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自民党総裁選は菅氏が予定調和の勝利

恐ロシア。自民党は本当にそれで良いのかな?
安倍政権の現状維持派がこぞって擁立・支持を打ち出しましたが、
恩人だろうが何だろうが、反対派と見れば容赦なく噛み付く凶犬ですよ?
軽いと思っていた担いだ神輿が意外と重過ぎて、
最後には圧し潰されてしまう覚悟はできましたか?
国民はまだ野党に逃げられますからマシですが、自民党員は心中ですぞ…

●総裁選菅氏圧勝で岸田・石破両氏は冷や飯?厚遇?ノーサイドでも「次」を見据えた人事の思惑
思ったより票があったことで舞い上がったのか、
岸田氏は早速「次」の総裁選へ言及してしまったのは軽率かと…
これで岸田氏は役職を固辞せざるを得ませんし、
仮に岸田派が用いられたとしても、分断工作に利用される可能性が…
もう少し派閥の処遇とか様子を見てからでも良かったのでは?
大体、いつ解散総選挙をやるのかもわからないのに、次に言及するのはねぇ…
例えとして静岡5区で言えば、岸田派の吉川議員ではなく、
希望の党ドロップ組の二階派特別会員の細野議員を公認してもおかしくないのよ?
そういうことがいくらでも起こり得ることは理解してんのかね?
だから「空気が読めない」って、言われちゃうのよ…
政策的にも菅氏らとは相反することがハッキリしちゃいましたし、
後継候補にもなれず、今の石破氏と同じ立場になっちゃうんだろうねぇ…

総裁選を通じて「安倍政権の継承」を訴えるだけで、
菅氏本人の政策はよく分かりませんでしたが、象徴する言葉をピックアップ。
●菅氏、内閣人事局は変えず 「政策反対なら異動」
岸田さん\(^o^)/オワタ
官僚じゃないですけどね。
むしろ政治家には当たり前ですが、国民の僕である官僚に強権を行使するのが異常。
菅氏の問題は何をもって「反対」となるのか。これがかなり狭いと言わざるを得ない。

●菅官房長官に意見して“左遷”された元総務官僚が実名告発
「役人を押さえつけることがリーダーシップと思っている」、まさにそんな感じ。
菅氏は確かに実行力があります。政策のメリットしか考えていないから。
政策のデメリットを指摘すると、それを修正するのではなく、反対派として処すタイプ。
居ますよね? 反対意見を述べるだけで親の仇のように恨んでくる奴(苦笑)
案の欠点を指摘しただけで、何で怒るの?って思うんですけど…
おそらく、自分が改革派で正しいことをしていると思っているのでしょう。
改革にはメリット・デメリットが当然あるはずで、
できるだけ多くの人にメリットになるように工夫することが政治なのに、
この人にはそれがないから結果がおかしくなるんですよ…

つまり、改革派を標榜する菅氏のやっていることは、
一部の人の要望だけを取り上げ、その人に都合の良い改革をするだけ。
守旧派は勿論のこと、乗り遅れるそれ以外の人達もメリットを受けられない改革、
既得権益をぶっ潰して、そこに新しい既得権益をスライドするだけ、
だから結果として旨い汁にありつけられる数は同じ、むしろ少数化するんです。

ふるさと納税やカジノ、GoToキャンペーン、携帯電話料金の値下げも同じ。
携帯電話料金の値下げが実現するかどうかは分かりませんが、
仮に実現すれば、大手3社から回線を借りてる格安携帯会社をダイレクトに直撃、
新規参入の楽天も地方はKDDIから借りてますから、
料金競争となれば、回線をレンタルする料金が高くなるでしょう。
結果的に格安携帯の多くが潰れ、大手3社+αの寡占状態が強まるだけ。

●菅義偉の「虚ろ」な国家観…口癖は「人事は政権のメッセージ」
もう一つ気になるのが『自助・公助・共助』というスローガン。
上のリンクにある通り、元々は災害用語。
これを政治用語に持ってくると、どうなるのか?
『自助』は個人の経済的自立で良いでしょう。
『公序』は国家や地方公共団体の自立支援でしょう。

では『共助』とは何か?
辞書で引くと「互いに助け合うこと」となるので、
労働組合や経済同友会、町内会などの互助組織のことなのでしょうか。
これらは組合員、会員のための組織であり、それ以上のものではありません。
労働問題で困っている組合員以外の労働者を助けることはありません。
お金を取っていれば、それはもう完全な利益組織であり、
儲けを出さなければNPO、儲けを出せば会社ということでしょうに。

つまり、何が言いたいかと言えば、
安倍政権のお友達優遇と変わらないという話です。
自分と同じ目的を持つお友達との共助組織に過ぎないということ。
ここから零れ落ちる大多数の一般国民は助けないってことです。
自助できないから「政治」があるのに、
自助できないと個人に責任を押し付け「公助」を行わず、
「共助」に値しないお友達以外は知りませんよ、って話。
分かりやすく言えば、そういうことですね。
ここにはないのよ。「一個人」という考え方が。
組織に所属している人間しか見えてないんです。
存在しない人を助けてくれるわけがありません。
菅氏にとって大多数の国民は存在してないんですから…そりゃ政策を見誤る。


もし、菅氏が良い総理大臣になろうと思うのならば、自分では何もしないことです。
自分は何もせずに大臣らに政策を任せ、自身は多くの人の意見を聞くことです。
一部の人の声ではなく、一般国民やアベノミクスから取り残されている人々、
仕事に終われている若手官僚など、普段聞こえてこない人の声を聞くことです。
そうすれば、政策に必要な全体像を見ることができ、方向性を誤らないでしょう。

ただ、官房長官時代のように、自分の思い込みだけで政策を実行していけば、
日本は破滅の道を歩むことになります。
まぁ、今までを成功体験と思っている限り、修正しないでしょうけどね…
特攻精神でどうにかなる時代じゃねーんだよ… 分かれよ、それぐらい…
サヨナラ、自民党。日本は死にました。


●自民県連予備選で「菅直人」などの無効票
菅直人は草。
歴代最低とも言われる元総理に入れるブラックジョークはスゲェ。
それを超える気満々ということですね。マジで超えそうで怖い。

●金星の大気に生命の可能性? 特徴的な成分検出
その前の総理は確か金星人でしたよね(笑)

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