ばっちゃが言ってた(嘘)
人格を疑われるような嘘を吐いてはいけない、って、ばっちゃが言ってた。
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加計学園問題で加計理事長が突如として記者会見を開き、
事務局長が嘘を吐いたことを謝罪した模様です。
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問題は事務局長が言った嘘が「ばっちゃが言ってた(嘘)」の類な点です。
嘘には許される嘘と許されない嘘があるわけで、
自分で責任が取れる嘘が「許される嘘」、
自分以外を巻き込む嘘が「許されない嘘」です。
記者会見の通り、事務局長が嘘を吐いたとするならば、
事務局長は加計理事長が嘘を吐いた体裁で嘘を吐いたことになり、
加計理事長の名前を使って嘘を吐く「許されない嘘」ということになります。
所謂、女子の会話にありがちな、「〇〇も嫌いって言ってたよ」という奴。
この類の他人の話を勝手に捏造するタイプの嘘は、
嘘であることがバレなければ、自説の強化に使えますが、
嘘であることがバレると、人格を疑われかねない「ウソツキ」な嘘です。
加計理事長の代理人的存在として交渉に当たっていた事務局長が、
本人に無断で勝手な嘘を吐くことがあり得るのでしょうか?
完全な無権代理人で、こんな事務局長を信じられるわけがありません。
上司の名前を勝手に使って貶めるような、
適当な嘘を吐く「ウソツキ」を信じられますか?
また、事務職というのは文書を忠実に仕上げることが仕事なわけで、
そこに嘘が混じって作成されてしまえば、書類作りを任せられません。
そんな他人に簡単に嘘を吐かせたことにする「ウソツキ」な人間に、
事務処理を任せることなどできるわけがありません。
勝手に書き換えられるのではないかと疑心暗鬼になっちゃいます。
そんな「ウソツキ」が事務職のトップにいるとすれば、
加計学園の書類は全くもって信用に足らないことになってしまいます。
事務局長が嘘を吐いたというのは、「ありえない」んですよ。
本当にそうであるならば、減給程度で済まされる話ではありません。
信頼関係が完全に破たんしてしまう、懲戒相当の重い「嘘」です。
「加計理事長が事務局長に対して適当な嘘を言ってしまった」、
ということなら話は分かるんです。
「酒の席でついつい大見栄を切ってしまって引っ込みがつかなかった」、
として加計理事長が謝罪するならば、話は分からなくもないんです。
しかし、部下である事務局長が上司の口を利用して嘘を吐くことは、
自己の信用に関わる重大な問題で、気軽につける嘘ではありません。
ましてや、そこに上司の友人、安倍総理大臣の名前を使うとなれば、
さらに嘘のハードルが上がります。
こんな嘘は常識的に付けないですよ。
こんな嘘を吐ける人は、詐欺師か家族以上の交わりをしている相手のみです。
親友である加計理事長だけでなく、
事務局長ともズブズブな関係だったとでも言いたいのでしょうか?
もし本当に事務局長が嘘を吐いたなら、
そんなウソツキが事務局長になってる加計学園の運営自体が怪しくなります。
それこそ文書が改ざん塗れ、「記録がない」というのも怪しいものです。
会見では加計理事長が事務局長から報告を受けたと言っていますが、
それが愛媛県への謝罪の前だったとするならば、
加計理事長は無権代理人の嘘を追認したことになるわけで、
単に事務局長が嘘を吐いたでは済まされません。
事務局長の嘘は、事実上、加計理事長の嘘になるわけです。
報告を受けていながら黙っていたとすれば、加計理事長も同罪ですよ。
どうして、こうも下手な嘘を吐くのか。
これだけ時間をかけたのならば、もっとマシな嘘を吐けばいいのに、
…って、ばっちゃが言ってた(嘘)
こちら
まぁ、本当のことを言ってると信じる方が無理。
◆ニュースネタ 新幹線殺傷事件を受けての安全対策、本当に大丈夫か?
監視カメラの設置だとか、スマホを使った情報共有だとか…
これらの対策は実際に起こってしまった事件に対して、どれだけ有効なのか?
新幹線は事実上の「走る密室」、逃げるにも限界があるわけで、
起こってしまった事件に対してはあまりにも無力すぎるように思えます。
今回の事件で勇敢な方が亡くなるという痛ましい結果となりましたが、
もし犯人が一人の被害者に固執していなければ、
さらに多くの人を鉈で切りつけまくったに違いありません。
説得に来た車掌を鉈で切りつけ、
逃げ遅れた人を鉈で切りつけ、
追い詰められた人を鉈で切りつけまくって…どれだけの被害が出たことか。
今回は単独犯で凶器が鉈でしたが、
これが複数犯によるテロリストの犯行だったら、どうなっていたのか、
凶器に日本刀や重火器を使用されていたら、どうなっていたのか。
勿論、警察官が常駐したり、車掌が武装するというのも非現実的ではありますが、
ある意味、日本刀や重火器といった所持が難しいものではなく、
鉈というあり触れた凶器でここまでの被害が広がったことを重く見るべきです。
ある程度、自力で鎮圧できるように、
自由に動かせる車掌等の人員を複数揃えた上で、
さす又等の防衛手段を最低限準備しておくべきでしょう。
亡くなった方に関して言えば、無謀な蛮勇だったとは決して思えません。
もし仮に密室ではなく、1対1の状況であったとすれば、
亡くなった方も逃げることを選択していたかもしれません。
密室で1対多数の状況であったからこそ、
止めに入った行為自体は問題なかったように思えますが、
結果的に言えば、車掌や乗客の支援が皆無だったことが、
最悪の事態を招いてしまったように思えます。
決して車掌や他の乗客を責めているわけではないのですが…
逃げた所で何にもならなかった可能性もあっただけに、
もし、その場に座席の盾というどうしようもない防衛手段だけでなく、
さす又等の防衛手段があったとすれば、全く違う展開もあったのではないでしょうか。
犯罪心理というのは非常に難しいのですが、
天皇陛下の退位が既に決まっており、それは事実上の「恩赦」も決定していることから、
「重大犯罪を犯したとしても極刑は免れる」という変な見込みをする輩が出てくるかもしれません。
さらにサミットやラグビーW杯、東京オリンピック等のビッグイベントもあるだけに、
重大事件に対する備えは怠るべきではないように思えます。
こんな杜撰な対策では、また新幹線内で残酷な事件が起こりかねませんよ…
これでは安心して乗ることなどできません。