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2014年04月14日

5%から8%へ

4月から消費税が5%から8%に値上がりしましたが、
イオングループを中心に価格据え置き策を打ち出す企業がある一方、
順当に価格の上乗せを行っている企業もあります。
消費者も増税分が価格に転嫁される分は致し方ないと思う一方、
増税分以上に価格が値上がっていることに神経を苛立たせているのも事実です。

多くの商店で見られるのが、増税前の税込価格×消費税を徴収するケースです。
増税前の実質商品価格をXとすれば、増税前の税込価格は1.05X。
その価格が現在の原価となり、そこに消費税8%がかかるので、
1.05X*1.08=1.134Xとなります。

消費者からすれば、消費税13%以上になったのと同じことで、
商店の実質値上げは、以前の税率の5%にも及びます。
実質的な便乗値上げのように思えるのですが…
価格表示で誤魔化している感はありますねぇ…


◆ニュースネタ 埼玉県の高校教師が息子の入学式のために欠席
これがニュースになること自体、日本の公務員の労働環境を示しているわけで…
公務員の人権ゼロですよね、この国では(苦笑)

まぁ、確かに、非常識な面がないとは言いませんが、
労働法的に問題があるのは休暇を取った教師の方ではなく、
休暇を認めた学校側の問題なわけで、批判の矛先が間違っています。
学校側は「入学式を休んでも構わない」ということで時季指定権を行使せずに、
休暇を与えたわけですから、問題があるのはそちらの判断です。
同僚の都合に優しい職場であると考えればいいんじゃないですかね(^^;

ちなみに、有給休暇は、本来、唐突に使ってはいけません。
朝起きたら体調悪いから有給使うは本来ダメで、
それは別途、疾病休暇を使うことになり、有給とは別立てになります。
欧米では計画有給となっており、1年前から誰かどこで有給を使うのかを決めます。
時季指定権とは「そこは会社が忙しいから別の日にしてよ」という雇用側の権利ですが、
そういった計画有給が行われていることが背景にあるのは間違いありません。

まぁ、いずれにせよ、有給の申請はお早めに、ということで。


◆ニュースネタ STAP細胞を巡る騒動
研究リーダーだった小保方氏が会見を行いましたが…
最初は謝罪の姿勢が見えたものの、弁護士の解説で法律論となってややこしくなり、
記者の質問が進むにつれて、ボロが出始め、
最終的には「STAP細胞を作るにはコツがあり、それを自分は知っている。
そのコツを論文発表まで教えるつもりはないし、研究者に戻さないならお蔵入り」、
冒頭でSTAP細胞の研究が止まることが悲しいと言いながら、
結局は自分の名誉欲が満たされない限り、
その研究が止まることを辞さないという姿勢には謝罪の「し」の字も感じませんでした。

今回の騒動に関しては色々な見方ができると思いますが、
私として信じられないのは早稲田大学理工学部の論文チェックの甘さですね。
学士・博士論文はその内容自体よりも、論文を書く姿勢が問題なのであって、
論文の引用と無断転用の違いをチェックすることは、論文評価の大前提なのに、
それが丸々コピーにも関わらず、見過ごされたことは信じられません。
言わば、今回の「小保方博士」という虚像を作り上げたのは早稲田大学であって、
大学教育における早稲田大の杜撰は当然に非難されるべき事柄です。
理系と文系の違いや、教育カリキュラムの違いはあるでしょうが、
それでも論文作成に関して口すっぱく言われてきた私としては、
早稲田大の指導の甘さ、チェックの杜撰さには呆れ返ります。

小保方氏の研究者としての態度は論外というか、未熟以前に研究者として始まってもいない。
もはやアレは理研の生み出した「偶像崇拝(アイドル)」とみなしています。
彼女にとって論文はあんなに「軽い」ものなんでしょうかね?
そもそも、論文作成にどれだけの時間をかけたのか。
論文は1週間、1ヶ月の短期でできるものではなく、半年・1年以上、
理系であれば実験研究、文系であれば資料集め・データ集めで数年以上、
それだけの多くの歳月をかけて作られるものなのに、
うっかり「間違えた」なんてことは絶対にありえません。
考えられるとすれば、その間違いを真実であると長期間勘違いしていたとなりますが、
それは研究の第一人者として、どうなのだろうと。
そんな「うっかりさん」の発見を信じられるわけがありません。
「私は幽霊を200回以上見ました。幽霊は存在します!」
彼女の発言はそれと同じです。何ら科学的証拠が残されていません。
小保方氏が大発見したのなら、韮澤編集長は神ということになります(笑)

ただ、一方で、理化学研究所の対応も杜撰だった面は否めません。
研究調査自体に疑義を挟むつもりはありませんが、
調査の進め方と処罰の仕方に法的に問題が生じ得る感はあります。
本来は数ヶ月を要する調査を1ヶ月程度で終わらせたり、
小保方氏本人に対するヒアリングが不十分であったり、
捏造と断定するには決定的な材料が足りず、
懲戒解雇が相当でない可能性も否定できないなど、
弁護士先生からすれば、ツッコミどころ満載な対応だったことは間違いないです。
捏造を含めた事実関係がどうあれ、訴訟になった場合には懲戒解雇は難しいでしょうね。
多くの批判を受けているように、小保方氏一人に責任を負わせ、
理研の体制の問題点は指摘されていませんし、
実際に他の人間がSTAP細胞を作れるのかどうかも分からず、
調査報告としてはやはり不十分だった感は否めません。
問題となった論文の作成経緯、参加したメンバー、
そして完成した論文のチェック体制がどうなっていたのか、分からないことだらけです。
結局は理研も小保方氏という「偶像崇拝」を生み出す目算を重視し過ぎて、
肝心な研究内容を精査していなかったと言われても仕方ないように思えます。

私としての評価は、早稲田大学理工学部=論外、
小保方氏=偶像崇拝、理研=猛反省、という評価です。
もう研究者辞めて、理系型アイドルとか目指して歌って踊ったら、どうよ?
STAP48ということで、理系女子募集中~とか(^^;

2014年04月07日

んー

プロ野球の2軍ではインフルエンザが大流行していると話題ですが、
ここ数日の寒さにやられて、自分も少し体調不良気味…
ネタが溜まっているけれど、ストック放出でお茶を濁しますm(_ _)m

あー、そういえば、明日でXPの使用期限…
本体は関係ないけど、XPモードとかVMWareの分を更新してない。
Vistaライセンスが余ってるので、とりあえずそれを入れるつもり。時間がない…
まぁ、すぐに使えなくなるわけじゃないですけどね。

その影響なのか中古PCショップは微妙に面白い。
企業が持ち込んだのか、縦横30センチ以上あるかという大きな一体型PCがズラリ。
1万円ちょっとで買えるので、部屋が大きければ使えますが… でかすぎ(苦笑)
別途OSのライセンス持っているなら、パワーのあるXPパソコンはお得ですよね。


◆センバツ甲子園大会 龍谷大平安高校がセンバツ初優勝
これだけ大会に出場していながら、センバツでの優勝がなかったのは意外でした(^^;
そんなわけで、龍谷大平安高校が6-2で大阪の履正社高校を下し、
念願のセンバツ初優勝を遂げました。

ポイントとなったのは8回1アウト満塁の場面の継投策で、
直前にリリーフのマウンドに立った犬塚投手は緊張からか腕が縮こまり、
四球を出してピンチを広げ、さらに続く打者に2ボールとしたところで再度投手交代、
エースナンバーの中田投手がマウンドに上がり、
苦しい場面ながらも空振り三振、ピッチャーゴロに打ち取り、最大のピンチを凌ぎました。
最大のピンチで最高のピッチングを見せた中田投手の度胸が素晴らしかったです。

大会全体を通じては、接戦が多く、延長戦にもつれこむ試合が多かった印象です。
豊川と日本文理は延長13回、
明徳義塾と智弁和歌山は延長15回、
佐野日大と智弁学園は延長10回、
桐生第一と広島新庄は延長15回引き分け再試合、
佐野日大と明徳義塾は延長11回、
龍谷大平安と桐生第一は延長10回、
履正社と豊川は延長10回…
名前を挙げても分かるように、明徳・佐野日大・桐生第一・豊川と、
同じチームが延長戦の激闘を戦っています。

センバツは夏に比べて日程的に緩いので、絶対的エースのいるチームの方が有利で、
田嶋投手や岸投手を擁する佐野日大や明徳義塾にとっては追い風のはずでしたが、
度重なる延長戦の激闘で投手も消耗してしまい、最後は力尽きる形で負けてしまいました。
さらに雨天中止や引き分け再試合の影響で日程もタイトになり、
複数投手を擁する平安や履正社に有利に働く展開になったように思えます。

これだけ延長戦の激戦が多かった理由としては、
投手と守りがしっかりしたチームが多かったからでしょう。
近年の全体的な傾向として、投手のコントロールが格段に良くなったことが挙げられます。
いわゆるプロアマの雪解けによって、プロ経験者の指導者が高校野球の監督になったり、
オフシーズンのシンポジウムで選手・監督がプロ選手と接する機会も増えたことにより、
いわゆる「変な」投球フォームの投手は極端に少なくなりました。
個性的なフォームの投手はいますが、それでも理に適った形をしており、
劇的に変える必要性のない投手ばかりで、それがコントロールの安定に繋がっています。
以前なら四球連発で試合が壊れることも珍しくありませんでしたが、
近年はそういう試合は極端に減ってきています。
また、今年は2番手・3番手にも力のある投手がいるチームが多く、
優勝した龍谷大平安や初出場ながらも快進撃を見せた豊川高校、
これらのチームは3番手以降の投手もレベルが高く、層の厚さを見せてくれました。
投手の全体的なレベルアップを感じる大会でしたね。