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今朝の

スポーツ紙のレッドソックスの値切り策には呆れちゃいましたなぁ…
地元紙の記事なので本当かどうかは知りませんが、これは明らかに脅迫のような気が。
ポスティングで入札した以上、60億円という金額を払わなければいけないのに、
契約不調ならば入札額を払わないでいいことを理由にして、
そこから松坂投手の年俸を削りだそうというのはバカにされてるとしか言いようがないです。
アメリカさんが嫌いな某国の交渉術みたいな自爆戦略をやってきやがりますね(苦笑)
でもこれが通っちゃうと、高い入札額を提示し、
後から当該球団で交渉し、そこから年俸分を削るという手法が可能なことになるわけですし、
もう入札する必要性は全くなくなりますよね。
球団にいくらか金額が入る以外はFAと変わらねーじゃんと。

こうなってくると契約不調の不安が大きくなってきます。
夕刊フジにあった「ミラー事件」(中日内定をレッドソックスが横取り)が頭を過ぎります…
なんとか契約がまとまって欲しいですけど… 心配ですねぇ。
もっとも、仮に不調に終わり、て西武残留となったとしても、
ファンが松坂投手を応援することは変わりませんけどね。
別に裏切られたとも思ってないし、
今でもこれだけの入札額を残そうとしてくれているんですし、功労者という意識が強いです。
仮に不調に終われば、悪いのはレッドソックスだと一致した意見になるでしょうし、
残留でも何ら問題ないでしょう。
確かに60億円は惜しいですけど、来季の優勝・日本一を狙える戦力が戻ってくるわけですから、
来年への期待感が増してファンにとっては宜しいです。
…とはいえ、松坂投手の心中を察すると… んー、何とかまとまって欲しいですねぇ…


◆ゲームの話 『Really? Really!』
4日目~ ようやく話の核心に。
…しかし思った以上には盛り上がりませんでした。
「SHUFFLEの世界ってのはな、もっと殺伐としているべきなんだよ。
 両隣に住んでいる神族と魔族といつ喧嘩が始まってもおかしくない
 刺すかさされるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。甘ったるいハーレムはすっこんでろ」
…とまでは言いませんけど、これぐらいならSHUFFLE本編に入ってても良かったかなと。
これぐらいなら楓のキャラクターを損ないませんし。
もうちょい殺伐とした雰囲気を醸し出しても良かったんじゃないかと思います。
まぁ、そうしちゃうと謝るどころか自害しそうですが…
なんつーか、生ぬるいサスペンスドラマを見た感じ。
純愛ドラマなら許容範囲ではありますが(それでも修羅場度は低い?)…
変な期待を膨らませすぎました(爆)

しかし一番何に突っ込みたいかというと、ネタバレになるのであまりかけませんが、
一番慌てている人に運転させる同乗者の神経が信じられません。
判断ミスもいいとこでしょう。
重なる時には望んでなくとも重なっちゃうんだから、連鎖しないよう最善の注意を払わないと。
ドライバー・同乗者の皆さん、運転時はできるだけ平常心でいられる環境を整えましょう~


そんでもって、そのまま一気にエンディングへ~
正ヒロインが楓だったのは分かるんですが、
サブヒロインが亜沙先輩だとは思いもよりませんでした。
私はてっきり桜がサブヒロインだと… いや、まぁ、ユーザー的にはメインヒロインですが(爆)
もうちょい桜が活躍しても誰も文句言わなかっただろうなぁ、とか思ったり。
扱い的にはHシーンある以外はサブヒロインと変わんねーし…
もう少し桜の心理描写が欲しかったっすね。
本心を隠すタイプなだけに、存在感を発揮し切れなかった印象を受けます。

シナリオ全体としての評価は… んー、難しい。
面白くなかったわけではありませんが、
とても一個の独立した作品と呼べるものではなかったことは確かだと思います。
SHUFFLEの楓エンドを補完するためのものでしかなく、それ以上にはなりませんでした。
まぁ、ファンディスクみたいな感じ?
普通のゲーム一本分の値段なので、やや割高感があります。
SHUFFLEの世界が大好きな人、加えて楓もしくは亜沙信者以外の人はやらない方が無難。
間違ってもシア・ネリネ信者はやってはいけません(^^; プリムラなら許容範囲か。
つーか、これやるとむしろ凛信者になりそうな勢いです(爆) 実は女性向け?
一番救ってやりたいと思わせるキャラが凛ですからね。そら、おまえ、我慢しすぎやろと。
普通にボーイズゲー作って、凛をヒーローに据えた方がいいんじゃないかと思えるぐらい(笑)

個人的な感想としてはこんな感じですかね。
テーマ的にはSHUFFLEの楓シナリオと変わってませんし、評価的にはトントン。
SHUFFLEをやってないとこのゲームはできないのですが、
SHUFFLEをやっていると新たに得るものはない、なんとも評価しづらいゲームです。
まぁ、ファンディスクとして見做すのが一番良かろうかと。
そう考えればHシーンの数も16とまあまあありますし、萌え~な展開を楽しめると思います。
とりあえず、あっしは新ヒロイン・桜を脳内補完して満足しておくことにします(爆)

最後に一言…
クリア後の特典、表情鑑賞モードでのつぼみの強盗スタイル、全く記憶にないんですが。
ボツCG? もう少しつぼみの出番が欲しかったような気も(^^;


以下、ネタバレ感想が続きます。

◆ゲームの話 『Really? Really!』ネタバレ感想
最初に書いたように、不満なのは軸になるべき楓の過去が不十分だったことです。
結局、どうして楓があそこまで主人公を憎んだのか、その時に何を思っていたのか、
そしてその憎しみがどう愛情へと変わっていったのかのかが分かりません。
確かに描いてはいたんですが… ちょっとあっさりしすぎていた感は否めません。

まず母親の死を受け入れられずに世界を拒絶するようにして眠ってしまった楓、
そこで凛が自分が殺す結果を生み出したのだと嘘を突き、
凛に対する怒り・憎しみの心で楓は目を覚ますことになるのですが、
その割には凛に対する怒り・憎しみの表現が薄っぺらいように思えるんですよね。
目覚めた後の楓の存在意義は、凛に対する怒り・憎しみ→復讐であろうことは想像できるのですが、
楓の取っている行動は単なる拒絶・存在の否定にしかなってないんです。
怒り・憎しみは相手を見ていなければならないのに対し、
拒絶・無視は相手を見る必要がありません。
楓が愛であれ憎しみであれ、常に凛を見ていたとするには前者でならねばならず、
後者であってはならないのに、後者と取られかねない描写ばかりだった気がします。
ぬいぐるみを投げつけた辺りは良かったんですが、
他は階段から軽く突き落とされるぐらいしかありませんでしたし…
階段から突き落とした時に、舌打ちしていたら多少は恐怖も増幅されたんでしょうが、
どうも良い子の仮面を拭い切れていなかった印象が強いです。
夜目覚めたら枕元でカッターナイフを構えていたとかぐらい殺れよ!(爆)
(復讐が完了してしまうと楓の存在意義が消えてしまうので、生かさず殺さずが基本線ですが)
だからどうしても楓の怒り・憎しみの心と、凛の我慢がプレイヤーに伝わってこないんです。
中学生時の回顧描写ではそれらを彷彿させる言葉があるものの、
いかんせん一瞬の描写で終わってしまうため、不十分であったと言わざるを得ないかと。
おそらくSHUFFLEの楓というキャラクターを崩したくなかったんでしょうが…
敢えてその楓を中心に持ってきたのですから、もう少し残忍キャラに崩しても良かったかと。
あれですよ、キン肉マンのラーメンマンやウォーズマンが残虐超人から正義超人になるみたいな。
多少残酷キャラでも、後の更正が好印象ならキャラの魅力は消えんですよ。
楓の場合は後の尽くしっぷりが尋常でないだけに、もっと残酷に崩しても大丈夫だったと思います。

そうやって楓がより強力な憎悪キャラになることで引き立つのが、桜であったはず。
けれど桜はあくまで蚊帳の外。二人の間で挟まれ、戸惑い続ける中立キャラに過ぎませんでした。
過去編の桜の出番が思った以上に少なかったのも、ここらに原因があるように思います。
もっと桜の出番が増える展開にしてもらいたかったです。
あまりにも桜というキャラが弱かった気がします。
光陽学園時代(便宜上、中学時代)の後半では大活躍なんですが、
それ以外はどうも出番が少ない、これはちょっと勿体無かったかなと思いますね。
いくら凛が我慢が得意といっても限度があるわけで、
それには楓の父の支えや、変わらずに接してくれる桜の存在の大きさはあったはず。
そういったエピソードが全てスルーされてしまっている辺りに、
このシナリオの弱さを感じてしまいます。
楓と凛の過去、そして桜の存在という描くべき1本の線があったはずなんですが、
嘘記憶によるご都合シナリオばかりが前面に押し出され、
一番肝心なストーリーが疎かにされてしまったと感じるわけです。
4日目で全てを終わらせるのではなく、4日目の後半からの展開を増幅させた5日目を作り、
じっくりと楓と凛の過去、桜の存在を描くべきでした。
一番大事なシナリオの幹が崩れてしまったのは、明らかな失敗であったと感じます。

だから「SHUFFLEのファンディスクでしかなかった」という評価になるわけです。
超えるチャンスがあっただけに勿体無いです。ご都合主義だけで行き過ぎですよ。
ある意味、『ちょこぱい』とは逆の評価。
バカゲーと思わせてシナリオの幹がしっかりしていた『ちょこぱい』に対し、
楓シナリオの補完という重要テーマを掲げながらバカで終わってしまった『Really~』、
両方とも期待していたのですが、相反する結果になってしまったのは残念です。
うーむ、Navleは『俺達に翼はない』まで待つしかないのかなぁ… 王雀孫氏に期待。

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