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日韓対立

激化する一方で、完全に落し所を見失った感がありますね…
日本では韓国を非難しますし、韓国では日本を非難するでしょうが、
公平な観点から見れば、どっちもどっちかなぁ、と。
まぁ、一番頭を悩ませているのが安全保障問題にまで発展しだした
アメリカであることは間違いないと思いますが…

日本政府は文政権をどう評価していたのか気になる所です。
ホワイト国除外のニュースの時から、
一貫して自分は韓国を追い詰めすぎるなという立場です
(そりゃ感情的には韓国に怒りと失望を禁じ得ませんが)。
それは今の文政権が、自分達の政権維持のためならば、
平気で国を捨ててしまうような輩だからです。
今までは韓国が資本主義サイド(アメリカ・日本)を離れるなんて思いもしませんでしたが、
文政権の場合は平気で社会主義サイド(北朝鮮・中国)に走りかねない。
韓国の国益よりも、自分達の政権維持の方に御執心だからです。
だから、今までのやり方が全く通用しない、
史上最悪のポピュリズム政権だと言っても過言ではないと思ってます。

さすがにアメリカに迷惑をかけるGSOMIAまでは脱退しまいと思ってましたが、
同時にそれぐらいの価値判断ができないぐらいに政権維持に躍起だと言えます。
今後、想定される韓国の動きとしては、北朝鮮と中国への接近でしょう。
北朝鮮への制裁緩和へ動き出す可能性は高いと思います。
なぜなら、それが文政権唯一の成果となっているからです。
現状でその選択はアメリカをさらに怒らせる可能性が高いのですが、
そこは同じポピュリストのトランプ大統領、
短距離弾道ミサイルを許可してしまう辺り、その判断基準はゆるゆる。
米朝交渉が思うような成果が上がらなかった場合、
南北融和を一つの成果と言い出す可能性はあります。
そうなると、結果的に北朝鮮への制裁緩和に転じ、
韓国と北朝鮮の接近を許す可能性はあります。

果たして日本はそこまで予想できていたのかどうか。
予想できていなかったなら、甘いとしか言いようがありません。
文政権もトランプ大統領も、人気取りのためなら予測不可能なのは共通してます。
そこを見誤って韓国を無視し続けるのは危険としか言いようがありません。


逆に、韓国が見誤っているのは北朝鮮です。
韓国の中では北朝鮮を下に見ていて、
経済連携なら北朝鮮を容易に取り込めると思っているでしょうが、
北朝鮮は政治的混乱が続く韓国を脆弱な国と思っている節があります。
統一朝鮮が成し遂げられた場合は当然、
金一族の独裁体制が続くものと思っていることでしょう
(民主化されたとしてもロシア・プーチン政権的な民主化止まり)。
北朝鮮からすれば、在韓米軍さえどうにかなれば、
韓国なんて容易に併合できると考えているでしょう。
特に文政権は腰抜けですからね…
日韓の混乱を大いに笑い、今がチャンスと見下していることでしょう。
私が北朝鮮の軍人なら、文政権の間に侵略することを進言します。
北朝鮮が韓国に接近してきたとしても、
そこには大きな罠が潜んでいると思った方がいいでしょう…


◆ニュースネタ 韓国政府がGSOMIAを破棄
両当事者である日本と韓国にとっては、協定締結前の2016年以前に戻るだけで、
アメリカを通じて情報を仕入れれば良いことになるので、
その意味では直接的な影響は少ないと思われますが…
一番困るのはアメリカでしょうねぇ…
韓国から得た軍事機密情報を日本に提供できないし、
日本から得た軍事機密情報を韓国に提供できない。
つまり、東アジア情勢の判断はアメリカ1国に委ねられることになるからです。

それより大きいのは、やはり象徴的な意味合いでしょう。
アメリカにとっては日米韓の連携こそが、極東防衛の要なわけで、
それが崩れかねない事態というのは極東防衛そのものを考え直す必要があるということです。
そうなれば、日本と韓国にも影響が大きくなりますし、
極東の安全保障環境が一変しかねない緊急事態だと言えます。

アメリカから極東防衛を見た時、韓国が前線基地で、日本が後方支援基地です。
朝鮮戦争のように、北朝鮮が韓国南端まで攻め込まれたとしても、
韓国政府が日本に亡命政府を作り、
日本からの補給によって朝鮮半島奪還作戦を行うことができます。
しかし、韓国が前線基地と機能しなければ、日本が後方支援を怠れば、
在韓米軍と在日米軍だけでは対処しきれなくなり、
米軍本隊の到着を待たずして両国が降伏する事態になりかねません。

今回の韓国の決定が何を意味するかと言えば、
現状では韓国政府が日本を頼りにすることはないということです。
つまり、北朝鮮が韓国に侵攻してきた場合、
徹底抗戦せずに、高確率で降伏する可能性が高い、ということです。
日本に撤退してまで戦うつもりはないので、
38度線の初戦が不利になった時点で文政権はあっさり白旗挙げるでしょう。
そうなれば、孤立するのが在韓米軍です。
今回の決定で韓国政府はアメリカには影響がないと思っているようですが、
いつ裏切るとも分からない相手を本気で防衛しようと思うでしょうか?
日米韓の連携が崩れるという意味はそういう意味です。

この事態を受けてアメリカはどう動くのか。
一番平和的な解決は、アメリカが日本と韓国との間を取り持つことでしょう。
経済対立はまだしも、安全保障の対立はアメリカにとってもマズい事態です。
しかし、韓国がアメリカの説得を受けて今回の決定を撤回すれば、
跳ね返ってくるのは文政権に対する批判です。
アメリカを怒らせたことが分かれば、文政権は退陣を余儀なくされるでしょう…

最悪の事態はアメリカが極東防衛を諦めることです。
極東防衛の中心はやはり朝鮮戦争のあった朝鮮半島です。
韓国を防衛する必要があるからこそ、極東防衛を重視しているわけです。
では、その必要性がなくなったら、
韓国が守るに値しない国になってしまったら、どうするのか。
中国やロシアという大国と対立してまで、極東防衛をする必要があるのか、
アメリカ本土防衛に影響はなく、せいぜいハワイかグアムに影響がある程度、
そこまでリスクを背負ってまでアメリカが戦わないといけないのか、
という議論は当然出てくるでしょう。
実際、防衛費関連でトランプ大統領は似たようなことは言ってるわけですし。
そうなれば、韓国の自主独立は絶望的になり、北朝鮮に併合されるか、
中国の保護下で統一朝鮮を作るかの二択になってしまいます。
また、日本の本土防衛にも大きな影響を与えることでしょう。

北朝鮮からすれば、こんな国益に反する判断をしてくれる文政権は美味しいですよ。
わざわざ日米韓の防衛網を潰してくれるわけですから。
文政権の間であれば、容易に韓国を侵略できると思っても無理はありません。
最大のチャンスとさえ思うでしょう。
もし、仮に、アメリカと韓国に不和が生じ、在韓米軍が動揺する事態となれば、
韓国軍を先導して在韓米軍でテロ攻撃を行い、
混乱に乗じて韓国を力ずくで支配しようとしても無理はありません。
実際上、アメリカと一戦を交えかねないリスクが高い選択肢と言えますが、
逆に言えばそういう軍事的選択肢が生まれた以上、
米朝交渉では強気な態度に出てくる可能性があります。

いずれにせよ、日米韓の連携の崩壊は、北朝鮮を利するだけで、
韓国は自らを危機に貶めていることは間違いありません。
逆に日本としては、韓国の愚かさを知っていながら、
協議を拒み、ここまで追い詰めてしまったことを反省しなければなりません。
…とはいえ、今更、何かできるわけでもないんですけどね…
アメリカの仲介を期待して、協議に応じる姿勢は見せるべきかもしれません。
両国のプライド合戦の結果、国益がどんどん損なわれることになってますから…


◆ニュースネタ よく分からない竹島(独島)問題
1952年に李承晩ラインを勝手に引き、1953年に実力行使で実効支配、
その後は韓国の不法占拠状態が続いているわけですが…
どちらが先に領有権を主張したのかは双方の言い分があるとして、
問題は日本が竹島問題に対して、実際にどれだけ異議を述べていたかです。

領有権を主張するには、「国家権能の平穏かつ継続した表示」が必要になります。
現在の国際法が国際慣習法によって成立していることから、
特に争いがなく、平和な状態が継続しているならば、それを認めてしまえということです。
つまり、日本が竹島の領有権に異議を述べなければ、
慣習的に実効支配している韓国に有利に働くということになります。
そういう意味では、東京五輪関係の地図で韓国が竹島に文句を付けたことは、
領有権を主張する韓国側の対応としては正しいわけです。

だから、分からないのはその点の日本の対応なんですよね…
その後、1965年に日韓基本条約が結ばれたわけですが、
竹島問題に関しては完全に棚上げされてしまいました。
完全に平行線だったのか、領土問題の認識はあったのか、
実際上に取引があったのかどうか、交渉過程が不明なのでサッパリ分かりません。
さすがに自分もその頃は生まれていないので、当時の竹島問題の関心度は分かりませんし、
その後も熱心に韓国にコンタクトを取っていたのかどうかもよく分かりません。
しかし、北方領土問題に比べれば、
竹島問題が問題となってるケースは平成に至るまでは少なく、
何か裏取引でもあったのではないか、と個人的には疑っているぐらいです。

ただ、裏取引があったのならば、韓国はそれを証拠として示すでしょうし、
そこまで明確なものはなかったとは思いますが、
本気で領有権を主張するならば、棚上げなどせずに、
領土問題の存在ぐらいは確認しておかねばならず、
今も昔も領有権に対する日本側の認識が甘かったと言わざるを得ません。

本来なら、ロシアとの平和条約交渉の前に北方領土問題が来ているように、
韓国との交渉の前には竹島問題の是正を請求すべきなのに、
それをしていない以上、日本が竹島の領有権を主張できるかどうかは半々って所です。
とはいえ、国際的な認識としては韓国の主張が通ってるとは言えないだけに、
日本は毅然とした態度で異議を述べ続けることが重要だと考えます。


しかし、ここでは良い例として挙げた北方領土問題もね…
長年、領土問題として交渉してきた積み重ねをゼロに戻してしまい、
終いにはロシア側に北方領土問題はないとまで言われる日本政府は、
何も変わっていないというか、愚かしいなぁと思わざるを得ません…


◆高校野球ネタ 決勝を戦った履正社と星稜のちょっと良い話
履正社・西川選手 中高一貫教育の進学校から履正社へ

星稜 目標だけでなく目的の設定が星稜を変えた

↑ちょっといい話。
しかし、高校代表の試合が行われるのは韓国…
あそこの国は政治がスポーツに影響するので心配。
何事もなければいいのですが…

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