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日本シリーズ開催中

…なんだけど、世間はゲンナリするニュースばかりで憂鬱過ぎる…
少しずつ寒くなってきましたし、秋を飛び越えて冬になるかと思うと憂鬱…orz

日本シリーズは3勝1敗1分でソフトバンクがリードしていますが、
内弁慶シリーズの今回がそのまま終わるとは思えず。
まだまだ広島の反撃もあることでしょう。
というか、本当に広島頑張れよ。V3しながらも日本一なしでは格好も付かず。
不振だった丸選手にも一発が出ましたし、上位打線が活性化すれば期待できるかと。
しかし、ソフトバンクの甲斐選手の肩は凄いなぁ…


◆ニュースネタ 渋谷の軽トラ横転事件
まぁ、そういうことなんでしょうが…
おそらく、実際に横転させた若者達は、
学校の窓ガラスを叩き割るような破壊衝動があったとかじゃないと思います。
どちらかと言えば、成人式のバカ騒ぎに近い感じですかね…
自分達の「祭」に水を差されたことに対する、軽いお仕置き程度のノリ、
まさに「ノリ」だけでやっちまった、という所でしょう。

それが群集心理の怖いところ。
学校でのクラス内の無視イジメやSNS上のからかいも同じ感覚でしょう。
それが時に重大な結果をもたらす、ということを若者は知るべきです。
集団で気分が高揚してはいけない。集団は恐れるべき。
集団を恐れぬ者に、集団に疑問を持たない者は、
集団に飲み込まれ、「ノリ」によって身を亡ぼします。

今回の事件は破壊衝動のある特異な若者の仕業ではなく、
深く考えずに「ノリ」だけで行動するどこにでも居る若者の所業です。
何も考えずにノリで行動してはいけない、ということでしょう。


◆政治ネタ 外国人労働者の受け入れ拡大の問題点
まず、根本的に、政治家や官僚、資本家は、
「労働者」=「ロボット」という認識を改めるべき。
ロボットよりも繊細な人間は、病気もすれば怪我もする、
精神的に浮き沈みが激しく、仕事の事で悩む…そんな「人間」なんですよ。
受け入れた外国人労働者が働けなくなった時のことを考えてるの?
強制送還するつもりですか? 人道的にそんなことできるの?

日本語能力が不十分な外国人労働者が、
危険物を取り扱う工場で仕事を従事していた所、
日本語が分からないために、ろくな説明も受けぬままに仕事をした結果、
爆発事故が発生し、一命は取り留めたものの、重大事故で半身不随、
そうなってしまった外国人労働者をどうするんですか?
当然、考えられるべき事態が考えられていない。
外国人労働者の社会保障の問題は必ず出てきます。

兎にも角にもあまりにも拙速すぎる。
一方で労働力が足りていない現状があったとしても、
どうしてそういう業界は同じ日本人に拒否られるのか。
低賃金なのに重労働、ノルマ果たせなければ自腹買取、
友人・親戚を巻き込んでの押し売り…あまりにブラックなことやってるから。
それが外国人なら耐えられると考えることが間違い。
日本人に忍耐がなくなったのではない、
耐えうるだけの「夢」がこの国から失われた、それだけのことです。

右翼からは大量の外国人の受け入れが治安を乱すと叩かれ、
リベラルからは受け入れた外国人の人権が問題になると叩かれ…
この法案がそれでも必要とされる理由がサッパリ分からない。
結局、人手という名の「奴隷」を欲してるだけなのか。
労働者という人間が欲しいのではない、黙って働く奴隷が欲しいのだ、
この国は捻じ曲がっています。

はっきり言って過去に何があったのか正確には知りませんが…
今話題の「徴用工」も同じような発想でやっちまったんじゃねぇの?
第二の徴用工でもやるつもりですか?


◆政治ネタ 韓国の徴用工問題
確かに、日本政府の主張する「条約で個人賠償権の債務者が移転する」というのは、
法理論的には正確に説明できない点があることも確かで…
とはいえ、韓国側の論理も無茶苦茶だとは思いますが。
個人賠償権が残っているとなれば、それこそ条約の意味がなくなってしまいます。

白黒付けるのは国際司法裁判所の判断を仰ぐべきだとは思いますが、
共同提訴が原則なので、韓国政府に応じる意思がなければ不可能。
もっとも、仮に提訴できたとしても日本政府の言い分が100%通るかも怪しい所。

というのも、慰謝料を含む損害賠償権が消滅せずに、
自国政府に請求先が移転するのみであるならば、理論的にはなくはないものの、
賃金等の未払い債権までも同一に判断できるかは微妙な所。
賠償の認定は難しくとも、未払い債権は国家よりも会社の方が正確に把握できますしねぇ…
認定がしやすいのもそうですし、それによって会社は不当利得を得ながら、
自国政府(日本)に賠償金の負担をしたわけでもないのですから、
公平性の観点からしても問題がないわけではない。

とはいえ、個別に賠償金を支払うわけにも当然いかないわけで、
仮に慰安婦問題のように政治決着を付けたとしても、
また、いつ反故にされるかも分からない約束をできるわけもない。
まぁ、何が問題かと言えば、韓国は大統領の権限が強すぎて、
政権交代をすると180度政策が変わってしまう所ですよねぇ…
そしてほとんどの前政権関係者が訴追される…
この歴史が繰り返されてしまう以上、まともな外交交渉はできないです…

結局は、今までと同じように、政治と経済を別個に考えて、
個別に適度な距離で付き合っていくしかないんですかねぇ…
まぁ、隣国なんてそんなものと言えばそんなものかもしれませんが…


◆スポーツネタ 貴ノ岩が元・日馬富士側への提訴を取り下げ→示談?
どうにも腑に落ちないというか、違和感しかない…

まず、理解できないのが元・日馬富士側の訴訟戦略ですよね。
貴ノ岩側の2400万円という金額も高額ですが、
元・日馬富士側の50万円(当初30万円)という金額もあまりに低すぎる。
交通事故の慰謝料が30万円程らしいですが、
本件の故意に傷害を負わせた事例に当てはまるわけもなく、
仮にその主張が通るならば、故意に相手に怪我をさせたとしても、
慰謝料の30万円を支払えば、入院治療費や生活保障を一切する必要がないわけで、
事実上、「30万円支払えば何してもOK」という修羅道に陥ります…
示談交渉のスタートからして、まるで誠意を感じない金額と言わざるを得ません。

争いになるとすれば、傷害事件との因果関係がどこまで認められるかで、
刑事事件は行為そのものを罰するので、
基本的に暴行当時の内容だけが評価(後遺症がない場合)されるのに対し、
民事訴訟では行為による影響までも評価されるため、
貴ノ岩側の主張するように、傷害によって休場させられた、
本来受けることができた利益も請求することができますし、
一方で元・日馬富士側の主張するように暴行による影響は少なく、
マスコミを含めた過剰反応という可能性もなくはないのですが、
だからといって、30万円という金額はやはり低すぎで、
認定範囲も狭すぎるので、ほぼ敗訴確実と思われていました。

それが結果として優位だった貴ノ岩側が提訴取り下げ、泣き寝入りという形に。
それに対して元・日馬富士側の弁護士は、
「貴ノ岩と代理人弁護士との意思疎通の無さ」を何故か殊更に強調、
後日、賠償の準備があるといって数百万とかいう数字が踊る…
客観的に見れば、これはヤクザのやり口で、
弁護士が割って入ってくると冷徹に扱い、
依頼人と弁護士の仲を裂くような工作を行い、
弁護士が去った後にそれよりも好条件を提示して丸め込む、
結果として少ない支払いで事件を終わらせる、そういうやり口に見えちゃうんです。

ただ、元・日馬富士側の弁護士がジャニーズ等の謝罪会見を取り仕切った弁護士で、
言わば「謝罪のプロ」とも言える人が一連の杜撰な謝罪を取り仕切るのか?という疑問が…
結局、最後の数百万の提示以外は全く謝罪の姿勢が見られなかっただけに、
ジャニーズのそれとは違う気持ち悪さだけが残った感じがします。

もし、この一連の貴乃花騒動の視点そのものが誤っていたとすれば…
完全に邪推になってしまいますが、
元・貴乃花親方は伝統的な「タニマチ」との交際を嫌っていて、
そういう「タニマチ」の中には暴力団関係者が食い込んでいる噂をよく聞きます。
つまり、一連の事件が暴力団排除を企図した貴乃花側と、
それに抵抗した暴力団との抗争だったとするならば… あり得なくもないなぁと。
…とはいえ、他にも多くの人達が巻き込まれているだけに、
みんながみんな関係しているとは思えませんが、
相撲協会との関係は少し疑わしい気もしちゃうんですよねぇ…


◆ライオンズネタ 来季首脳陣が決まる~2年後に松井稼頭央監督が誕生か?
これって、どう考えても2軍首脳陣から先に考えただろ、と(苦笑)
異動をまとめると、
 1軍ヘッド格  橋上→馬場
 1軍打撃コーチ 嶋 →赤田
 1軍内野守備  馬場→黒田
 1軍投手コーチ 土肥→小野
 2軍外野守備  赤田→嶋
 2軍打撃内野  黒田→平尾
松井稼頭央2軍監督がやりやすいようにしたシフトの気が…
内部昇格なら高木浩之2軍ヘッド格の1軍昇格が最有力でしたが、
そうではなく赤田コーチが昇格したのは、
監督初就任の松井稼頭央2軍監督を支えるための気が…
つまり、既に2年後の松井稼頭央監督就任への手はずに見えちゃいます。

辻監督としては多くを望まず、経験ある投手コーチを希望したのでしょうが…
それで来たのが小野コーチとは報われないな…

素人目にもどちらを重視したのか分かってしまうだけに、
特に1軍半の若手が辻監督ではなく、
将来を約束された松井稼頭央2軍監督に擦り寄らないかが心配です。
これは結果的に指揮官の求心力を落としてしまう人事、
来季も優勝争いをすれば求心力を保てますが、
早々に脱落すると来年を待たずに首が飛ぶとかなりかねません…

これはもう「勝つ」しかないわけです。
まるでチームの内部に敵を作ったようなもの。
これが良い意味で刺激となるか、それともチーム崩壊になるのか…
辻監督の反骨心が試されますね。

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