ステイホームなGW突入
…と言いつつも、人出が思うように減らないことがニュースではされてるようで…
都内で若者にアンケートを取って今後の参考にするそうですが、
それはまだ、むしろ、マシな方なんですよねぇ…
本当に厄介なのは東京都を出て買い物・旅行をしている人の方。東京にいない人の方です。
今回の緊急事態宣言は「ちぐはぐ」なんですよ… 特に東京の場合。
隣県の神奈川・埼玉・千葉県には出ていませんから、
都内のデパートを閉めたとしても、簡単に電車で県外のデパートに行けてしまう。
休業要請にしても、緊急事態宣言が出ている地域の雇用調整助成金は継続となっていますが、
それ以外は休業にしたとしても従業員の賃金は補助されないため、
東京都以外の首都圏に事業所を置いている会社は、
東京在住の従業員やお客さんを相手しにくくなってしまい、デメリットになってしまいます。
つまり、生活圏が同じにも関わらず、不公平な取り扱いになっちゃっているんですよ…
そういう所からも政府の本気度が感じられないんです。
そこを国民に見透かされちゃっているんですよ。
オリンピックを開催するためのアリバイ作りでしかないことが。
変異株の脅威に対する危機感が国民に十分に伝わってないんですよ。
そりゃステイホームも失敗するというものです。
国民としては政府が無能なだけに、引き続き自衛に努めるしかないでしょう…
●【速報】豪華客船「飛鳥2」に感染者 横浜港に緊急寄港へ
まぁ、正直に言えば、あれだけの感染爆発事件があってよくやってるよなぁ…と。
ポイントはPCR検査を行ったとしても、すり抜けが発生してしまうということです。
ワクチン証明書を出すような報道もありますが、
ワクチンの効果が証明されているのは変異前のコロナウイルスであって、
今流行しているイギリス型変異株、さらにインド型二重変異株と、
次々に置き換わっていくことが予想されるだけに、
ワクチンの効果がどれだけ有効なのかは全く予想できません。
事実上、効果が証明できない証明書の何を信じればいいのか。
信じる方がリスクがあると言わざるを得ないわけです。当面は警戒が基本でしょうに…
●レイズ筒香「本当に良くない状態に」ワクチン接種で体調不良訴えてIL入り
話によると、2回目の接種後の副反応はかなり大きいようで、
2~3日倦怠感が消えないという話も聞きます。
なんとか無事に回復することを祈りたいです。
これに関連して言えば、オリンピックを開催した際に、ワクチンの接種はどうするのか?
IOCは全く明らかにしていませんが、副反応によるアスリートへの影響は本当にないのか?
あるのであれば、いつまでに接種を行うべきなのか。
ワクチンが開催の切り札であると言うならば、
当然、アスリートの不安を消す努力をすべきでしょうが、そういう所が全く見えてきません。
IOCとJOCと日本政府、いずれも責任をたらい回しにするだけで、
誰も責任をもってコロナ禍のオリンピックを進めているようには見えず、
とても開催に同意できるようには見えません。
神頼みの精神論で現実味が皆無なんですよ…
◆エンタメネタ ウマ娘・Twitter炎上騒動について
●馬主さんが炎上被害にあった「ウマ娘・Twitter炎上の真相」について(YouTube動画チャンネル)
ネットゲームが主流になる前はエロゲの『恋姫無双』シリーズとか、
ネットゲームでは『艦隊これくしょん』や『Fateグランドオーダー』とか、
モノの擬人化や偉人の美少女化が頻繁に行われている昨今ですが、
どうも感覚が麻痺しているのでは、と感じてしまう事件が起こってしまったようで…
…まぁ、煽ったヲタクは死んでいい。
問題なのは元となったゲーム『ウマ娘』そのものがグレーゾーンだということです。
今回の一連のやり取りによって、
ゲームを出しているサイゲームズは馬主にきちんと許可を取っていると推測できますが、
結構擬人化は微妙な所があって、自分はやってませんが、
確かDMMに日本の城を擬人化したゲームありましたよね? あれ誰に許可取るの?
そう考えていくと、かなりのグレーゾーン、むしろ黒寄りとさえ言えます。
最悪な話、今回の一件のように権利者である馬主の気分を損なってしまえば、
『ウマ娘』のゲームそのものへの出演が難しくなりかねない話です。
エログロを煽ったファンはそもそもファンではないし、
同人誌やエロゲも作るつもりもないただの煽りだったと思われますが、
それじゃ実際に『ウマ娘』をやって、エロ絵を描こうと思うことが是か非か?
まだサイゲームズ自体は二次創作の禁止を打ち出していませんが、
これだけ作品がヒットしてくるとそういう動きも出てくるでしょうね。
実際、Fate関係のエロ同人誌なんかはよくありますし、
その偉人の子孫がこういう名前の使われ方は不快と訴えたらどうするんでしょうか?
少し感覚が麻痺し過ぎているように思えてなりません。
まぁ、自分もそういうゲームも嫌いじゃありませんけどね…
『ウマ娘』はやってませんが、DMMの『ガールズブックメイカー』辺りは…
変な言い方になりますが、二次創作の二次創作みたいなものは慎むべきでしょう。
このままだと二次創作自体が禁止されかねませんからね…
そういう昨今のゲーム業界の危うさを感じる事件でした。
◆エンタメネタ VTuber『アイドル部』が卒業。メンバー3人が卒業配信。「終えることの大切さ」
4月19日に株式会社アップランドが運営する『どっとらいぶ』所属のVtuberグループ、
『アイドル部』の八重沢なとり・北上双葉・金剛いろはが卒業配信を行って活動を終了、
同じアイドル部のもこ田めめめ・花京院ちえり・神楽すず・カルロ=ピノ・ヤマトイオリも卒業となるものの、
引き続き『どっとらいぶ』所属として活動することになりました。
事実上の引退組と活動継続組とに分かれる形にはなりましたが、
いずれにせよ、『アイドル部』としての活動は終わることになりました。
自分が知ったのは2019年の秋頃、TVの『ガリベンガーV』という番組でVtuberを知り、
小峠教官のツッコミではありませんが、『もこ田めめめ』の名前で「何だよ、めめめって」と妙に気になって、
それから『アイドル部』の配信をよく見るようになりました。
当時はよく分からなかったんですが、ちょうどその頃は『アイドル部』のどん底期だったようで、
12月に2人の契約解除が発表されるなど、わりと荒れていた時期でした。
全く荒れた理由も知らなかったわけでもなく、中傷されていた内容も知らんわけでもありませんでしたが、
配信見てみると、そんな中傷なんて全く当たっていないことが分かりましたし、
「自分が好きならそれでいいや」ということで、気にせずにその後も見続けて今に至っています。
まぁ、1年ほど経って結果的に中傷は完全な的外れだったことが明らかになり、
犯人の動機も3年契約を反故にするための自爆テロであることが卒業を機に発覚したので、
見続けた判断は間違ってなかったなと感じてはいます。
話を戻しまして、今回の『アイドル部の卒業』は決定事項だったと考えられています。
先の自爆テロの内容に「3年契約」があったことが今回の卒業を機に明るみになり、
「3年間見捨てることもなければ、3年間活動してもらう」のが当初からの契約内容だったと推測できます。
アイドル部が活動開始したのが2018年の5月ですから、ちょうど3年間を終えたことになり、
2021年4月卒業というのは、予定されたスケジュールだったと考えられます。
実際にアイドル部の終了がメンバーに告知されたのは昨年12月頭前後と予想され、
そこから残留組の「Tr!c trac」の活動発表、1月には金剛いろはのライブ、3月には北上双葉のライブと、
立て続けにイベントスケジュールが組まれていったので、
メンバーもわりと早くから「終わり」を意識していたと思われます。
3人の卒業配信を見終えて感じたのは、「終えることの大切さ」です。
Vtuberの活動終了というと、ネガティブなイメージで語られがちで、
実際に寂しさも感じずにはいられませんが、それでも「終える」というのは大切なことだと思いました。
卒業配信で印象的だったのは、3人のうち最後の配信となった金剛いろはのこの言葉。
●金剛いろはの卒業配信 55分50秒付近の抜粋
>>いろはがいろはを好きでいるために『金剛いろは』があったんですよ。
>>自分を肯定するための存在として『金剛いろは』があったんですよ。
>>だからこそ、これからも『金剛いろは』という存在を好きでいるために、『卒業』という形を取らせていただきました。
これは物語のラストに似ているなと思いました。
本でもアニメでもRPGゲームでも、最後まで見てしまえば大好きな物語が終わってしまう寂しさがあって、
同時に、進めなければ物語の結末は見えず、作品として評価することもできない…
寂しさと感慨深さを同時に感じるような、あの感覚に似ていると思いました。
RPGゲームでも勇者が世界を救って『ハッピーエンド』を迎えたとしても、
勇者は勇者でなくなったとしても生き続けなければなりません。
勇者として活躍する『物語』と、勇者を辞めて生きる『物語』は全く別物です。
物語として描くとしても両方ではなく、必ずどちらか一方でしょう。それは別の『物語』だからです。
だからこそ、勇者が勇者としてだけ『物語』を終えるのか、
それとも勇者が勇者でなくなっても『物語』を続けるのかは、非常に難しい問題です。
続編を描いた第二部がヒットするのと同じ数だけ、むしろ、それ以上に駄作に終わる作品も多いです。
『物語』を『物語』として終える勇気、それはある意味で続ける以上に勇気のいることかもしれません。
『物語』を敢えて終える勇気、それもVtuberにとっては非常に大切なことだと知りました。
活動終了した3人にとっては、ここがアイドル部としての『ハッピーエンド』であり、
ここで『物語』を終えることが最良であると判断したのでしょう。
その判断は間違っていないと思います。
『アイドル部』という『物語』を読み終えての感想は、ただただ最高だったという言葉しかありません。
良い作品に巡り合えた喜びと感謝を、そして感動をありがとうと言いたいです。
『アイドル部』は最高のストーリーでした!
それとアイドル部の卒業配信とは直接関係なかったものの、ガリベンガーVの昼の部も最高でした。
●ガリベンガーV 大感謝祭昼の部(5月17日まで有料アーカイブ閲覧可能)
1時間30分頃の祝辞の中で、卒業決定後の北上双葉と金剛いろはの2人がコメントを送っており、
ラストの歌コーナーで電脳少女シロの『また明日』をもこ田めめめ・花京院ちえりの3人で歌い、
卒業ソングのようなセンチメンタルな気持ちにしてくれます…
自分も当初は有料コンテンツだったこともあって、見るのを迷っていましたが、
昼の部の副題である『センチメンタル編』の意味を理解し、速攻で支払いを済ませて閲覧しました。
運営でもないのに事実上の卒業式をやってくれたガリベンガーVのスタッフに感謝です。
最後になりましたが、アイドル部卒業後も活動を続ける「Tr!c trac」のメンバー、
もこ田めめめ・花京院ちえり・神楽すず・カルロ=ピノ・ヤマトイオリの5人には、
敢えて『アイドル部』の『物語』の延長戦をするのではなく、
『Tr!c trac』として新しい『物語』を作っていってもらいたいと思います。
自分はファンとしての立場ではありますが、その活動を見守っていきたいと思っています。
まぁ、何と言いますか… 『アイドル部≠シロちゃんの後輩』というイメージが、
常に後輩感を引き立てていたという面は否めず、
他のVtuberとコラボしても、業界では活動3年でわりと先輩の位置にいるのに、
どうしても後輩感が出てしまうといった弊害もあったように思えます。
さすがに大先輩のシロちゃんと並び立つというのは難しいにしても、
シロちゃんに引っ張られてアイドル部として活動した最初の1年半があり、
苦労を乗り越えてアイドル部として自ら歩き出した後半の1年半があったわけですから、
今度はシロちゃんと一緒にVtuber業界を引っ張っていける存在になって欲しいです。
少し厳しい言い方になるかもしれませんが、
『アイドル部』からの『卒業』というのは、そういう意味であり、
逆に言えば、それだけの存在になれると評価されたからこその活動継続でしょう。
元『アイドル部』と言われるのではなく、『Tr!c trac』の誰々と言われるように、
本物のアイドルとなっていって欲しいと思います。
アイドルに憧れた『アイドル部』から、アイドルになる『Tr!c trac』へ、
新しい『物語』を期待しています!