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ウイルス情報の方が間違っている可能性

これまでは、新型コロナウイルスの情報が正しいことを前提として、
それに対する政府の政策目標が合致しているのか否かを論じてきました。
感染当初の1月・2月中旬までは水際対策としての手ぬるさを批判し、
2月下旬・3月は影響が大きすぎるイベント自粛・休校措置を批判してきました。

しかし、これらは、最初に書いたように、
新型コロナウイルスの情報が正しいことを前提としています。
裏を返せば、政府の対策から逆算していった場合に、
新型コロナウイルスの情報が正しくない可能性も考えられます。

あくまでそういう思考実験として以下の文章は捉えてください。
仮に、政府の政策目標が適切であるとするならば、
イベント自粛や外出禁止措置は接触感染対策よりも一段階上の対策であり、
空気感染する感染症に対する対策方法なので、
実際に証明されたかどうかは兎も角として、
日本や欧米諸国は空気感染の可能性を疑い始めた節が考えられます。
しかし、空気感染だと発表してしまえば、
事実上、対策はなくなってしまい、人々を混乱に陥れるだけなので、
敢えて秘密にしている可能性が考えられます。

仮に仮を重ねて、空気感染する可能性があるとするならば、
一番影響を受けるのが医療従事者に他なりません。
宇宙服のような完全防護服で診察するわけにもいかないでしょうし、
数にも限度があると思われますので、
接触感染には対策できても、空気感染への対策は難しいと予想されます。
そうなると、新型コロナウイルスの前線で頑張ってくれている医師や看護師が、
最大の脅威に晒されている可能性があります。
実際に、中国やイタリアでは医療従事者への感染が相次いでおり、
日本も発表はしていないだけで、医療従事者への感染が広がっている可能性があります。
逆説的に言えば、接触感染対策をしている医療従事者に感染が広がったからこそ、
各国政府が空気感染を疑っている可能性が高いとも言えます。

仮に仮を重ねた結果、空気感染する可能性があるとするならば、
今の日本の対応は甘すぎると言わざるを得ません。
フランスを始めとするヨーロッパ諸国のように、仕事の禁止・外出禁止を強制しなければなりません。
今までの原則と例外が完全に逆転し、全員が既に感染していることを前提として、
症状が回復した人から社会へ復帰を果たしていく、という形にならざるを得ません。
今度は全員検査が原則となり、全員隔離が原則になってしまいます。
今の日本政府はそうならないように、歪に社会を動かし続けているように見えてきてしまいます…


改めて言っておきますが、新型コロナウイルスが空気感染するという発表は、
現在の所、出てきておりません。
心配のし過ぎかもしれませんが、日本を含む各国政府の対応を見ていますと、
只の接触感染とは言えない「何か」があることは間違いないようにも思います。

各国政府が空気感染の疑いを持っている以上、
私達の自己防衛方法も一段階上に持っていく必要があるでしょう。
空気感染する身近な病気と言えば、『はしか』ですが…
1回かかれば大丈夫みたいに、新型コロナもそういう形になればマシなんですけど…
もう本当に外出しないしか対策ないんですよね…
経済は完全に止まっちゃうし、ウイルス対策が長期戦になるばかりか、
経済の低迷も長期戦になる可能性が強まってきたように思えます。

いや、冗談ではなく、本当に世界恐慌クラス、
第二次大戦級の出来事が起こってもおかしくない、
恐ろしいまでの重要局面に来ちゃいましたね…

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