心を失う
最近、少しリアルが忙しくて、日々のニュースさえもチェックできていません。
まぁ、あまり忙しい忙しいと言うのもアレですけど…
そんな日々の中でも、焦らずにゆとりある心を持ちたいものです。
ゆとり、素晴らしい響きです(^^;
◆プロ野球ネタ 混迷する新ポスティングシステム
日米間の球団組織の首脳同士で新ポスティングシステムが内定していたところに、
日本の選手会が「NO」を叩きつけ、交渉の道具にしようとしたところ、
日本の選手会が「とりあえずYES」と答えようとしたら、
今度はアメリカの球団組織が遅すぎると「NO」を叩き付けてきて、
ポスティングシステムは暗礁に乗り上げ始めました。
まず、日本の選手会ですが、日本側のメリットが少ないという主張は分かるも、
大金が動く可能性がある以上、それなりの不自由を覚悟する必要はあります。
行きたい球団があるなら、FAまで待てばいいわけですし、
ポスティングは一足早くメジャーに行って、
メジャーでFA権を獲得して自由に移籍する、そういう人のための制度でしょう。
問題の多い制度ではあるものの、多少の不利は受け入れざるを得ないかと。
それよりも問題なのは、オフシーズンになってから反対の姿勢を示し、
かつ、選手会で意思統一がなされず、各球団の選手会長も知らないは問題です。
選手会の事務局の一存で決めた節があり、
それが結果として選手に不利益をもたらしたとすれば、何のための選手会か、
FA権の短縮を目論んで交渉材料にしたのかもしれませんが、
今回は選手の足を引っ張っただけの結果に終わった感じがしますね。
一方のアメリカの球団組織の「NO」はどこまで本気だったのか。
日本の対応に焦れて脅しをかけるつもりが、
タイミング悪く決まりそうなところで脅しが届いてしまったため、
脅しではなく本気だと取られてしまった、そんな雰囲気もあります。
ただ、経緯として当初はMLBの要望で落札額は2位の球団の額だったものが、
NPBの要望で1位と2位の中間まで引き上げられただけに、
楽天・田中投手の100億円とも言われる入札額を前に、
入札額の圧縮を求める声が強まった可能性はあります。
なんにせよ、一番の被害者は楽天・田中投手であることは間違いないわけで…
一体、どう収集つけるんでしょうね。
一応、アメリカ側のメンツを立てれば、収集が付きそうな雰囲気はありますが…
そのメンツを立てることが、さらなる譲歩に繋がってしまえば、
最悪としか言いようがありませんね…
◆ライオンズネタ FA選手の動向はどうなる?
現時点でFA市場の鍵を握っているのは、中日からFA宣言した中田投手。
投手補強を狙っている巨人とソフトバンクを始め、多くの球団が注目し、
Cランクということで、人的補償等が必要なく、
さらに通常の1球団2選手までの数にカウントされないため、
今オフに最大3人のFA補強ができることになります。
投手補強を目論む巨人としては、中田投手が獲得できれば、
さらに投手と野手、1人ずつ補強できますから、
片岡選手の獲得に全力を尽くすことができます。
逆に、他球団に取られた場合は、投手2人の獲得も想定せねばならず、
片岡選手の獲得に関してはトーンダウンする可能性があります。
楽天の3年4億5000万円という条件は高いとは言えず、
藤田・松井稼頭央選手というレギュラーもいるだけに、
移籍の可能性は薄いと思われます。
問題はやっぱり巨人でしょう。
涌井投手はロッテ移籍が確実視されてますが、個人的には疑問です。
現状、涌井投手の唯一のお得意様はロッテですからね…
加えて、1歳上の先輩・成瀬投手がエースを張っているのも気になります。
2人の関係って実際どうなんでしょうかね? 結構複雑だと思うのですが。
涌井投手がエース待遇で迎えられれば、成瀬投手は面白くないでしょうし、
逆に成瀬投手が明確にエースと定められれば、涌井投手は面白くない。
どこか両雄並び立たずの雰囲気があり、プラスに働かない可能性が強いです。
中田投手や大竹投手が巨人以外を選んだ場合は、
巨人が獲得に乗り出すかもしれないだけに、それ待ちじゃないですかねぇ。