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脳死≒”ほぼ”死んでいる

ACジャパンの日本臓器移植ネットワークの宣伝は問題があると思います。
こちら

>>「私も、ちゃんと意思表示・・・」
>>
>>「・・・って、すんのかと思ったら、せーへんのかいッ!
  すんのかと思ったら、せーへんのかいッ!
  すんのかい、せんのかい、すんのかい・・・※refrain→f.out」

>>(短縮CMではカット)
「ナレーション イエスでも、ノーでもいい。あなたの意思が誰かの生きる希望に。」
>>(短縮CMでは一部カット)「(意思表示)すんのかぁ~~~い!」


ラジオCMだと一番重要なナレーション部分と最後の「意思表示」が消されてます。
つまり、最初の「すんのかと思ったら、せーへんのかいッ!」が一方的に強調され、
最後の「すんのかぁ~~~い!」でさらに強調されてしまうわけで、
臓器提供するという意思表示をした人が正しく、
臓器提供をしないという意思表示をした人がツッコまれる(≒間違っている)意味になります。
これでは個人の選択に任せられた臓器移植法の趣旨に反してしまいます。
半ば臓器提供を強要するかのような印象を与えてしまう、短縮ラジオCMは削除すべきです。


改めて脳死に関して言えば、脳死は人の死だと認められていません。
臓器移植法に基づき、生前に臓器移植の意思表示をした人に限定し、
心停止に代わって脳死を人の死として前倒して認定するに過ぎません。
ですから、脳死状態の患者の救命措置を無理矢理に外せば、当然、殺人罪です。
あくまで臓器提供するか否かは生前の患者の意思に委ねられるわけで、
それを何人も強制することは許されません。
それを強制することは単なる『優性主義』です。

脳死になれば1週間ほどで心停止するそうですが、
中には1年以上、子どもの場合は20年以上心機能が動き続けた症例も報告されており、
現状で脳死が人の死であると断定することは難しいと言わざるを得ません。
脳死は”ほぼ”死んでいる状態でしかなく、
その”ほぼ”を外すか否かは個人の価値判断次第と言えましょう。

日本の宗教的なことで言えば、霊魂と肉体は霊糸線で繋がっていて、
48時間経たないと切れないとも言いますが…
死んだことないので、実際はどうなのか何とも言えないところです。
臓器移植以外でも普通に検視解剖とかしてますしねぇ…
そう考えると、事故死や不審死ではなく、病死がいいよね(苦笑)


◆政治ネタ 事実上の日米FTA交渉開始⇒日本譲歩⇒景気ヤバいので消費税先送り
こちら 『TAG』なんて存在しない

こちら 『TAG』だとうが何だろうが、やっぱり日本は譲歩

まぁ、FTAですよね、間違いなく。
『TAG』で検索しても出てくるのは同名の映画だけ。
古賀氏の『最恵国待遇』の指摘は当たっていて、
名前はどうあれ、最終的にはFTAと言わなければ、
アメリカ以外の国々にも同じ待遇をしなければならないわけで、
それでは却って国益を損ないます。
ですから、日本政府が何と言おうと、これは最終的にFTAになっちゃうわけです。

少なくとも、アメリカはFTA交渉だと思っているでしょう。
ロシアとの北方領土問題と一緒で、外交で問題なのは自分がどう思っているのかではなく、
相手が日本のことをどう見ているかです。
アメリカが『TAG』なる新しい協定だと思っていないなら、FTAでしかありません。
おそらく、今回も官僚的な手法で曖昧なままにしたのでしょうけど、
何度も言いますが、
外交において『曖昧なこと』は『相手にとって都合の良い解釈』でしかありません。
それが国際政治というものなんです。
大事なことは絶対に『曖昧』にしてはいけない。これが外交の鉄則です。

既にロシアとの交渉で「やらかした」前科のある官邸外交ですから、
おそらく今回も「やらかした」のでしょう。
これはアメリカ主導のFTA交渉で間違いありません。
日本がいくら『曖昧』にしようとも、アメリカに都合の良い解釈をされて押し切られるだけ、
もうスタート時点で負け戦ですよ、コレ。

もっとも、安倍政権としては、日本の先行き経済がどうなろうと「どうでもいい」のでしょう。
安倍政権は先があるわけではありませんから、その場しのぎの人気取りやってれば良いだけ。
どう足掻いても、早くて来年、遅くともオリンピック後には景気の低迷が叫ばれてますし、
どうせ失速するなら人気取り政策に結び付けてお茶を濁したいぐらいの認識でしかないはず。
体の良い消費税増税の延期理由にでもするつもりでしょう。
これからの日米交渉は「頑張ったけどダメでした」というアリバイ造り以外の意味を持ちません。

結局、安倍政権は売国奴政権なんかね… 北方領土の次は貿易の権益を売り渡すのか。
通貨安政策にケチを付けられて、『アベノミクス』を批判されるよりも、
貿易交渉に応じて譲歩した方が得策だと思ったようです。
どう考えても『アベノミクス』を止めた方が得だと思うんですが、
アベノミクスは失敗だと騒がられて批判にさらされるのが嫌なのでしょう。
とんでもねぇ、政権だと思う。日本の国益よりも自分のメンツの方が大事という…見下げるわ。


◆政治ネタ 北方領土観光ツアーを提言
これも同じ。問題はビザの発給が必要であるか否かの1点。
ビザなし墓参り事業も頓挫しつつあるのに、可能なんですかね?
「日本は北方領土の返還よりも、権益を重視している」と勘違いされなきゃいいんですが。
もう手遅れでしょうけどねぇ…
豊洲市場並みに危ない橋…


◆スポーツネタ 貴ノ岩側が元・日馬富士側を提訴2413万5256円
2000万を超える損害賠償額にも驚かされましたが、
元・日馬富士側の30万⇒50万という賠償額の方が驚きでした。
…謝罪する気・和解する気あったのかね?

貴ノ岩側とすれば、暴力を受けたことによる力士という職業に対する補償を要求するのは当然で、
暴行事件がなかったら得られたであろう『逸失利益』を計算した結果が、
2413万5256円(には弁護士費用1割を含んでるので、そこは確定判決で変動します)
という金額になったのでしょう。

逆に元・日馬富士側とすれば、交通事故等の慰謝料請求を基本に30万、
諸々の諸事情を考慮して50万としたのでしょうが…
つまり、これが意味する所は、元・日馬富士が行った暴行程度では、
貴ノ岩が初場所等を休む必要はなかった、ということです。
貴ノ岩が初場所等を休み、番付が陥落したのは、暴行によるものではなく、
貴ノ岩が勝手に休んだだけ、ということになります。
元・日馬富士側からすれば、「大げさにしやがって…」としか思ってないように思えます。

結局、元・日馬富士側に全く誠意が見られず、これは提訴もやむを得ないなという印象です。
せめて示談交渉に200万程度を申し出ていたのなら、分からなくもないのですが…
30万だと解決しようという意思が見られないと言わざるを得ない。
幕内力士として場所に上がれば、200万ぐらいは軽く稼いじゃうんでしょ?
それではあまりにもあまりにも…
ぶっちゃけ、バレなきゃ殴って怪我させた方が得だということじゃん。
30万なら八百長持ち掛けるよりも安く済むんじゃないですかね(苦笑)
いやー、実に経済的ぃ~(苦笑)
これじゃ本当に殴った者勝ちですよ。
バレなきゃ何をしても良いということになっちゃう。

そしてバレないために一門による秘密保持を強化する相撲協会…
あんなに体が大きい人達なのに、心は狭いというか、
密室でコソコソするのが大好きな人種みたいですねぇ… もうどうでもええわ…


◆プロ野球ネタ 中村紀洋が阪神打線を語る
…みたいな記事がヤフーにあったはずなんだけど… いつのまにか消えてる(w
確か内容は、
「阪神には若手とベテランの競争がない」、
「広島カープと西武ライオンズとでは練習の質が違うのでは?」、
「指導者よりも、学ぼうとする選手の意識が重要」、みたいな感じでしたが。

自分はタイガースの試合を見ないので、何とも言えない所なのですが、
「阪神では若手にも右打ちをさせられる」という指摘は驚きました。
そりゃ打者が育たないわけです。妙に納得。

ライオンズの場合、FAで戦力が出て行ってしまう関係上、
選手層は厚くなく、競争が激しいかと言えば、そうでもありません。
実際に空いたポジションに若手が抜擢されることが多く、
古くは松井稼頭央選手も田辺選手を押し退けたというよりも、我慢しての起用でしたし、
今はオリックスにいる中島選手も松井稼頭央選手の後釜として、
栗山選手と中村剛也選手も外国人選手の不振等でポジションが空いてからのスタート、
浅村選手も秋山選手もレギュラーを奪ったというよりも、
空いているポジションに入れた感じでしたし、
そういう意味では、中村紀洋氏が指摘するような「控えからのレギュラー奪還」は、
あまり起こっていないという印象を受けます。

それでも抜擢された選手が結果を残し、2年目以降も主力として計算できるのは、
やはり若手は思いっきりよくスイングする、ということが徹底されてるからでしょう。
ライオンズの若手に右打ちの指示が出るなんてありえません。
怒られるのは消極的でスイングしなかった時のみ。
積極的に振っていって三振でも怒られることはありません。
その分、主力選手である浅村選手や秋山選手が繋ぎのバッティングをし、
ベテランの栗山選手と中村剛也選手が上手くそれを下支えする、
そういう循環がライオンズ打線にはあります。

若手はがむしゃらに振って結果を残し、主力選手はチームバッティングで流れを作る、
そういう主力選手の姿を見ることで、若手は自発的にチームバッティングをし、
さらに新しい若手が出てきた時にそれを下支えする、
そういう循環が東尾西武の後半辺りからできています。

ライオンズの若手打者が育つというのは、そういう長年の積み重ねがあってこそ、
だということを他球団との比較で改めて感じました。

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