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東北楽天が日本一に輝く

プロ野球日本シリーズは東北楽天が4勝3敗で読売ジャイアンツを下し、
球団初優勝で初の日本一に輝きました。
今回は私はラジオで流し聞いた程度で、おそらく皆さんの方が詳しいと思うので、
細かい話は置いておくとして、結果的には良い終わり方だったと思います。

まぁ、それにしても巨人打線はサッパリ打てませんでしたねぇ…
4戦目に乱打戦を制して、そのまま勢いに乗るかと思われましたが、そのまま沈黙。
田中・則本投手に加え、優勝決定試合に先発復帰して好調の美馬投手は分かるものの、
ハウザー投手と辛島投手にまで抑えられるとは正直思っていませんでした。
9月末に帯状疱疹を煩って以降、精細を欠いている阿部選手を始め、
若い坂本選手らも勢いに乗れず、いまひとつしっくりこなかった感は否めません。
逆を言えば、楽天バッテリーがそれだけよく抑えていたと言えるのですが…
もう少し試合を盛り上げる意味でも、巨人打線には打って欲しかったですね。

それにしても、第6戦で負けはしたものの、今年の田中投手は神懸かってましたね。
昨年までは1試合の中で変化球・直球の失投でポカをやるイニングがあり、
付け入る隙がそれなりにあったのですが、今年は全くありませんでした。
シーズン無敗で終えるのって凄いですね。
まさに田中投手が楽天の貯金・優勝、日本一を支えたように思えます。
さて、来年は… 本当にメジャーに行くんでしょうかね?
星野監督は完全にそのつもりみたいですが(^^;


◆ライオンズネタ 2014年に向けて
ドラフトが終わったことですし、ここで来季に向けての戦力分析をしようかと。
現段階において、野手で去就が不透明なのが、
FA権取得の片岡選手と外国人選手のヘルマン選手の2人です。
2人ともチームへの愛着はありそうなので、球団の対応次第だと言えそうです。

片岡選手は球団がしっかりと評価さえすれば、残留してくれると見ています。
ただ、過去に打率が重視されて盗塁王をあまり評価されず、
栗山・中村選手に比べてアップ率が抑えられ、
近年は故障に泣かされたこともあって、2人から年俸を大きく引き離されました。
今年も数字だけ見れば、大幅アップを勝ち取れる成績ではないのですが、
片岡選手が試合に出ていた3・4月と9月後半以降はライオンズが快進撃しており、
攻守に安定した成績を残す片岡選手の存在はチームのプラスであることを証明し、
引退したヤクルト・宮本氏のような存在感ある内野手になりつつあります。
そういった面を総合的に考えれば、複数年契約を含めた大型契約もありえるでしょう。
単年でも1億円復帰が相当で、2年3億~3年5億の複数年でも損はないはず、
しっかりとした評価をして、契約を提示すれば残留してくれると思います。

ヘルマン選手に関しては、原因が何なのか、心当たりが多すぎて分かりません(^^;
守備位置をたらい回しにされたことか、シーズン終盤に怪我を押して守らされたことか、、
打順を含めた選手起用法か、それとも仲の良かったオーティズ選手が解雇されたことか、
それともそれとも、ライオンズにはスペイン語通訳がいないことなのか。
まぁ、選手起用に関しては致し方ない面はあるものの、
経費削減でいなくなってしまったスペイン語通訳はもう一度雇用して欲しいです。
育成選手のアブレイユ選手も支配下登録されそうな雰囲気ですし、
今後ドミニカを始めとした中南米選手の拡充を目指すためにも、
言葉で孤独感を覚えないように通訳はしっかりと置いてもらいたいです。

一方の投手では涌井投手と、ウィリアムス投手とサファテ投手の去就が不明。
両外国人投手は欠かせない戦力なので、オファーを出すのは間違いなく、本人次第。
涌井投手に関しては残念ながら悲観的に見ています。
一部報道ではダウン提示がなされた模様で、先発としての評価は当然そうなってしまい、
ライオンズ残留の場合はリリーフでの評価が基本線になってくると思われます。
対する涌井投手は先発へのこだわりが強く、そこを球団選びのポイントにしてますから、
FA宣言した上で残留する見込みは薄いように思われます。
気になる移籍先は在京セ、巨人と横浜が涌井投手の本命でしょう。
交流戦好相性ということもあり、セには自信持っているはず、
両球団ともに先発が不足しているだけに、チャンスはありそうです。


新戦力に目を向けてみますと、
森友哉捕手、山川内野手、金子一内野手、岡田捕手と野手を4人補強しました。
捕手2人、内野手2人ということで、外野手の補強はなされなかったものの、
森選手も山川選手も打撃が売りの選手ですから、外野起用も十分考えられます。
炭谷捕手を始めとするキャッチャー陣、鬼崎・金子侑・永江選手らショート陣、
それだけでなく外野の1枠を争う坂田・大崎・熊代・木村選手らも、
危機感を持ってやっていかなければならないということでしょう。
そういう意味でも、競争心を煽る良い補強ができたと思います。

投手では豊田投手と山口投手、福倉投手と右の本格派3人を指名しました。
先発右腕は揃っているので、基本的にはリリーフ起用になると思われます。
抑え候補の大石投手と増田投手と切磋琢磨してもらいたいですね。
ただ、チームとしては相変わらずの左腕不足、
石井一久投手の引退により、先発左腕は菊地雄星投手一人だけ、
リリーフもウィリアムス投手と契約できなければ、高橋投手一人に。
武隈投手や中崎投手らの成長は勿論のこと、補強を含めて考えて欲しいです。
ただ、どのチームも左腕不足ですからね、その点は厳しいところがあります。


補強に関して、FA封印は正直どうかと思うものの、
伸び盛りの若手が多いだけに、今年に関しては様子見でいいと思います。
でも、近年で優勝したのが、FAで石井一久氏を獲得した2008年なわけで、
FA補強が完全に必要ないとするのはどうかと思います。
あとは投手・野手ともに頼りになるベテラン投手が欲しいところ。
特にリリーフは岡本篤志投手を除けば若い投手ばかり、
実績のあるリリーフ投手が自由契約になったのなら、チャレンジして欲しいです。
野手では右の外野手と代打が補強ポイント、
巨人の谷選手は補強ポイントに合致しており、アタックする価値はあります。
中日の井端選手は渡辺直人選手と被る部分はあるものの、
ショートに明確なレギュラーがいないだけに、アタックしてもいいかもしれません。
勝つためには経験のあるベテランが必ず必要になってきますから、
若返りを図る中でも、貴重なベテラン選手はしっかりと確保して欲しいです。

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