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システムにエラーはつきもの

問題はそのシステムエラーの影響をどれだけ最小限にできるかです。
そういう意味では…
●後日支払いに利用者「微妙、ちゃんとやりますが」ETCシステムトラブル 応急の復旧作業が完了
ほぼ1日ETCレーンが使えないという事態に…
まだ人間を置いている料金所なら多少の渋滞で済んでも、
ETC専用のインターチェンジは大打撃だったでしょうね
ETCが動かなかった際の想定を欠いていたことが、今回の最大の失敗要因です。

マイナンバーやマイナ保険証に関しても同じことが言えます。
政府はマイナンバーカードからの情報流出ばかり気にして、
アクセス可能なサーバーにある情報流出をまるで気にしていません。
情報を盗み見られているだけならまだしも、改竄されたらどうするのか?
ましてやマイナ保険証に至っては、停電や災害時で端末が使えない時にどうするのか?
デジタルならではの問題と危険性もあるわけです。
便利になるのは良いことですが、だからといって過信はできません。

万全なシステムなんて存在しません。
シンプルなものほどエラーは少なく、複雑になるほどエラーは多くなります。
そういった前提さえわきまえていないシステムが安心安全なわけないでしょう?
デジタルを過信し過ぎています。
そこを政府やライフラインを支える会社には再確認してもらいたいです。


◆ニュースの話 中居正広氏 多用した被害女性への“誘い文句”に「下心ありありなのに」と広がる違和感
一応、HP掲載の50ページの要約文には目を通しましたが…
ほぼ被害女性側の証言に乗っかって、事を収めようとしてるようにしか…
良くも悪くもこれ以上の騒ぎにならないようにするための調査だったとしか思えません。

最大の焦点は、示談契約の内容に踏み込めるか否かでしたが、
中居氏側が固辞したことで、そこまでの公表には至らなかったようです。
まぁ、そりゃそうですよね。
被害女性側は既に示談契約を破っているので、暴露しても構わないでしょうが、
中居氏側は一切中身を明らかにしていないので、
警察や裁判所ではなく、私人で構成された第三者委員会に対して、
公表したとしても違法性が阻却されるわけではありませんから、
被害女性やフジテレビに訴訟をされた際に、
示談契約の存在で反訴するという対抗手段を失ってしまいます。
そういう意味では当然の判断かなとは思います。

次いで焦点となるのは被害女性が主張する「業務の延長線上」の件です。
生々しい会話のやり取りは上記のニュースサイトを見てもらうとして…
まぁ、普通の大人なら一目で分かるぐらいに下心アリアリと分かりますよね…
一般的には自室で二人っきりで会おうというのはデートの誘いでしかなく、
あやよくば肉体関係でもという状況は、普通の大人なら察せます。
それを仕事の一環だと思って行ってしまう神経は、
一般人からすると理解しがたく、まるで納得できません。
「●●しなければ、仕事を失う」という強迫観念は裏返せば良いだけ、
⇒「●●すれば、仕事を得られる」という判断が正しいのか否か、
この結果は正常な判断を持ちさえすれば、簡単に出る答えだったでしょう。
勿論、これをもって中居氏側が女性の同意があったと言うことはできませんが、
だからといって、この誘いを「業務の延長線上」と理解するのも無理があります。
てっきり仕事の打ち合わせという名目で呼び出していたのかと思いましたが…
最初から食事の誘いでは、一般人からすると業務の延長戦上とは思えませんよ。
ましてや外食ではなく個室に行くなんて異常すぎます。
それらの問題点を何ら検討せずに、被害女性の言い分を丸呑みしているのは、
この調査自体の公平性が疑わしいものになっていると言わざるを得ません。

これでは会社は社員の男女関係を隅々まで把握しなければならなくなります。
そっちの方が気持ち悪いでしょうに…
一体、会社にどこまで責任を持たせるんですか。
裏を返せば、会社にどこまで私生活に介入させろと言うんですか。
もう独身は童貞と処女以外は首にするしかありませんね。
いや~、童貞の証明ってどうすりゃいいんでしょうね…


◆アニメの話 昨期のアニメの話(4月14日に追記・改訂)
不作と嘆いていましたが、『メダリスト』に触れるのを忘れてた…
話の流れ的に2クールぐらいやるのかと思ってました(苦笑)
まぁ、冬季スポーツはシーズンオフに入りますからね。
来年は冬季オリンピックもありますし、そこに向けての2期目も期待したい所。
不作の時期だったので、余計に目立っていましたが、
豊作の時期で比べてもトップクラスの内容と出来。
覇権は『メダリスト』で文句なしといった感じだったと思います。

それ以外は全体的に不作気味な傾向はありました。
その前のクールを含めれば、『Reゼロ』や『ダンまち』といった名作もあり、
アニメの出来自体も良かったのですが、途中で休止期間が挟まってしまい、
Reゼロは最後まで見れましたが、ダンまちは最終回がまだ見れておらず…
他にも『チ。』『誰ソ彼ホテル』『もめんたりー・リリィ』『甘神さんちの縁結び』等、
最終話にこけた作品も多く、「終わりよければ全てよし」ならず、
終わり失敗して全てを台無しにした作品が多くありました。

そんな中で逆に放送当初よりも評価を上げていった、
『花は咲く、修羅の如く』『沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる』
『悪役令嬢転生おじさん』『マジックメイカー』辺りは良作だったように思います。
沖縄~は2期あるかどうか分かりませんが、
他は続きが気になる1期だったので、早い段階での続編を期待したいです。

以下、追記に個々の作品の簡易レビュー。
配慮はしていますが、ネタバレを含む作品もあるので、
そういうのが嫌いな人は閲覧時に注意してください。


◎『メダリスト』
文句なしの今期覇権アニメ。
感想は初期のものと変わっていないです。
ストーリーで言えば、決して夢だけを語らず、されど夢を諦めず、
リアルなフィギュアスケートの世界を描きつつ、
華やかさと裏腹の大変さに目をそらさず、前を進んでいく感じが好きです。
作画的にはフィギュアスケートのスピード感が強く出ていて、
クラシック音楽に合わせて踊る優雅なフィギュアスケートのイメージと対照的な、
疾走感が描かれているのが素晴らしいと感じました。
本当に1期13話では物足りない感じ。早く続きが見たい作品ですね。

◎『花は咲く、修羅の如く』
朗読・アナウンスの魅力を知る青春部活アニメ。
吹奏楽アニメとして人気を博した『響け!ユーフォニアム』と同じ原作者。
今回はどこの高校にもありながらも、
大会となるとマイナーに感じてしまう、そんな放送部のお話。
最初は少し地味に思えましたが、話が進むに連れて朗読の奥深さを知る共に、
ストーリーにのめり込んでいく感じがして、
見れば見るほど面白さが感じられる作品でした。
ユーフォよりも部員数が少ないだけに、
個々の部員とのエピソードがじっくり描けていて、より深みが感じられました。
その分、一体感という意味ではユーフォに劣ってるので、
その点が大会編を通じてどう描かれるのか注目したいです。

(以下、ネタバレあり)
最大の関心事は、主人公の花奈と西園寺修羅との関係ですよね。
1話と最終話の雰囲気からすると、失踪した父親と関係がありそうですが…
というか、あのお母さん(CV:後藤邑子)にそんな過去が…
癒し系なのに、苦労したんだろうなぁ…
是非、娘さんと一緒にとか考えてしまう自分は年取ったのか(苦笑)

それと最終話で好きなシーンは、
冒頭の生け花で悩むシーンでメインの赤を選んだことを褒めるシーンを映し、
お兄ちゃんがその生け花から選ばれなかった青・黄色を選んだシーンが印象的でした。
話し合いは上手く行ったんですかねぇ?
悪く解釈すれば、意見が合わず波乱を予感させるシーンでしたが、
良い解釈をすれば、違う価値観で渡り合えたとも取れるので、
まぁ、そこは作品性次第だと思いますが、雰囲気的には後者、ですかね。
こういった暗喩表現も多く、実に面白い作品だったと思います。


◎『アオのハコ』
今時珍しいスポーツ中心の青春恋愛アニメ。昔で言う『タッチ』等の系統。
ストイックに部活に打ち込む高校生がほのかな恋心を描くのが良く、
だからといって、それで部活を疎かにするわけでもなく、
恋心を抱きながら、時には心の中で封じ込めながら
部活に打ち込む辺りがこの作品のポイントでしょう。
部活は部活、恋は恋と切り分けが進む昨今で、
常に部活を優先する姿勢は「青春」を感じさせるものがありますね。

(以下、ネタバレあり)
ただ、不満点がないわけではありません。
14話以降は恋心を自覚した雛が告白して振られる展開になるわけですが、
視聴者からすると雛を選ばない理由が分からないぐらい。
そもそもにおいて、主人公の千夏先輩への恋心が見えにくいです。
主人公の葛藤の中で、憧れの延長戦だと思われていると言ってましたが、
実際に視聴者からすれば、まさにそうとしか見えず、
それ以上の想いが見えてきません。
当初から「むっちゃ好き」と言っているものの、
その「好き」が視聴者からすると見えてこない、弱すぎるんですよね。
だから必然的に「好き」が見える雛の方を応援してしまう構図になっちゃいます。
そして千夏先輩も徐々に変わってきたとはいえ、やはり「好き」が見えにくい。
そこら辺が良くも悪くもこの作品の「もどかしさ」に繋がっていて、
焦らされているように感じてしまいます。

それと一般論的には好きでないなら告白を断るのがケジメでしょうが…
雛の場合は片想いをしている状態の方がパフォーマンスが上がるタイプで、
返事を要求していないのに断るのは、
逆に自分がスッキリしたいだけ、自分のためにしか見えなかったです。
告白を断ることは自由ですが、恋する心までは否定できないので、
あれでは前者ではなく後者にしか見えず、
ちょっと行き過ぎだったかなぁと感じちゃいます。
いや、一般論としては正しいんですが、良い断り方ではなかったように思えます。

まぁ、なんだかんだでこうやって色々と思う所があるのが、
逆にそういう感情を誘発させるような良いアニメだった、という評価になるでしょうね。
他に見た人はどういう想いになったのか、色々と気になりますね。


◎『沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる』
方言女子って可愛いよねと思いつつも、やっぱり最後まで言葉が分からん沖縄方言アニメ。
東京出身の主人公は、当初から方言全開の喜屋武(キャン)さん一筋で、
解説役の金髪色黒巨乳清純ヒロインの比嘉さんは負けヒロインポジだったけど、
最後の方では妙に比嘉さんを意識するようになっていて、
負けヒロインの挽回に「うぉぉぉぉ!」となって超満足。
結局、恋の決着は全然付かないけれど、喜屋武さんも満更でもなさそうだったのが結構意外でした。
所々に沖縄豆知識も入り、音楽といい色付けしやすかったという意味では、
方言アニメとして普通に楽しい部類だったと思います。


◎『悪役令嬢転生おじさん』
オタクエリートのオジサン(52歳公務員子持ちCV:井上和彦)が
娘の持ってた乙女ゲームの金髪巻き髪悪役令嬢グレイス(CV:MAO)に異世界転生、
したと思いきや、実はゲームの世界に入っていて、
なぜか妻と娘に見守られながらストーリーが進んでいくという謎アニメ。
乙女ゲー世界に入る展開は悪役令嬢モノの鉄板ではあるものの、
客観的にそれが分かるというケースは珍しいかも。
とにかく謎が多く、元の人格が心の中で封じられていたり、
最終話でグレイスの母親が謎の精霊と会話していたりと、
まだまだストーリーは始まったばかりという雰囲気。
掴みが非常に良かっただけに、正式決定済みの2期目も期待したいです。


◎『シャングリラ・フロンティア 2nd Season』
クソゲーハンターが神ゲーをやるフルダイブ型ゲームアニメの2期。
2期分25話でちょうど50話目で終わりましたが…
すげぇ中途半端な所で終わった。大会始まらないのかよ!
盛り上がってきたところで2期が終わったのは残念すぎます。

2期の良さを挙げれば、当初からサンラクに片想いしていた、
サイガ0との本格的共闘が実現したことでしょう。
そこに新キャラの秋津茜も絡み、即席ながら良いパーティになっていたと思います。
また、他のゲームとの絡みも進み、
秋津茜はクソゲーの格闘ゲームからの参加でしたし、
ルスト達は対戦ロボ格闘アクションゲームからの参戦、
そしてオイカッツオの誘いで格闘ゲームのeスポーツエキシビジョンに参加と、
ゲームを巡る世界観が大きく広がりました。
ただ、RPGゲームを進めるだけではない所もこの作品の魅力でしょうね。
視聴者を飽きさせない工夫は素晴らしいんですが…早く3期やってくれよ!


◎『Unnamed Memory 2期』
正直完全には理解できない並行世界収束アニメ。
1期目の12話に怒涛の展開を見せて、2期目がスタート。
しかし、終盤まで静かな展開が続き、そして最終話でまたドーンとやっちゃうから、
内容が頭に入ってこないんです、本当に(苦笑)
1期目もそうですけど、もう少し終盤の展開をゆっくりやって欲しかったです。
どれだけの人が付いていけるの? この作品。

(以下、ネタバレあり)
24話のヴァルトの話を、当主の部分だけミラリスに置き換えて妥当と解釈すれば、
スタート地点はヴァルトの祖先の蘇りであるのだから、
破壊によって全てが巻き戻ったとすれば、ヴァルト達は存在しなくなる。
普通に考えてその一族っぽいミラリスも存在しないはずなのに、存在してる。
ミラリスは血縁に関係ない、たまたま選ばれた一族外の人間だったの?
どうもそういうわけでもない気がする(解釈の余地)。

使う条件が厳しいと言いながら、
少なくともオスカーと、オスカーの母親は使えているし、
改竄自体は多いようなことも言ってる。
まさか、たまたま、偶然どこかで片方が破壊されてたこともないだろうし。
そもそも2つある理由は何なのか。
願いを叶えるのに一つで充分と言ってるのに、最初から2つ渡してる。
予備とリセット条件なんだろうけど、だったら最初から2つ渡すなよ(苦笑)

タイムスリップを考えるときに、時間の復元力は考えたことがあるけれど、
それは「自然状態」への回帰を基に想定される話だけれども、
そもそも改竄を少なくとも数回以上進めた時点から、
改竄を全くしなかった状態に戻すことは「自然」と言えるの?
始点は少なくとも400年以上前、場合によってはもっと昔かもしれない。
その間に生まれた何万・何億・何兆という人々の人生を、
なかったこととしてやり直すことは「自然」なんでしょうか。
いやいや、もはやそれ自体が不自然でしょう。
改竄された地点をどこかのチェックポイントとして更新しない限り、
時間の復元力を想定することは不自然に他なりません。

自分としては単純に観察者だけが数多の並行世界を覗いてるんだと思ってました。
そちらの方がよっぽど分かりやすかったと思うんですが…
なんかもう分かりにくくて理解が追いつかない…
まぁ、そういうのを納得いかないと考えるか、それでも良しと考えるか、
自分としては「うん、まぁ、それはそれでアリだな」と思ったので、高評価のままですね。
当然、納得いかないと思う人もいると思うので、そこら辺は賛否両論ありそうです。


●『日本へようこそエルフさん。』
今期の最高ヒロイン枠マリア―ベルさんに萌えるアニメ。
銀髪エルフ最高!
内容的にはタイトル通りだけれども、
現実世界で寝ている間は異世界に生き、
異世界で寝るorゲームオーバーになると現実世界に戻るという設定。
…あれ? いつ寝てるの?(苦笑)
本人は当初夢感覚だったようだが、既に両方現実として認識され、
マリア―ベルさんも一緒に移動していることを考えると、
どちらも頭フル稼働で頭休んでないのでは…
それは置いておくとして、賢く美しいエルフさんとの共同生活は最高の一言。
当初は作画の不安もあったものの、ウリドラが人間化した辺りで向上し、
違和感なく最後まで見れたのは良かったです。
最後にエンディングはなぜかVtuberの樋口楓さんと叶さんが歌ってますが…
二人の声の落差が…樋口さんが抜群に発声が上手いから一層…なんでもない。


●『全修。』
「作品」とは誰のためのものなのか?、というアニメ。
本作品では普通の異世界転生ではなく、
『滅びゆく物語』という既存の作品の中に転生(?)する形。
まぁ、最終的には転生ではなく、夢オチの形で現実復帰するわけですが、
それは終盤の展開で薄々と感じられるようになっていますし、
唐突な「なんだ夢か」的なガッカリ感はなく、爽快感を感じる内容でしたね。

(以下、ネタバレあり)
テーマ的には『滅びゆく物語』というバッドエンド直行のアニメを、
主人公が「修正」することで、ハッピーエンドを目指すものの、
自分の好きだった『滅びゆく物語』はこんな物語だったのか?という疑問から、
当時のアニメ監督を彷彿させるキャラが出てきて、
一気にバッドエンド方面への振り戻しが始まるストーリーなんですが…
最終的には葛藤の末、「全修正」することでハッピーエンドに導くわけですが、
ここでテーマになるのは、「作品」は誰のためのものなのか?、ですね。
当時のアニメ監督の描く『滅びゆく物語』でなければならないのか、
それとも、そこに生きているキャラクターがいる以上、
キャラクターの幸せを重視するのか、という話です。
自分は後者の立場なので、当初の筋書き通りの展開なんて、
まさに「公式が勝手に言ってるだけ」としか思っちゃいますし、
自分の好きなように物語を再構築することは受け手の自由だと考えます。
そういう意味では、色々と葛藤したとはいえ、
最終的には良い結論になったんじゃないでしょうか。

ただ、個人的には最終話の量産型ルークミサイルは…非人道的兵器すぎ…
いやいや、あそこは「ラブコメ」描くシーンでしょ(笑)
ルークと主人公のラブラブ描いて精神えぐるのが正解でしょ。
コピーされても問題ないですし、そういう方法で解決すると思ってました。
元々、「初恋」を描けなくてあの世界に行ったわけですしね。
恋愛劇を描けるようになった方が自然な流れだと思ったんですが…
まぁ、シリアス展開が続いていた中で、いきなりのラブコメは無理があったか(苦笑)
そこだけは個人的に残念。


●『マジック・メイカー ~異世界魔法の作り方~』
姉弟の絆、家族の絆、仲間の絆が光る異世界系アニメ。
魔法が知られていない異世界に転生した主人公が、
自分で魔法の研究をして一から魔法を作り上げていくストーリー。
特に姉のマリーの弟(主人公)想いで、最大の理解者になってくれ、
幼馴染のローズや両親とも絆を深めながら魔法を作っていくハートフルストーリー。
今期の異世界系アニメの中ではかなり良かった部類だと思います。

(以下、ネタバレあり)
後半は一転して「怠惰病」と呼ばれる奇病にマリーがかかってしまい、
多くの人がこん睡状態になるシリアスな展開に突入。
それでもラフィーナやブリジットという新キャラも登場し、
明るさを失わずにひたむきに研究を続ける辺りは非常に良かったです。
最終的に怠惰病の原因が判明し、無事に姉を含めたほぼ全員を回復させますが、
その原因が正しいなら、主人公とローズが怠惰病にならなかった理由が分からず、
その点は消化不良気味に感じてしまいました。
病気になる理由だけでなく、ならなかった理由も明らかにして欲しかったですね。
今期の異世界系アニメは恋愛描写が弱い傾向にありますが、
少年とはいえ、明らかに姉のマリーに特別な感情を抱いており、
他の作品に比べるとキュンキュンする場面も多くありました。
成長したローズやラフィーナも魅力的ですし、今後の展開が楽しみです。
ぜひ2期目もお願いします。


●『外れスキル《木の実マスター》』
普通の人はスキルの実を2度食べると死んじゃうらしいのに、
木の実マスターは何故か平気だったからスキルの実を食べまくるぜ、
的なチートファンタジーアニメ。
だけど、思ったよりも使い勝手は良くなく、外れスキルに終わることもあり、
終盤の花帽子さんの活躍を見るに、結局はスキルの使い方だよな~と思わされます。
終盤は主人公のライトの出番はほぼなく、
ヒロインのレーナ中心で話が進んでいくので、その点は評価分かれそうですが、
個人的にはそっちの展開の方が好きです。SAOみたいな感じ。
タイトル的には一発屋ファンタジーかと思いましたが、
内容的にはしっかりしており、続きが気になる作品です。

ストーリー的には1期12話は短かった感じがします。
ようやくプロローグが終わったぐらい?、なイメージ。
未だに聖女の目的もサッパリ分かりませんし、
村長が突然連れてきたアイラの出自も分かってませんし、
最終話でいきなり新キャラ追加してくるし… 何も分からない。
とにかく2期をやってくれないと1期目の評価もできないので、
早い段階で続編が来ることを期待したいです。


●『ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います』
残業の鬱憤をボス討伐で晴らすアニメ。
もうそんなギルド受付嬢なんて辞めては…と思うものの、
安全安定な職業ということで、冒険者よりも本命らしい…
いや、結局、残業増えて冒険者活動するのだから一緒では…?
と、冷静になったら負けなアニメ。
頭を空っぽにして、女の子かわいいなと言ってたら、それでいい。
自分はヒーラーのルルリが好きです。


●『空色ユーティリティ』
女の子がゆる~くゴルフするアニメ。
前クールに本格的ゴルフアニメの『オーイ!とんぼ』が放送していたので、
それと比べると大きく見劣りする内容ではあるものの、
1話目の弟の反応の「それっておじいちゃん達がやってる奴?」には、
ジェネレーションギャップを通り越して驚き。
もう女子プロブームも20年近く前かよ…びっくり。
もはや接待ゴルフもなくなって久しく、ゴルフの印象自体薄くなっているのか?
そういう意味では、ゴルフを知らない層にもアピールするという意味では、
前者よりも楽しさがクローズアップされていたのでは。
見る度に当初の評価が上がり、ゆる~く楽しむアニメとしては上々だったと思います。


●『妖怪学校の先生はじめました! - 2期 -』
引き続きの2期も全力で駆け抜けた感のある現代版妖怪アニメの2期。
1期目はみんなでワイワイだったのに対し、
2期目は各生徒個人にスポットライトを当てて深みを出した感じ。
その関係でキャラクターの扱いに濃淡が出てしまったものの、
それは3期目に解消してもらいたいです。
妖怪をテーマにしつつ、怖さは全くなく、
かといって妖怪の知識は深まる良作アニメは相変わらず。
一番怖いのがエンディングの主人公の顔というのは何なんだ、ホント(苦笑)


●『地縛少年花子くん2』
こちらも現代版妖怪アニメではあるものの、2期目は少しシリアス。
1期目を見ていることが前提となっているので、そちらを先に見ましょう。
とはいえ、1期目は5年前。
主役の鬼頭明里さんもこの間に人気声優になっており、
1期目と比べると、良くも悪くも今の鬼頭さんの声になっていて、
完全かわいい系だった1期目と少々イメージ変わっちゃってるかも。
それでも内容の方は面白かったです。
今回メインの四島さんが良いキャラ出してましたね。
今度は早めの続編を期待。


●『誰ソ彼ホテル』
あの世とこの世の狭間にあるホテルを舞台したアニメ。
マヨイガのような空間で、現世のあれこれを思い出し、
自分の記憶を取り戻して生死を受け入れるというストーリー設定的が面白く、
かなり期待していたアニメではあったんですが…

(以下、ネタバレあり)
具体的に言えば、4話と最終話の展開がねぇ… かなり雑過ぎた。
本編で詳しく語られてませんが、あの空間での生死って意味ないと思うんですよ。
あくまで肉体ではなく意識体ですから、生前の傷を思い出せば痛むし、
意識を振り払えば痛みを感じなくなる。
だから11話で「食べること」と看破しても「意味がない」と断定できるわけです。
アンパンマンと一緒で、肉体的に一時欠損しても、意識がある限りは元に戻るわけですから。
そう考えていくと、殺すことにあまり意味がないわけです。
まぁ、穏やかに自分の力で思い出すことができないという意味では、
好ましくない状況ではあるものの、杓子定規に地獄行きにする意味もないわけです。
そこの設定の甘さが最後に響いてきてしまった感じはしますねぇ…

特に12話の現世で地獄の門を開くというのはあまりにも…
いや、自分で呼び出せるなら、あんな策を弄することもないのに…お前が使えよ(苦笑)
あと最後に蹴落とすのも『蜘蛛の糸』のケースを考えればバッドエンド直行なんですけど…
そこまでやるなら、もう立場を逆にして主人公が引っ張って落とし、
地獄編スタートとかでも良かったような…
安易にハッピーエンドを目指した結果、12話にまとまらなかった感じがしますね…
総評としては、意欲は買うものの、詰めが甘かったという印象でした。残念無念。


●『BanG Dream! Ave Mujica』
登場人物全員が豊川祥子ちゃんが好き過ぎて、
初恋のあの子が忘れられずにドロドロするドンデン返しバンドアニメ(苦笑)
前作の『It's MyGO!!!!!』では完全にサークルクラッシャー役の祥子ちゃんが、
最終話で貧乏アパートに帰るという衝撃のラストに続き、
祥子の家庭事情が語られるスタートとなりましたが…
それも11話で全ての始まりが初華にあったという大ドンデン返し…
ヤンデレ気質は所々で見られましたが、まさか始まりがあそこにあったとは…
祥子の家庭の事情を含めて、前作からそこは非常に練られた設定だと感じました。
その点は驚きが多く、前作の真の最終回とも言える7話を含め、
全体的には良い構成をしていたように思います。

(以下、ネタバレあり)
ただ、Mujicaの直接の解散原因となった睦の描写が中途半端に終わったのは…
最終的には睦が帰ってくる感じなんですが、
睦自身はMujicaを否定的に見ていただけに、
スンナリ帰るような状況でもなく、もう少し説明は必要だったと思います。
一応、モーティスが身投げして睦を拾い上げる絵自体はあるものの、
そこまでストーリーの中核にあったのが睦のストレス問題だっただけに、
思いのほかアッサリと終わらせてしまったのは違和感がありました。

また、11話からの初華の問題にしても、初華の家族と連絡を取っておらず、
初華自身の問題は何も解決していないのもスッキリしませんでした。
妹にちゃんと会う描写は必要でしょう。
加えて、祥子を軸とする幼馴染の無意識の三角関係も解消しておらず、
本当に大団円になるのか?という疑問も残ります。
若干描写不足だったことは否めず、全体的には面白かったものの、
細部は物足りない部分が多かったのは残念でした。


▲『Re_ゼロから始める異世界生活 3rd season』
ストーリー自体は面白かったものの、放送休止期間が長かったのが…
それもちょうどここから反撃が始まるという所でしたからね。
前半の死に戻りを含めた鬱展開を脱却し、
ここから一気に行くぜという流れだっただけに、勢いを欠いたのは確かです。
作品自体は3期目になってキャラデザが少し変更され、
エミリアやクルシュなど胸が全体的に大きく描かれるようになったのは高評価。
胸糞展開は多いものの、今までよりも死に戻りの回数は圧倒的に少ないので、
これまでのシリーズよりも見やすいのも高評価。
でもやっぱり休止期間が長すぎたのが全てを台無しにするぐらいに残念でした。


▲『魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~』
結局いつまで魔法使い続けるんだろう…
面白くないわけではなかったものの、期待していたほどではありませんでした。
大学生設定を聞いた時に、魔法との関わり合い方に変化があるかと思いましたが…
別にそんなことはなく、テーマにもなっていなかった印象。
所々の寂しさを感じさせるシーンはなんだったのか…
「過去に戻りたい」というテーマが大人向けなんだろうと思うと同時に、
特に意味もなかったようにも思えるので、評価が難しい所です。

(以下、ネタバレを含む)
テーマの「過去に戻りたい」というのは分かるものの、
前半の敵であるアイルが最後まで目を覚ますことはなかったのは、
メッセージ的には弱さが残る結末だったと思います。
一瞬だけ母親とのシーンが映りましたが、そこで何か会話させるだとかして、
現実に戻るきっかけみたいなのを作っといた方が良かったような…
まぁ、それでも過去に閉じこもりたい人はそっとしておこう的な、
大人な優しさなのかもしれませんが、それだとテーマが弱くならないのかな?

また、いつまでも魔法使い続けているのも少々…
「過去に戻りたい」の最も印象的な象徴だったこともあって、
その象徴を捨て去らないというのも、テーマ的な弱さを感じてしまいます。
展開予想の中で、魔法使いを続けていることこそが夢ぐらいに考えてたので、
幼さの象徴でもある魔法使いをそのままにしているのは、違和感があります。
なんつーか、あまり事件前・事件後で変わらなくない?


▲『もめんたりー・リリィ』
場当たり的に設定をぶち込んだら、闇鍋になって激マズアニメになった件。
特に13・14話に言えることですが、後から設定を付け足しちゃうから、
矛盾点が生じてしまい、場当たり的になって物語が軽くなってしまう、失敗の典型例。
ネタバレなしだと特に語ることもないので、詳しくは後述します。
全体的に絵は綺麗で、胸もポヨンポヨン揺れてたけれども、
ストーリー的に内容はなく、終盤で慌てて伏線回収してボロボロになった感じ。
見れば見るほど面白さが減っていく不思議なアニメ。

(以下、ネタバレあり)
そもそも13・14話の順番、時系列的には逆で、その順番で良かったの?
元々13話で作っていて、映像化の時に補足するために14話を作ったんでしょうか。
内容的にも「れんげ」は本編内の割烹コーナーを一度も動画にアップしてないし、
妹が『れんげ』を埋めたという話も、オリジナル・コピーの話で錯綜してしまい、
結局、どちらも墓に埋まってしまったわけだけど、
そうなると同じように『れんげ』の大量コピー工場も近くにある可能性ありません?
そもそも、「れんげ」が『ねりね』の武器を使ってたのに、
『ゆり』は何も気づかなかったのか…
勿論、『ゆり』が「ねりね」と会っていたのはコピーされた記憶に過ぎず、
本体と入れ替わった後は会っていなかった可能性もありますが…
(とはいえ、人がいなくなった世界を二人で歩いた記憶があるのは…?)
肝心の武器をいつ入手したのか、使用条件は何なのか明かされていないので、
そこら辺も何とも言えない所ですが、やはり設定の齟齬、説明不足が散見されます。

加えて言えば、大量のコピーどうするんでしょ?
少なくともあの場所以外で『れんげ』の複製が行われたのは確実ですし、
他にも人間コピー工場はあるような感じなんですけど…そこも放置。
そして当初の計画では各コピーに武器が割り振られていたはずなのに、
最初の一人にしか渡されていないのも何なのか。
どこから計画に狂いが生じたのかサッパリ分からず、
考えれば考えるほどに設定に齟齬が生まれていきます。
明らかに最後に辻褄を合わせようとしたようにしか見えず、
「なんだこれ?」としか思えない陳腐なストーリーになったのは勿体なかったですね。
もう少し練りこんでからアニメ化すれば良かったのに。
こういう所がオリジナルアニメに弊害でしょう。独りよがり感が強すぎる。


▲『Sランクモンスターの《ベヒーモス》だけど、猫と間違われてエルフ娘の騎士(ペット)として暮らしてます』
ゆるく金髪巨乳エルフのペットとなって冒険するアニメ。
強敵が現れても、進化したり、秘められた力が覚醒するから安心安全。
ストーリー的には特に何もない頭を空っぽにして見れるタイプのなろう系。
中盤で主人公の前世である騎士とクロスするかと一瞬思ったものの、
そんなことはなく、殺された理由も転生した理由もサッパリ分からず。
そんなの乳だけ見てれば十分だろと開き直ってる辺りが素晴らしい(笑)
でも普通に異種姦触手マニア過ぎて萌えないんだけど…先輩巨乳エルフも変態っぽいし…
基本的に変態しかいないアニメで、傍観者として見ているのが一番って感じ。


▲『サラリーマンが異世界に行ったら四天王になった話』
魔王様が理想の上司過ぎてブラックな現実が辛くなるアニメ。
内容的には特に何もないというか、異世界らしいのは終盤の戦闘指揮ぐらい、
他は普通に交渉と営業をやっている実に身の丈にあった活躍ぶり、
要は異世界でも普通にサラリーマンやってたアニメでした。
しかし、作中の森本レオ風の居酒屋は何だったのか…
彼の能力なのか、単なる心象風景だったのか、
最後まで説明ありませんでした(苦笑)
それにしても他の風習はともかく、夫婦グラスぐらいは察しろよ…
さすがにウルマンダーさんが不憫になった…
あとEDのウルマンダーさん可愛かったので、もっとヒロインして欲しかった…


▲『いずれ最強の錬金術師?』
勇者召喚される前に異世界転生して錬金術師として頑張るアニメ。
異世界系アニメではあるものの、勇者召喚した国がヤバいっぽく、
それに対抗する形で女神さまが異世界転生させるのが特徴なのですが…
ただ、肝心の勇者絡みの話が本格的に進行するのが11話以降で、
比較的まともだった女勇者が仲間になり、
これから面白くなりそうな所で終わってしまったのはマイナス要素。
1期目は主人公と仲間の絆について描いていると割り切れば評価できるので、
2期目の出来次第ではあるんですが…
ただ、そんな予算をかけてるわけでもなさそうなので、2期目があるのか…
思ってたよりも悪くなかったので、2期目を期待したいです。


▲『戦隊レッド 異世界で冒険者になる』
戦隊スーツを呼び出せるのは百歩譲って良いとしても、
戦隊ロボを呼び出して合体させるのはOKなのか?な、アニメ。
最終話でようやく戦隊ロボが勝手に出撃してることが分かりますが、
それなら普通に隊員が乗ってれば異世界に行けるのでは…
ついでに勝手に戻っているなら、いつでも帰れるのでは…
異世界転生って何だ? 面白ければ設定とかどうでもいいのか?
2期をやるなら、そこら辺の設定もしっかりと練りこんで欲しいです。
ほんと戦隊ロボに乗って帰れよ、マジで(苦笑)


▼『チ。 ー地球の運動についてー』
個人的にはかなり評価が分かれる作品だと思います。
自分としては低評価の側です。
面白くなかったわけではないものの、
一言で言えば、「伏線回収に失敗した火の鳥」、つまり駄作です、これ。

(以下、ネタバレあり)
一応、23話でそれまでの作品の不満点が解消されたわけですが…
例えば、3話の出来事はノヴァクに何の影響も与えなかったのか?
例えば、20話の出来事を気づかないままで良かったのか?
この作品における視聴者の不満は、
主にノヴァクの凡庸さに集約されていたということに気づかされます。
もう23話のアレは完全に個人的な事情によるものに過ぎず、
擁護の仕様がなく、なんとなく良い人風に締めてはいるものの、
まるで説得力がなく、この作品の独りよがりさを象徴しているかのようでした…

加えて言えば、24・25話でどうしてルーデウスに瓜二つの男を出したのか?
23話で地動説弾圧が幻想化され、作品の信憑性自体が揺らいでる時に、
24・25話のようなことをすると、夢オチさえ疑われてしまいます。
そして締めのナレ・コペルニクス…視聴者はそこへの流れを期待してたのでは…

風呂敷を広げたはいいものの、自ら畳み切れずに幻想化してしまい、
挙句の果てにスキップモードでストーリーをなかったことにした、
もはや単なる暇つぶしでしかなく、
それにしては途中の拷問シーンとか気分悪くなることのオンパレードで、
その割に見続けても何も良い所がなく、
もはや虚無という感じで作品性が何もなかった失敗作にしか思えませんでした。
あらゆる意味で酷すぎる…


▼『SAKAMOTO DAYS』
いつもの量産型ジャンプアニメと言うしか…
なぜか敵がやってきて、それをぶちのめし、
いい奴だったら仲間になり、それ以外の奴らは二度と登場しないアレ。
そもそも「殺し屋」が一般的すぎる世界観がまるで理解できないし、
就職したらブラック企業ではなく、殺し屋でした、ぐらいのライトさ。
それを説明なしでいきなりやるから、冒頭から何も理解できない。
そこにいつものジャンプ展開が来るので、「はいはい、いつものね」で終わっちゃう。
これでは視聴者に見飽きられてしまいます。

致命的なのが感情移入できない所でしょうね。
主人公の坂本は超人的すぎる上に無口なため、何も視聴者は見い出せず、
シンやルーに思いを寄せるのが正解なんでしょうが、
それも数話程度ではなかなかその段階に至れない…
そういう意味では世界観もキャラ描写も不足気味で、
流し見るのがやっとというアニメ…完全に期待外れに終わっちゃいましたね。


▼『天久鷹央の推理カルテ』
多少の医療知識を使っただけの普通の推理サスペンス。
医療知識・推理の程度も連続ドラマ以下で特に面白味も何にもない…
普通に地上波の連続ドラマにしとけば良かったのに
(なんか4月末から実際にドラマ化するみたいですけど…)。
中国王朝を舞台とした『薬屋のひとりごと』や異空間の『誰ソ彼ホテル』はまだしも、
現代日本を舞台にしたSF要素皆無な推理モノをアニメにする意味とは…
ドラマ化前の観測気球程度にしか思えませんでした。

内容の方も問題大アリです。
そもそも、主人公の天久鷹央の推理理由が…
単に知識をひけらかしたいだけの個人的な理由にしか見えません。
そこに医師の使命とか、社会的倫理は皆無、
別に推理の結果、誰かが死のうが関係なし、
翌週には責任も感じずに普通に推理するぜ!
その割に子どもの生死に関しては敏感という… ブレブレな存在。
ごく普通の人間が天才的知識を持って医師に転生した異世界モノ見てるみたい。
人間味があるのかないのか…少なくとも共感できるタイプではありませんでした。

だからシンプルに面白くない…
推理も驚くほどキレがあるわけでもない、
大まかには素人でも推測可能だから、推理をスゴイとも感じませんし…
良い所を探すのが難しかったです。
推理当たると嬉しいタイプは楽しめるかも…そんだけ。


▼『甘神さんちの縁結び』
最終回の並行世界論が全てを台無しにした萌えアニメ。
2期目、特に朝姫のストーリー以降は並行世界に行くことが増えたんですが、
はっきり言ってこれが蛇足でしかなかった。
普通に神社での恋愛劇をしてれば、それで十分だったのに、
どうしてこんな意味のないことをしたのか理解できません。
普通の恋愛アニメだとありきたりすぎたから?
奇をてらって失敗したら意味ないですよ…

(以下、ネタバレあり)
最終話の宵深子さんと暗神様の説明が正しいとすると、
並行世界で選ばれなかった朝姫と夕奈は現時点でもうアウト、
夜重の場合は子どもの頃に戻り、現実では何も選択されてないので、
ある意味では改変された可能性もあるので、選ばれたと解釈できなくもない。
よって、現時点で結ばれる可能性があるのは夜重のみになってます。
え? それでいいの? この作品、もう終わってるよ?
結局、狐面とお母さんが似ている理由、
みんな血縁関係がない理由は明かされず、
母親自体が本当に人間なのかも疑わしい、よく分からん話になってます。
本当にもっと普通で良かったと思うんですよ…
三姉妹の可愛さだけで十分成り立ったと思うんですよ…色々と台無しだよ!


▼『君のことが大大大大大好きな100人の彼女 第2期』
ラブコメがスタッフの暴走でパロディアニメと化したギャグアニメ。
1期はまだギリギリ「ラブコメ」の範囲に収まっていたけど、
2期はメタ発言やアニメパロディばかりで「ギャグ」アニメに…
それも話の脈絡なく唐突にアニメパロディネタとかぶち込んでくるから、
面白い以前に「???」にしかなりません。
元ネタを知らない人からすれば、もっと「???」でしょうに…
どうしよもなく滑っちゃってるのが痛すぎます。
加えて、1・2期で24話やっておきながら、彼女は11人止まり。
いや、シスタープリンセスの12人より少ないじゃん。
2期やっておいてそれだけしか回収できてないのはどうなのか…
いかに無駄な回が多すぎたのか。それだけで分かります。

(以下、ネタバレを含む)
あまりに酷すぎると思ったのが、18話の野球回と24話のツンデレ因子ですよね…
もう見れたものではない。見直す気力もないから、酷すぎる印象しかない…
直近で覚えているツンデレ因子に関して言えば、
いや、「ツンデレ因子」ってなんだよ。
ゲッター線みたいな不可解なエネルギー作るんじゃねぇよ。
普通に素直になれない女の子が可愛いという概念が、
どうして地球を滅ぼしかねないエネルギーになっているのか…
スタッフの頭はおかしいと言わざるを得ない。
しかも唐音というツッコミ役が不在なせいで、視聴者のモヤモヤは一切解消されない…
ツッコミ役って本当に大切ですね。
ツッコミの大切さを知ったのがこのアニメを見た最大の収穫です。他はゴミ。


▼『黒岩メダカに私の可愛いが通じない』
美少女が凡人を好きになる理由ってよく分からんよね、なアニメ。
モナが主人公を好きになる過程は分からんでもないけれど、
やっぱり理解不能と言わざるを得ないし、
それ以上にライバルヒロインの旭が
主人公に一目ぼれする理由もよく分からない。
…なんでコイツがこんなにモテるのか、マジで分からん…
それ以上にお寺出身だから女の子と付き合うわけにいかない、
というのも理解できない。
え? お寺さんは結婚しちゃいけないのか?
全てが理解不能な出来の悪い恋愛アニメっぽい何か。
ちなみに一番好きだったのは旭の友達の美波ちゃんです。


▼『クラスの大嫌いな女子と結婚することになった。』
アニメ史上最悪の性格最悪女子と結婚することになった絶望的な恋愛アニメ。
とにかくメインヒロインがダメダメすぎる…
男から見るとヒステリー起こして常に怒っているツンツンキャラで、
女から見ると主人公に恋してる親友に終盤まで結婚・片思いを黙り続けるような、
人間的に全く信用できないメインヒロインをどう可愛がれと?
結婚するなら妹分の糸青の方が断然いいし、
恋人にするならヒロイン親友枠の陽鞠の方が断然いい。
それこそ約束を守るなら、ヒロイン妹の真帆でいいだろ。
なんでこいつがメインヒロインやってるのか理解できません。
加えて言えば、勉強してるのは3話ぐらいで、他はほぼ家事やってるだけ…
こいつ本当に医学部に進む気あんのか?
妹のことも絶対どうでもいいとかなってるよな?
結局、メインヒロインが流されるままに怒り続ける糞アニメでした。
もうずっと陽鞠とデートだけしてれば良かったのに…


▼『この会社に好きな人がいます』
だから何?、というシンプルに存在理由が分からないアニメ。
別れて気まずくなって仕事に影響でなければ社内恋愛でも構わんのよ
(まぁ、別れるから問題になるんだけど…)。
それ以上に問題なのが、1~3話で一般アニメのフリをしておきながら、
突然に4話でベッドシーン(最初の声のみだが、尺あり)を挟み、
その後もちょくちょく事後シーンを入れるのは、
家庭内が気まずくなるから止めて欲しいと思った。
それなら最初から僧侶系アニメとして作れよ…意味分からん。


▼『没落予定の貴族だけど、暇だったから魔法を極めてみた』
いやいや、暇すぎんだろ(苦笑)
タイトル通り完全な「魔法バカ」で、
転生者であっても知識を使う程度で、意識は完全に少年のまま、
だから恋もせずに魔法ばかりやっているわけで…
結構可愛いヒロインがたくさん出てくるのに、
全く色恋沙汰に発展せず、ハーレムらしさが皆無なのはいかがなものか。
そんなストイックな魔法バカを視聴者は見たがってるのか?
ちょっと何がしたかったのか良く分からん作品でした。


▼『不遇職【鑑定士】が実は最強だった 』
ヒロイン・仲間キャラがどんなに可愛くても、
普通に恋愛対象として接していたとしても、
羨ましくなるような超能力で無双できたとしても、
あまりに物理法則に反していたり、合理性に反するような展開は、
ツッコミにしか頭が回らなくなり、物語を楽しめないお手本のようなアニメ。
それともう二度と見ないから、どうでもいいんですが、
エンディングアニメのテレビが壊れたかのようなモザイクちらつきは酷すぎる。
過去の映像と分かるような演出なんでしょうが…モニターの故障を疑うわ。

(以下、ネタバレあり)
まず最初にタイトルですが…
別に「鑑定士」が最強というわけではなく、「精霊の加護」が最強なだけです。
使い方を変えれば強いというわけではありません。
別に鑑定の能力を使わなくても強いし…
苦労したとはいえ、どうなってんだよ、身体能力。急にドラゴンボールみたいになるし…
次に旅の目的は助けてくれた精霊のユーリの姉妹を探すことで、
精霊と守り手の2人ずつ仲間になるはずなんですけど…
なぜか戦うのは毎回主人公だけ。
モンスターが1000匹以上襲ってきたとしても、
ボス戦時に村人がモンスターに襲われそうになっていたとしても、
自分一人で戦う漢気(理由は危ないから)を見せます。
…意味わかんねぇよ… みんなで戦えばいいじゃん、マジでorz

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