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2019年04月29日

問題が放置されたまま平成が終わる

秋篠宮様の「即位拒否発言」はそのことを如実に表しました。
こちら
秋篠宮様はわりと際どい発言(政治色を帯びかねない意味)を多くされています。
天皇陛下や皇太子様が軽々しく発言をするわけにもいかず、
そういう意味では、『天皇家の広報官』的な役回りになることの多いわけですが…
ある意味、継承順位の本筋から外れていたからこそ、
多少政治的な発言でも容認されてきましたが、今回はその中でもかなり際どい発言ですね…

今の天皇家にとって最大の気がかりは、皇位継承でしょう。
皇太子様のご息女・愛子内親王を想定して、
一時は女性天皇を含めた活発な議論が行われてきましたが、
秋篠宮様にご長男・悠仁親王が誕生したことで、議論は完全封印。
皇太子様が即位されれば、皇位継承順は1位・秋篠宮様、
2位が悠仁親王となりますが、それに対して国民の総意はあるのか否か?

皇室の安定継承のため、女性宮家の創設が議論になりましたが、
結局、問題定義されたのみで、中身は論じられず終い。
最大の問題は、現在17歳の愛子内親王がご結婚なされた場合です。
今まで通り、皇族を去るで良いのか、それとも女性宮家を創設するのか否か。
さらに言えば、愛子内親王がご出産して、長男が誕生したら、どうなるのか?
継承順位は1位・子、2位・孫となるので、
現時点で愛子内親王の即位というのは非現実的な話ではありますが、
愛子内親王の長男が即位するケースはありえない話ではありません。

早ければ、向こう10年で訪れてもおかしくないケースです。
その時に23歳となった悠仁親王との皇位継承順位をどう決着付けるのか。
皇位継承順位がはっきりしていれば、イザコザは生まる余地がありません。
しかし、傍から見てはっきりしない状態では、お世話をする側の意識も変わってきます。
天皇家の方々が皇位継承順を気にしなかったとしても、周りはそうはいきません。
加えて、政治的発言が事実上不可能と化している天皇家では、
本人達以外の意向で継承順が決まってしまう可能性が多分にあり、
本人達の望まぬ皇位継承対立が引き起こされてしまう可能性が高いと言えます。

結局、皇室の課題は何も解消されぬまま、退位を迎えることになったわけです。
秋篠宮様の『即位拒否発言』は国民的議論が深まらない苛立ちにも取れます。
天皇陛下の退位からの一連の流れは、国民的議論を期待してのものだったと思いますが、
残念ながら国民がその期待に応えられたとは、とても言えないでしょう。
私達は「皇位継承順」という時限爆弾を抱えたまま、次の時代に突入することになったわけです。
新しい時代の到来をただただ喜んでいる人は、
天皇家になすりつけた「皇位継承」という重しの罪深さを認識し、
時限爆弾がもたらす国民分断の予兆を再認識するべきでしょう。


◆政治ネタ 桜田五輪担当大臣がついに辞任(事実上の更迭)
問題となった挨拶の要旨。
「乾杯、いよいよできるかなと思ったときにまた一人(あいさつの)追加で、
 がっかりしているんじゃないか。私も「がっかり」という言葉が禁句なんですよ。
 いろいろ言われちゃってね。もう、こりごりしているんですけどね。
 (中略)
 東京オリンピックは来年で、世界中の人が日本に、岩手県にも行くと思います。
 東日本大震災ということで、岩手も入っている。
 おもてなしの心を持って復興に協力していただければありがたいと思います。
 そして、復興以上に大事なのは、高橋さんなので、よろしくどうぞお願いします」

……
………がっかりですよ(苦笑)

さすがに意図的に言ったものだと思いたくはないです。
「復興のためには、高橋さん以上に大事な人材は居りませんので、
 よろしくどうぞお願いします」
みたいなことを言おうとしたけれども、
頭と口が一致せずに、短縮&混同して言い間違えたと思いたいのですが…
まぁ、それでも口を商売道具にしている政治家としては致命的で、
大臣はおろか、議員辞職して貰わないと困るレベルには違いありませんけどね…

どこぞの副総理のような悪意は感じられませんが、
それでも『安易に言ってはならない言葉』があるわけで、
東日本大震災を記憶している同じ日本人の発言とは思えません。
明石市長の「火付けてこい」発言を含め、
人の生死や犯罪に関わる言葉を政治家は軽々しく言うべきではありません。

まぁ、しかし、迅速な事実上の更迭となった背景に、
その場に出席していた自民党議員のチクリという名の報告があったらしく、
それならその場で発言謝罪のチャンスを与えてあげればいいのに、とも…
その場で諫められず、陰でチクられて更迭されちゃう辺りは、
自民党内でも既に見放されていた存在だったということでしょうねぇ…

そんな見放されていた存在を五輪担当&サイバーセキュリティ担当に起用し続けたのは、
間違いなく安倍総理の責任問題になるわけで、
更迭・交代するチャンスも何度となくあったはずです。
昨年の臨時国会における五輪費用の答弁やUSBが何かも知らない知識の無さ、
今年に入ってからも池江選手絡みの「がっかり&下火」発言で炎上済みで、
誰の目から見ても、大臣に相応しくなかったのにも関わらず、
今日まで放置してきた安倍総理大臣の任命責任は非常に重いと言わざるを得ません。
新橋の駅前にいる政治談議好きなオヤジを連れてきて大臣に据えたら、
そりゃ大臣に据える方がおかしいと思うでしょうに。
そして桜田氏はそんな新橋のオヤジよりも知識量が少なく、口下手なわけで…
自民党にはこんな人材しか居ないのかと呆れてしまいます。
相応しくない大臣を起用し続けた安倍総理の責任は重いです。

結局、桜田氏が被災地に陳謝する機会もなくなりましたし、
塚田前国交副大臣の忖度発言の何を撤回しているのかもよく分かりません。
辞めればいいというものではなく、しっかりとした謝罪の上で辞任すべきでしょうに。
首を挿げ替えた所で、問題の本質が明らかにされなければ、
また同じ過ちを犯すだけでしょうに…
次は片山総務大臣の番ですかねぇ…


◆政治ネタ 立憲・菅直人氏が国民民主党に解党要求?
そりゃ民主党をダメにした元総理に言われたら、反発もしますよねぇ…
…とはいえ、それが現実、
国民から見れば、国民民主党が解党した方がスッキリします。

国民民主党の支持率が伸びない理由は、結党の経緯でしょう。
小池都知事を旗頭に民進党を解党してまで合流を図り、
いわゆる『踏み絵』と呼ばれる政策協定書にサインして魂を売り渡したものの、
小池旋風は逆風となって選挙で大敗するや否や、
その責任を小池都知事に転嫁した挙句、『踏み絵』を反故にして、
最後は小池都知事を追い出す形で国民民主党に事実上の分党ですから…
そりゃ信用されませんよ、リアルに記憶されてる分だけより一層…

一連の流れの中で『裏切り者』となった細野豪志氏が自民党会派入りした際に、
変に批判をせずにやり過ごしたことが、より一層不信感を招いています。
「本当は羨ましいんじゃないの?」、野党でも与党でもない微妙な立場が、
議員個人だけでなく、政党としても信用できない雰囲気を醸し出しています。
選挙で大敗して小規模になったら、自民党入りや連立協議をするのではないか、
そう思われないためにも、細野氏を批判して退路を断つべきでしたが…
しかし、統一地方選挙の総括はしなくていいんですかね。
余裕でトップの首が飛ぶ惨敗模様な感じだと思いますけど…


一方の、立憲民主党も、結党の経緯が支持率に大きく影響しています。
小池新党に『排除』された議員が集まってできた立憲民主党は、
理不尽なリアルに弾かれた人々と通じる部分が多くあり、
「まっとうな政治を取り戻す」というフレーズは、
忖度まみれのお友達優遇の安倍政権とは対極にある政治姿勢となりました。
つまり、結党の経緯からすれば、立憲民主党と安倍政権は水と油、
政権に批判的であればあるほど、相対的に立憲民主党の支持率が伸び、
逆に政権に特に落ち度がない平穏時は、相対的に支持率が下がります。
結党の経緯からして、戦うべき定めから逃れられない政党と言えましょう。

一部識者から『55年体制時の社会党を目指している』という声も聴こえますが、
結党の経緯からすれば、それは不可能と言わざるを得ないでしょう。
そもそも、当時と政治情勢が大きく異なります。
与野党対立の構図の強い小選挙区制で、与党が野党と共存を謀る理由がありません。
昔の自民党のように、野党をリスペクトする必要性はないわけで、
旧・社会党のような共存関係が成立するとは思えません。
枝野氏らが実際にどう考えているかは分かりませんが、
立憲民主党は戦う定めから逃れられないように思えます。

批判ばかりしていると、共産党と同視されて、
政権担当能力を持っていると見做されなくなる恐れがあることも理解できます。
そこら辺が国民民主党を含めて『ブレ』ている最大の理由でしょう。
ただ、現実的に今の野党勢力が結集した所で、政権交代は無理でしょうし、
自民党内の力学関係を変えて、安倍政権を終わらせるのが関の山でしょう。
最終的には自民党が割れてくれないことには、
政権交代の機運は上がらないように思えます。
そう考えれば、今は変に政治的安定を狙うよりは批判に集中し、
政権担当能力を示すよりも政権批判票の取り込みを図るべきだと考えます。


◆政治ネタ 民主党政権の評価
こちら『民主党政権は悪夢だったのか』
安倍総理の『悪夢』発言以降、
民主党政権の評価を自分でも考えたり、記事を探したりしていましたが、
上の記事の評価が一番客観的で適切ですかね。

『森友学園問題』で一番驚いたのは、
佐川氏の後任となった太田理財局長と旧民主党政権の議員に面識があったことです。
アメリカでは共和党・民主党と政権交代すると、官僚も総入替えになったりしますが、
日本の場合は自民党政権だろうが、民主党政権だろうが変わらなかったということです。
そして、安倍総理大臣が『悪夢のような民主党政権』と評価した中枢を支えていた
『悪夢のような官僚』をそのまま使い続けるということに驚愕します。

つまりは、そういうことで、事業仕分けを議員が張り切ってやったとしても、
自民党政権から変わらぬ官僚達が中身を骨抜きにして、
結局はやってることはあまり変わらないものとなってしまった、ということでしょう。
そして、安倍政権に変わっても、官僚は変わらないわけですから、
子ども手当を引き継いだような幼児教育無償化が行われるのも、
消費税増税が多少の延期はあったにしても行われるのは、
企画・運営する官僚がそのままだからに他なりません。

結局、民主党政権はその経験値の低さから、
官僚機構をコントロールしきれず、看板倒れになったのが実情でしょう。
安倍政権は逆に民主党政権時代の政治主導を悪用し、
官僚をコントロールすることに成功したことが長期政権となっている理由でしょう。
逆に支配下に置きすぎて、
常に上の顔色を窺い続ける忖度体制になってしまったことは残念でなりませんが…

そういう意味では、忖度体質の官僚を一掃する意味でも、
今こそ政権交代することに意味があるように思えます。
まぁ、野党側が官僚をコントロールするための準備がまだ整ってないのは確かですが、
せめて野党側に付いて官僚実務を行いたいと思うような骨のある官僚が出てくる程に、、
野党としての力を付けてもらいたいところです。

2019年04月07日

平成元年優勝の東邦が平成最後のセンバツ優勝

1回戦を見た限りでは、東邦高校が優勝するとは正直思いませんでしたが、
終わってみれば、東邦高校が優勝して当然という結果でしたね。

エースの石川投手は高校に入ってから投手を始めたということで、
投手経験の少なさが心配されましたが、
逆に投手らしくない性格が功を奏したようにも思えます。
あれだけ実力を持った投手だと、自分の力を見せつけようとして、
ついつい力みがちになってしまい、コントロールを乱しがちになるものですが、
石川投手にはそういった所が全く見られず、
コントロールよく打たせて捕るピッチングに徹し、安定感がありました。
打撃の方も強引さがなく、決勝戦の打球はいずれもセンターから右方向、
ピッチング同様に無理のない打撃が好結果に繋がっていたように思えます。

大会を通じて堅い守りで投手陣を盛り立て、
2回戦では7盗塁するなど、足を絡めた野球も展開し、
先行逃げ切りの王道野球で見事優勝を成し遂げました。
投打に安定した力を見せた東邦が優勝したのは当然の結果だったと言えます。


準優勝の習志野高校は2回戦で星稜を破って勢いに乗りましたが、
それは同時にサイン盗み疑惑との戦いという別の側面もありました。
実際に習志野がサイン盗みを行っていたかどうかは分かりませんが
(状況的には多分やっていた可能性が大)、
サイン盗みを行っていたから勝てたわけではないということを、
決勝進出という結果で示してくれたように思います。
言われて悔しかったのは選手だったことは間違いありません。
実力で準優勝という結果を勝ち取ったことは評価して良いと思います。

作戦面では機動力を駆使し、準決勝の明豊戦ではダブルスチールを決めるなど、
相手の隙を付く大胆な走塁で相手をかき回すなど、
何をやってくるか分からない多彩な攻めが効果的だったと思います。


大会全体としてみると、今年は投高打低、貧打戦が多かったように思えます。
投手の出来が抜群に良かったわけではなく、
1回戦好投しても2回戦はいまひとつだったりして、
結果的に打撃戦になることも多く、必ずしも投手が良い大会でもありませんでした。
どちらかといえば、気候の影響が大きかったのではないかと。
センバツ開幕前は温暖な気候で桜も開花するという状況でしたが、
開幕直後から寒気が入り込み、大会が終わるまで終始肌寒い気候でした。
それが選手の体の動きを悪くし、打者が十分力を発揮できなかったように思えます。
選手にとっては厳しい気候だったと思いますが、
それでも全力で戦ったことは評価したいと思います。


◆プロ野球ネタ 日ハムの『オープナー』は失敗なのか?
外形だけを取り入れたために、中身が伴わなかった典型的な失敗例↑

メジャーの『オープナー』の意義は、以下の通り。
①統計的に初回の失点が多い=日本も共通
②2番・3番に良い打者を並べる傾向≠4番以降に長距離打者を置く傾向
③クローザーもしくはセットアッパーで失点を防ぐ≠第一先発程度の認識

つまり、これを日本版に応用するためには、
②7・8・9番の下位打線で投手交代すべき。投手の打席なら最高。
③2イニング限定の先発で失点を防ぐ形にする。

にも関わらず、2日の楽天戦では先発の加藤投手を3イニング引っ張り、
上位打線に戻った所で投手交代して失点。
6日の西武戦では8番打者での投手交代だったものの、
西武は8番おかわり君という打線なので、投手の立ち上がり軽減に全くならず。
どちらも投手交代のタイミングを間違えてるとしか思えません。

それに加えて2日の場合はデータのない新外国人投手だから通用しましたが、
6日の場合はベテランの金子投手では奇襲にも何にもなりません。
実際に辻監督は代えてくれて助かったという認識だったようですし、
2番手に対戦経験の少ない投手を持って来なければ、
『オープナー』は十分に機能しないと言えるかと思います。

現状で一番使えると思われるのは、交流戦でしょうね。
別リーグとの対戦なので、投手のデータが少なく、
交代のタイミングも投手に打席が回るイニングの頭から代えれば良いことになり、
実効性のあるものとなる可能性があります。
ただ、今回のようにDHのあるパリーグ同士でやるのは…難しいのではと。
打線の波が激しいチームなら分かるのですが、
今のパリーグはそんな波のある打線のチームはないですしねぇ…


◆ライオンズネタ 開幕から3連敗→3連勝→2勝1敗
開幕3連敗した時はどうなることかと思いましたが…
そこから打線の力で3連勝。
日ハム戦も多和田投手は負けてしまったものの、
今井投手と高橋光成投手に勝ち星が付く良いスタートとなりました。
あとはエースの多和田投手に価値が付けば大丈夫そうですね。

抑えの方も増田投手が定着しそうな雰囲気。
ヒース投手とマーティン投手がイマイチだったことは、
OP戦の段階で分かっていたので驚きはありません。
早い段階で増田投手に代えたことを評価したいです。
左右のセットアッパー平井投手と野田投手も良いスタートを切りましたし、
あとは早い段階でヒース投手かマーティン投手が立ち直り、
8回のセットアッパーに定着してくれれば、一つの形になると思われます。

打線の方は5番森友哉選手が好調なのが安心材料。
開幕3連戦は金子侑司・木村選手が結果を残せませんでしたが、
そこから盛り返してきて比較的好調に。
出遅れていた秋山選手と外崎選手の調子も少しずつ上ってきたこともあり、
打線は順調に来ている感じですね。

問題は森友哉選手の調子が落ちて来た時。
昨年までのライオンズ打線の推進役は、
浅村選手と森友哉選手の2人体制だったこともあり、
どちらかが打てば打線が繋がることになるので、安定した得点力がありましたが、
今年は浅村選手が抜けたことで、森友哉選手の一輪になったことで、どうなるか。
現状で打線のもう一輪になれそうな雰囲気を持っているのが源田選手ですね。
3年目を迎えた今季、キャプテンの浅村選手が抜けたこともあり、
内野のリーダーとしての自覚が生まれ、主力選手の風格が出てきました。
打撃の方もOP戦・開幕以降も安定した打撃を見せており、
今年は3割を超える打率を残す可能性が高いと思われます。
勝負強く何でもできる打者ですから、
主力の秋山選手と山川選手以上に打線を繋ぐ存在になる可能性は高いです。
今年は打線の推進役として、森友哉選手だけでなく、
源田選手の打撃にも注目したいです。


◆ニュースネタ 統一地方選挙前半戦 「最低賃金上昇」の公約は夢物語なのか?
全国的な見所は大阪府知事選でしたが、結局は維新の会の圧勝に終わり、
中央では衰えが指摘される維新の会も、
大阪では力を持っていることを改めて示す形となりました。
しかし、都構想はまだ引っ張るんですかね…もはや唯一の存在意義と化してる。
与野党対決では北海道知事選がありましたが、与党候補が勝利。
参議院選挙に向けて野党共闘が上手くいくかどうか、怪しい雰囲気…

こちらの地方では県会議員選挙のみが行われました。
県会議員レベルになると、個人よりも政党重視になってしまうため…
個人的に気に入ってる候補でも、自民党公認となると二の足踏むわけでして…
個人的にもう自民党アレルギーになるくらいに悪化してる…
どんな混沌(カオス)になろうとも、現状よりマシというぐらいのアレルギー。
当初は安倍政権が倒れて、自民党内の政権交代がベターと思ってましたが、
安倍総理3選から怪しげな雰囲気になり、今や4選まで持ち出してくると、
総理本人の意向というよりも、失脚を恐れる周囲の権力者のワガママじゃねぇの?と。
虎の威を借る狐、ジャイアンの陰で悪さするスネヲじゃないですが、
安倍一強と言われる中で、中央も地方も徹底的に腐ってるように見えちゃいます。
もう生理的に無理なレベル。
まぁ、安倍晋三という一人の人間としては好きなんですけどね。
政治家としてみると中身スッカスカで、
周囲の心を知らないお坊ちゃんだなぁとしか思えないわけでして…

そんな中で、政党の推薦等を受けない泡沫候補の一人が、
「最低賃金アップ」を公約にしていたのですが、
それが県会議員の仕事なのかどうかは別としても、政策としてはアリだなと思いました。
どうも日本の場合は『最低賃金』=賃金標準になっている節があります。
『最低賃金』はそれこそ何の仕事をしてなくても、1時間働けば得られる給料なわけで、
最低賃金未満で働かせる契約をしたとしても、自動的に最低賃金で計算される代物です。
最低も最低、それ以下はありえないという意味での『最低』。
給料の天引き自体が違法になりますが、天引きされても下回れないのが『最低賃金』。
つまり、最低賃金しか払えない職場は職場として最低です。
その最低な職場が役所の臨時職員だったりするから最低(苦笑)
最低賃金より10円増しにするか、100円増しにするかと考えるのではなく、
別途高めの『標準賃金』なるものを作成して、
賃金水準自体を高めに考えることが必要だと思います。

韓国では最低賃金を上げて失敗していますが、
韓国の場合は失業者数が多かったことで、却って人員削減が進んだことが原因です。
日本の場合は人手不足が叫ばれている程ですから、賃金体系を上げれば、
労働者の適切な移動が促進されますし、
地方レベルで言えば、人材の流入・経済の活性化が図れます。
もちろん、財源の問題もありますし、会社の負担の問題も出てきますが、
そこは一時的な減税政策を打ち出すなど、
労働市場の活性化による内なる経済の活性化を図ることも一つの政策だと思います。

問題は今の経営者の大半が不景気のコストカットで出世してきた人達だということ…
コストカット=人件費削減の考え方を改めないことにはねぇ…


◆政治ネタ 塚田国土交通副大臣が「忖度」発言で辞任
自民党が公明党に国土交通大臣の枠を明け渡しているのは、
利益誘導型の公共事業と批判されないためだったはずなんですがねぇ…
その努力をあっさり無に還してしまった「忖度」発言は問題外です。
応援演説に呼ばれて、自慢話をしたら見事にスベった感じですかね。
あまりの豪快なスベりっぷりに閉口するばかりです。

結局、今回の騒動で何が分かったかと言えば、
公明党の国土交通大臣は名ばかりという現実です。
実質は自民党の副大臣が取り仕切っていたという証拠ですよ。
つまり、自民党がかつての利益誘導型公共事業を疑われないためには、
副大臣の座も返上しなければならんということです。
そんな当たり前の指摘が紙面にほとんど見当たらない現実…なんなんだろうな…


◆ニュースネタ 新元号選定 候補に『万和(ばんな)』
候補に挙がった中では、『万和』が一番好きでしたね…
「万人の万人による万人のための平和が一万年続きますように」、
そんな感じのイメージで、非常に好ましい印象でした。
読み方が分かり難かったそうですが…
「わ」じゃなくて「な」と読ませることが雅じゃないかと思うんだけど…

新元号に決まった『令和』は未だにしっくりこないです。
なんか新元号を批判すると、空気が読めないだとか、
元号ヘイトとか揶揄されるようですが… それもどうなのよと思ったり。
お前らが何も考えてないだけじゃねぇの?
やっぱり「命令に従え」にしか読めない…

他の記事で『令』の英訳が「order」や「command」とされたことに対し、
「beautiful」にしてくれという要請があったとか、なかったとか…
「order」で合ってると思うんですけどね。
評価としても「法治国家の日本に相応しい」とされるなら適切じゃないの?
実際は法は法でも行政統治法になるので、かなり好意的な評価になると思いますが、
今や『法治国家』と言われることさえも気に入らないんですかね?
なにせ法治じゃなくて人治ですもんね。お友達優遇万歳(苦笑)

変なことを変と言えないままに受容してしまうから、根腐れしちゃうんですよ…


【以下、4月8日追記内容】
◆政治ネタ 命運尽きた野党のお荷物『国民民主党』
こちら 地方県議選で国民民主党が大敗北

希望の党騒動で分裂・敗北と弱体化した国民民主党でしたが、
地方では立憲民主党による引き抜きがあったとはいえ、
組織自体は旧民進党組織をほぼ無傷で存続できたはずが…
地方においても支持離れが加速している現実が明らかになりました。
そもそも新しく候補者が立てられないという現実…
今年の県会議員選挙では1人区において、
無投票で自民系県議が再選を果たすケースが多くありました。
知事選等でも与野党対決となったのは北海道のみ、
むしろ自民党内の分裂選挙の方が多かったという意味では、
もはや選挙を行う前の段階で勝負は付いていたとさえ言えます。

こちら 国民民主党を切り崩す『枝野ドクトリン』
こちら 合併協議が進まず自虐的な国民民主党
国民民主党から反発を受けている立憲民主党による『引き抜き』ですが、
当事者にとっては主導権争いの様相が強いので、抵抗感は分かりますが、
国民の立場から見ると『引き抜き』ではなく『拾ってもらっている』感じ。
かつての民進党は沈没しかかっている船でしたが、
今の国民民主党は氷山にぶつかったタイタニック号、
真っ二つに割れて沈没するのが確定している船です。
国民から見れば、立憲民主党という救命ボートに拾ってもらってる印象でしかない…
考えてみると、旧民進党も合併に合併を重ねてできた政党で、
それが結果的に党内のつまらない主導権争いに終始することになり、
「決まってもまとまらない民主党」に繋がったわけで、
枝野独裁で党内民主主義手続きの不備があるとはいえ、
新しい政党としてまとまっていくためには、『枝野ドクトリン』は理解できます。

自民党入りを模索しているかつての仲間・細野豪志氏をあまり批判しないと思ったら…
本音の部分では「羨ましい」と思ってる節がありそうな感じですねぇ(苦笑)
好意的に解釈しても、明日は我が身どうなるか分からないという認識でしょうか。
まぁ、今から関ケ原に勝利した徳川家康に味方しても、
外様扱いで、最後は難癖付けられて改易されて浪人になるのが関の山でしょうけど…

参議院選挙に向けて野党共闘が上手くいかず、立憲や共産党との協調路線が取れなければ、
こちらも比較的無傷だった参議院でも壊滅的崩壊が進み、
おそらく次回の衆議院選挙が終わる頃には、
合併協議中の自由党とそれほど変わらない規模に転落していると思われます。
野党第一党がはっきりしない今の現状は国民にとって宜しくなく、
立憲民主党としては自分達こそ国民の支持を受けているという自負があり、
国民民主党としては旧民進党の中核を担った『選ばれた』プライドがある。
…まぁ、どう贔屓目に見たとしても、国民民主党のプライドは誇りよりも埃ですが…
今回の敗北で沈没決定のタイタニック号と認識できるかどうか、
速やかなる避難に着手できるかどうか注目です。
まぁ、大半は溺れそうな雰囲気ですけどね… こちらは映画にもならねぇよ。


◆政治ネタ 野党共闘の敗因と参議院選挙に向けた課題
こちら 北海道で野党共闘敗北
そりゃ大将がいない戦で勝てるわきゃないでしょ。
『項羽と劉邦』で韓信が不在で、魏豹を大将として立てたようなもの。
そりゃ政党隠して戦うしかなくなりますよ。大将がいないんだから。
その主な原因はやっぱり立憲民主党と国民民主党の主導権争い。
今回の統一地方選で結果は出ましたから、国民民主党が恭順せざるを得ないでしょう。
それを国民民主党の埃まみれのプライドが許すかどうか、そこが一点。

盟主は立憲民主党で行くしかないと思いますが、問題は大将に誰を据えるか。
結局は辣腕で鳴らした小沢一郎氏の力を借りるしかなくなるでしょう。
別に大将でなくても構いませんが、小国韓出身の張良が軍師として活躍したように、
小沢一郎氏に選挙関連を取り仕切ってもらうしかないでしょう。
それに代わる人物が見当たらないわけですからねぇ…
立憲民主党が盟主に甘んじず、野党の力を結集できるかどうか、そこが一点。

あとは戦略が偏らないことが大事です。
旧民進党は最終的に連合という組織頼みとなったために、
無党派層の支持を維持できずに崩壊していきました。
その教訓から考えるに、選挙戦略が一方に偏らないことが大事です。
連合という組織を利用しつつ、共産党の草の根的な運動を下支えに、
無党派層に積極的にアピールしていく、そういう戦略が必要となります。

幸いにも参議院選挙は『政権選択選挙』ではありません。
かつては『衆参のねじれ』が槍玉に挙げられ、
それを利用して安倍政権は勝利を収めてきましたが、
その結果は『参議院の無意味化』に過ぎず、与野党の対話が失われ、
安倍政権の暴走が強まる結果だけでした。
今度はそれを逆手に取り、『衆参ねじれ』の意義を強調し、
『対話』による政治をアピールできるかどうか、
そこがポイントになってくると思われます。

そんな感じで、衆議院選挙に比べれば勝てない選挙ではありませんし、
まっとうな選挙対策をしてもらいたい所ですね。
野合じゃ勝てないというのが今回の教訓でしょう。

2019年04月01日

(政)令に和せよ(≒従え)

『和』はともかくとして、『令』の字にギョッとした人は多いのではないでしょうか…
サンズイが付けば『冷』となるように、冷たいイメージ。
もっとも使われる熟語は『命令』、やはり冷たいイメージ。
『命令に和せよ』=『命令に協力=従え』に聞こえてしまい、
反対意見を排除し、自分達の主張を押し付ける安倍政権らしいと言えばそれまでですが…
それを今後、何十年間も引きずっていけというのか、恐ろしや…

もう一点、『令』と言えば、日本史で思い浮かぶのが『律令』。
『律』は刑法、今も『法律』という言葉として残っています。
『令』は行政手続法、今も『政令』という言葉として残っています。
前者は誰でも分かるとして、後者は内閣が定める命令のことです。
一般的に法律は立法府=国会で作ることになりますが、
細かい諸条件等を色々変える度に法律を改正するのは手間なので、
具体的な法律の運用基準等は『政令』で定めることになっています。
『政令』はつまり、行政府=内閣が作るわけで、
立法府の仕事を実質的に行政府が代わりに行うことになります。

問題は、近年、いわゆる基本法的な大枠を法律として決めるだけで、
実際の中身の部分は政令に丸投げされているケースが多いということです。
つまり、遠目から見たなんとなくの外見だけを国会に通すだけで、
中身は後から政府が作り、その中身も自由に変えられてしまうということが起こっています。
これはもう完全な立法府の骨抜き、国会が意味をなさないということです。

安倍政権が『令』の字を使ったのは偶然なのか、意図的なのか分かりませんが、
法律よりも政令の重視の表れのように見えてしまい、
行政府が立法府を骨抜きにしている現状を宣言しているかのように思えてなりません。
立法府の存在意義が揺らいでいる中で、行政法を表す『令』の文字を使うとは…
驕りなのか、無神経なのか知りませんが、とんでもねぇなぁと思う次第です…

もう元号なんて使わない。西暦で良いや。
もしくは敢えて『礼和』と間違えてやるぜ(笑)


◆ニュースネタ 改元発表に見る皇室の政治利用
(日刊スポーツの政界地獄耳は1週間程で記事が消えて行くので、追記部分に後で転載しときます)
年初の日記でも触れたのですが、
一連の退位・即位の流れが政治イベント化してしまっていますよね…
昨日のニュースで、元号発表の手続きが発表された時は反吐が出ましたよ…
どう考えても既に決まっているのにも関わらず、
有識者や皇太子殿下、衆参議長やら閣僚やらに意見を聞いていくバカらしさ。
みんなで決めましたよ感をあまりにも出し過ぎていることが逆に不自然…
特に皇室は実質的に元号決定に口を挟めないのにも関わらず、
敢えて報告して承認を取り付ける辺りが非常に汚いやり方です。

自分から見ると、皇室を一番疎かにしているのは、間違いなく時の政府なのですが…
『美しい国』とか言って右翼的な皇室礼賛をするのかと思いきや、
その実は政治的な美味しいとこ取りで、皇室に対する敬意が微塵も感じられない。
今回の一連の改元は、天皇陛下が高齢故の退位だったはず。
それがいつの間にか、新天皇の即位という吉日に置き換えられているのは違和感しかありません。
陛下への感謝の気持ちをしめやかに行うならまだしも、
バカ騒ぎするのは何だか違うんじゃないかなぁ、と。
昭和から平成にかけての自粛モードも行き過ぎでしたが、
今の祝賀モードもなんだか馬鹿らしく見えてしまいます。

本来の目的が置き去りにされているのは消費税増税の議論もそうで、
社会保障費のための消費税増税だったものが、
今やキャッシュレス化のための消費税増税になってしまっています。
一旦見送りにされたもののダウンロード違法化の法案もそう、
思い返せば、特定秘密保護法や共謀罪法案もそうでした。
当初の目的から外れ、全く別の目的を持つ法律に変容させてしまっています。
建前をそのままにどんどんズレていく感が半端ないんですよねぇ…
なんかもう自民党全体が生理的に嫌になってきました。自民党自体がズレとる。


◆高校野球ネタ 習志野ー星稜戦でサイン盗み疑惑
「星稜さんもやっているでしょ」という発言が本当ならば、
習志野がサイン盗みをやっていたのは確実でしょうね…
それ明らかにやってる奴の発言じゃんよ…

試合後に直接抗議したことや、報道陣の前で怒りをぶちまけたのは、
対戦相手をリスペクトする高校野球に相応しくない対応ではありましたが、
サイン盗み疑惑を提示したことは、重要な意味があったと考えます。
これまでも花巻東を始め、サイン盗み疑惑が囁かれることはありましたが、
真剣に議論されてこなかった問題だけに、
疑惑がかかっている習志野を咎める必要はないと思いますが、
サイン盗みはあるという前提に立って、周知徹底を図ることが必要だと考えます。

そもそも、「サイン盗み=悪」という考え方が、
高校野球の指導者にどれだけ浸透しているのか疑わしい面があります。
かつては、2塁走者やコーチが相手のサインを盗み見たり、
打者に伝達することは行われていたことは事実です。
その後、プロ野球でダイエーのスパイ疑惑もあって、サイン盗みが表面化、
グラウンド外のスコアラーや機械を使ったサイン盗みが禁止され、
その流れを受けて高校野球でもサイン盗みが禁止されました。
そんな自分も監督やマネージャーが行うサイン盗みは論外だとは思いますが、
グラウンド内の走者やベースコーチが行う分には問題ないのではと思っていることもあり、
サイン盗みに対する認識はかなり差異があるように思えます。

まずは高野連がサイン盗みをどう考えるのか明らかにし、
その考え方を周知させることが必要不可欠です。
一律禁止にするなら断固とした態度を見せるべきです。
逆に緩和するなら、それもしっかりと説明すべき。
曖昧なままに、「やったもの勝ち」という今の状況が最悪なのは間違いなく、
サイン盗みは悪か否かをしっかりと表明すべきでしょう。
そうすれば、ファンや審判の厳しい目が向くだけに、
サイン盗みをやろうとしてもできなくなることは間違いありません。
曖昧なままにせず、断固とした対応を表明して欲しいですね。


◆プロ野球ネタ オープナーやブルペンデーは新しいのか?
昨年、メジャーで流行したせいなのか、オープナーを日本に勧める話がよく出てきますが…
オープナーは西武黄金時代に森監督が既にやってましたし、
ブルペンデーも予告先発回避という事故があったにせよ、楽天時代の野村監督がやってます。
新しい発想というわけではないと思うのですが…

西武黄金時代のオープナーは、先発の谷間時に若手や2軍の投手を上げてきて、
1イニング投げさせてダメならスパッと代えて、
鹿取や潮崎をロングリリーフさせるというパターンが何試合かあったはずです。
確か鹿取はそのまま完投勝利したんじゃなかったっけ?
予告先発がなかった時代だからできたこと。

楽天時代の野村監督のブルペンデーは、予告先発回避のアクシデントに対して、
先発向きの投手ではなく、リリーフ投手を繋いで1試合を終えたというパターン。
以降、予告先発回避の場合でも、リリーフ投手が出てくることがちらほらあったはず。
意図したものではない苦肉の策ではあるのですが、結構ハマった記憶があります。

とはいえ、いずれも予告先発という制度がある以上、ファンに対して失礼になりかねません。
オープナーやブルペンデーをやりたいのなら、予告先発制度をなくすべきでしょう。
それをしないのであれば、そんなもんできるわけがありません。
ただの騙し討ちになっちゃいます。


↓日刊スポーツ 政界地獄耳4月3日分の記事内容

★今日4月1日の昼前に新元号の発表がある。1979年(昭54)に制定された元号法では第1項で「元号は政令で定める」。第2項で「元号は皇位の継承があった場合に限り改める」とあるだけで元号とは何かという定義もない。法制後、当時の大平内閣は閣議で留意事項を決めた。(1)国民の理想としてふさわしいようなよい意味を持つものであること(2)漢字2字であること(3)書きやすいこと(4)読みやすいこと(5)これまでに元号又はおくり名として用いられたものでないこと(過去の元号の再使用は不可)(6)俗用されているものでないこと(人名・地名・商品名・企業名等は不可)。

★先の改元は昭和天皇の崩御と平成天皇の即位が立て続けで、自粛ムードも相まって政府は極めて粛々と改元の手続きを行ったといえる。今回は手続き上も新元号は最終的に閣議で決まり天皇陛下が政令に署名して発表になる。メディアも改元で浮かれすぎといえ、政府も外務省では新元号が発表された後、日本が承認する195カ国に対し、新しい元号を一斉に通知するなど祝賀ムードいっぱいだ。

★だが、法整備があいまいだからと首相・安倍晋三は皇太子さまに2月22日、3月29日と立て続けに面会するなど天皇の譲位と改元発表で極めて特異な動きを取り、官房長官の元号発表の直後には首相が談話を発表するとともに新元号に込めた意義を説明し、国民へのメッセージを告げるという。意見を言うなど関与できない皇太子さまと面会し、あたかも相談したかのような演出をするのは政権の皇室の政治利用の最たるものではないのか。ルールがないから時の政権独自の演出がまかり通るならば皇室という伝統は崩れ去る。浮かれるのも結構だが、政府は新元号を定着させ国民の生活になじませ安定させることが最大の仕事ではないか。(K)

https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201904010000078.html