考えます。
高校側は進学校を中心に予備校的感覚、政府らは準義務教育と考えていたということでしょう。
どちらが良いというのは一概には言えませんが…
政府の言う学力低下を防ぐには前者、
けれど大局的に見れば後者が本来の教育国家の姿なのかなと思います。
いずれにせよ、世界史を学ばずに通り過ぎるのだけは勘弁。
縦に見るのではなく、横を並べて見る訓練をしないと死ぬぞ(苦笑)


◆プロ野球 西武・松坂投手がポスティング申請
30億円以上の入札額、そして年俸を含めて100億円が動くと言われている松坂投手の移籍、
やはりお金がかかりすぎると見られたのか、ここに来てメジャーの各球団がトーンダウン。
サンスポでは本命ヤンキースが20億円以下と報道してます。
事前に値段が跳ね上がって、交渉が始まるとトーンダウンってのは分かりやすくもありますが。
けれどこれで35億という入札額の跳ね上がりはなさそうです。

そうなってくると問題になるのは西武球団の思惑。
ぶっちゃけ金になるから売るだけで、慈善事業でも何でもありません(^^;
入札額が低ければ商売として成立せず、松坂投手の離脱するデメリット、
戦力的にも人気的にも全国的注目度の全ての面におけるデメリットを考えれば、
拒否することも十分に考えられる事態です。
西武球団としては、もう1年チャンスがあるわけですしね。それを待っても遅くはなし。
これまでのポスティングは「移籍ありき」なところが大きかったですが、
今回は「お金ありき」な感じが強いように思います。
そういう意味ではイチロー選手の時に近いのですが、その時よりもお金が強い印象です。
となると、どの程度の金額で球団が納得するのかが問題になってきます。
おそらく30億円以上ならば受諾するでしょう。
問題は20億円台。
25億円以上の対応は予想してるでしょうが、25億未満の場合はどう考えているのか未知数。
なんとなく25億円が一つのボーダーラインのように思えます。

私はライオンズファンなので、今季の移籍が決まらない方が嬉しいですけど(爆)
もっとも、バリバリに活躍できる状況なら行って欲しい気持ちもありますが。
松井稼頭央選手や森慎二投手のような現状になってしまうのだけは勘弁して欲しいです。
他に測る物差しがない以上、お金=評価となってしまうのは仕方ないのかもしれません。
いずれにせよ、来週中には結果が出そうですし、
メジャー各球団と西武球団の駆け引きを楽しみたいです。

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