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2014年03月25日

センバツ甲子園が開幕

クリミア半島問題を始め、政治状況が混沌する中、
一服の清涼剤となっているのがセンバツ甲子園大会ですね。
…まぁ、第3次世界大戦の布石か、と西欧諸国を中心に騒いでいる時に、
清涼剤もクソもないわけですが(苦笑)
本当に日本人は暢気と言いますか、平和ボケですよねぇ…

さて、センバツ甲子園の方に話を戻しまして、
昨年春に大活躍した浦和学院・小島投手と済美・安楽投手、
昨夏の優勝に貢献した前橋育英・高橋投手らが予選で敗退したことで、
スターなき大会と一部で言われていましたが、好素材も多い印象です。
佐野日大の左腕・田嶋投手が12奪三振で完封勝利を収めたり、
智弁学園の岡本選手が1試合2ホームランと大活躍したりと、
甲子園を湧かせる新しいスターも登場しつつあります。
田嶋投手は井川投手をコントロール良くした感じで、
岡本選手は少しヘッドの入りが気になるものの、和製大砲という印象です。
特に岡本選手は2年生になってからホームラン量産ということで、
今後もさらに積み重ねていきそうな雰囲気があります。

試合として面白かったのは、豊川と日本文理の試合、
明徳義塾と智弁和歌山の試合ですね。
豊川と日本文理は制球力のある右腕を擁する良く似たチームでしたが、
経験の勝る日本文理が優位に試合を進めるも、初出場の豊川が粘り、
最後はサヨナラ勝ちで勝利を飾るなど、素晴らしい試合でした。
明徳義塾と智弁和歌山の試合も、甲子園常連校同士の接戦となり、
このまま引き分け再試合かと思ったら、
ポテンヒットが続いた明徳義塾がチャンスを掴み、
最後はサヨナラ暴投というあっけない幕切れではあったものの、
一進一退の素晴らしい試合を見せてくれました。

逆に21世紀枠の学校は今回も苦戦続き…
色々な考え方があって然るべきでしょうが、個人的には既に限界かな、と。
どう取り繕おうとも、甲子園がプロ・大学・社会人野球への登竜門で、
ある意味では、彼らなりの「就職活動」でもある大会において、
実力差のある学校が出てくることは、
仕事としての野球を目指す高校生にとって失礼な感じもしてしまいます。
勿論、高校野球がそれだけでないことは分かるのですが…
辛い思いをして甲子園を目指しながら、及ばない生徒もいるわけですから、
実力で選んでいくのが筋だと思います。
最後に決め手を欠く際に、学業・地域性等は考慮すればいいわけですしね。


◆ニュースネタ 解決の糸口が見えないクリミア半島情勢
事件直後は煮え切らない言い方をしていた日本政府ですが、
ようやくロシアの行動を批判して、同盟国の役目を果たせたかなという印象です。
あのまま中立を維持していたら、日米同盟は完全に崩壊しかねませんでした。
とはいえ、日本の対応は協議中止止まり。
今後、経済制裁に本格的に踏み込んだ時に、どこまで追随できるかが問題ですね。

クリミア半島情勢はほぼ当初の予想通りの展開で、やはりロシア優位に動いています。
もっとも、このままロシアが何事もなくクリミア半島を併合できるわけもなく、
西欧諸国はともかくとして、ウクライナが黙って終わることはありえません。
アメリカがその動きを支援する限り、ウクライナで内戦が勃発する可能性はあります。
そうなれば、もはやアメリカとロシアの偶発的戦闘は十分起こり得るわけで、
「集団的自衛権の行使」を議論している日本にとっては、
アメリカを守るためにロシアと戦うことが現実味を帯びてきています。

ここに来て自民党内からも集団的自衛権に慎重な意見が出てきているのも、
クリミア半島情勢を見極めたいという思いが少なからずあるからではないでしょうか。

北方領土問題に関しては、やはり絶望的な状況になったと言わざるを得ないかと。
ロシア国内において帝国主義的な姿勢が支持されている以上、
今後の領土問題への譲歩は「弱腰」を意味してしまい、強気に出ざるを得ません。
一度取った強気な態度は引っ込みがつかなくなるわけで、
それは韓国も同じことが言えて、特に内政手腕が評価されてるわけでもないのに、
日本に対する強気な姿勢だけで高い支持率を誇る大統領だとか…
まぁ、その点から言えば、日本も変わらないわけですが、
ようやくアメリカが本気で怒っていることに気付いたのか、最近は少々トーンダウン、
にも関わらず、空気の読めない発言をする輩がいるし。
どこも同じような人間はいるもんです。


◆ライオンズネタ オープン戦が終了
最後2試合は打線が繋がったものの、打ったのは横浜投手陣だけ、
正直言って不安な気持ちの方が大きいです。
まぁ、調整違法からして開幕ダッシュよりも、終盤重視の調整法でしたからね。
今の時点でキャンプの成否は論じることができません。
ただ、常勝時代のライオンズや戦力が充実した巨人とは違い、
若い選手の多いライオンズなだけに、少々ピントがずれている感じもしていました。

それでも個々の選手の調子は上がっていくでしょうし、
それより問題なのは外国人選手の出来ですよね…
まぁ、オープン戦の時点で成功・失敗を論じるのはナンセンスですが、
先発のレイノルズ投手は期待できそうな感じですが、
ボウデン投手は中継ぎとしては使えそうも抑えとしては疑問符、
ランサム選手は守備に定評あるも、打撃はここまで雰囲気なしと散々…
ウィリアムス投手も調子がいまひとつですし、
戦力が薄くなって必要不可欠な外国人選手がこれでは… 先が思いやられます。

リリーフは十亀投手と西口投手を中継ぎに回したものの、
ここまでキッチリとした形はできないままにオープン戦を終わりましたし、
しばらくは戦いながら、という形が続きそうです。
我慢強く戦わないといけないシーズンになりそうですね…

他球団ではソフトバンク・ロッテ・楽天がなぁ…
シーズンでも新戦力が活躍するかどうかは分かりませんが、
勢いを感じることは確かですよね。

2014年03月17日

なんか

ずいぶん久しぶりに…っていつもどおりか。
トントンとリズム良く行きたかったのですが、ちょっと不幸が多くて…これもゆうかりんのカリスマが下がった影響か…
…関係無いっすね。さーせん。

ストレス発散に東方系の同人買おうと思ったんですが、なんか知らんキャラ増えてますね。
ちんまい本屋とか、なんかピンクい髪の人とか…アカン。もうアカン。
そういやなんか妖夢さんが可愛くなった辺りからゲームしてねぇ。ついでにそれもEXクリアしてない。
咲夜さん自機化で一瞬だけテンション上がりましたが、それも本当に一瞬でした。だって買ってないもん。

そんな感じで老化が進む今日このごろ。さらに春めいてきて一気にテンション落ちました。もう戻らん。間違いない。この時期ってなんかトラウマめいたものがあるんだよね…なんだろう。自分でも分かりません。
花粉症は大丈夫です。杉なんか赤子の頃からの付き合いだし。

で。
テンション低いのもパワー不足が原因だろう、と言うことで、最近筋トレ始めたりしました。
今年の目標にパワー化を追加で。
しかし、どのタイミングが一番効率いいんだろう?食前?食後?就寝前?起床時?
なんか色々意見が分かれてて。


なんか時事ネタでも、と思ったのですが。
ロシアと飛行機怖い。おまんじゅうこわい。違うか。

そういや詐欺犯罪団体から押収した名簿を該当者の存在する自治会に送りつけて注意喚起を促す(要約)的な記事をずいぶん前に見かけましたが、これ考案したヤツと許可したヤツちょっと来い。
自治会のセキュリティのガバガバっぷり知らんのか?
っていうツッコミもあるんですが、それ以前に犯罪が起きてから対策する、警察の体質をそのまま顕した愚策というか、ぶっちゃけ詐欺犯罪の多様化に白旗揚げたんだよな、これ。
ついでに警察のセキュリティも全く信頼出来ないと公言したようなもの。
こういう名簿は、見つけ次第、あるいは解決次第燃やすのが最良だと思うのですが。

光陰矢のごとしという言葉は公の機関にこそ相応しい。

2014年03月03日

黒海動乱

ロシアにしてやられた感がありますね…
今思うと、全てがロシアの思惑通りだったとさえ感じてしまいます。
どこまでがロシアの思惑通りだったのか、全てが用意周到な準備だったのか、
言いようのない不気味さだけが漂いますね…
ロシアのクリミア半島に対する執念を甘く見ていたと言わざるを得ません。

ソチ五輪の開幕・閉幕の記事でも触れたように、
ロシア・ヨーロッパ・中央アジア諸国にとって黒海が世界史の重要拠点です。
黒海とソチの地理的関係は説明した通りで、
ウクライナはちょうどソチの北西対岸に位置する場所、黒海の北端です。
…にも関わらず、ここ数日のニュースではウクライナ情勢の報道はサッパリ、
今日になってようやくニュースで大々的に報じられるようになったという印象です。
あまりにも鈍いと言いますか…
ソチの場所もよく知らずに報道してたんじゃねーのと思わなくもなし。
パラリンピックは大丈夫でしょうか。テロの危険性が格段に増しましたが…

簡単にクリミア半島の情勢を説明すれば、ロシアにとって「不凍湖」として重要で、
ソ連時代は海軍の拠点が置かれていた要所です。
ソ連崩壊時にウクライナと帰属争いになるものの、軍隊の駐留を条件にウクライナ領とされ、
東ヨーロッパとロシアに挟まれる形で、政治的にも不安定な時代が続いています。
近年話題になったことでは、2004年にオレンジ革命が起こり、
その時の大統領選挙で野党候補の顔が毒薬を盛られたのか激変して、話題を呼びました。
(その時の対立候補が今亡命中の大統領なわけですが…)
翌2005年にロシアとウクライナが天然ガスの値段を巡りって争いとなり、
ロシアがパイプラインの供給をカットしたために、
ヨーロッパへの天然ガス輸出も途絶えることとなり、エネルギー問題が発生しました。

こうやって時系列を見ていくと、ロシアは用意周到に準備を進めていた感があります。
中国やバルト3国との国境線画定は東西の不安定要因をなくすためだったのでしょうし、
北方領土問題に前向きな姿勢を見せているのも、このためだったのかもしれません。
ソチオリンピックの開催も、中央アジア進出・南進への足がかりだったとさえ思えます。
プーチン大統領の主張する「ロシア系住民を守るため」という大義名分も、
もはや国境の概念は存在しないことになってしまい、危うい発想です。
逆にそれは民族主義を認めることとなり、多民族国家であるロシア自身を苦しめ、
民族主義的なテロリズムの擁護にも繋がりかねない諸刃の刃となることでしょう。
イスラム世界が展開する中央アジアでは、オバマ政権以降、
アメリカよりもロシアの動きが大きくなっており、
テロのターゲットがアメリカからロシアに変わりつつある印象を受けます。

今後のウクライナ情勢の展開は非常に難しいと思われます。
前述のように、かつてヨーロッパはパイプライン供給カットの被害を受けているだけに、
心情的にはEUとの連携を模索する新政権に同情的な目を向けつつも、
実際のところはロシアと対立したくないという複雑な利害関係が絡んでいます。
昔起こったクリミア戦争のように、NATOが介入するのは難しいと思われます。
そうなると、権益を持たないアメリカの動向が鍵になるわけですが…
アメリカがどこまで踏み込んだ対応を取れるのか、オバマ政権の真価が問われます。

日本にとっても他人事ではなく、対応次第では一気に危うくなる重要な問題です。
とりわけ北方領土問題が前進しかかっているだけに、
日本政府としては良好な関係にあるプーチン政権と対立したくないのが本音でしょう。
かといって、ロシアの民族主義的な理論を肯定してしまえば、
在日朝鮮人や在日中国人等を抱え込んでいる以上、
北朝鮮や中国の侵略行動を容認してしまいかねない危うい理論であって、
とても認められるものではありません。
日本になぞらえて考えれば、反米政権が成立したら沖縄米軍が蜂起して、
占領されたようなものですからね…
政治家はともかくとして、日本国民にとっては許しがたい行動です。
もし、今回のロシアの行動が用意周到なものだったとしたら、
北方領土問題に関してもそのための撒き餌だった可能性が高く、
クリミア半島を手中に収めれば、逆に北方領土に妥協しない可能性があります。

総合して考えると、やはりロシアにしてやられた感が非常に強いです。
国際社会が非難することはできても、実際にその行動を抑止する力が見当たりません。
G7での協調も、ヨーロッパ諸国を中心に足並みが揃わない可能性が高く、
経済制裁等の実効性も疑問符です。
国連も常任理事国のロシアの行動では拒否権の関係上、何もできませんし、
アメリカ一国の踏み込みに期待するしかないという感じですね…

んー、ソチ五輪の閉会式の五輪の輪の不完全さは、今回の動乱を暗示していた、
なんて今になると思っちゃいますね…
ソチ五輪で感じたロシア色の強さも、やはり狙い通りだったのでしょうし、
クリミア半島に止まらず、ロシアの中央アジア進出が進みかねない事態です。
汎スラヴ主義の復活と言われても、おかしくない状況ですよ…
もし、そんなロシアの行動に触発されるように、中国も領土的野心を見せ始めたら…
国際社会の秩序が一変に崩れかねません。
東京五輪が吹っ飛びかねない世界情勢になるでしょうね。五輪の輪が本気で崩壊する。