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2020年01月28日

水際対策の失敗…日本\(^o^)/オワタ

出る時の杜撰をゴーン氏の逃亡で証明してしまい、
今度は入る時の杜撰さを新型肺炎で証明してしまう結果に…ユルユルですね…

◆1月28日 奈良県在住の中国の渡航歴のないバス運転手が感染
バスの運転手と中国人観光客が接触感染した可能性は低いでしょうし、
可能性があるとすれば飛沫感染、特に接触した可能性がなければ、最悪の空気感染の疑い…
これはもう中国政府は感染者の数を偽っているとしか思えません。
おそらく既に数を把握できていないのでしょう。日本のような細かい戸籍制度はないわけですし…
ウイルスはとっくに変異しており、人から人への感染も最終段階に入ってる可能性があります。

最悪の空気感染だとすれば、もう日本中はウイルスに汚染済みで、
ただ発症していないだけの可能性が高くなります。
これからはいかに感染しないかではなく、いかに発症しないかに気を配らねばなりません。
中国人観光客も、武漢から帰国予定の日本人にしても、
「感染の可能性のある人物」として接するのではなく、
逆に「感染しなかった人物」として接する必要があります。
発症させないための対策、重病化させない対策をする必要があります。

私達の意識も代える必要があり、体調不良を押して出社させる会社は過労死による殺人罪、
体調不良を押して出社して咳をばらまく病人は暴行罪であると認識すべきです。
一にも二にも体の抵抗力を落とさないことが必要で、
睡眠時間の確保は体調維持の最低条件です。
それに反する行動を促す会社や個人は処罰するぐらいの覚悟を見せるべきでしょう。

私達、日本人は既に保菌者であると考えを改め、
発症してないだけラッキーだと考えるようにし、各自で感染拡大を防ぎながら、
最善の行動をとっていかなければ、中国の二の舞になることを覚悟すべきです。


◆ニュースネタ ゴーン氏の会見を受けての海外の反応
そういえば、今はいかがお過ごしなのでしょうか…
最悪、政情不安で政権転覆なんてことになれば、命さえ危ういわけですけど…
まぁ、ゴーン氏によればレバノンの司法は素晴らしいので、
きっと平和裏に解決するのでしょう、うん。

少なくとも言えることは、欧米と日本にとってゴーン氏は過去の人であるということです。
だからゴーン氏の言い分は通らないし、手ごたえも感じられなかったということ。
日本の司法制度の云々を説いても、もう意味がない段階にまで来てるのだと思います。
結局、みんなの興味は世紀の脱出劇にあっただけで、
経済記事じゃない三問記事のネタに過ぎなかったということです。

あと残るのは日本政府のメンツの問題ですけど…どうするんですかねぇ…


◆ニュースネタ 不倫に対する東出バッシング
まぁ、仕方ないことだと思いますが。
自分のパブリシティ権を自分の不祥事で棄損したのだから、
CM切られるのは当たり前のことです。
自分が不倫OKな芸能人として売っていたのなら話は別ですけど、
実際は真逆ですから、自業自得としか言いようがありません。

また、世間の反発が行き過ぎな面もあることは確かですが、
社会学的に見ても、「時間差重婚」の弊害が叫ばれている昨今、
不倫は生産性のない恋愛であることは確かです。
少子化どころか、それ以前に結婚・恋愛ができない時代に、
不倫のような生産性のない恋愛が社会的に肯定できるわけもありません。
それだけ少子化が深刻になっているということです。
無論、「時間差重婚」的な不倫に対する世間の嫉妬や反発もあるでしょうが、
反発を受けて当然のご時世になっていることを認識すべきでしょう。

これを機にもう不倫のドラマも止めた方がいいと思いますよ。流行りませんから。
恋愛至上主義の時代じゃねーんだもん。


◆ニュースネタ 東京MXの賞品未授与問題 担当者が自殺
いやいや、東京MXは被害者面してる場合じゃないでしょう?
これはつまり、賞品である高級車を手配する当てがなかったのにも関わらず、
出演者にお金を出させて番組を作ったというわけですから、詐欺罪の恐れがあります。
番組が適切・不適切である以前に、犯罪やぞ、これ。
そういう当事者意識を持って、早めに弁済しておいた方がいいです。
あとは内部求償をどするかの問題であって、
外部には早めに弁済しなければ刑事事件に発展しかねません。


◆ニュースネタ 香川県議会でゲーム1時間条例案を検討
まぁ、率直に時代遅れだよなぁ、と。
将棋を1日1時間、野球の練習を1日1時間に制限するのと同じことな気がするが…
奇しくも野球では球数制限が叫ばれているので、同じようなことをするかもしれませんけど…
でもプロ野球で100球150球と投げたり、プロの将棋で8時間も打ってたりしたら、
そんな規制は全く意味ないと思いませんかね?

もうゲームは単なる娯楽という段階を通り越していて、
世界ではプロゲーマーという職業が成立している以上、
ゲームも野球や将棋と同列に考えるべきだと思いますが。
3Dゲームとか一時間連続で遊べるとか一つの才能だよ。
俺はできないもん、3D酔いするもん。3D酔いしない人に敵うわけないじゃん。

ゲームが1つの才能として考えられている以上、
その才能を制限する法律ってのはいかがなものかと思います。

とはいえ、ゲーム依存症に問題がないとは言えません。
もっとも問題は逆なんですよね。
ゲームに依存することが悪いと考えている社会が悪いわけ。
ゲーム好きが大手を奮ってゲームをやれる社会が実現すれば、
そんなの依存なんて言われないでしょ。
野球に依存してる、将棋に依存しているとプロ選手を批判する人はいるでしょうか?
社会の許容性の問題。ゲームが娯楽に過ぎないと排除してるから依存という問題が生じる。
ゲームが1つの職業として成立すると社会が受け入れれば、依存症なんて言われないんですよ。

まぁ、それとは別にガチャ規制の問題はやって欲しいですけど。
あれはあまりにも確率が低すぎるし、ゲームそのものに影響を与えてしまう。
ゲームの本質にかかわる部分(キャラの入手)とかでやるべきものではなく、
あると助かる部分(アイテム等)でやるべきこと。
射幸性が高く、価格が不相当なガチャは規制して欲しいです。

2020年01月05日

明けましておめでとうございます

本年もよろしくお願いいたします。
今年は週一の更新…は無理でも、2週間に1回ぐらいは更新したい所です(苦笑)

年末年始のビッグニュースと言えば、
日産の会長であったカルロス・ゴーン氏の逃亡劇でしょう。
年末にゴーン氏はどうしてるんだろうと考えてたら、実は海外逃亡していたとは…
映画みたいな展開に心を躍らせつつも、
逃亡を許した日本の司法制度を情けなくも思ったものの、
冷静に考えてみると、日本にメリットが無いわけでもなく、微妙な所だなぁと…


まず、一番得をしたのは検察でしょうね。
仮にゴーン氏が日本に残り続け、裁判に突入していたら、
無罪放免になっていた可能性が高いからです。
給料を沢山くれと言う社長と、給料を沢山出しちゃう会社、
どっちが悪いかと言えば、出す方ですよねぇ…
結局、日産が認めてしまっている以上、明確に有罪とするのは難しいでしょう。
そう考えていくと、逃亡の危険性を理由に保釈に反対していた検察にとっては、
「それ見たことか」という事態なわけで、
無罪判決で検察バッシングを受けるよりは、断然得をしたと言えます。

当初の目的は、ゴーン氏を逮捕・有罪にすることではなく、
ルノーに日産を吸収合併されないよう会社から追い出すことが主目的ですから、
その目的が達成されている以上、
検察としては(政府からの?)任務完了済という感覚なのでしょう。


次に、どっちに転ぶのか分からないのが日本政府です。
レバノン政府に圧力をかけずにこのまま泣き寝入りしたり、
逆に国交断絶も覚悟して強硬的にゴーン氏を取り返そうとするのは愚策。
ゴーン氏の身柄を求めずに、レバノン政府に貸しを作れるかどうかがポイント。
ゴーン氏の口が真実性を持たないような世論形成ができれば最高です。
政府としても日産の売却防衛という主目的は達しているので、
無理はしないと思いますが、安倍政権は感情的な面が強いので、
「恥をかかされた」と躍起にならないことを祈りたい所ですが…


逃亡したゴーン氏も微妙な立ち位置です。
これが不当な裁判で有罪にされた後ならば、
または、単なる経済犯ではなく刑法犯で命に関わるような話であるならば、
「巌窟王」的な英雄視されてもおかしくない話ですが、
仮に有罪となったとしても、実刑ではなく、罰金刑・執行猶予程度でしょうから、
悪いい方をすれば、勝負をする前に逃げたとも言えなくもありません。
贅沢ができないから逃げたと批判されても言い訳できないでしょう…
そういう人物が日本の人質司法を批判しても説得力を持ちません。
弁護士を中心に、日本の検察の人質司法に対する批判は大きいですが、
今回のゴーン氏の逃亡劇に関して言えば、同情することは難しいように思えます…
つまり、日本に残って裁判で戦っていれば、内部からの批判で済んだのに、
レバノンに逃亡して司法批判をしても、外部からの批判にしかならず、
頑なになるだけで効果は薄いということですね…
非常手段に出た以上、どうあっても感情的反発が先に来ちゃいます。


一方的に損をしたのは、レバノン政府と日本の弁護団です。
レバノン政府としては表向きに逃亡に関与したとは言えませんし、
逆にゴーン氏に同調して日本を批判するわけにもいかない難しい立場です。
レバノン政府にとって、日本の司法制度なんてどうでもいいことですからね。
意味のない外交問題を抱えることになったレバノン政府は対応が難しくなります。
また、ゴーン氏を見捨てれば彼を尊敬する富裕層にソッポを向かれ、
逆にゴーン氏を過剰に保護すれば、国内の庶民層に格差を理由に批判されるわけで、
こちらも対応が難しいところです。
レバノン政府としてはゴーン氏を厚遇もせず冷遇もせずという立場を取らざるを得ません。

また、ゴーン氏の逃亡を把握できなかった弁護団や、
検察の人質司法に反対していた弁護士グループ、
保釈を認めた裁判所にとっては大きな痛手です。
実際に逃亡されてしまった以上、「口だけ」と言われても反論できないからです。
こうなってしまうと、裁判所としても外国人の保釈に関して慎重にならざるを得ず、
逃亡の危険性が以前よりも高まってしまったことは、
日本に住む外国人全体にとってのデメリットになりかねません。

加えて、オリンピックイヤーということで、
テロ対策を重視している空港会社と入管にとってもイメージを下げる出来事となりました。
これではプライベートジェットの手荷物ならば、
武器でも弾薬でも持ち運び放題と思われかねません。
無事にオリンピックを開催するためにも、今回の一件を大きな教訓として欲しいです。


そう考えていくと、日本にとって最も大きな問題は、
ゴーン氏の逃亡をいつ知ったのか、ということでしょうね。
少なくとも、海外メディアに登場する前に事態を把握していたのかどうか。
把握していなかったら大問題ですし、把握して黙っていたならば、その理由が気になります。
おそらく桜を見る会やIR献金問題と共に、国会で質問されるでしょうし、
政府の対応がどうだったのか気になる所ではありますね…


◆スポーツネタ 箱根駅伝は青山学院大学が優勝
話題の中心はむしろ靴の方に…
まぁ、区間新記録が出まくった上に、各学校も好記録が並んだことから、
靴の影響が全くなかったと言えないわけでして… 話題になるのも当然ですかね。
10年前に水泳界を騒がせた『レーザー・レーサー』と同じ形になってしまうのか…
結局、『レーザー・レーサー』は大会での使用が禁止されるに至りましたが、
東京オリンピック以降に同じ対応が取られても不思議ではありません。

スポーツ道具の進化も重要な要素だとは思いますが、
ここまで劇的に影響を与えてしまうようだと悩ましい所ではありますね…
ただ、冬季五輪の方は道具の差さえもスポーツの要素に取り込んでいるだけに、
夏季五輪だけ殊更に話題するのも変だとも思いますが…
やっぱりスポーツと道具の関係は難しいですねぇ…