センバツ高校野球は決勝戦が行われ、
敦賀気比が東海大四高を3-1で下し、春夏通じて北陸勢初優勝を遂げました。
地方的に唯一優勝がなかった北陸勢、近年は1回戦負けということがなくなり、
上位進出も普通になってはいましたが、優勝までは一歩届かず、
北陸新幹線開通の年に甲子園初優勝とは因果なものです。
…まぁ、まだ福井には通ってませんがorz
予想外の接戦となりましたが、雨の影響が少なからずあったかな、と。
敦賀気比の平沼投手は下半身を使って前に踏み込むタイプの投手なので、
雨が降って足元が悪くなると、どうしてもコントロールの面で落ちます。
そこが静岡高校との試合でも接戦になった最大の要因だったわけですが、
東海大四高を含めて、守備陣は雨の影響を感じさせない動きを見せ、
再三に渡る両チームのピンチを守備の好プレーで凌いだ辺りは、
さすが決勝戦という感じでしたね。
勝敗を分けたのは東海大四高の1球の甘さ、
決勝ホームランを打つ前の先頭打者・平沼選手に与えた四球、
そのきっかけとなった超スローボールの1球の無駄でしょうね。
昨夏に西嶋投手が「超スローカーブ」を投げて、
元アナウンサーがツィッター上で「なめてる」と発言し、
賛否両論を呼ぶなど物議を醸し出したことは記憶に新しいところ。
西嶋投手の場合は抜群の制球力があるから成り立つわけで、
1球を無駄にして先頭打者に四球を出してしまうようでは、
それこそ野球を「なめてる」と思われても仕方ありません。
西嶋投手の超スローカーブは意味がありましたが、
大澤投手の投げた超スローボールは意味のない「なめてる」一球でした。
2アウトランナーなしで投げるならまだしも、
同点の緊迫した試合で投げるのは明らかに場違い、
あの1球に魂は篭っていたのか、無駄な見せ球ではなかったのか、
今回の超スローボールに関してはキャッチボール的な投法だったこともあり、
私は評価できない、致命的な1球になってしまったように思います。
まぁ、それでも東海大四高は昨夏のバッシングから始まり、
大会日程的に一番キツイ最後の登場で、初戦には21世紀枠の豊橋工、
2回戦では同じく21世紀枠の松山東と、
大応援団の後押しを受けた2校と戦うことになるなど、
常に不利な位置に立たされながらも、投手を中心とした守りの野球で競り勝ち、
決勝まで駒を進めることができたことは高く評価できます。
決勝もどちらかと言えば、球場の雰囲気は敦賀気比ペースでしたが、
それにも関わらず一進一退の攻防を見せるなど、
逆境を物ともせずに立ち向かった辺りは素晴らしかったですね。
優勝した敦賀気比は、2回戦で神宮大会優勝の仙台育英、
準々決勝で東海大会優勝の静岡高校、
準決勝で夏春連覇を目指す大阪桐蔭と、優勝候補を次々破っての優勝はお見事。
終わってみれば、敦賀気比の大会だったな、という感じがしますね。
◆ニュースネタ 中国主導のAIIB(アジアインフラ投資銀行)に日本は不参加
基本的に日本政府の不参加表明は悪くないと思います。
あまりにもその実質が不透明すぎる故に…
朝貢貿易の再現だとか色々な見方がされていますが、
自分としては中国経済バブル崩壊のための緊急避難場所なのかな、とも…
最もお金を出してる中国が結果的に多くのお金を借りる、なんててこともあり得るかと…
他のアジア諸国の対応も含めて考えるに、
結局、安倍政権と中国政府の政治方針は非常に似通っており、
近親憎悪の関係にあると言えます。
中国のAIIBの考え方は、日本の新ODA大綱とそれほど異なる所がありません。
要は「自分達に味方する国にはお金を出すけれども、
そうでない国には一切お金を出さないよ」、それに尽きる話かと。
日本は「お金は出すが、口は出さない」から「金も出すが口も出す」に、
中国は「口を出すから金を出せ」といった印象でしょうか(苦笑)
朝貢貿易の復活という見方は悪くないようにも思えます。
でも、本筋では日本政府も同じようなことをやっているわけで、
人のこと言えないよね、って話。