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2015年04月28日

ドローメ

今、話題の『ドローン』という名前を聞くたびに、
ライディーンの雑魚敵『ドローメ』を思い出してしまう罠…
形状もなんとなく似てるので、撃ち落したい気分に駆られます(苦笑)

最初の報道の時点で、反原発関連のイタズラぐらいにしか思わず、
テロの危険性までは心配していませんでしたが、
着地点としては遠からずといったところだったようで…
威力業務妨害に問われることは当然だと思う一方で、
同時に「よくやった」と思わずにいられないのも事実(^^;
政権批判と同時に野放し状態のドローン規制・肖像権規制のきっかけとなった意味で、
貴重な事件だったかな~と思います。
ドローンもそうですが、スマホやデジカメでバチバチ撮りすぎ、
いい加減にしやがれこんちきしょうと思うわ~
一体全体、撮った写真の中で、どんだけ必要な写真って、あんのよ?

その前にあったJRの電車内に安倍政権を批判する抽象ビラが貼られた事件や、
報道ステーション内で官邸批判を繰り広げた事件等々、
それ自体に多少問題があったにせよ、ある種の政治性を帯びた事件に対しては、
一般庶民の感覚として多少なりとも「よくやった」的な代償感覚があったものですが、
どうも最近はマスコミだけでなく、ネットにおいても「聖人君子たれ」な風潮が強く、
建前論理で犯罪者を叩き捲るという暴力的言論が目立つ印象を受けます。
日本では古くは「忠臣蔵」「ねずみ小僧」のような、
反社会的な犯罪行為であっても、そこに庶民が感じうる一種の政治性、
支配階級に物を言えない庶民の代弁行為のような犯罪に対しては、
こっそりと拍手喝采を送っていたものですが、そういう情緒が今の日本にはない。
そこが真の本質が見えていない証左と言いますか、
表層や結果のみを重視して、その物事の背景に目が向いていない今の傾向にも思えます。

2015年04月07日

センバツ甲子園は敦賀気比が優勝

センバツ高校野球は決勝戦が行われ、
敦賀気比が東海大四高を3-1で下し、春夏通じて北陸勢初優勝を遂げました。
地方的に唯一優勝がなかった北陸勢、近年は1回戦負けということがなくなり、
上位進出も普通になってはいましたが、優勝までは一歩届かず、
北陸新幹線開通の年に甲子園初優勝とは因果なものです。
…まぁ、まだ福井には通ってませんがorz

予想外の接戦となりましたが、雨の影響が少なからずあったかな、と。
敦賀気比の平沼投手は下半身を使って前に踏み込むタイプの投手なので、
雨が降って足元が悪くなると、どうしてもコントロールの面で落ちます。
そこが静岡高校との試合でも接戦になった最大の要因だったわけですが、
東海大四高を含めて、守備陣は雨の影響を感じさせない動きを見せ、
再三に渡る両チームのピンチを守備の好プレーで凌いだ辺りは、
さすが決勝戦という感じでしたね。

勝敗を分けたのは東海大四高の1球の甘さ、
決勝ホームランを打つ前の先頭打者・平沼選手に与えた四球、
そのきっかけとなった超スローボールの1球の無駄でしょうね。
昨夏に西嶋投手が「超スローカーブ」を投げて、
元アナウンサーがツィッター上で「なめてる」と発言し、
賛否両論を呼ぶなど物議を醸し出したことは記憶に新しいところ。
西嶋投手の場合は抜群の制球力があるから成り立つわけで、
1球を無駄にして先頭打者に四球を出してしまうようでは、
それこそ野球を「なめてる」と思われても仕方ありません。
西嶋投手の超スローカーブは意味がありましたが、
大澤投手の投げた超スローボールは意味のない「なめてる」一球でした。
2アウトランナーなしで投げるならまだしも、
同点の緊迫した試合で投げるのは明らかに場違い、
あの1球に魂は篭っていたのか、無駄な見せ球ではなかったのか、
今回の超スローボールに関してはキャッチボール的な投法だったこともあり、
私は評価できない、致命的な1球になってしまったように思います。

まぁ、それでも東海大四高は昨夏のバッシングから始まり、
大会日程的に一番キツイ最後の登場で、初戦には21世紀枠の豊橋工、
2回戦では同じく21世紀枠の松山東と、
大応援団の後押しを受けた2校と戦うことになるなど、
常に不利な位置に立たされながらも、投手を中心とした守りの野球で競り勝ち、
決勝まで駒を進めることができたことは高く評価できます。
決勝もどちらかと言えば、球場の雰囲気は敦賀気比ペースでしたが、
それにも関わらず一進一退の攻防を見せるなど、
逆境を物ともせずに立ち向かった辺りは素晴らしかったですね。

優勝した敦賀気比は、2回戦で神宮大会優勝の仙台育英、
準々決勝で東海大会優勝の静岡高校、
準決勝で夏春連覇を目指す大阪桐蔭と、優勝候補を次々破っての優勝はお見事。
終わってみれば、敦賀気比の大会だったな、という感じがしますね。


◆ニュースネタ 中国主導のAIIB(アジアインフラ投資銀行)に日本は不参加
基本的に日本政府の不参加表明は悪くないと思います。
あまりにもその実質が不透明すぎる故に…
朝貢貿易の再現だとか色々な見方がされていますが、
自分としては中国経済バブル崩壊のための緊急避難場所なのかな、とも…
最もお金を出してる中国が結果的に多くのお金を借りる、なんててこともあり得るかと…

他のアジア諸国の対応も含めて考えるに、
結局、安倍政権と中国政府の政治方針は非常に似通っており、
近親憎悪の関係にあると言えます。
中国のAIIBの考え方は、日本の新ODA大綱とそれほど異なる所がありません。
要は「自分達に味方する国にはお金を出すけれども、
そうでない国には一切お金を出さないよ」、それに尽きる話かと。
日本は「お金は出すが、口は出さない」から「金も出すが口も出す」に、
中国は「口を出すから金を出せ」といった印象でしょうか(苦笑)
朝貢貿易の復活という見方は悪くないようにも思えます。
でも、本筋では日本政府も同じようなことをやっているわけで、
人のこと言えないよね、って話。

2015年04月01日

センバツ決勝は、敦賀気比 vs 東海大四高

センバツ準決勝は昨夏の準決勝の雪辱を果たした敦賀気比が大阪桐蔭に11-0で勝利、
神宮大会で大敗を喫した東海大四高が3-1で浦和学院に勝利しました。
敦賀気比は優勝候補の一角だったので驚きはありませんが、
東海大四高がここまで勝ち上がってきたのは正直予想外でした(^^;
エースの大沢投手を中心に固い守備力が光ってますね。
一方の敦賀気比は昨年からのレギュラーも多く残り、
昨夏に苦い思いをした平沼投手が大阪桐蔭打線を完封、抜群の安定感が光ります。
2回戦で神宮大会優勝の仙台育英、準々決勝で静岡高校に苦戦しながらも勝利、
流れ的には敦賀気比の大会になってきていますが、
今日の試合のように勝負事は分からないだけに、決勝戦も激戦を期待したいです。

ここまでの大会でやはり一番熱かったのは準々決勝の4試合でしたね。
特に敦賀気比と静岡高校の試合は雨の中にも関わらず、好ゲームでした。
流れ的には静岡高校に傾きつつあったのですが、
グラウンド整備の時間が平沼投手を立ち直らせ、
最終的には自力に勝る敦賀気比が上回った、という印象でした。
どちらかと言えば、雨が静岡高校に味方していただけに、天候回復も一つのポイントだったかも。

大会屈指の右腕である県岐阜商の高橋投手ですが、やや手抜きの印象が強かったかな、と。
いわゆる「凄み」が感じられませんでした。
ランナーを出してピンチになってもアクセルを踏み切れず、
圧倒的な力で捻じ伏せるピッチングを最後まで見せることがなかっただけに、
その点は非常に残念というか、精神面のハングリーさが欠けてるのかと心配になります。
春だから無理をしないというのも分かるのですが… なんかねぇ…
手抜きの投球は広島の今村投手を彷彿させますし、
綺麗なフォームを見ていると、ダルビッシュ投手と涌井投手と同列に数えられながらも、
プロ入り後は泣かず飛ばずだった佐藤剛投手を思い出してしまいます。
2回戦以降はストレートがシュート回転することも多かったですし、ちょっと心配ですね…
まぁ、今大会は調子自体がさほど良くはなかったのでしょうが…
夏にはさらなる「凄み」を身に着けて、甲子園の舞台へ帰ってきてもらいたいです。


◆ニュースネタ 沖縄米軍基地の辺野古移設問題
構図的には沖縄県知事が政府に対してイチャモンを付けている、という形なのですが、
翁長沖縄県知事就任以降の政府の対応、そして今回の問題に対する政府の対応を見ていると、
沖縄県側の「窮余の策」といった感じに見えます。
今回の一連の発言を見ていても、「既に決まっていること」「粛々と進める」を繰り返し、
沖縄県側の意見に対して全く聞く耳を持たない、頭ごなしで交渉する姿勢も見せていません。
今回のことを受けて菅官房長官が翁長知事との面談に言及しましたが、
今までも何度も翁長知事が上京しても、何かと理由をつけて面談を断り続ける完全無視状態、
政府総出で「沖縄イジメ」をやっていたのに、何を今更って感じですわ。

仮想敵国な北朝鮮に対してさえ、「対話と圧力」なのに、
同じ日本国である沖縄に対しては対話なしの「圧力」のみ…
日本は民主主義国家ではないのか。
勿論、沖縄の基地移設反対運動にも問題がないとは言いませんが、
対話の姿勢が全く見えない政府の対応にもほとほと呆れ返ります。
イジメ体質な安倍政権が子どものイジメ問題を考えられるわけがねーべさよ(苦笑)